2019年7月26日に日本公開された映画『ペット2』。イルミネーション・エンターテインメントが手がけた人気アニメーション映画の続編で、日本語吹き替え版にはバナナマンの設楽統と日村勇紀をはじめ、佐藤栞里、永作博美、宮野真守、梶裕貴、沢城みゆき、中尾隆聖ら豪華な顔ぶれが集結した。加えて、内藤剛志や伊藤沙莉といった新キャストも加わっている。
2026年現在、改めて注目したいのは、キャラクターと声優の対応だけではない。前作から同じ役を演じ続ける出演者、宮野真守のように別の役でシリーズに戻ってきた出演者、そして続編から初参加した出演者には、それぞれ異なる背景がある。原語版の声優との比較も含め、日本語吹き替え版の全体像を整理する。
【主要キャスト10名】『ペット2』の日本語吹き替え声優一覧

『ペット2』の日本語吹き替え版で中心となるのは、マックス、デューク、ケイティ、クロエ、ルースター、デイジー、セルゲイ、ノーマン、ギジェット、スノーボールの10キャラクターだ。
フジテレビの作品情報でも、以下の日本語吹き替えキャストが紹介されている。
マックス役:設楽統(バナナマン)主人公マックスを演じるのは、お笑いコンビ・バナナマンの設楽統。
マックスは飼い主ケイティに愛されて暮らすテリア系の犬。心配性で少し臆病な性格だが、家族や仲間を大切にする優しさを持っている。
続編ではケイティに赤ちゃんのリアムが誕生したことで、マックスの生活が大きく変化する。リアムを守ろうとするあまり、不安を募らせてしまうのだ。
設楽は前作からマックス役を続投。主人公の親しみやすさを引き継ぎながら、新しい家族を迎えたマックスの心境の変化を表現している。
デューク役:日村勇紀(バナナマン)マックスの相棒である大型犬デュークを演じるのは、バナナマンの日村勇紀。
デュークは体が大きく、マックスとは対照的なおおらかさを持つ犬。2匹の掛け合いはシリーズの大きな魅力だ。
続編でも設楽と日村のコンビによる掛け合いが健在。お互いの性格の違いがコミカルな場面を生み出している。
ケイティ役:佐藤栞里マックスとデュークの飼い主ケイティを演じるのは、モデル・タレントの佐藤栞里。
続編ではケイティが結婚し、赤ちゃんのリアムが誕生する。マックスにとっては、これまでとは異なる家族関係が始まることになる。
佐藤は前作から続投し、物語の中心となる家族の変化を支える役割を担っている。
クロエ役:永作博美猫のクロエを演じるのは女優の永作博美。
クロエはマックスたちと同じアパートに暮らす猫で、マイペースかつ少しツンデレな性格が特徴だ。
続編では、マックスの大切なおもちゃを探すギジェットを手助けする。猫らしい気まぐれさと独特の存在感が見どころとなっている。
永作も前作からの続投組だ。
ルースター役:内藤剛志続編から登場する重要キャラクター、農場犬ルースターを演じるのは内藤剛志。
ルースターは農場を守る威厳ある犬で、マックスが成長するきっかけを与える存在だ。
都会で暮らしてきたマックスにとって、農場は慣れない環境。そこで出会うルースターは、マックスに新しい考え方を教えていく。
原語版の担当はハリウッド俳優のハリソン・フォード。内藤がこの役を担当したことは、日本語版の大きな注目ポイントとなった。
デイジー役:伊藤沙莉シーズー犬の女の子デイジーを演じるのは伊藤沙莉。
デイジーはスノーボールに協力を求め、サーカス団に捕らわれたホワイトタイガーの赤ちゃん・フーを救出しようとする。
伊藤は本作で声優に初挑戦。新キャラクターを担当するキャストとして、続編の新鮮さを担っている。
セルゲイ役:宮野真守悪徳サーカス団長セルゲイを演じるのは宮野真守。
セルゲイは物語の敵役で、ホワイトタイガーのフーを捕らえている人物だ。ペットたちの冒険に緊張感を与える存在でもある。
宮野は前作にも出演していたが、担当キャラクターはタカのタイベリアスだった。今回は同じシリーズに別の役で戻ってきたという珍しいケースだ。
ノーマン役:梶裕貴モルモットのノーマンを演じるのは梶裕貴。
ノーマンは陽気で忘れっぽいところが魅力のキャラクター。前作に引き続き、続編でも活躍する。
続編ではギジェットのミッションにも関わり、小さな体を生かした行動が見どころになる。
ギジェット役:沢城みゆき白いポメラニアンのギジェットを演じるのは沢城みゆき。
ギジェットはマックスに好意を寄せる犬で、彼から預かった大切なおもちゃをなくしてしまう。
そのおもちゃを探すため、クロエたちと協力することになる。続編では猫のように振る舞う場面もあり、前作とは異なる表情を楽しめる。
スノーボール役:中尾隆聖元ペット軍団のリーダーだった白いうさぎ、スノーボールを演じるのは中尾隆聖。
前作ではペットたちを率いる存在だったスノーボールだが、続編では飼い主に愛されるペットとなっている。
今回はヒーローに憧れるキャラクターとして登場し、デイジーとともにフーの救出作戦に挑む。
中尾の個性的な声によるコミカルな演技も、作品の見どころの一つだ。
【声優とキャラクターの対応表】原語版キャストとの違いも比較
『ペット2』の吹き替え版を楽しむなら、日本語版と原語版の担当者を比較しておきたい。
原語版には、パットン・オズワルト、ケヴィン・ハート、ハリソン・フォードなど、映画やコメディーで知られる俳優・タレントが参加している。
主要10キャラクターの対応は次のとおり。
| キャラクター | 日本語吹き替え | 原語版の声優 |
|---|---|---|
| マックス | 設楽統 | パットン・オズワルト |
| デューク | 日村勇紀 | エリック・ストーンストリート |
| ケイティ | 佐藤栞里 | エリー・ケンパー |
| クロエ | 永作博美 | レイク・ベル |
| ルースター | 内藤剛志 | ハリソン・フォード |
| デイジー | 伊藤沙莉 | ティファニー・ハディッシュ |
| セルゲイ | 宮野真守 | ニック・クロール |
| ノーマン | 梶裕貴 | クリス・ルノー |
| ギジェット | 沢城みゆき | ジェニー・スレイト |
| スノーボール | 中尾隆聖 | ケヴィン・ハート |
特に注目したいのは、ルースター役の組み合わせだ。日本語版は内藤剛志、原語版はハリソン・フォードという、異なる演技経験を持つ俳優が同じキャラクターを表現している。
また、セルゲイ役の宮野真守とニック・クロール、デイジー役の伊藤沙莉とティファニー・ハディッシュという組み合わせも興味深い。
主要10名以外の吹き替えキャスト作品の吹き替えクレジットには、主要10名以外にも多くの出演者が名を連ねている。
吹替キングダムに掲載されたキャスト情報によると、主な追加出演者は以下のとおり。
- ポップス:銀河万丈
- バディ:青山穣
- メル:かぬか光明
- チャック:木村昴
- リアム:井上一輝
- 猫おばさん:京田尚子
- モリー:松井暁波
- シェップ:遠藤純一
- 首領オオカミ:髙木俊
- ピクルス:川井田夏海
- プリンセス:南條愛乃
- タイニー:藤原夏海
- コットン:須田祐介
- クロエ飼い主:神代知衣
- モリー父:落合弘治
- おびえる犬:斎藤寛仁
- 痩せ猫:佐藤せつじ
- ハムスター:こばたけまさふみ
- 心配犬:金城大和
- ヤミー:廣田悠美
- 美少女ウサギ:山田唯菜
- 感嘆猫:小若和郁那
つまり、よく紹介される10名は物語の中心となる主要キャストであり、日本語吹き替え版全体では、さらに多くの出演者が参加している。
【前作からの続投と新キャスト】何が変わった?
『ペット2』の日本語吹き替え版で興味深いのは、前作のキャストを大切にしながら、新しいキャラクターに合わせた出演者を追加していることだ。
2016年公開の前作から3年を経て制作された続編では、主要なペットたちの関係性を維持しながら、農場やサーカス団という新しい舞台が加わった。
前作から同じ役で続投したキャスト以下の出演者は、前作に引き続き同じキャラクターを担当している。
- 設楽統:マックス
- 日村勇紀:デューク
- 佐藤栞里:ケイティ
- 永作博美:クロエ
- 沢城みゆき:ギジェット
- 梶裕貴:ノーマン
- 中尾隆聖:スノーボール
これらのキャラクターはシリーズの中心を担っており、続編でも前作からの関係性が引き継がれている。
新キャラクターで参加したキャスト続編で新たに登場するキャラクターには、次の出演者が起用された。
内藤剛志:ルースター
農場犬としてマックスの成長を促す重要な役。原語版ではハリソン・フォードが担当している。
伊藤沙莉:デイジー
スノーボールとともにフーの救出に挑むシーズー犬。伊藤にとって本作は声優初挑戦となった。
宮野真守は続投なのに役が違う?ここは検索する読者が間違えやすいポイントだ。
宮野真守は前作でタカのタイベリアスを演じていた。しかし、タイベリアスは『ペット2』には登場しない。
そのため、宮野は新キャラクターのセルゲイ役として再参加した。
2019年6月24日の吹き替え版完成会見では、宮野自身も別の役で戻ってきたことを喜び、話題を集めた。
つまり、宮野真守はシリーズからの続投出演者ではあるものの、担当キャラクターは変更されている。
この違いを理解しておくと、前作と続編のキャスト構成がより分かりやすくなる。
【原語版と日本語版の違い】マックス役の声優変更にも注目
日本語吹き替え版と原語版の比較では、マックス役にも注目したい。
日本語版では前作に引き続き設楽統が担当している一方、原語版では前作と続編で担当者が変わっている。
前作『ペット』でマックスを演じたのはルイ・C・K。続編ではパットン・オズワルトが担当した。
この変更は、日本語版と原語版で異なるキャスティングの経緯を持つことを示している。
日本語版は設楽統が続投することで、シリーズを通したマックスの声のつながりを保っている。
一方、原語版はパットン・オズワルトによる新しいマックスの表現が加わった。
また、ルースター役のハリソン・フォードは、本作がアニメーション映画での声優出演として初めての作品だったことでも注目された。
吹き替え版と字幕版、どちらがおすすめ?両方にはそれぞれ異なる楽しみ方がある。
日本語吹き替え版がおすすめの人
- 設楽統と日村勇紀の掛け合いを楽しみたい人
- 宮野真守、梶裕貴、沢城みゆきらの声を楽しみたい人
- 子どもと一緒に映像に集中して鑑賞したい人
- 前作から続く日本語キャストの雰囲気を楽しみたい人
字幕版がおすすめの人
- パットン・オズワルトのマックスを聞いてみたい人
- ハリソン・フォードのルースターを楽しみたい人
- ケヴィン・ハートやティファニー・ハディッシュの演技に興味がある人
- オリジナルの英語音声で作品を味わいたい人
特にシリーズを両方見ている人なら、同じシーンを吹き替え版と字幕版で見比べる楽しみ方もある。
【作品情報とストーリー】声優の演技が光る3つの冒険
『ペット2』は、マックスたちの生活に訪れた変化を軸に、3つの物語が並行して進んでいく。
2019年7月26日に日本公開された本作は、前作から3年後のペットたちを描いた作品だ。
監督はクリス・ルノー、共同監督はジョナサン・デル・ヴァル。脚本はブライアン・リンチが担当している。
1.マックスとデュークの農場での冒険ケイティのもとに赤ちゃんのリアムが誕生し、マックスはリアムを家族の一員として大切に思うようになる。
しかし、リアムを守ろうとする気持ちが強すぎるあまり、マックスは心配性になってしまう。
そこで一家は旅行に出かけ、マックスとデュークは農場犬ルースターと出会う。
ルースターとの交流を通して、マックスは自分自身の不安と向き合っていく。
設楽統のマックスと内藤剛志のルースターによる掛け合いは、このエピソードの大きな見どころだ。
2.ギジェットとクロエのおもちゃ捜索作戦マックスから大切なおもちゃを預かったギジェットは、うっかりそれを猫屋敷に落としてしまう。
責任を感じたギジェットは、おもちゃを取り戻すために行動を開始。
そこで頼るのが、猫のクロエだ。
沢城みゆきのギジェットと永作博美のクロエという組み合わせが、物語に独特のコミカルさを加えている。
3.スノーボールとデイジーの救出ミッション前作ではペット軍団を率いていたスノーボールは、続編では飼い主に愛されるうさぎになっている。
そんなスノーボールのもとに現れたのが、シーズー犬のデイジーだ。
デイジーは悪徳サーカス団に捕らわれたホワイトタイガーの赤ちゃん・フーを助けるため、スノーボールに協力を求める。
中尾隆聖のスノーボールと伊藤沙莉のデイジーが繰り広げる冒険は、作品のもう一つの大きな柱となっている。
3つのエピソードは、それぞれ異なるキャラクターを中心に進むが、やがて一つの大きな物語へとつながっていく。
【プロの結論】『ペット2』の吹き替え版はキャストの継続性と新鮮さが魅力
『ペット2』の日本語吹き替え版を評価するうえで、注目したいのは単純な有名人の出演人数ではない。
作品の世界観を支える続投キャストと、新しい物語を盛り上げる新キャストのバランスだ。
設楽統と日村勇紀がマックスとデュークを続けて演じることで、シリーズの基本的な雰囲気が保たれている。
佐藤栞里や永作博美、沢城みゆきらも同じキャラクターを担当し、前作からの連続性を支えている。
一方、内藤剛志のルースターや伊藤沙莉のデイジーは、続編ならではの新しい物語を象徴するキャラクターだ。
そして宮野真守のように、前作とは異なる役柄に挑戦する出演者もいる。
ここに本作のキャスティングの面白さがある。
声優とキャラクターの対応だけを確認するなら主要10名を押さえれば十分だが、作品全体の吹き替えを楽しむなら、追加キャストや原語版との違いにも目を向けたい。
『ペット2』の吹き替えに関するよくある質問(FAQ)
Q1:『ペット2』のマックス役の声優は誰?
A1:日本語吹き替え版では、バナナマンの設楽統が担当している。前作からの続投で、主人公マックスの声を演じている。
Q2:デューク役は誰が担当している?
A2:バナナマンの日村勇紀が担当している。マックス役の設楽統とのコンビによる掛け合いも見どころだ。
Q3:宮野真守は前作と同じキャラクターを演じている?
A3:異なる。前作ではタカのタイベリアスを担当したが、『ペット2』では悪徳サーカス団長セルゲイを演じている。
Q4:内藤剛志と伊藤沙莉は何役?
A4:内藤剛志は農場犬ルースター、伊藤沙莉はシーズー犬デイジーを担当している。2人とも続編からの新キャストだ。
Q5:スノーボールの吹き替え声優は誰?
A5:中尾隆聖が担当している。前作に引き続き、白いうさぎのスノーボールを演じている。
Q6:『ペット2』の原語版でマックスを演じているのは誰?
A6:パットン・オズワルト。前作ではルイ・C・Kが担当していたが、続編では交代している。
Q7:『ペット2』の吹き替え声優は10人だけ?
A7:主要キャラクターの声優は10名だが、実際には銀河万丈、青山穣、木村昴、井上一輝、京田尚子など、多数の追加出演者が参加している。
映画『ペット2』の日本語吹き替え版は、設楽統と日村勇紀を中心に、前作からの続投組と新しい出演者が集まった作品だ。
主要キャストを整理すると、マックス役は設楽統、デューク役は日村勇紀、ケイティ役は佐藤栞里、クロエ役は永作博美、ルースター役は内藤剛志、デイジー役は伊藤沙莉となる。
加えて、セルゲイ役の宮野真守、ノーマン役の梶裕貴、ギジェット役の沢城みゆき、スノーボール役の中尾隆聖も物語を盛り上げている。
特に押さえておきたいのは、宮野真守が前作のタイベリアスから続編のセルゲイへと役を変更して参加している点だ。
2026年に改めて鑑賞する場合も、声優とキャラクターの対応を知ってから見ると、作品の楽しみ方が広がる。
吹き替え版なら日本語キャストの掛け合いを、字幕版ならハリソン・フォードやケヴィン・ハートら原語版キャストの演技を楽しめる。前作を見た人はもちろん、初めてシリーズに触れる人にも、ペットたちの個性豊かな冒険を味わってほしい。
参照資料:フジテレビの作品・出演者情報、吹替キングダムの日本語吹き替えクレジット、MANTANWEBのキャスト発表・作品紹介、ユニバーサル・ピクチャーズの作品情報を参照。