2026年9月30日、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』4th seasonが第85話「シャウラ/英雄」の放送をもって最終回を迎えた。全19話で描かれた《喪失編》《奪還編》では、ナツキ・スバルたちがプレアデス監視塔の攻略に挑み、400年もの間、師の帰還を待ち続けたシャウラの運命にも決着がついた。しかし、レムとの再会を描いたエピローグは、新たな物語の始まりを予感させるものだった。
最初に押さえておきたいのは、今回の最終回はアニメ4期の最終回であって、リゼロという作品そのものの完結ではないという点だ。2026年11月6日時点では原作小説46巻まで発売されており、物語は第十章へと進んでいる。4期の続きに当たる原作小説の巻数、シャウラの正体と結末、レムの記憶、そして最終回に込められた意味を順番に整理する。
【リゼロ4期最終回はいつ?】第85話「シャウラ/英雄」と全19話の放送情報

リゼロ4期最終回は、2026年9月30日(水)に放送された。
最終話の正式タイトルは「シャウラ/英雄」。通算第85話に当たり、4th seasonの第19話でもある。通常の30分枠ではなく、45分拡大スペシャルとして放送された。
アニメ公式サイトの放送情報によると、4th seasonは前半の《喪失編》と後半の《奪還編》に分かれている。
喪失編・奪還編の全19話を整理| 項目 | 内容 | 放送情報 |
|---|---|---|
| 4th season開始 | 第67話から | 2026年4月8日 |
| 喪失編 | 全11話 | 4月8日放送開始 |
| 奪還編 | 全8話 | 8月12日放送開始 |
| 最終話 | 第85話「シャウラ/英雄」 | 9月30日 |
| 最終話の放送形態 | 45分拡大スペシャル | 通常より拡大 |
| シリーズ累計話数 | 第85話 | 4th season第19話 |
《喪失編》では、スバルたちが失われた記憶や仲間を取り戻すため、プレアデス監視塔を目指すまでの過酷な旅が描かれた。
一方、《奪還編》は監視塔内部の試練と攻略が中心となる。登場人物それぞれが抱える問題に向き合いながら、仲間を救うために力を結集していく展開が続いた。
この二部構成は、単純な前後編というだけではない。「失ったものを取り戻す」という共通の目的が、最後の第85話まで物語を貫いている。
第85話の制作・主要キャスト4th seasonの制作体制と主要キャストは次のとおり。
| 項目 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 長月達平 |
| キャラクター原案 | 大塚真一郎 |
| 監督 | 篠原正寛 |
| シリーズ構成 | 横谷昌宏 |
| アニメーション制作 | WHITE FOX |
| ナツキ・スバル | 小林裕介 |
| エミリア | 高橋李依 |
| ベアトリス | 新井里美 |
| レム | 水瀬いのり |
| シャウラ | ファイルーズあい |
| ユリウス | 江口拓也 |
特に第85話は、シリーズの中でも重要な人物であるシャウラとレムの物語が交差するエピソードだ。
そのため、単に監視塔の攻略が終わったというだけではなく、これまで積み重ねてきた登場人物同士の関係性が大きく動く最終話となった。
【リゼロ最終回ネタバレ】第85話「シャウラ/英雄」の結末を解説
第85話では、プレアデス監視塔攻略がいよいよ最終局面に突入する。
アニメ公式サイトのあらすじでは、最上層でエミリアが黒いモノリスと6つの手形を発見する場面から、物語の緊張が高まっていく。
① ボルカニカが目覚め、エミリアに襲いかかる意識を取り戻したボルカニカは、エミリアに対して「サテラ」「嫉妬の魔女」と呼びかけ、再び攻撃を仕掛ける。
エミリアは神話の息吹きに対抗するため、極大魔法の発動に挑む。
ここで注目したいのは、監視塔の攻略が単なる試験突破では終わらないことだ。
塔の最上層には、過去の伝承や魔女に関係する重大な謎が残されている。エミリアが発見した黒いモノリスと6つの手形も、その謎をさらに深める要素となっている。
② スバルとベアトリスのもとにユリウスが駆け付ける一方、砂丘ではナツキ・スバルとベアトリスが魔獣を抑え続けていた。
二人が厳しい状況に置かれる中、ユリウスが救援に現れる。
この展開は、監視塔編を通じて描かれてきた仲間との連携を象徴するものだ。
スバルは決して圧倒的な戦闘能力を持つ英雄ではない。死に戻りによって何度も絶望を経験しながら、周囲の仲間と協力して困難を突破してきた人物である。
ユリウスの登場は、そうしたスバルの戦いが決して一人だけのものではなかったことを印象づける。
③ シャウラの運命に決着がつく第85話の大きな見どころが、紅蠍の甲殻が崩れ落ちていく場面だ。
公式あらすじでも、鮮やかな赤色に染まった紅蠍の甲殻がボロボロと崩れていく様子が描かれている。
シャウラは監視塔でスバルを「お師様」と呼び続けてきた人物だ。
彼女にとってスバルとの出会いは、単なる訪問者との遭遇ではない。長い年月にわたって待ち続けてきた存在との再会に近い意味を持っている。
そのため、シャウラの結末は監視塔攻略の成功だけでは説明できない、非常に切ない別れとなった。
④ ついに目覚めるレム。だが再会は完全なハッピーエンドではないそして、最終回のエピローグで大きな意味を持つのがレムの目覚めだ。
長い間、眠り続けていたレムが目を覚まし、スバルとの再会が実現する。
アニメ公式は最終回放送に合わせて、スバルを見つめるレムを描いたエピローグビジュアルも公開した。
ただし、ここには重大な問題が残されている。
レムは目覚めたものの、スバルに関する記憶を失っている。
原作26巻の公式紹介でも、目覚めた少女が記憶を失い、魔女の瘴気を漂わせるスバルに敵意を向ける展開が説明されている。
つまり、スバルにとってレムとの再会は待ち望んでいた出来事である一方、以前と同じ関係に戻れたわけではない。
最終回で視聴者の注目を集めたシーンABEMAが2026年10月に発表した第85話のコメント最多シーンランキングでは、次の結果が紹介された。
1. 目覚めたレムとスバルの再会
2. シャウラの最期
3. 絶体絶命のスバルとベアトリスのもとへユリウスが駆け付ける場面
このランキングからも、最終回の注目点が単なる戦闘シーンではなく、人物同士の再会や別れに集中していたことが分かる。
ただし、これはABEMA内でのコメント数に基づくランキングであり、全視聴者を対象とした世論調査ではない。
【シャウラの正体と結末】400年間フリューゲルを待ち続けた理由
シャウラはプレアデス監視塔編において、特に強い印象を残したキャラクターだ。
登場時は明るく人懐っこい女性として描かれ、スバルを「お師様」と呼んで慕っている。
しかし、彼女の正体や監視塔との関係を知ると、その言動には別の意味が見えてくる。
シャウラは賢者フリューゲルを待ち続ける星番シャウラの重要な役割は、プレアデス監視塔を守る星番であることだ。
彼女は賢者フリューゲルを師と仰ぎ、400年という途方もない時間を待ち続けてきた。
原作22巻の公式紹介でも、シャウラはスバルを師と呼び慕う賢者として紹介されている。
彼女がスバルをお師様と呼ぶ理由は、物語の大きな謎の一つでもある。
ここで重要なのが、フリューゲルとスバルの関係だ。
シャウラがスバルに特別な反応を示すことは、フリューゲルとスバルの間に何らかのつながりがある可能性を示している。しかし、それだけで二人が同一人物だと確定するわけではない。
シャウラのもう一つの姿は紅蠍シャウラの物語で衝撃的なのが、紅蠍との関係だ。
監視塔の番人としての彼女には、通常の人間とは異なる側面がある。
第85話の公式あらすじでも、紅蠍の甲殻が崩れ落ちる様子が最終局面の重要な描写として取り上げられている。
つまり、シャウラの結末は単純に塔を守る人物が敗北したという話ではない。
長い年月にわたって役目を背負い続けた存在が、その役目の終わりとともに別れを迎える物語なのだ。
400年間の思いを象徴する言葉原作25巻の公式紹介には、シャウラの印象的な言葉が掲載されている。
「愛してるッス、お師様。――四百年なんて、明日の明日みたいなもんだったッスもん」
この言葉が示しているのは、彼女にとって400年という時間が、単なる数字ではなかったということだ。
誰かを待ち続ける時間は、外から見れば途方もなく長い。しかし、シャウラ自身にとっては師との約束を守り続けるための時間だった。
だからこそ、シャウラとの別れは監視塔編の中でも大きな感情的な山場となっている。
なお、シャウラの物語を「完全に何も残らず消滅した」とだけ捉えると、原作で描かれる余韻や彼女の存在が持つ意味を見落としやすい。人型のシャウラとの別れと、紅蠍に関する描写を分けて考えることが大切だ。
【人物関係を整理】スバル・シャウラ・レム・エミリアの物語上のつながり
リゼロ4期の最終回を理解するには、主要人物がそれぞれ何を失い、何を取り戻したのかを整理すると分かりやすい。
| 人物 | 関係する人物・存在 | 4期最終回での意味 |
|---|---|---|
| ナツキ・スバル | レム、シャウラ、ベアトリス | 仲間を救うため監視塔攻略に挑む |
| シャウラ | フリューゲル、スバル | 400年の待ち時間と師弟の絆に決着 |
| レム | スバル、ラム | 長い眠りから目覚めるが記憶を失っている |
| エミリア | ボルカニカ | 監視塔最上層で重大な試練に直面 |
| ベアトリス | スバル、ユリウス | スバルとともに魔獣に対抗する |
| ユリウス | スバル、ベアトリス | 危機に陥った二人の救援に駆け付ける |
| ボルカニカ | エミリア、サテラ | 目覚めた後、エミリアに攻撃を仕掛ける |
この関係性で特に注目したいのは、スバルを中心に物語が複数の方向へ広がっている点だ。
シャウラとの関係は400年前の謎につながり、レムとの関係は現在のスバルが抱える喪失と再会につながる。
エミリアとボルカニカの関係は、さらに大きな世界の秘密へと続いていく。
つまり、第85話は複数の物語を一度に終わらせたのではなく、それぞれの物語に新たな段階を与えたエピソードなのである。
【4期の続きは原作何巻から?】46巻までの最新刊と第十章の進行状況
アニメ4期を見終えた人が次に気になるのは、原作小説のどこから読めばよいかという点だろう。
結論は明確だ。
4th seasonの続きは、MF文庫Jの原作小説26巻から読むのがおすすめ。
アニメ4期と原作小説の対応4th seasonが描いたプレアデス監視塔編は、原作第六章「記憶の回廊」に当たる。
| 区分 | 原作小説 | 内容 |
|---|---|---|
| 4期の前半 | 21~23巻付近 | 監視塔への旅と試練 |
| 4期の後半 | 23~25巻 | 監視塔攻略と第六章の決着 |
| 4期の完結地点 | 25巻 | 第六章「記憶の回廊」完結 |
| アニメの続き | 26巻 | 第七章「狼の国」開幕 |
| 2026年最新刊 | 46巻 | 第十章の物語 |
巻と話数の細かな境界については、アニメ公式が対応表を公表しているわけではないため、上記は章単位で整理した目安となる。
26巻から始まる第七章「狼の国」26巻では、プレアデス監視塔の攻略を終えたスバルが、仲間と離れ離れになった場所で新たな状況に直面する。
そして、待ち望んでいた少女との再会が訪れる。
しかし、再会した少女は記憶を失っており、スバルに対して敵意を示す。
これは4期最終回で描かれたレムの目覚めの続きに当たる。
また、第七章ではヴォラキア帝国を舞台に、新しい人物や勢力との関係が展開していく。
4期の直後から物語を追いたい人は、26巻から読み始めると流れをつかみやすい。
原作46巻はどこまで進んでいる?2026年9月25日には、原作小説『Re:ゼロから始める異世界生活46』が発売された。
著者は長月達平、イラストは大塚真一郎。MF文庫Jから刊行されている。
KADOKAWAの公式紹介によると、46巻では『愛し子』たちの暗躍によって追われる立場になったスバル一行が描かれる。
仲間と離れ離れになったスバルは、『六枚舌』と行動しながら逆転の手を探す。その過程で、『色欲』に対抗する可能性を秘めた魔女の研究が眠る、異空間に隠された城の情報を得る。
一方、王都でも新たな王選候補者と騎士による動きが始まり、物語はさらに複雑化している。
ここで注意したいのが、46巻はアニメ4期の直接の続きではないという点だ。
26巻から第七章が始まり、その後、第八章、第九章を経て第十章へ進んでいる。
46巻から読み始めると、アニメ4期後の出来事を大幅に飛ばしてしまう。
アニメの続きを知りたいなら26巻、2026年の最新刊まで追いつきたいなら26巻から順番に46巻まで読むのが基本となる。
【リゼロは完結した?】最終回の意味と今後の物語を考察
「リゼロは完結した」という情報を見かけることがあるが、2026年11月6日時点で原作は完結していない。
アニメの最終回と、原作シリーズ全体の最終回を混同してしまうことが、誤解の大きな原因になっている。
原作は第十章に進んでいる2026年5月2日には、原作第十章とアニメ4th seasonの開幕を記念した長月達平のトークイベントが開催された。
加えて、KADOKAWAの45巻公式紹介でも、第十章の物語であることが明記されている。
続く46巻も9月25日に発売されており、物語は現在進行形で続いている。
つまり、4期の最終回は第六章の決着であって、シリーズ全体の結末ではない。
最終回の意味は「すべてを取り戻すこと」ではない4期のテーマを考えるうえで重要なのが、喪失と奪還という二つの言葉だ。
スバルたちは失ったものを取り戻すために監視塔へ向かった。
しかし、すべてが以前と同じ状態に戻ったわけではない。
- レムは目覚めたが、スバルに関する記憶を失っている。
- シャウラとの再会は、長い時間を超えた別れにつながった。
- 監視塔の攻略は成功に向かう一方、新たな謎が残されている。
- エミリアたちの旅も、まだ大きな物語の途中にある。
この構成が、4期最終回の印象を特別なものにしている。
失われたものを取り戻すことは、必ずしも過去を完全に再現することではない。
レムとの再会はその象徴だ。スバルにとっては待ち続けた相手が目を覚ましたという大きな喜びである。しかし、相手の記憶には自分との思い出が残っていない。
喜びと悲しみが同時に存在する状況こそ、リゼロらしい物語の構造といえる。
「英雄」とは誰を指しているのか第85話のサブタイトルは「シャウラ/英雄」。
ここで考えたいのは、英雄という言葉が誰か一人だけに当てはまるのかという点だ。
スバルは強大な力で敵を圧倒する人物ではない。
失敗し、傷つき、何度も絶望しながら、それでも仲間を救うために行動する。
ベアトリス、ユリウス、エミリアをはじめとする仲間たちも、それぞれの立場で戦いに参加している。
公式あらすじが「旅の全ての力を結集したプレアデス監視塔攻略」と表現していることにも注目したい。
英雄とは、圧倒的な能力を持つ一人の人物だけではなく、誰かを救うために自分の役割を果たす者たちでもある。
その意味で、「シャウラ/英雄」というタイトルは、シャウラの個人的な物語と、スバルたちが積み重ねてきた戦いの両方を象徴していると考えられる。
2026年11月時点で5期の放送は決まっている?ここはアニメの続きが気になる視聴者にとって要点だ。
2026年11月6日時点で確認できる公式アニメサイトの最新ニュースでは、10周年イベントや関連企画などが告知されている。
一方、第5期の具体的な放送開始日や放送時期については、公式発表を確認できない。
したがって、現段階では「4期の続きがアニメ化される」と期待することと、「5期の放送が正式決定した」と判断することは分ける必要がある。
原作では第七章以降の物語が進んでいるため、今後のアニメ展開に使えるストーリーは十分に存在する。ただし、原作が続いていることだけを根拠に、次期アニメの制作時期まで断定することはできない。
【リゼロ最終回に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:リゼロ4期の最終回は何話ですか?
A1:第85話「シャウラ/英雄」です。4th seasonの第19話に当たり、2026年9月30日に45分拡大スペシャルとして放送されました。
Q2:リゼロ4期は全何話ですか?
A2:全19話です。《喪失編》が11話、《奪還編》が8話で構成されています。
Q3:リゼロ4期の続きは原作何巻から読めますか?
A3:原作小説26巻からです。4期で描かれた第六章が25巻で完結し、26巻から第七章「狼の国」が始まります。
Q4:シャウラは最終回で死亡したのですか?
A4:人型のシャウラとの別れが描かれ、紅蠍の甲殻も崩れ落ちます。400年間師を待ち続けた彼女の物語に大きな区切りがつきます。ただし、彼女の存在に関する余韻まで単純な死亡という一言で片付けるのは適切ではありません。
Q5:レムは最終回で完全に復活しましたか?
A5:目を覚ましたという意味では復活しました。ただし、スバルとの記憶を失っているため、以前と同じ関係に戻ったわけではありません。
Q6:リゼロの原作小説は46巻で完結ですか?
A6:いいえ。46巻は2026年9月25日発売の最新刊ですが、原作は第十章の物語が続いています。シリーズ完結を意味する巻ではありません。
Q7:リゼロ5期の放送日は決定していますか?
A7:2026年11月6日時点で、第5期の具体的な放送日や放送時期は公式発表されていません。
2026年9月30日に放送された第85話「シャウラ/英雄」は、リゼロ4th seasonの集大成となるエピソードだった。
全19話の《喪失編》《奪還編》を通じて、ナツキ・スバルたちはプレアデス監視塔の攻略に挑み、シャウラとの400年にわたる物語にも決着を迎えた。
そして、最終回のエピローグではレムが目覚める。しかし、記憶を失った彼女との関係は、以前の状態には戻っていない。
今回の最終回で押さえておきたい要点は次の5つだ。
- 4期の最終回は第85話「シャウラ/英雄」。
- 喪失編11話・奪還編8話の全19話構成。
- シャウラとの別れがプレアデス監視塔編の大きな節目となった。
- アニメ4期の続きは原作小説26巻から。
- 原作は2026年9月発売の46巻まで刊行され、第十章が進行中。シリーズは未完結。
特に、原作を読むなら26巻から順番に進めることをおすすめしたい。レムとの再会後の展開や、スバルを取り巻く新たな問題、そして王選をめぐる動きなど、アニメ4期の結末から続く物語には見逃せない要素が多い。
リゼロの最終回は、すべてが終わったことを示すエンディングではない。失ったものを抱えながら、それでも前に進むスバルたちの新しい物語への入り口なのである。