2026年大会の結果を把握するには、グループリーグ72試合と決勝トーナメント32試合を分けて見ると分かりやすい。
以下は、FIFAの試合結果資料と大会終了後の試合記録を基に整理した全104試合のスコアだ。PK戦に進んだ試合は、通常の試合結果とPK戦の勝者を併記する。
グループリーグ全72試合グループA
- メキシコ 2-0 南アフリカ
- 韓国 2-1 チェコ
- チェコ 1-1 南アフリカ
- メキシコ 1-0 韓国
- チェコ 0-3 メキシコ
- 南アフリカ 1-0 韓国
グループB
- カナダ 1-1 ボスニア・ヘルツェゴビナ
- カタール 1-1 スイス
- スイス 4-1 ボスニア・ヘルツェゴビナ
- カナダ 6-0 カタール
- スイス 2-1 カナダ
- ボスニア・ヘルツェゴビナ 3-1 カタール
グループC
- ブラジル 1-1 モロッコ
- ハイチ 0-1 スコットランド
- スコットランド 0-1 モロッコ
- ブラジル 3-0 ハイチ
- スコットランド 0-3 ブラジル
- モロッコ 4-2 ハイチ
グループD
- アメリカ 4-1 パラグアイ
- オーストラリア 2-0 トルコ
- アメリカ 2-0 オーストラリア
- トルコ 0-1 パラグアイ
- トルコ 3-2 アメリカ
- パラグアイ 0-0 オーストラリア
グループE
- ドイツ 7-1 キュラソー
- コートジボワール 1-0 エクアドル
- ドイツ 2-1 コートジボワール
- エクアドル 0-0 キュラソー
- エクアドル 2-1 ドイツ
- キュラソー 0-2 コートジボワール
グループF
- オランダ 2-2 日本
- スウェーデン 5-1 チュニジア
- オランダ 5-1 スウェーデン
- チュニジア 0-4 日本
- チュニジア 1-3 オランダ
- 日本 1-1 スウェーデン
グループG
- ベルギー 1-1 エジプト
- イラン 2-2 ニュージーランド
- ベルギー 0-0 イラン
- ニュージーランド 1-3 エジプト
- ニュージーランド 1-5 ベルギー
- エジプト 1-1 イラン
グループH
- スペイン 0-0 カーボベルデ
- サウジアラビア 1-1 ウルグアイ
- スペイン 4-0 サウジアラビア
- ウルグアイ 2-2 カーボベルデ
- カーボベルデ 0-0 サウジアラビア
- ウルグアイ 0-1 スペイン
グループI
- フランス 3-1 セネガル
- イラク 1-4 ノルウェー
- フランス 3-0 イラク
- ノルウェー 3-2 セネガル
- ノルウェー 1-4 フランス
- セネガル 5-0 イラク
グループJ
- アルゼンチン 3-0 アルジェリア
- オーストリア 3-1 ヨルダン
- アルゼンチン 2-0 オーストリア
- ヨルダン 1-2 アルジェリア
- アルジェリア 3-3 オーストリア
- ヨルダン 1-3 アルゼンチン
グループK
- ポルトガル 1-1 コンゴ民主共和国
- ウズベキスタン 1-3 コロンビア
- ポルトガル 5-0 ウズベキスタン
- コロンビア 1-0 コンゴ民主共和国
- コロンビア 0-0 ポルトガル
- コンゴ民主共和国 3-1 ウズベキスタン
グループL
- イングランド 4-2 クロアチア
- ガーナ 1-0 パナマ
- イングランド 0-0 ガーナ
- パナマ 0-1 クロアチア
- パナマ 0-2 イングランド
- クロアチア 2-1 ガーナ
6月28日から7月4日にかけて行われたラウンド32では、従来の大会にはなかった新たな淘汰戦が展開された。
| 対戦 | 結果 |
|---|---|
| 南アフリカ vs カナダ | 0-1 |
| ブラジル vs 日本 | 2-1 |
| ドイツ vs パラグアイ | 1-1(PK3-4) |
| オランダ vs モロッコ | 1-1(PK2-3) |
| コートジボワール vs ノルウェー | 1-2 |
| フランス vs スウェーデン | 3-0 |
| メキシコ vs エクアドル | 2-0 |
| イングランド vs コンゴ民主共和国 | 2-1 |
| ベルギー vs セネガル | 3-2(延長) |
| アメリカ vs ボスニア・ヘルツェゴビナ | 2-0 |
| スペイン vs オーストリア | 3-0 |
| ポルトガル vs クロアチア | 2-1 |
| スイス vs アルジェリア | 2-0 |
| オーストラリア vs エジプト | 1-1(PK2-4) |
| アルゼンチン vs カーボベルデ | 3-2 |
| コロンビア vs ガーナ | 1-0 |
特に注目されたのは、ドイツとオランダの敗退だ。ドイツはパラグアイと1-1で引き分けた後、PK戦で3-4と敗れた。オランダもモロッコとの1-1からPK戦で2-3と敗退している。
一方、アルゼンチンはカーボベルデとの接戦を3-2で制し、優勝への第一歩を踏み出した。
ラウンド16・全8試合| 対戦 | 結果 |
|---|---|
| カナダ vs モロッコ | 0-3 |
| パラグアイ vs フランス | 0-1 |
| ブラジル vs ノルウェー | 1-2 |
| メキシコ vs イングランド | 2-3 |
| ポルトガル vs スペイン | 0-1 |
| アメリカ vs ベルギー | 1-4 |
| アルゼンチン vs エジプト | 3-2 |
| スイス vs コロンビア | 0-0(PK4-3) |
ベスト16では、ブラジルがノルウェーに敗れたことが大きな話題となった。開催国メキシコもイングランドとの接戦を2-3で落とし、ここで大会を終えている。
スペインはポルトガルとの強豪対決を1-0で制し、準々決勝へ進出した。
準々決勝・全4試合| 対戦 | 結果 |
|---|---|
| フランス vs モロッコ | 2-0 |
| スペイン vs ベルギー | 2-1 |
| ノルウェー vs イングランド | 1-2 |
| アルゼンチン vs スイス | 3-1 |
準々決勝では、モロッコの快進撃がフランスによって止められた。カタール大会で歴史的なベスト4入りを果たしたモロッコは、今大会でも準々決勝まで進出したが、フランスに0-2で敗れた。
スペインはベルギーを2-1で退け、イングランドも延長戦の末にノルウェーを2-1で下した。
アルゼンチンはスイスを3-1で破り、準決勝へ駒を進めている。
準決勝・3位決定戦・決勝| 試合 | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|
| 準決勝 | フランス vs スペイン | 0-2 |
| 準決勝 | イングランド vs アルゼンチン | 1-2 |
| 3位決定戦 | フランス vs イングランド | 4-6 |
| 決勝 | スペイン vs アルゼンチン | 1-0(延長) |
ここまでの16試合が決勝トーナメントの残りの結果だ。グループリーグ72試合と合わせて、合計104試合となる。FIFAの公式試合記録でも、各ラウンドの結果が確認できる。
【決勝スペイン対アルゼンチン】延長106分のゴールが世界王者を決めた

2026年7月19日、ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアムで行われた決勝は、スペインとアルゼンチンという欧州・南米の強豪同士の対決となった。
アルゼンチンは前回大会の王者。リオネル・メッシを中心に連覇を狙うチームだった。一方、スペインは2010年南アフリカ大会以来、2度目の優勝を目指していた。
試合は90分間で決着がつかず、0-0のまま延長戦へ突入した。
フェラン・トーレスが106分に決勝ゴール均衡を破ったのはスペインのフェラン・トーレスだった。
延長106分、ニコ・ウィリアムズがペドロ・ポロのクロスを頭で落とすと、トーレスがファーストタッチのシュートをゴールに突き刺した。
スペイン 1-0 アルゼンチン(延長戦)
FIFAの公式試合レポートによると、この106分のゴールが決勝唯一の得点となった。アルゼンチンのGKエミリアーノ・マルティネスは試合を通じて好セーブを見せたものの、最後はスペインの攻撃を止められなかった。
スペインは2010年大会以来、16年ぶりとなる世界一を獲得。歴史上2度目のワールドカップ優勝を達成した。
スペイン優勝を支えた3つのポイント1. 大会を通じた失点の少なさ
スペインは全8試合を通じて失点がわずか1。決勝でもアルゼンチンを無得点に抑えた。攻撃的なサッカーだけでなく、守備の安定性が際立っていた。
2. 決勝までの強豪撃破
決勝トーナメントでオーストリア、ポルトガル、ベルギー、フランスを倒した。決勝進出までに同じ欧州の強豪国を次々と退けており、優勝に至る道のりは決して平坦ではなかった。
3. 途中出場選手が結果を出したこと
決勝の決勝点を挙げたフェラン・トーレスは途中出場からチームを救った。先発メンバーだけでなく、交代選手が試合を決められる選手層の厚さも、長期大会では大きな武器となる。
3位決定戦はイングランドがフランスに6-4で勝利決勝の前日、7月18日に行われた3位決定戦では、イングランドとフランスが対戦した。
試合は両チームが点を取り合う激しい展開となり、最終スコアはイングランド6-4フランス。イングランドが3位を獲得した。
特に目立ったのがブカヨ・サカだ。FIFAの大会総括によれば、サカはこの試合でハットトリックを記録した。
イングランドにとっては1966年の自国開催大会で優勝して以来、最高の成績となった。準決勝でアルゼンチンに敗れた悔しさを、最後の試合で晴らした形だ。
【2026年W杯最終順位】スペイン、アルゼンチン、イングランドの上位3カ国
FIFAが2026年7月20日に発表した最終順位では、スペインが1位、アルゼンチンが2位、イングランドが3位となった。
最終順位トップ8| 順位 | 国名 | 最終成績 |
|---|---|---|
| 1位 | スペイン | 優勝 |
| 2位 | アルゼンチン | 準優勝 |
| 3位 | イングランド | 3位決定戦勝利 |
| 4位 | フランス | 4位 |
| 5位 | ノルウェー | 準々決勝敗退 |
| 6位 | ベルギー | 準々決勝敗退 |
| 7位 | モロッコ | 準々決勝敗退 |
| 8位 | スイス | 準々決勝敗退 |
9位以下にはメキシコ、コロンビア、ブラジル、アメリカ、ポルトガル、カナダ、エジプト、パラグアイなどが続いた。
なお、同じラウンドで敗退したチームは、単純にラウンドの進出状況だけで順位が決まるわけではない。
FIFAの最終順位決定では、次の基準が適用された。
1. 全試合の勝ち点
2. 全試合の得失点差
3. 全試合の総得点
4. それでも同じ場合は同順位
PK戦に進んだ試合は、順位計算上は引き分けとして扱われる。したがって、決勝トーナメントでPK戦に勝ったチームが、必ずしも勝ち点の面で大きく上回るとは限らない。
歴代ワールドカップ優勝国と優勝回数2026年のスペイン優勝によって、歴代優勝国の勢力図にも変化が加わった。
| 国名 | 優勝回数 | 優勝した主な大会 |
|---|---|---|
| ブラジル | 5回 | 1958、1962、1970、1994、2002 |
| ドイツ | 4回 | 1954、1974、1990、2014 |
| イタリア | 4回 | 1934、1938、1982、2006 |
| アルゼンチン | 3回 | 1978、1986、2022 |
| フランス | 2回 | 1998、2018 |
| ウルグアイ | 2回 | 1930、1950 |
| スペイン | 2回 | 2010、2026 |
| イングランド | 1回 | 1966 |
※ドイツの優勝回数には西ドイツ時代の記録を含む。
ブラジルは依然として歴代最多の5回。ドイツとイタリアが4回、アルゼンチンが3回で続く。
スペインは2026年の優勝によって、フランスやウルグアイと並ぶ2回目の世界一を達成した。
FIFAの歴代優勝国資料と大会アーカイブでも、1930年の第1回大会から2026年大会までの優勝記録が整理されている。
【W杯トーナメント】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年W杯の決勝トーナメントは何カ国で行われた?
A1:32カ国で行われた。12グループの上位2カ国、合計24カ国と、各グループ3位の成績上位8カ国が進出した。
Q2:2026年W杯の優勝国はどこ?
A2:スペイン。2026年7月19日の決勝でアルゼンチンを延長戦の末に1-0で破った。フェラン・トーレスが106分に決勝ゴールを決めた。
Q3:2026年W杯の3位決定戦の結果は?
A3:イングランドがフランスに6-4で勝利した。ブカヨ・サカがハットトリックを記録し、イングランドが3位となった。
Q4:2026年W杯は全部で何試合行われた?
A4:全104試合。グループリーグ72試合と決勝トーナメント32試合で構成された。
Q5:日本代表はどこまで勝ち進んだ?
A5:日本はグループFを戦い、オランダと2-2、チュニジアに4-0、スウェーデンと1-1という結果を残した。決勝トーナメントのラウンド32ではブラジルに1-2で敗れ、ベスト32で大会を終えた。
Q6:2026年W杯で初めて導入された仕組みは?
A6:48カ国制への拡大に伴うラウンド32の導入だ。従来の32カ国制ではラウンド16から決勝トーナメントが始まっていたが、2026年大会では32カ国が参加する最初のノックアウトラウンドが設けられた。
2026年のFIFAワールドカップは、48カ国・12グループ制という新しい大会方式によって、従来とは異なる勝ち上がりの構図を生み出した。
全104試合の頂点に立ったのはスペイン。決勝ではアルゼンチンを延長戦の末に1-0で下し、フェラン・トーレスの106分のゴールによって2度目の世界一を達成した。
一方、イングランドはフランスとの3位決定戦を6-4で制し、1966年以来となる好成績を収めた。モロッコやノルウェーなど、従来の強豪国以外にも存在感を示すチームが現れたことも大会の特徴だった。
【プロの結論】トーナメント表を見るときに押さえたい3つの判断基準第一に、グループリーグの順位だけで実力を判断しないこと。
3位からでも決勝トーナメントに進めるため、グループ順位と最終順位は必ずしも一致しない。
第二に、ラウンド32以降の対戦相手を確認すること。
同じベスト16進出でも、どの強豪を倒して勝ち上がったかによってチームの評価は変わる。スペインがポルトガル、ベルギー、フランスを破った経路は、その典型だ。
第三に、スコアだけでなく試合内容も見ること。
PK戦、延長戦、終盤の決勝点など、ノックアウト方式では90分間の結果だけでは読み取れないドラマがある。
2026年大会は、参加国の増加によって世界各地域の代表が競う機会を広げる一方、優勝までに必要な試合数も増やした。スペインの優勝は、個々のスター選手の能力だけでなく、8試合を戦い抜く選手層、戦術の柔軟性、守備の完成度がタイトル獲得に直結することを示した。
次回大会以降のワールドカップを楽しむ際にも、グループリーグの突破条件、決勝トーナメントの組み合わせ、勝ち上がりの経路をセットで確認することが、試合の本当の価値を理解する近道になる。