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【読み方とプロフィール】上野山功一はどんな俳優だったのか?

高杉 葵 高杉 葵 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

上野山功一の読み方は、「うえのやま・こういち」です。名前の読み方が分かりにくいこともあり、出演作品を調べる際にプロフィールを検索する人も少なくありません。

日本タレント名鑑やタレントデータバンクに掲載されたプロフィールを整理すると、基本情報は次のとおりです。

項目 内容
芸名 上野山功一
読み方 うえのやま・こういち
生年月日 1933年3月7日
出身地 東京都
職業 俳優
デビュー年 1958年
デビュー作品 『昼下がりの暴力』
主な活動分野 映画・テレビドラマ・舞台
得意分野 悪役、殺陣、時代劇
没年月日 2023年1月22日
享年 89歳

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俳優としての原点は映画と演劇

上野山功一は、映画の世界に入る以前から演劇に関わっていました。

日本大学藝術学部の映画学科で学んだ経歴も伝えられており、映像作品だけでなく舞台にも活動の幅を広げています。

日本タレント名鑑では、特技として殺陣が紹介されています。これは後年の時代劇やアクション作品での活躍とも結び付くプロフィール上の特徴です。

また、単に悪役を演じるだけではなく、時代劇、刑事ドラマ、特撮作品など、それぞれ異なるジャンルに対応できる俳優でした。

【1958年から2000年代まで】日活・大映時代から続く俳優人生

上野山功一

上野山功一の経歴を理解するうえで重要なのが、日活から大映、そしてテレビへと活躍の場を広げた流れです。

本人の公式サイトに掲載された出演記録と、タレントデータバンクのプロフィールを照らし合わせると、映画俳優としての出発点と、その後の転換が見えてきます。

1958年:日活映画『昼下がりの暴力』でデビュー

俳優としての出発点は、1958年の日活映画『昼下がりの暴力』です。

日本タレント名鑑にも、この作品がデビュー作として記載されています。

その後、日活のアクション映画や暗黒街を題材にした作品に出演。1960年代には『コルトが背中を狙ってる』『俺は流れ星』『早射ち野郎』『上を向いて歩こう』など、さまざまな映画に登場しました。

1963年の鈴木清順監督作品『野獣の青春』にも出演しています。

国立映画アーカイブが紹介する『ハイティーンやくざ』では、上野山が演じたのは狡猾なヤクザの幹部役です。同アーカイブは、鈴木清順監督の助言を受けて悪役俳優となり、暗黒街ものや刑事ものなどで敵役を務めた経歴にも触れています。

悪役としての方向性が定まっていった時期を象徴する作品です。

1960年代半ば:大映作品で時代劇・任侠映画に進出

日活時代を経て、上野山は大映作品にも出演するようになります。

特に注目したいのが、市川雷蔵主演の『眠狂四郎』シリーズです。

1965年の『眠狂四郎炎情剣』では加倉井耀蔵役を担当。その後も『眠狂四郎無頼剣』などに出演しました。

加えて、『続・兵隊やくざ』では八木曹長役、『兵隊やくざ 俺にまかせろ』では北沢軍曹役を演じています。

大映時代の出演作品には、勝新太郎、市川雷蔵、江波杏子らが関わった作品も並びます。

江波杏子主演の女賭博師シリーズにも出演しており、当時の大映映画を彩った個性的な俳優陣と共演していました。

1970年代以降:テレビドラマへ活躍の場を拡大

1970年代に入ると、映画に加えてテレビドラマへの出演が目立つようになります。

『ザ・ガードマン』『キイハンター』『太陽にほえろ!』『必殺シリーズ』『水戸黄門』など、ジャンルを問わず出演しました。

特に刑事ドラマや時代劇では、敵役や組織の幹部など、物語に緊張感を与える役柄を数多く担当しています。

映画で培った存在感をテレビでも発揮したことが、長く仕事を続けられた理由の一つです。

上野山功一の経歴年表
年代 出来事・出演作品 キャリア上の意味
1933年 東京都で誕生 俳優人生の出発点
1958年 『昼下がりの暴力』 日活映画でデビュー
1960年代前半 『上を向いて歩こう』『野獣の青春』など 日活アクション映画で活躍
1965年 『眠狂四郎炎情剣』『続・兵隊やくざ』 大映作品で時代劇・任侠映画に出演
1966年 『大魔神怒る』『眠狂四郎無頼剣』 出演ジャンルを拡大
1967~1971年 『兵隊やくざ 俺にまかせろ』『女賭博師』シリーズなど 大映作品で存在感を発揮
1972~1978年 『太陽にほえろ!』 刑事ドラマへの出演
1974年 『イナズマンF』 荒井誠役
1976~1977年 『超神ビビューン』 ダイマ博士役
1980~1990年代 『必殺シリーズ』『水戸黄門』など テレビ時代劇・刑事ドラマで活動
2004年 『修羅のみち11・12』 オリジナルビデオ作品への出演
2023年 1月22日に逝去 89歳で生涯を閉じる

出典:本人公式サイトの出演歴、日本タレント名鑑、タレントデータバンクなどをもとに整理。

【出演作品・代表作】『眠狂四郎』『兵隊やくざ』から特撮まで

上野山功一の出演作品を振り返ると、映画とテレビの両方に数多くの実績があることが分かります。

代表作を理解する要点は、映画での悪役と、テレビ特撮でのレギュラー出演を分けて見ることです。

映画の代表作

『眠狂四郎炎情剣』(1965年)

市川雷蔵主演の眠狂四郎シリーズの一作です。

上野山は加倉井耀蔵役で出演しました。剣戟を中心とした時代劇の世界で、存在感を示した作品です。

『続・兵隊やくざ』(1965年)

勝新太郎主演の戦争アクション映画シリーズです。

上野山は八木曹長役を演じています。軍隊を舞台にした人間関係や上下関係が描かれる作品で、彼の出演歴を語るうえで外せません。

『大魔神怒る』(1966年)

大映特撮映画の代表的なシリーズ作品です。

上野山は名越勝茂役で出演しました。時代劇と特撮が融合した作品であり、後年のテレビ特撮への出演歴ともつながる重要な一本です。

『東海道お化け道中』(1969年)

大映の妖怪特撮映画です。

上野山は五郎吉役を担当。時代劇やアクションだけではなく、怪奇・特撮ジャンルにも出演していたことが分かります。

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テレビの代表作

映画だけでなく、テレビドラマにも出演しています。

特に注目すべき作品は次のとおりです。

- 『ザ・ガードマン』
- 『キイハンター』
- 『太陽にほえろ!』
- 『必殺仕置人』
- 『必殺仕置屋稼業』
- 『仮面ライダー』
- 『イナズマンF』
- 『超神ビビューン』
- 『快傑ズバット』
- 『水戸黄門』

本人の公式経歴には、テレビドラマのレギュラー・準レギュラー作品とゲスト出演作品が分けて掲載されています。

『太陽にほえろ!』については、1972年から1978年までの出演記録があり、第7話、第29話、第52話、第129話、第181話、第241話、第298話に名前が確認できます。

一度きりの出演だけではなく、複数のエピソードに登場していた点も特徴です。

【悪役俳優としての真価】『イナズマンF』『超神ビビューン』の意外な一面

上野山功一を語る際に欠かせないのが、悪役俳優というイメージです。

鋭い表情、太いもみあげ、迫力ある立ち姿。こうした特徴が、刑事ドラマや時代劇における敵役とよく合っていました。

しかし、彼の出演歴を詳しく見ると、悪役だけを演じていたわけではありません。

『イナズマンF』では荒井誠役

1974年放送の『イナズマンF』では、荒井誠役を演じました。

主人公を演じた伴大介との共演で知られる作品です。

上野山の持つ強面の印象は、通常の刑事ドラマでは敵役に生かされることが多かったものの、この作品ではヒーロー側の人物として物語を支えました。

2023年1月、訃報を受けた伴大介も、荒井誠という役の重要性に触れ、上野山への追悼の意を表しています。

共演者の言葉からも、この作品における上野山の存在感がうかがえます。

『超神ビビューン』ではダイマ博士役

1976年から1977年に放送された『超神ビビューン』では、ダイマ博士役を担当しました。

ここで作品名について一つ押さえておきたい点があります。

正しいタイトルは『超神ビビューン』です。「超人ビビューン」と表記されることがありますが、本人の公式出演記録では「超神ビビューン」と記載されています。

同作品は、上野山の特撮俳優としての出演歴を知るうえで重要な作品です。

共演した荒木しげるについての追悼関連資料でも、上野山の人柄や共演者への気配りが紹介されています。

なぜ悪役俳優として印象に残るのか

上野山の魅力は、単純に悪そうな顔立ちをしていたということだけではありません。

悪役には、主人公を引き立てる役割があります。

例えば、刑事ドラマなら事件の緊張感を高める犯罪者や組織の幹部、時代劇なら主人公の正義を際立たせる悪代官や用心棒などです。

こうした役柄は、登場時間が短くても視聴者に強い印象を残す必要があります。

上野山は日活時代から積み重ねてきたアクション演技と、舞台経験に裏打ちされた存在感によって、そうした役を数多く担いました。

国立映画アーカイブも、鈴木清順監督作品などで敵役を務めた俳優として上野山を紹介しています。

一方、『イナズマンF』の荒井誠や『超神ビビューン』のダイマ博士は、悪役という枠だけでは説明できない出演歴です。

悪役としての強烈な印象と、ヒーロー作品を支えた俳優としての幅広さ。この二つを合わせて評価することが、上野山功一のキャリアを理解する鍵です。

【晩年と俳優以外の活動】福島での暮らしと「福島のコーモンチャマ」

上野山功一には、映画やテレビの出演歴だけでは語り尽くせない一面がありました。

本人の公式サイトには、俳優としての活動以外に、腹話術を使ったトーク活動の記録も残されています。

腹話術と人形「ハチ兵衛」

上野山は「福島のコーモンチャマ」という名前でも活動していました。

公式サイトによると、相棒となる人形「ハチ兵衛」との掛け合いを通じて、腹話術を取り入れたトークを披露していました。

話題は芸能界の裏話や撮影秘話だけではありません。

高齢者の生き方や健康法なども取り上げ、老人ホームへの慰問、刑務所への慰問、ロータリークラブやライオンズクラブでの講演などにも取り組んでいました。

映画やテレビで見せていた強面の印象とは異なる、親しみやすい活動です。

舞台活動にも積極的だった

上野山の公式経歴には、舞台作品も複数記録されています。

- 『幕末太陽伝』
- 『人切り以蔵・鬼の宴』
- 『花の茶碗』
- 『無法松の一生』
- 『流転』
- 『将軍の桃園』
- 『中野村の象物語』
- 『中野長者ものがたり』

特に、演劇集団「野の会」に関係する作品は、俳優としての活動を超えた演劇への関心を示すものです。

加えて、公式経歴には2007年の「新宿物語」でテント芝居を初体験した記録もあります。

映画・テレビの出演が中心だった俳優でありながら、舞台という表現の場にも関わり続けていたことが分かります。

2004年のVシネマ作品まで出演記録が残る

本人の公式サイトには、2004年の『修羅のみち11 四国最終戦争』『修羅のみち12 完結編』も掲載されています。

松方弘樹、原田龍二らが出演したシリーズ作品です。

映画会社の作品、テレビドラマ、特撮、舞台、オリジナルビデオと、複数の分野に活動の足跡を残しました。

俳優としてのキャリアを映画だけに限定せず、長い年月を通じてさまざまな表現の場に参加していたことが、出演記録から読み取れます。

【2023年1月22日に逝去】上野山功一の死去と2026年現在

上野山功一は、2023年1月22日、89歳で逝去しました。

1933年3月7日生まれであるため、2023年の誕生日を迎える前の逝去となります。

訃報は2023年1月25日付の産経新聞やサンケイスポーツでも報じられました。記事では、悪役としての活躍や『太陽にほえろ!』『必殺仕置人』などの出演歴が取り上げられています。

享年89歳という事実

上野山功一の生涯を整理すると、次のようになります。

- 1933年3月7日:東京都で誕生
- 1958年:日活映画『昼下がりの暴力』でデビュー
- 1960年代:日活・大映映画で活躍
- 1970年代:刑事ドラマ、時代劇、特撮作品に出演
- 2000年代:Vシネマ作品にも出演
- 2023年1月22日:89歳で逝去

訃報を受けて、特撮作品で共演した伴大介も追悼の意を表しました。

また、伴大介の主催による追悼会が2023年3月26日に開催されることも、同年2月の本人の公式発信で告知されています。

作品を通じて築かれた共演者とのつながりが、逝去後の追悼にも表れていました。

2026年現在、上野山功一は何をしている?

2026年11月現在、上野山功一はすでに逝去しているため、新たな俳優活動はありません。

一方、出演した映画やテレビドラマの記録は、本人の公式経歴や映画・テレビのデータベースに残されています。

特に、次の作品は上野山のキャリアを振り返る際の重要な手掛かりです。

- 日活時代を知るなら『昼下がりの暴力』『野獣の青春』
- 大映時代を知るなら『眠狂四郎炎情剣』『続・兵隊やくざ』
- 特撮作品を知るなら『イナズマンF』『超神ビビューン』
- テレビドラマでの活躍を知るなら『太陽にほえろ!』『必殺シリーズ』

過去作品を年代順に見ていくことで、映画俳優からテレビの名脇役へと広がったキャリアを理解できます。

【上野山功一に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:上野山功一の読み方は何ですか?

A1:うえのやま・こういちです。1933年3月7日生まれ、東京都出身の俳優です。

Q2:上野山功一はいつ亡くなりましたか?

A2:2023年1月22日です。享年89歳でした。産経新聞やサンケイスポーツでも訃報が報じられています。

Q3:上野山功一の代表作は何ですか?

A3:映画では『眠狂四郎炎情剣』『続・兵隊やくざ』『大魔神怒る』など、テレビでは『イナズマンF』『超神ビビューン』『太陽にほえろ!』などが代表的な出演作品です。

Q4:上野山功一は悪役専門の俳優だったのですか?

A4:悪役として知られていますが、悪役専門ではありません。『イナズマンF』の荒井誠役や『超神ビビューン』のダイマ博士役など、特撮作品では異なる立場の人物も演じています。

Q5:上野山功一は『太陽にほえろ!』にも出演していましたか?

A5:はい。本人の公式出演記録によると、1972年から1978年にかけて複数のエピソードに出演しています。

上野山功一の俳優人生を振り返ると、単なる悪役俳優という紹介では、その仕事の幅を十分に伝えられません。

1958年の日活映画デビューから始まり、1960年代の大映映画、1970年代の刑事ドラマや特撮、そして2000年代のVシネマまで、長い期間にわたって映像作品に出演しました。

特に評価したい要点は、次の3つです。

1. 映画俳優としての実績:『眠狂四郎』『兵隊やくざ』など、昭和の映画史に残るシリーズ作品への出演。
2. テレビ俳優としての存在感:『太陽にほえろ!』『必殺シリーズ』『イナズマンF』など、ジャンルを超えた出演歴。
3. 俳優以外の表現活動:舞台や腹話術など、映画・テレビ以外にも活動の場を広げたこと。

上野山功一の作品をこれから見てみたい人には、まず『眠狂四郎炎情剣』『続・兵隊やくざ』『イナズマンF』の3作品をおすすめします。

この3作品を比較すると、時代劇、戦争アクション、特撮という異なるジャンルで、上野山がどのような役割を担っていたのかが分かります。

上野山功一の真価は、主役を支えながら作品の印象を強く残す名脇役としての仕事にあります。

2023年に89歳で生涯を閉じた後も、出演作品を通じて昭和の映画・テレビ文化を知ることができます。悪役という一つのイメージだけにとらわれず、幅広い出演歴をたどることが、彼の俳優人生を正しく評価するための大切な視点です。

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高杉 葵

アイドル・グラビア担当。所属事務所の公式発表を一次情報とし、憶測は書きません。

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