『To LOVEる―とらぶる―』は、2006年から2009年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された作品です。その後、続編にあたる『To LOVEる―とらぶる― ダークネス』が2010年から2017年まで『ジャンプSQ.』で連載されました。
両作品はそれぞれコミックス全18巻で完結しています。つまり、通常のジャンプコミックス版でシリーズを最初から最後まで読む場合、合計36巻が基本の目安です。
週刊少年ジャンプ掲載
結城リトとララの出会いを起点に、恋愛と宇宙規模の騒動を描くシリーズ第1作。
ジャンプSQ.掲載
モモの楽園計画を軸に、ヒロインたちの恋愛感情や金色の闇をめぐる物語を深めた続編。
集英社のコミックス書誌情報では、前作の第1巻は2006年11月2日、第18巻は2010年4月2日に発売されています。ダークネスは第1巻が2011年3月4日、最終第18巻が2017年4月4日発売です。
なお、文庫版やデジタルカラー版など別仕様の刊行物もあります。全巻を探す際は、巻数だけでなく「ジャンプコミックス版」「文庫版」「カラー版」の違いにも注意してください。
2026年に初めて作品に触れる読者にとって、まず理解しておきたいのは、ダークネスが前作の再編集版ではなく、物語を引き継ぐ続編だという点です。
【あらすじを解説】結城リトとララの出会いから始まる恋愛模様

物語の主人公は、恋愛に不器用な高校生・結城リト。彼には中学時代から思いを寄せている同級生の西連寺春菜がいます。しかし、内気な性格もあって、なかなか告白できずにいました。
そんなリトの日常を大きく変えるのが、宇宙からやって来た美少女・ララ・サタリン・デビルークです。
集英社の第1巻の作品紹介によると、リトは春菜に告白しようと決心したものの、突然現れたララに間違えて告白してしまいます。この偶然が、シリーズ全体を動かす最初の出来事になります。
ララは銀河を束ねるデビルーク星の第一王女。明るく天真爛漫な性格で、リトに積極的にアプローチします。一方のリトは、もともと春菜が好きだったため、ララとの関係に戸惑い続けます。
加えて、ララの周囲には宇宙人や王室関係者、個性的な同級生たちが次々と登場。地球での学校生活と宇宙規模のトラブルが交差し、予測不能なラブコメディが展開されます。
この作品の面白さは、単純な三角関係だけにとどまりません。リトが誰かを傷つけたくないと考える優しさや、ヒロインたちがそれぞれ異なる形で恋愛に向き合う姿が、物語の中心にあります。
前作の中心となる3人の関係
結城リト
物語の主人公。春菜に思いを寄せる一方、ララをはじめとする多くのヒロインと関わることになる。恋愛には奥手だが、正義感と優しさを持つ。
ララ・サタリン・デビルーク
デビルーク星の第一王女。リトに好意を寄せ、積極的にアプローチする。発明好きで、彼女の発明品が騒動の原因になることも多い。
西連寺春菜
リトの同級生で、彼が長く思いを寄せている相手。おとなしく清楚な性格だが、実はリトに好意を抱いている。
TBSの公式アニメキャラクター紹介でも、リトの春菜への思い、ララの積極的なアプローチ、春菜自身の恋心が紹介されています。この三者の関係を理解しておくと、続編で恋愛の構図が広がったときにも物語を追いやすくなります。
【登場人物を整理】ダークネスで重要になるヒロインたち
ダークネスでは、前作から登場しているキャラクターに加え、ララの妹たちや新たな宇宙人が物語の中心に加わります。特に重要なのが、モモ、ナナ、金色の闇です。
モモ・ベリア・デビルークララの双子の妹の一人。リトへの好意を持ち、彼を中心としたハーレムを作る「楽園計画」を考案します。
モモの存在によって、ダークネスは単にヒロインが増える作品ではなく、恋愛関係そのものをどう変えていくのかというテーマを持つようになります。
ナナ・アスタ・デビルークモモの双子の妹で、ララの妹でもあります。彩南高校に転入し、地球での生活に加わります。モモとは性格や考え方が異なり、姉妹間のやり取りも作品の見どころです。
金色の闇(ヤミ)宇宙でも危険視される殺し屋として登場したキャラクター。全身を自在に武器へ変える能力を持っています。
当初はリトを標的として地球にやって来ますが、物語が進むにつれて、彼女自身の感情や人間関係にも焦点が当たります。ダークネスでは恋愛面での変化も重要な要素です。
結城美柑リトの妹。家事をこなすしっかり者で、兄の恋愛関係を冷静に見守る存在です。ダークネスでも、ヤミをはじめとした登場人物たちの心情を支える役割を果たします。
ネメシスダークネス後半の物語に関わる重要人物です。リトにハーレム作りを迫る存在として描かれ、終盤の展開にも大きな影響を与えます。
集英社の最終18巻の紹介文でも、ヤミからの告白、ネメシスの登場、モモの選択、リトと春菜の恋の行方が最終盤の重要な要素として挙げられています。
登場人物を整理する際は、単に誰がリトを好きなのかだけでなく、それぞれがどのような事情や価値観を持っているかを見ると、作品の奥行きが理解しやすくなります。
【作者・掲載誌・作品年表】矢吹健太朗と長谷見沙貴の制作体制
『To LOVEる』シリーズを語るうえで欠かせないのが、矢吹健太朗と長谷見沙貴のコンビです。
集英社の単行本書誌情報では、矢吹健太朗が著者・漫画担当、長谷見沙貴が原作担当として記載されています。電子版などでは漫画・脚本という表記も使われています。
矢吹健太朗の作画は、キャラクターの表情や動作を細かく描き分け、コメディのテンポと華やかなビジュアルを両立させています。長谷見沙貴の物語構成と組み合わさることで、個性的なヒロインたちが登場する群像ラブコメディが成立しています。
シリーズの主な年表と人物・作品の関係この年表から分かるのは、作品が掲載誌を移しながら、同じ作者コンビによってシリーズとして展開されてきたことです。
前作の連載終了後、物語の舞台や登場人物を引き継ぎながら、新たな続編としてダークネスが始まりました。集英社の書誌情報でも、両作品の掲載誌がそれぞれ『週刊少年ジャンプ』『ジャンプSQ.』と区別されています。
また、2017年4月4日発売のダークネス第18巻には、シリーズ終盤のエピソードが収録されています。前作の最終巻と続編の最終巻を並べると、リトの恋愛をめぐる物語が長期にわたって描かれてきたことが分かります。
【To LOVEるの読む順番】漫画全巻を迷わず読む方法
初めてシリーズを読む場合、基本的には刊行順に進めるのがおすすめです。複雑な外伝の順番を考える必要はなく、前作18巻からダークネス18巻へ進めば、ストーリーを自然につかめます。
おすすめの読む順番
To LOVEる―とらぶる― 1〜18巻
物語の始まりからリトとヒロインたちの関係を理解する。
To LOVEる―とらぶる― ダークネス 1〜18巻
モモの楽園計画やヤミの心情、物語の結末まで楽しむ。
合計36巻
通常のジャンプコミックス版
中古書店や電子書籍ストアで全巻をそろえる場合、次の3点を確認してください。
- 前作と続編を混同しない: タイトルに「ダークネス」が付くかどうかを確認する。
- 巻数の抜けを確認する: 前作18冊、続編18冊がそろっているか確認する。
- 版の違いを確認する: モノクロ版、デジタルカラー版、文庫版は仕様や収録形式が異なる。
特に注意したいのは、前作の18巻だけをそろえてシリーズ全体を読んだと思ってしまうことです。ダークネスは独立した18巻の続編なので、前作だけでは後半の物語を最後まで追えません。
ダークネスから読み始めても大丈夫?ダークネス第1巻から読むこと自体は可能です。集英社の紹介文にも、リトたちの日常が再び始まり、モモとナナが彩南高校に転入するという続編の導入が記されています。
ただし、リトと春菜の関係やララとの出会い、ヒロインたちがリトと知り合った経緯などは前作で描かれています。人物同士の感情を深く理解したいなら、前作から読む方が適しています。
【原作とダークネスの違い】作風・恋愛・ストーリーを徹底比較
『To LOVEる』と『To LOVEる ダークネス』の大きな違いは、物語の中心となるテーマと、ヒロインたちの心情の描き方です。
前作ではリトとララの出会いを中心に、春菜との三角関係や学校生活、宇宙人たちが引き起こす騒動が描かれます。一方、ダークネスではモモの楽園計画を軸に、ヒロインそれぞれの恋愛感情や葛藤が掘り下げられていきます。
両作品の違いを比較
To LOVEる(前作)
リトとララの出会い、春菜への恋心、宇宙人との騒動など、シリーズの土台を築く作品。
To LOVEる ダークネス(続編)
モモの楽園計画やヤミの心情を中心に、複数のヒロインの思いが複雑に絡み合う。
1. 物語の中心人物と視点
前作はリトとララの出会いが物語の出発点です。ダークネスではモモの存在感が大きくなり、彼女の計画を通してヒロインたちの関係が再構成されていきます。
2. 恋愛関係の描き方
前作ではリトと春菜、ララの関係が重要です。ダークネスでは、ヤミやモモをはじめとするキャラクターの恋愛感情にも深く踏み込みます。
3. ストーリーの方向性
前作は日常のドタバタや宇宙人によるトラブルが物語を動かす大きな要素です。ダークネスは、それに加えて楽園計画やヤミをめぐる物語など、継続的なストーリーの比重が高くなっています。
4. キャラクターの内面描写
前作で登場人物の個性や関係性を知り、続編でその人物たちの感情の変化を追う構成です。特にヤミの心情やモモの考え方は、ダークネスの重要な見どころです。
5. シリーズとしての役割
前作は世界観とキャラクターを紹介する物語、ダークネスはその土台を引き継いで、恋愛関係をさらに掘り下げる物語という違いがあります。
ダークネスは単なるファンサービス作品なのか?この点は、作品を選ぶ際に知っておきたいところです。
ダークネスは、前作と比較してセクシーな描写が目立つ作品です。そのため、ビジュアル面に注目して読み始める人もいるでしょう。
しかし、集英社の第17巻と第18巻の紹介を見ると、ヤミが自分のリトへの気持ちを認める展開や、ネメシスの登場、モモの選択、リトと春菜の恋の行方など、恋愛と物語の決着に関わる要素が描かれています。
したがって、ダークネスを単に前作より刺激的な描写が増えた作品として捉えると、ストーリーの重要な部分を見落とします。ヒロインたちが何を望み、どのような選択をするのかまで追うことが、続編を楽しむポイントです。
【プロの結論】To LOVEる漫画はどんな人におすすめ?
『To LOVEる』シリーズは、ラブコメディとしての楽しさと、複数のヒロインが織りなす恋愛模様を同時に楽しみたい人に向いています。
ただし、前作とダークネスでは作品の重点が異なります。どちらを優先するかは、読者が何を求めているかによって変わります。
こんな人には前作がおすすめ- 結城リトとララの出会いから物語を知りたい。
- 西連寺春菜との恋愛関係を最初から追いたい。
- 明るい学園ラブコメや宇宙人との騒動が好き。
- キャラクター同士の関係が変わっていく過程を楽しみたい。
- モモやナナなど、ララの妹たちが好き。
- 金色の闇の心情や過去に興味がある。
- 複数のヒロインの恋愛感情を深く楽しみたい。
- 前作を読んだうえで、物語の続きを知りたい。
誤解1:ダークネスは前作の続きではなく別作品。
実際には、前作の登場人物と世界観を引き継いだ続編です。前作を読んでから進むことで、キャラクターの関係をより深く理解できます。
誤解2:全18巻なのはダークネスだけ。
前作の『To LOVEる』も全18巻です。通常版では、それぞれ18巻ずつの計36巻がシリーズ全体の目安になります。
誤解3:前作とダークネスは同じ内容。
登場人物や世界観は共通していますが、物語の中心や恋愛の描写には違いがあります。続編ではモモの楽園計画など、新しいテーマが加わっています。
作品選びで迷ったら、まず前作の第1巻を読んでみるのがよいでしょう。リトとララの出会いを知るだけでも、シリーズの基本的な魅力が伝わります。
【To LOVEる漫画に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:To LOVEるの漫画は全部で何巻ありますか?
A1:通常のジャンプコミックス版では、前作『To LOVEる』が全18巻、続編『To LOVEる ダークネス』も全18巻です。合計36巻が基本のシリーズ構成です。
Q2:To LOVEるの漫画はどの順番で読めばいいですか?
A2:前作の『To LOVEる』1〜18巻を読み、その後に『To LOVEる ダークネス』1〜18巻を読むのがおすすめです。登場人物の関係や物語の流れを自然に理解できます。
Q3:To LOVEるの原作とダークネスは何が違いますか?
A3:前作はリトとララの出会いや春菜との恋愛関係を中心とした学園ラブコメディです。ダークネスはモモの楽園計画やヤミの心情など、ヒロインたちの恋愛や内面をより深く描く続編です。
Q4:To LOVEるの作者は誰ですか?
A4:漫画を担当するのは矢吹健太朗、原作を担当するのは長谷見沙貴です。両者のコンビによってシリーズが制作されています。
Q5:To LOVEる ダークネスだけ読んでも楽しめますか?
A5:続編からでも基本的な展開は楽しめます。ただし、リトとララの出会いや春菜との関係、各キャラクターの背景を理解するには、前作から読む方がおすすめです。
Q6:To LOVEるの主人公とメインヒロインは誰ですか?
A6:主人公は結城リトです。ララ・サタリン・デビルークと西連寺春菜が前作の恋愛関係を理解するうえで重要なヒロインです。ダークネスではモモや金色の闇なども大きな存在感を持ちます。
『To LOVEる―とらぶる―』は、矢吹健太朗と長谷見沙貴が手がけた、宇宙規模の騒動と恋愛模様が融合したラブコメディです。
前作では結城リトとララの出会いを中心に、春菜との三角関係や個性豊かな登場人物たちの日常が描かれます。続編の『To LOVEる ダークネス』では、モモの楽園計画やヤミの恋愛感情など、ヒロインたちの内面に踏み込んだ物語が展開されます。
2026年に初めて読むなら、次の順番を覚えておけば迷いません。
前作『To LOVEる』全18巻 → 続編『To LOVEる ダークネス』全18巻
合計36巻。シリーズの世界観から恋愛関係の変化、最終盤の展開まで順番に楽しめます。
作品の魅力は、ヒロインの多さや華やかなビジュアルだけではありません。それぞれのキャラクターが抱える恋心や葛藤、リトとの関係の変化を追うことで、長期シリーズならではの面白さが見えてきます。
まずは前作第1巻から読み始め、リトとララの出会いを楽しんでみてください。その後にダークネスへ進めば、シリーズ全体のつながりと、それぞれのヒロインが持つ魅力をより深く味わえます。