2026年11月6日現在、浜松開誠館高校サッカー部は、第105回全国高校サッカー選手権大会の静岡県大会で準決勝に進出している。10月31日の準々決勝では富士市立高校を2-1で下し、11月7日には強豪・静岡学園高校との決戦を迎える。高円宮杯JFA U-18プリンスリーグ東海でも第15節終了時点で3位につけており、県内外で存在感を示している。
2026年の大きな転換点は、6月12日付で行われた監督交代だ。長年チームを率いた青嶋文明前監督から岡本淳一新監督へ指揮権が引き継がれた。夏の静岡県高校総体では準優勝に終わったものの、秋の選手権では再び全国への切符を目指している。高校年代だけでなく、中学校サッカー部も県大会優勝、東海大会準優勝、全国大会出場という実績を残した。
【開誠館サッカーとは?】浜松開誠館高校・中学校の強さとクラブの歴史

開誠館サッカーの中心となるのが、浜松開誠館フットボールクラブだ。静岡県浜松市を拠点に、中学生年代から高校生年代まで一貫したサッカー活動を展開している。
2002年に中学校サッカー部からスタート浜松開誠館フットボールクラブの歴史は2002年に始まった。当初は青嶋文明氏のもとに18人の選手が集まり、浜松開誠館中学校サッカー部として活動を開始。その後、2004年には全国中学校サッカー大会で初出場初優勝を達成した。
2005年には浜松開誠館高等学校サッカー部が創部。中学校で育成した選手が高校年代でも競技を続けられる体制が整い、クラブとしての強化が進んだ。
この育成の積み重ねは、現在のチームを理解するうえで欠かせない。高校サッカー部だけを切り離して見るのではなく、中学校年代から続く指導体制や競技文化にも注目したい。
チームの象徴は「破天荒」と「攻守一体」浜松開誠館フットボールクラブが掲げるスローガンは「破天荒」。誰も成し遂げていないことに挑戦するという意味が込められている。
プレースタイルとして掲げるのは「攻守一体」だ。公式クラブ紹介では、チームのためのハードワーク、堅い守備、機動力のある攻撃、速く正確なスキルなどが示されている。
単に守備を固めて勝機を待つのではなく、チーム全体でボールを奪い、攻撃へ移行する考え方が基本にある。こうした方針は、プリンスリーグ東海のように技術と運動量の両方が求められる舞台で、チームの特徴を形づくっている。
【2026年の最大の転換点】岡本淳一監督への交代と青嶋文明前監督の新天地
2026年の浜松開誠館サッカー部を語るうえで、監督交代は避けて通れないニュースだ。
浜松開誠館フットボールクラブは2026年6月12日、同日付で高校サッカー部の監督を青嶋文明氏から岡本淳一氏に変更すると公式発表した。
岡本淳一新監督のプロフィールと指導歴岡本淳一監督は静岡県浜松市出身。浜松西高校を卒業後、東京ガスFC、FC東京、大塚製薬などで選手として活動した経歴を持つ。
その後はFC東京の育成部コーチを経験し、浜松開誠館で指導を続けてきた。2026年度の公式スタッフ紹介では、日本サッカー協会公認A級ジェネラルライセンスを保有し、浜松開誠館のコーチとして22年目を迎えたことが紹介されている。
新監督就任時には、クラブを通じて次のコメントを発表している。
「我々開誠館は伝統と文化が根付いています。開誠館の大切にしてきたものを継承してより進化していけたらと考えています。」
この言葉から読み取れるのは、従来のチーム文化を否定するのではなく、これまでの積み上げを引き継ぎながら進化を目指す姿勢だ。
青嶋文明前監督は湘南ベルマーレのコーチに就任青嶋文明氏は2002年から2026年まで浜松開誠館フットボールクラブの監督を務めた人物だ。中学校サッカー部の創設期から関わり、高校サッカー部の強化にも長年携わってきた。
監督交代と同じ2026年6月12日、湘南ベルマーレは青嶋氏が2026/27シーズンのトップチームコーチに就任すると発表した。
つまり、青嶋氏の退任は指導者としての活動終了ではなく、Jリーグのトップチームという新しい舞台への挑戦でもある。
長年の指導者が新しい環境へ移り、内部で経験を積んできた岡本氏が後任を務める。この交代は、浜松開誠館にとって伝統の継承と新たな指導体制への移行が重なる出来事となった。
【2026年最新成績】県総体準優勝・富士市立戦勝利・11月7日の静岡学園戦
2026年の浜松開誠館高校サッカー部は、夏と秋で異なる結果を残している。夏の県高校総体では惜しくも準優勝。秋の第105回全国高校サッカー選手権静岡県大会では、決勝トーナメントを勝ち上がり、準決勝まで進出した。
6月7日の静岡県高校総体決勝は1-2で惜敗2026年6月7日にエコパスタジアムで行われた静岡県高校総体決勝では、浜松開誠館と静岡学園が対戦した。
試合は後半3分に静岡学園が直接FKで先制。さらに後半6分にも追加点を挙げ、2点のリードを奪った。
浜松開誠館も後半20分、小川煌斗のミドルシュートで1点を返したが、追いつくことはできず、最終スコアは1-2。連覇を逃し、準優勝となった。
この結果は、単純な敗戦として片づけられない。前回王者として連覇を狙った大会で、強豪・静岡学園との実力差を測る機会となった。小川の得点は秋の選手権へ向けた攻撃面の収穫でもあった。
10月31日の富士市立高校戦は2-1で勝利秋の第105回全国高校サッカー選手権静岡県大会では、浜松開誠館は第1シードとして決勝トーナメントから登場した。
10月25日の決勝トーナメント1回戦では浜名高校と対戦し、2-1で勝利。続く10月31日の準々決勝では富士市立高校を2-1で下した。
富士市立はプリンスリーグ東海にも所属する強豪校だ。試合前から注目度の高いカードだったが、浜松開誠館は接戦を制して準決勝進出を決めた。
なお、富士市立との対戦は秋の選手権だけではない。プリンスリーグ東海でも9月12日に対戦しており、その試合は浜松開誠館が3-1で勝利している。大会の異なる2試合で結果を残したことは、対戦相手への対応力を考える材料になる。
11月7日は静岡学園との準決勝2026年11月7日に予定されている第105回全国高校サッカー選手権静岡県大会の準決勝は、静岡学園高校対浜松開誠館高校という組み合わせだ。
夏の県総体決勝で1-2と敗れた相手との再戦であり、浜松開誠館にとっては全国大会への出場権を懸けた重要な一戦となる。
一方、静岡学園は10月31日の準々決勝で磐田東を3-0で破っている。リーグ戦でも首位を走るチームだけに、浜松開誠館にとって簡単な試合にはならない。
2026年11月6日時点では、この準決勝は開催前であり、試合結果はまだ確定していない。勝敗を判断するには、実際の試合記録を待つ必要がある。
2026年の主要人物・大会・チームの関係整理| 対象・人物・大会 | 浜松開誠館との関係 | 2026年の確認できる事実 |
|---|---|---|
| 浜松開誠館高校サッカー部 | 高校年代のトップチーム | 県総体準優勝、選手権県大会準決勝進出 |
| 岡本淳一監督 | 2026年6月12日就任の新監督 | 従来のチーム文化を継承し、さらなる進化を目指す |
| 青嶋文明前監督 | 2002~2026年の長期指導者 | 湘南ベルマーレのトップチームコーチに就任 |
| 静岡学園高校 | 県総体決勝・選手権準決勝の対戦相手 | 県総体決勝で浜松開誠館に2-1で勝利。11月7日に再戦予定 |
| 富士市立高校 | 選手権県大会準々決勝の対戦相手 | 10月31日に浜松開誠館が2-1で勝利 |
| プリンスリーグ東海 | 高校トップチームの年間リーグ戦 | 第15節終了時点で3位、勝点26 |
| 浜松開誠館中学校サッカー部 | 中学生年代の育成チーム | 県総体優勝、東海大会準優勝、全国大会ベスト16 |
【プリンスリーグ東海2026】浜松開誠館は3位!戦績とチームの現在地
県大会のトーナメントと並んで注目したいのが、高円宮杯JFA U-18プリンスリーグ東海の成績だ。こちらは年間を通してチームの総合力を測るリーグ戦であり、選手権の一発勝負とは異なる評価軸になる。
第15節終了時点の順位と成績JFA公式の2026年度プリンスリーグ東海順位表によると、浜松開誠館は第15節終了時点で10チーム中3位につけている。
- 順位:3位
- 試合数:15試合
- 勝利:7試合
- 引き分け:5試合
- 敗戦:3試合
- 勝点:26
- 得点:35
- 失点:17
- 得失点差:+18
勝点26は藤枝東と並ぶ数字だが、得失点差で上回り、浜松開誠館が3位となっている。
首位は静岡学園で勝点39、2位は清水エスパルスユースで勝点29。浜松開誠館は2位と勝点3差であり、上位を追う位置にいる。
2026年の主なリーグ戦結果シーズン序盤からの戦績を見ると、攻撃力を発揮した試合が目立つ。
- 4月11日:富士市立に4-1で勝利
- 4月25日:愛工大名電に7-1で勝利
- 5月5日:三重に3-0で勝利
- 6月13日:静岡学園と1-1で引き分け
- 7月16日:藤枝東に3-1で勝利
- 9月12日:富士市立に3-1で勝利
- 9月26日:愛工大名電に4-1で勝利
- 10月3日:帝京大学可児に3-4で敗戦
- 10月17日:三重に2-0で勝利
特に愛工大名電戦の7得点や、藤枝東戦の3-1という結果は攻撃面の力を示す。一方、帝京大学可児戦では3得点を挙げながら4失点しており、守備の安定性には改善の余地が残る。
11月以降のリーグ戦日程2026年11月6日時点で公表されている今後の主な日程は次のとおりだ。
- 11月21日:清水エスパルスユース戦(アウェー)
- 11月28日:静岡学園戦(ホーム)
- 12月5日:藤枝東戦(ホーム)
特に静岡学園との対戦は、11月7日の選手権準決勝に続いて予定されている。同じ相手と異なる大会で対戦するため、選手権での結果や内容がリーグ戦にも注目を集めることになりそうだ。
なお、選手権の勝敗とプリンスリーグの順位は別々に管理される。トーナメントで勝ち進んでもリーグの勝点が増えるわけではなく、反対にリーグ上位だから選手権での勝利が保証されるわけでもない。
【中学校サッカー部も強豪】2026年は県優勝・東海準優勝・全国ベスト16
浜松開誠館サッカーを語る際に見落とせないのが、中学校サッカー部の存在だ。高校チームとは別カテゴリーだが、2026年は中学校年代でも全国レベルの成績を残している。
静岡県中学総体で静岡学園をPK戦で破る2026年7月29日に行われた静岡県中学校総合体育大会の決勝では、浜松開誠館中学校が静岡学園中学校と対戦した。
試合は0-0のまま終了し、PK戦へ突入。浜松開誠館がPK5-4で勝利し、静岡県大会優勝を果たした。
その後の東海大会では決勝まで進出したものの、再び静岡学園と対戦し、1-1からのPK戦で4-5と敗れた。結果は準優勝だったが、全国大会への出場権を獲得した。
第57回全国中学校サッカー大会は2回戦敗退2026年8月に広島県で開催された第57回全国中学校サッカー大会では、浜松開誠館中学校は1回戦で暁星国際中学校と対戦し、5-0で快勝した。
しかし、2回戦では神村学園中等部と対戦し、2-5で敗退。全国大会はベスト16で終えた。
県大会優勝、東海大会準優勝、全国大会ベスト16という結果は、中学校年代の育成力を示している。特に静岡学園との対戦が県大会と東海大会で続き、異なる結果になった点も興味深い。
ここで注意したいのは、高校サッカー部と中学校サッカー部の成績を混同しないことだ。2026年の高校チームは県総体準優勝、中学校チームは県総体優勝である。どちらも浜松開誠館の名前を背負っているが、出場する大会も選手も異なる。
【歴代成績・全国大会出場歴】浜松開誠館高校サッカー部は何回出場した?
浜松開誠館高校サッカー部は、創部から比較的短い期間で全国高校サッカー選手権の常連候補へと成長してきた。これまでの歩みを確認すると、県大会での安定した上位進出と、全国大会への挑戦がチームの歴史を形づくっている。
全国高校サッカー選手権は過去3回出場高校サッカーの主な全国大会出場歴は2018年度、2022年度、2025年度の3回だ。
- 2018年度・第97回大会:選手権初出場。全国大会2回戦進出。
- 2022年度・第101回大会:4年ぶり2回目の出場。大津高校と対戦し、1-1からPK戦で敗退。
- 2025年度・第104回大会:3年ぶり3回目の出場。九州文化学園に2-0で勝利し、2回戦で興國と1-1、PK1-3で敗退。
2025年度は静岡県大会決勝で藤枝東をPK5-4で破り、3年ぶり3回目の全国大会出場を決めた。夏のインターハイ静岡県大会も制しており、創部後初の県大会夏冬2冠という成果を残している。
全国大会では3回とも2回戦で敗退しているが、出場するたびに全国の強豪校と対戦する経験を積んできた。
プリンスリーグ東海でも優勝経験浜松開誠館高校は、2011年にプリンスリーグ東海へ昇格。その後、2018年には3位、2022年にはリーグ優勝を達成した。
2023年は6位、2024年は5位、2025年は3位と、東海地区の強豪校との競争を続けている。2026年も第15節終了時点で3位につけており、上位争いを維持している。
また、県大会の実績では2012年の静岡県高校新人サッカー大会優勝、2018年の選手権県大会優勝、2025年の夏冬2冠などが代表的な成果だ。
この歴史から見えるのは、一度だけ全国に出場した学校ではなく、県内の上位争いを継続しながら、複数回の全国出場とリーグ優勝を実現してきたチームだということだ。
2026年の開誠館サッカーを評価する3つの視点1.大会ごとの結果を分けて見る
県高校総体は準優勝、選手権県大会は準決勝進出、プリンスリーグ東海は3位。大会の性質が違うため、一つの結果だけでチームの強さを決めつけるのは適切ではない。
2.監督交代後の変化を追う
岡本監督は長年クラブで指導してきた人物であり、外部から招聘された新監督とは異なる立場にある。青嶋前監督が築いた文化をどのように継承し、試合での成果につなげるかが評価のポイントになる。
3.高校と中学の育成を一体で見る
中学校年代の全国大会出場は、クラブ全体の育成基盤を考えるうえで重要な実績だ。ただし、中学の優勝や全国ベスト16を、そのまま高校トップチームの成績と同一視してはいけない。
【よくある質問】開誠館サッカーに関するFAQ
Q1:浜松開誠館サッカー部の2026年の監督は誰ですか?
A1:2026年11月6日現在、岡本淳一監督です。2026年6月12日付で青嶋文明前監督から交代しました。青嶋氏は湘南ベルマーレのトップチームコーチに就任しています。
Q2:浜松開誠館高校は2026年の高校サッカー選手権で静岡学園といつ対戦しますか?
A2:2026年11月7日に第105回全国高校サッカー選手権静岡県大会の準決勝で対戦する予定です。11月6日時点では試合前で、結果は確定していません。
Q3:浜松開誠館高校のプリンスリーグ東海2026の順位は?
A3:JFA公式順位表によると、第15節終了時点で10チーム中3位です。成績は7勝5分3敗、勝点26、得点35、失点17となっています。
Q4:浜松開誠館高校サッカー部は全国高校サッカー選手権に何回出場していますか?
A4:2025年度までに3回出場しています。2018年度の第97回大会、2022年度の第101回大会、2025年度の第104回大会です。いずれも全国大会では2回戦まで進出しました。
Q5:浜松開誠館中学校サッカー部の2026年の成績は?
A5:静岡県中学総体で優勝、東海大会で準優勝し、第57回全国中学校サッカー大会に出場しました。全国大会では1回戦に5-0で勝利し、2回戦で神村学園中等部に2-5で敗れ、ベスト16となりました。
2026年の浜松開誠館サッカー部は、監督交代という大きな節目を迎えながら、県内上位の実力を維持している。
高校チームは6月の静岡県高校総体で準優勝。秋の第105回全国高校サッカー選手権静岡県大会では浜名、富士市立を破って準決勝へ進出した。プリンスリーグ東海でも第15節終了時点で3位と、安定した成績を残している。
11月7日の静岡学園戦は、夏の県総体決勝で敗れた相手との再戦であり、全国大会への道を左右する重要な試合だ。さらに11月後半からはプリンスリーグ東海の残り試合も続く。
中学校サッカー部も県大会優勝、東海大会準優勝、全国ベスト16と好成績を収めており、クラブ全体の育成力にも注目が集まる。
【プロの結論】浜松開誠館の2026年を評価する際に見るべきなのは、単なる勝敗だけではない。青嶋文明前監督が築いた伝統を岡本淳一監督がどう発展させるのか、県大会とリーグ戦の両方でどこまで競争力を維持できるのか、そして中学校年代から高校年代への育成がどのような成果を生むのか。この3点が、今後のチームの成長を判断する重要な材料になる。
まずは11月7日の静岡学園戦。その結果と試合内容が、2026年の浜松開誠館サッカー部を語るうえで大きな節目となる。
主な確認資料: 浜松開誠館フットボールクラブ公式発表、浜松開誠館中学校・高等学校公式サイト、日本サッカー協会(JFA)公式大会記録、静岡第一テレビ高校サッカー大会記録、ゲキサカのチーム成績資料。