2025年の代表的な出演作として注目したいのが映画『Page30』です。
『Page30』は、2025年4月11日に公開された堤幸彦監督作品です。
唐田えりか、林田麻里、広山詞葉、MAAKIIIという4人の俳優が主演を務め、それぞれ異なる経歴や事情を持つ女優を演じています。
広山詞葉の役名は宮園咲良です。
『Page30』の作品概要- 作品名:『Page30』
- 公開日:2025年4月11日
- 原案・監督:堤幸彦
- 出演:唐田えりか、林田麻里、広山詞葉、MAAKIII
- 広山詞葉の役:宮園咲良
- 音楽:上原ひろみ、中村正人
物語の中心になるのは、30ページの台本を渡された4人の女優たちです。
彼女たちは3日間の稽古を経て、4日目に舞台公演を行うよう告げられます。配役は決まっておらず、演出家や監督もいないという特殊な環境です。
稽古が進むにつれて、それぞれの女優が抱える事情や本音が明らかになっていきます。
この作品の面白さは、単なる舞台裏のドラマではなく、俳優自身のキャリアやプライド、演技に対する葛藤を物語に組み込んでいる点です。
広山詞葉にとっての『Page30』の意味2025年4月のフィガロジャポンのインタビューでは、広山自身が作品の台詞について語っています。
特に、コロナ禍で舞台の仕事を失った経験と、映画『truth~姦しき弔いの果て~』を自主制作した当時の心情が重なったことが印象的です。
彼女は堤幸彦監督の作品に複数参加しており、『Page30』以前にも『truth~姦しき弔いの果て~』などで共同作業を重ねてきました。
『Page30』は、俳優としての広山詞葉だけでなく、演劇の現場を知り、作品を制作する立場も経験している彼女だからこそ、注目したい作品です。
【映画プロデューサーとしての実績】運命屋の受賞歴とtruthの評価

広山詞葉を語るうえで、俳優活動と同じくらい重要なのが映画プロデュースです。
本人は2017年から俳優業と並行してインディーズ映画のプロデュース活動を開始しています。
『今夜新宿で、彼女は、』で映画制作に挑戦2017年公開の短編映画『今夜新宿で、彼女は、』は、広山詞葉が主演だけでなく企画・プロデュースも担当した作品です。
脚本・監督は山田佳奈。
この作品は国内の複数の映画祭で評価されました。
- 第1回渋谷TANPEN映画祭:最優秀主演女優賞
- 第13回山形国際ムービーフェスティバル:船越英一郎賞(最優秀俳優賞)
- 第1回Seisho Cinema Fes:ベストアクトレス賞
俳優として評価を受けるだけでなく、自ら企画した作品を映画祭に送り出した経験は、その後のプロデュース活動の出発点として重要です。
『truth~姦しき弔いの果て~』で主演・プロデュース2022年公開の『truth~姦しき弔いの果て~』では、広山詞葉が主演とプロデュースを担当しました。
監督は堤幸彦。
事故死した男性と関係を持っていた3人の女性が、それぞれの思いや本音をぶつけ合う物語です。
この作品は英国ノースイースト国際映画祭で最優秀コメディー賞を受賞しました。
広山詞葉にとっては、主演俳優として作品の中心に立つだけでなく、制作側として映画を成立させる経験を重ねた重要なプロジェクトです。
『運命屋』でニューヨークの最優秀プロデューサー賞を受賞広山詞葉のプロデューサーとしての実績を象徴する作品が、短編映画『運命屋』です。
2024年公開の同作では、広山が出演とプロデュースを兼任。主演はミッキー・カーチス、監督・脚本は森田と純平が担当しました。
物語の中心となるのは、人間の記憶と命を管理する不思議な女性「運命屋」と、元ミュージシャンの老人です。
広山が演じる運命屋の女性は、老人に対して人生の重大な選択を迫ります。
具体的には、次のようなテーマが描かれています。
- 人間の寿命と人生の選択
- 大切な人の記憶を失うことの意味
- 限られた時間の中で何を大切にするのか
- 人生の終わりと向き合う人間の心情
作品の上映時間は約25分。北海道名寄市で全編撮影された短編映画です。
『運命屋』の受賞歴2024年5月14日、所属事務所のフロム・ファーストプロダクションは、広山詞葉の受賞を発表しました。
ニューヨーク・インディペンデント・シネマアワード 最優秀プロデューサー賞
これは『運命屋』のプロデュースに対する評価です。
加えて、主演のミッキー・カーチスも同作品で最優秀俳優賞を受賞しました。
同年7月には、インターナショナル・ニューヨーク・フィルムフェスティバルでも最優秀女性映画プロデューサー賞を受賞しています。
広山は映画制作の企画段階からミッキー・カーチスに出演を依頼しており、本人のインタビューでは、ミッキーとの作品づくりが『運命屋』の出発点だったことも明かされています。
また、2025年7月からは『運命屋』の配信も始まりました。
広山詞葉の受賞歴を整理| 年 | 作品・映画祭 | 受賞内容 |
|---|---|---|
| 2017年 | 『今夜新宿で、彼女は、』 | 渋谷TANPEN映画祭 最優秀主演女優賞 |
| 2017年 | 同作品 | 山形国際ムービーフェスティバル 船越英一郎賞 |
| 2018年 | 同作品 | Seisho Cinema Fes ベストアクトレス賞 |
| 2021年 | 『truth』 | 英国ノースイースト国際映画祭 最優秀コメディー賞(作品賞) |
| 2024年 | 『運命屋』 | NYインディペンデント・シネマアワード 最優秀プロデューサー賞 |
| 2024年 | 『運命屋』 | インターナショナル・ニューヨーク・フィルムフェスティバル 最優秀女性映画プロデューサー賞 |
| 2024年 | 『ナニカ…』 | Global Indian Film Festival 最優秀女優賞 |
特に注意したいのは、映画祭の受賞には俳優個人への賞と作品・制作部門への賞があることです。
『truth』の最優秀コメディー賞は作品に対する評価であり、『運命屋』の最優秀プロデューサー賞は広山の制作面での実績を評価したものです。
この違いを押さえると、彼女の受賞歴をより正確に理解できます。
【2026年最新情報】広山詞葉の現在の活動と今後の出演予定
2026年11月6日現在、広山詞葉は映画、テレビドラマ、舞台、動画配信作品などで活動しています。
所属事務所の最新プロフィールに掲載された情報を中心に、2026年の動きを整理します。
2026年の映画出演| 作品 | 2026年の情報 |
|---|---|
| 『ミステリー・アリーナ』 | 5月22日公開。堤幸彦監督作品 |
| 『hinata』 | 6月12日公開。堤幸彦監督作品 |
| 『お呂美と珠里右衛門』 | 10月、札幌国際短編映画祭などで上映予定として告知 |
| 『猫オチ(仮)』 | 11月27日~12月3日、アップリンク吉祥寺で1週間限定上映予定 |
『hinata』は、故人・沖村ひなたの葬儀に集まった20人の男女が弔辞を読み上げることで、故人の人物像や人間関係が浮かび上がっていく作品です。
『ミステリー・アリーナ』とともに、堤幸彦監督作品への参加が2026年も続いています。
また、『猫オチ(仮)』は11月27日からの上映予定が発表されており、11月6日時点では今後の注目作品です。
2026年のテレビ・配信作品2026年のテレビ・配信分野では、次の出演情報が確認できます。
- 『DARK13 踊るゾンビ学校』第1話:2026年1月
- フジテレビ『世界で一番怖い答え』内ドラマ「息子」:2026年3月15日
- 『夫婦別姓刑事』第7話:2026年5月26日
- 『おいしいのつくりかた』第1話:2026年10月3日、Prime Videoで独占配信
特に『おいしいのつくりかた』は、2026年10月に新たに公式プロフィールへ掲載された配信作品です。
企画・プロデュース・監督を松重豊が担当しており、広山詞葉も出演者として参加しています。
2026年の舞台出演と今後の予定舞台活動も継続しています。
2026年の主な活動は次のとおりです。
- 2月4日~8日:『熱海殺人事件と売春捜査官』紀伊國屋ホール
- 6月3日~7日:朗読劇『10年後の君へ2026』東京公演
- 6月14日:同朗読劇・名取公演
- 6月20日:同朗読劇・栗原公演
そして、今後の出演予定として注目されるのが次の舞台です。
『縦型ショートカフェ ―大富豪に求婚された清掃員―』
- 日程:2026年12月9日~13日
- 会場:浅草九劇
- 出演:小野健斗、広山詞葉ほか
この公演は、所属事務所が2026年10月15日に出演情報を発表しています。
俳優・プロデューサー・落語家という三つの顔広山詞葉の現在の活動を理解するうえで、もう一つ注目したいのが落語です。
2025年7月のENCOUNTのインタビューでは、俳優、映画プロデューサー、落語家という三つの顔を持つ人物として紹介されました。
落語については、ミッキー・カーチスに師事しています。
芸名はミッキー亭コトハ。
師匠に自身の落語を動画で送り、電話などで指導を受けながら稽古を続けていると語っています。
広山は、俳優の演技と落語の違いについても触れています。
舞台では共演者とのやり取りによって芝居が成立する一方、落語では一人の話芸で観客を感動させなければなりません。
映画制作、舞台、落語という異なる表現方法に挑戦している点は、彼女の活動の幅を示す特徴です。
2026年の映画関連活動も拡大出演以外の活動では、2026年1月に学生短編映画祭FFF-Sの審査員を担当。
加えて、3月7日から4月3日には大阪のシアターエミュで「広山詞葉生誕祭」と題した特集上映も開催されました。
6月には自身の名前を冠したハーブティーパーティーも企画されています。
こうした活動からも、出演者という立場にとどまらず、映画や文化に関する企画を自ら生み出す方向へ活動領域を広げていることが分かります。
【よくある質問】広山詞葉に関するFAQ
Q1:広山詞葉の読み方は何ですか?
A1:広山詞葉は「ひろやまことは」と読みます。所属事務所のプロフィールでは英字表記をHiroyama Kotohaとしています。
Q2:広山詞葉は何歳ですか?
A2:1985年3月29日生まれです。2026年11月6日時点では41歳です。
Q3:広山詞葉の出身地と学歴は?
A3:広島県出身です。日本大学芸術学部演劇学科を卒業しています。
Q4:広山詞葉の所属事務所はどこですか?
A4:フロム・ファーストプロダクションです。公式プロフィールでは映画、ドラマ、舞台、受賞歴などが紹介されています。
Q5:映画『運命屋』で何を受賞しましたか?
A5:2024年にニューヨーク・インディペンデント・シネマアワードの最優秀プロデューサー賞を受賞しました。同年、インターナショナル・ニューヨーク・フィルムフェスティバルでも最優秀女性映画プロデューサー賞を受賞しています。
Q6:広山詞葉の代表作『Page30』での役名は?
A6:宮園咲良役です。唐田えりか、林田麻里、MAAKIIIとともに主演を務め、堤幸彦が監督した2025年公開の映画です。
Q7:広山詞葉は2026年現在も活動していますか?
A7:はい。2026年は映画『hinata』『ミステリー・アリーナ』、ドラマ『夫婦別姓刑事』などに出演。11月27日からの映画『猫オチ(仮)』の上映や、12月の舞台出演も予定されています。
広山詞葉は、1985年3月29日生まれ、広島県出身の俳優です。
日本大学芸術学部演劇学科で演劇を学び、映画・テレビドラマ・舞台で経験を重ねてきました。
彼女のキャリアを理解するうえで、押さえておきたい要点は三つあります。
第一に、映像と舞台を横断する俳優としての経験です。
『ヘルタースケルター』『SPEC~結~』シリーズ、『最後から二番目の恋』シリーズなど、さまざまな作品に出演しています。特に『Page30』では、舞台俳優の宮園咲良という役を通じて、演劇の世界を知る自身の経験も生かしています。
第二に、映画プロデューサーとしての実績です。
2017年から映画の企画・プロデュースに取り組み、『truth~姦しき弔いの果て~』『運命屋』などを手がけてきました。2024年の『運命屋』による海外映画賞の受賞は、制作側としてのキャリアを象徴する成果です。
第三に、表現活動の多様性です。
俳優、映画プロデューサー、落語家として活動し、映画祭の審査員や上映イベントの企画などにも携わっています。
広山詞葉を知るために作品を選ぶなら、俳優としての演技を見たい人には『Page30』、主演とプロデュースの両面を知りたい人には『運命屋』、自主映画制作への取り組みを知りたい人には『truth~姦しき弔いの果て~』がおすすめです。
2026年11月現在も新作映画や舞台への出演が続いており、活動は止まっていません。
広山詞葉のキャリアの本質は、与えられた役を演じるだけでなく、自ら作品を企画し、仲間を集め、観客に届けるところまで挑戦している点にあります。
2026年以降、俳優としてどのような役柄に挑み、プロデューサーとしてどんな作品を生み出すのか。今後の活動にも注目したい人物です。