K-POP以外にも、紅白には世界的な知名度を誇るアーティストが出演しています。
なかでも注目度が高かったのが、Queen、KISS、サラ・ブライトマンの3組・アーティストです。
Queen+Adam Lambertは2023年の特別企画に出演(クイーン)は、1973年にイギリスでデビューした世界的ロックバンドです。
2023年の第74回NHK紅白歌合戦では、ボーカルのアダム・ランバートを迎えたQueen+Adam Lambertとして出演が決定しました。
出演枠は通常の紅組・白組ではなく、特別企画です。
披露した楽曲は、代表曲の一つである「Don't Stop Me Now」。
2023年はQueenのデビュー50周年にあたり、日本との長年の関係も出演の背景として注目されました。
1975年の初来日以来、日本での人気を築いてきたQueenが、大みそかの紅白に登場したことは、洋楽ファンにとっても印象深い出来事でした。
ユニバーサルミュージックの公式発表でも、特別企画への出演と歌唱曲が案内されています。
KISSは2019年にYOSHIKIとのコラボで出演アメリカのロックバンドは、2019年の第70回紅白歌合戦に登場しました。
出演形態は、YOSHIKI feat. KISS<YOSHIKISS>という特別企画です。
披露した楽曲は「Rock And Roll All Nite -YOSHIKISS version.-」。
X JAPANのYOSHIKIとKISSのメンバーが共演するという、国境やジャンルを超えたステージが実現しました。
演奏の終盤には、ポール・スタンレーがギターを振り回し、床にたたきつけて破壊するパフォーマンスも披露。ロックらしい迫力のある演出が話題になりました。
ここで押さえておきたいのは、KISS単独で通常の白組出場歌手として選ばれたわけではないという点です。YOSHIKIとのコラボレーションによる特別企画としての出演でした。
サラ・ブライトマンは1991年と2018年に紅白出演英国の世界的歌手も、紅白の海外アーティストを語るうえで欠かせない存在です。
サラ・ブライトマンは、1991年の第42回紅白歌合戦に出場しました。
その後、2018年の第69回では、YOSHIKIとの共演が実現しています。
披露した楽曲は「Miracle」。
YOSHIKIは同じ2018年の紅白でHYDEとの「Red Swan」にも参加しており、紅組・白組の両方に関係する出演を果たしました。
サラ・ブライトマンにとっては、1991年以来27年ぶりの紅白出演でした。
このため、サラ・ブライトマンについては、1991年の正式出場と2018年のYOSHIKIとの特別なコラボ出演を区別すると、出演歴を正しく理解できます。
海外中継・特別出演で注目されたアーティストそのほかにも、紅白には海外からの中継や番組企画を通じて登場した著名アーティストがいます。
2008年の第59回に出演。アイルランドの古城から衛星生中継で歌を披露しました。
2009年の第60回に特別出演。「夢やぶれて」を披露しました。
2011年、東日本大震災からの復興を願うメッセージを込めた出演で、「You and I」「Born This Way」を披露しました。
2014年、映画『アナと雪の女王』の世界的ヒットを背景に「レット・イット・ゴー」などを披露しました。
2016年、VTRでサプライズ出演し、メッセージを送りました。
これらの例からも分かるように、海外アーティストの紅白出演は、必ずしも日本の放送会場に本人が来場する形式に限られません。
衛星中継、録画映像、特別コラボレーションなど、番組の演出に合わせた多様な出演方法が採用されてきました。
【誤解を解消】紅白の海外アーティスト出演で間違えやすい5つのポイント

歴代の出演者を調べると、ネット上では「出場」と「出演」が同じ意味で扱われていることがあります。
しかし、紅白の記録を正確に読み解くには、次の違いを理解しておく必要があります。
1.Queenは通常の白組出場歌手ではないQueen+Adam Lambertは2023年の特別企画で出演しました。
NHKの正式な出場歌手一覧に通常の白組歌手として掲載されたケースとは異なります。
2.KISSの出演はYOSHIKIとの共演企画KISSは2019年にYOSHIKI feat. KISSとして出演しました。
KISSのメンバーが紅白の特別企画に参加したことと、KISSが単独で正式出場したことは別の扱いです。
3.サラ・ブライトマンの2018年出演はコラボレーション1991年は正式出場、2018年はYOSHIKIとの「Miracle」の共演です。
出演歴を紹介する場合は、この2つを分けるのが正確です。
4.韓国人歌手とK-POPグループは同じ分類ではない1980年代にはチョー・ヨンピルやケイ・ウンスクのような韓国の歌謡曲・演歌系歌手が出場していました。
その後、BoAや東方神起を経て、KARA、少女時代、TWICEなどのアイドルグループへと出演者の傾向が変わっています。
韓国出身の歌手が出演した歴史と、K-POPグループが出演した歴史は、関連していますが同一ではありません。
5.日本で活動する多国籍グループをすべて海外勢と呼ぶのは正確ではないNiziU、JO1、ME:Iなどは、韓国の音楽制作・育成システムや国際的なオーディション企画との関係が深いグループです。
しかし、日本を主な活動基盤とするグループまで、すべて外国人歌手として数えるのは適切ではありません。
TWICEのように韓国を拠点とする多国籍グループもあれば、日本市場を中心に活動するグループもあります。
プロの結論: 海外アーティストの紅白出演歴を比較するときは、国籍だけでなく、正式出場か特別企画か、グループの活動拠点はどこか、という3つの視点で整理すると誤解を防げます。
【2026年最新】紅白の海外アーティスト出演者は誰?予想と確定情報
2026年の第77回NHK紅白歌合戦について、海外アーティストの出演を楽しみにしている人も多いでしょう。
しかし、11月4日時点ではNHKから出場歌手の正式な一覧は発表されていません。
したがって、BoAやTWICE、aespa、ILLITなどの名前が2026年の出演者として確定したわけではありません。
2025年の出演実績から見える最新の傾向2025年の第76回では、次のK-POPアーティストが正式出場しました。
韓国発の多国籍ガールズグループ
2024年に初出場したガールズグループ
2025年はaespaが初出場し、ILLITが2年連続で出場しました。
これは、K-POPの中でも新しい世代のグループが紅白に選ばれていることを示す事例です。
2026年に海外アーティストが選ばれる可能性は?2026年の候補を考える場合、注目したい判断材料は次の4つです。
1. 日本でのヒット実績: 国内の音楽ランキングやストリーミングで存在感を示したか。
2. 日本国内での活動: 日本語楽曲のリリース、コンサート、テレビ出演などを行ったか。
3. 世論の支持: ファン層だけでなく、幅広い視聴者から認知されているか。
4. 番組企画との相性: その年のテーマや特別企画にふさわしい演出が可能か。
NHKの出場歌手選考では、過去の発表時に「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点を中心に総合的に判断することが説明されています。
つまり、海外で人気があるという理由だけで紅白への出演が決まるわけではありません。
日本での音楽活動や社会的な話題性、番組全体の構成との相性も関係します。
2026年の予想を見るときの注意点2025年に出場したaespaやILLITの再出演、2026年に日本で人気を高めた新世代K-POPグループの初出場などは、今後の注目材料です。
ただし、これらはあくまで出演可能性を考えるための観点であり、出演内定やNHKの発表を意味しません。
特に注意したいのは、次のような情報です。
- 「紅白内定」と書かれていても、NHKの発表がなければ確定ではない。
- 出演予想ランキングは、正式な出演者一覧とは異なる。
- 韓国メディアの出演報道も、出演枠や企画内容まで確認する必要がある。
- 特別企画への参加は、通常の出場回数にそのまま加算できない。
2026年の海外アーティストについては、NHKによる正式発表が出た段階で、初出場なのか、再出場なのか、特別企画なのかを確認することが大切です。
【紅白歌合戦の海外アーティスト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:紅白歌合戦に初めて出場した韓国人歌手は誰ですか?
1987年に初出場したチョー・ヨンピルです。4年連続で出場し、韓国人歌手が紅白で活躍する先駆けとなりました。なお、K-POPの先駆的なアイドル歌手としては、2002年に初出場したBoAが代表的です。
Q2:BoAの紅白歌合戦の出場回数は何回ですか?
通算6回です。2002年から2007年まで6年連続で出場しました。
Q3:東方神起の紅白出場回数は何回ですか?
通算3回です。2008年に初出場し、2009年と2011年にも出演しました。
Q4:TWICEの紅白出場回数は何回ですか?
通算5回です。2017年、2018年、2019年、2022年、2024年に出場しています。
Q5:Queenは紅白歌合戦に正式出場したのですか?
2023年の第74回にQueen+Adam Lambertとして特別企画に出演しました。「Don't Stop Me Now」を披露しています。通常の紅組・白組の出場歌手とは出演区分が異なります。
Q6:KISSは何年の紅白歌合戦に出演しましたか?
2019年の第70回です。YOSHIKI feat. KISS<YOSHIKISS>として、特別企画で「Rock And Roll All Nite」を披露しました。
Q7:2026年の紅白歌合戦に海外アーティストは出演しますか?
2026年11月4日時点では、出場歌手が未発表のため確定していません。K-POPグループや海外の大物アーティストが出演する可能性はありますが、正式発表を待つ必要があります。
紅白歌合戦の海外アーティストの歴史を振り返ると、1970年代から海外出身の歌手が参加し、1990年前後にはシンディ・ローパーやポール・サイモン、サラ・ブライトマンなどの世界的アーティストが登場してきました。
2000年代にはBoAが6年連続出場を達成し、東方神起も通算3回出演。2010年代以降はKARA、少女時代、TWICEなどのK-POPグループが存在感を高めています。
加えて、KISSとYOSHIKIの共演、Queen+Adam Lambertの特別企画など、通常の歌合戦とは異なる国際的なコラボレーションも実現しました。
2026年については、11月4日時点で出場歌手は未発表です。
今後の発表で特に注目したいのは、次の3点です。
- BoAや東方神起に続く、K-POPアーティストの新たな出場者。
- aespaやILLITなど、2025年に出場したグループの再出演。
- QueenやKISSのような世界的アーティストによる特別企画の実現。
紅白の海外アーティスト出演は、単なる外国人歌手の参加ではありません。その時代の日本の音楽市場、世界的なヒット、国際的な文化交流を映し出すものでもあります。
正式出場と特別企画を区別しながら歴代の記録を追うことが、紅白の国際的な音楽史を正しく楽しむポイントです。