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吉岡秀隆の金田一耕助は何作目?NHK全5作の出演順と2026年放送日を徹底解説

伊部 拓海 伊部 拓海 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
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吉岡秀隆が演じる金田一耕助は、NHK版のどの作品から登場したのか。答えは、2018年放送の『悪魔が来りて笛を吹く』だ。その後、『八つ墓村』(2019年)、『犬神家の一族』(2023年)と続き、2026年には第4作目となる『悪魔の手毬唄』で再び名探偵を演じる。

ただし、NHK版金田一耕助シリーズ全体で数えると事情が少し異なる。2016年の『獄門島』では長谷川博己が金田一を演じており、『悪魔の手毬唄』はNHKシリーズ通算5作目、吉岡秀隆にとっては4作目に当たる。2026年11月28日と12月5日にはNHK BSで前後編が放送される予定だ。作品の出演順、歴代俳優との違い、最新作のキャストや制作陣まで整理する。

【まず結論】吉岡秀隆の金田一耕助は『悪魔が来りて笛を吹く』から始まった

吉岡秀隆金田一耕助

吉岡秀隆がNHKの金田一耕助シリーズで初めて主演を務めたのは、2018年7月28日放送の『悪魔が来りて笛を吹く』である。

以降、2019年の『八つ墓村』、2023年の『犬神家の一族』に出演。そして2026年の『悪魔の手毬唄』が4作品目となる。

ここで混同しやすいのが、NHK版シリーズ全体の作品数だ。

NHKは2016年に『獄門島』を制作している。この作品で金田一耕助を演じたのは吉岡秀隆ではなく、俳優の長谷川博己だった。そのため、NHK版の最初の金田一作品は『獄門島』だが、吉岡秀隆版の最初の作品は『悪魔が来りて笛を吹く』となる。

つまり、2026年の『悪魔の手毬唄』には、次の2つの数え方がある。

  • NHK金田一耕助シリーズ全体:第5作目
  • 吉岡秀隆が金田一耕助を演じる作品:第4作目

この違いを押さえておけば、ニュース記事などで見かける「シリーズ第5弾」「吉岡秀隆4作目」という表現にも迷わない。

【出演順を完全整理】NHK金田一耕助シリーズ全5作品の年表

NHK版の金田一耕助シリーズは、2016年から2026年までに5作品が制作されている。原作はいずれも横溝正史のミステリー小説で、作品ごとに異なる事件と人間関係が描かれる。

放送順と金田一役を整理すると、次のとおりだ。

順番 作品名・放送年 金田一耕助役 主な特徴
第1作 獄門島(2016年11月19日) 長谷川博己 瀬戸内の孤島を舞台にした連続殺人
第2作 悪魔が来りて笛を吹く(2018年7月28日) 吉岡秀隆 旧華族の屋敷と不気味なフルートの旋律
第3作 八つ墓村(2019年10月12日) 吉岡秀隆 大量殺人の過去を持つ村と名家の因縁
第4作 犬神家の一族(2023年4月22日・29日) 吉岡秀隆 遺産相続を巡る一族の対立と連続殺人
第5作 悪魔の手毬唄(2026年3月14日・21日、BSP4K先行放送) 吉岡秀隆 古い手毬唄になぞらえた連続殺人

※『悪魔の手毬唄』は2026年3月にBSプレミアム4Kで先行放送され、NHK BSでは11月28日と12月5日に放送予定。

この年表から分かるのは、2018年以降、吉岡秀隆が金田一耕助役を引き継ぎ、同じ制作陣とともにシリーズを重ねてきたことだ。

特に注目したいのは、2019年の『八つ墓村』から2023年の『犬神家の一族』まで約4年の間隔がある点。単純に毎年制作される連続ドラマではなく、原作の規模や映像化の準備を踏まえた大型単発ドラマとして展開されている。

NHKオンデマンドの作品紹介でも、それぞれの作品に吉岡秀隆が金田一役として出演していることが確認できる。

【2026年最新】『悪魔の手毬唄』NHK BSの放送日は11月28日・12月5日

2026年10月27日、NHK財団が運営するステラnetなどを通じて、『悪魔の手毬唄』のNHK BSでの放送日時が発表された。

前編は2026年11月28日(土)、後編は12月5日(土)。いずれも午後9時から午後10時29分までの放送予定となっている。

本作は89分の前後編で構成される大型ミステリードラマだ。なお、2026年3月14日と21日にはBSプレミアム4Kで先行放送されているため、11月・12月の放送はNHK BSでの放送日として理解しておきたい。

2026年11月から12月の放送スケジュール
  • 11月8日(日)午後1時:『悪魔が来りて笛を吹く』再放送
  • 11月15日(日)午後1時:『犬神家の一族』前編再放送
  • 11月22日(日)午後1時:『犬神家の一族』後編再放送
  • 11月28日(土)午後9時:『悪魔の手毬唄』前編
  • 12月5日(土)午後9時:『悪魔の手毬唄』後編

新作の放送に合わせて、吉岡秀隆が出演した過去作も3週連続で再放送される。特に『悪魔が来りて笛を吹く』は吉岡版金田一の原点に当たるため、最新作を見る前の予習として適している。

『悪魔の手毬唄』のあらすじと注目キャスト

物語の舞台は岡山県にある鬼首村。金田一耕助は村の温泉宿「亀の湯」に滞在することになる。

宿の女将・青池リカは、23年前に夫を殺害された過去を持つ。宿には長男の歌名雄と妹の里子が暮らしており、そこへ村出身の人気歌手・大空ゆかりが帰郷する。

村が歓迎ムードに包まれる一方、若い女性たちが次々と殺害される事件が発生。遺体には、村に伝わる古い手毬唄の歌詞になぞらえた装飾が施されていた。

過去の殺人事件、隠された血縁関係、復讐心。複数の事情が複雑に絡み合う中、金田一が真相に迫っていく。

主な出演者は以下のとおり。

  • 金田一耕助:吉岡秀隆
  • 青池リカ:宮沢りえ
  • 青池歌名雄:奥平大兼
  • 青池里子:出口夏希
  • 大空ゆかり:吉田美月喜
  • その他の出演:和田聰宏、奥菜恵、清水美砂、西田尚美、浅野和之、笹野高史、西岡德馬、白石加代子、小市慢太郎

なかでも宮沢りえが演じる青池リカは、事件の過去と現在をつなぐ重要人物だ。23年前の出来事が現在の連続殺人にどう関係しているのか。吉岡秀隆の推理と、登場人物それぞれが抱える事情が見どころになる。

【作品別の見どころ】悪魔が来りて笛を吹く・八つ墓村・犬神家の一族を比較

吉岡秀隆版の金田一耕助シリーズは、同じ主人公が登場していても、作品ごとに事件の性質や舞台の雰囲気が大きく異なる。

1.悪魔が来りて笛を吹く(2018年)

吉岡秀隆が初めて金田一を演じた作品。横溝正史の原作に登場する旧華族の椿家を中心に、過去の事件と一族の秘密が描かれる。

物語の発端は、銀座の殺人事件の容疑者となった椿英輔の自殺だ。父親の無実を信じる娘・美禰子から依頼を受けた金田一は、椿家の人々が暮らす屋敷を訪れる。

そこで響くのが、死んだはずの英輔が奏でるフルートの音色。洋館、占い、フルートという不穏な要素が重なり、ゴシックホラーの色彩が濃い作品に仕上がっている。

吉岡版金田一の出発点として、まず見ておきたい一作だ。

2.八つ墓村(2019年)

大量殺人の過去を持つ村を舞台に、名家の跡取りとして招かれた辰弥を巡る事件が展開する。

祖父や異母兄など、関係者が次々と殺害される中、村に残る過去の惨劇と家族の秘密が明らかになっていく。辰弥を演じるのは村上虹郎。真木よう子、蓮佛美沙子、國村隼らも出演する。

この作品の特徴は、村そのものが事件の背景になっていること。閉鎖的な共同体に残る恐怖や伝承、家系の因縁が物語を動かしていく。

NHKオンデマンドの作品情報では、脚本を喜安浩平と吉田照幸が担当している。

3.犬神家の一族(2023年)

横溝正史作品の中でも知名度の高い『犬神家の一族』。財界の大物・犬神佐兵衛の死後、発表された遺言状をきっかけに一族の対立が激しくなる。

遺産を巡る争い、復員した佐清の不気味なマスク、そして次々と発生する殺人事件。映画やドラマで繰り返し映像化されてきた名作を、吉岡秀隆主演で前後編にわたって描いた。

大竹しのぶが犬神家の長女・松子を演じたことも話題となった。脚本は小林靖子。人間関係が複雑に絡む原作の構造を、前後編の長尺で描き出している。

4.悪魔の手毬唄(2026年)

最新作の『悪魔の手毬唄』では、村に古くから伝わる手毬唄が連続殺人の鍵となる。

前作までの洋館や名家とは異なり、今回は温泉宿と山村の人間関係が物語の中心。23年前の殺人事件と現在の事件がどのようにつながるのかが大きな焦点だ。

また、人気歌手の帰郷をきっかけに村の人々の関係が動き始める点も特徴的。古い歌の歌詞と事件の進行が重なる構成は、横溝正史らしい不穏なミステリーの魅力を感じさせる。

過去3作を見てきた視聴者にとっては、吉岡秀隆が演じる金田一の再登場だけでなく、新たな土地と人間関係に向き合う姿も見どころとなる。

【脚本・演出を分析】小林靖子と吉田照幸が支える吉岡金田一の世界

2026年の『悪魔の手毬唄』で脚本を担当するのは小林靖子、演出を担当するのは吉田照幸だ。

この2人の組み合わせは、2023年の『犬神家の一族』にも通じる。小林靖子は『進撃の巨人』や『岸辺露伴は動かない』シリーズなどでも知られ、複雑な人物関係や謎を含む物語を手掛けてきた脚本家である。

一方、吉田照幸はNHKの金田一シリーズに継続して関わってきた演出家。『エール』や『鎌倉殿の13人』なども手掛けている。

小林靖子の脚本が担う役割

横溝正史の原作は、単に犯人を推理するだけのミステリーではない。家族の歴史、血縁関係、地域社会の閉鎖性、過去の出来事などが複雑に結び付いている。

『犬神家の一族』に続いて『悪魔の手毬唄』も小林靖子が担当することで、人物の背景と事件の謎を結び付ける構成が期待される。

特に『悪魔の手毬唄』は、歌詞と事件の対応関係を追うことが作品理解の鍵になる。登場人物の言葉や過去の証言に注目しながら見ると、物語の細部まで楽しめる。

吉田照幸の演出と吉岡秀隆のコメント

吉田照幸の演出は、NHK版シリーズを継続して見るうえで重要な要素だ。作品ごとに原作や舞台は変わるものの、金田一耕助という主人公と、横溝正史作品の独特な世界観を共通の軸としている。

2026年10月27日に公開されたステラnetのインタビューコメントで、吉岡秀隆はシリーズへの参加について次のように語っている。

「この『金田一シリーズ』に参加するのは本当に怖いです。」

その理由として、吉田監督をはじめとするスタッフが金田一を作り上げてくれる一方、毎回すばらしい共演者が登場することを挙げている。

今回も宮沢りえ、奥平大兼、出口夏希、吉田美月喜をはじめ、実力派の俳優が集結した。主演俳優だけで物語を引っ張るのではなく、事件に関わる人物それぞれの存在感が作品の厚みを作る構成だ。

【歴代俳優を比較】石坂浩二・古谷一行・長谷川博己と吉岡秀隆の違い

金田一耕助は、長い映像化の歴史を持つ探偵キャラクターだ。映画とテレビドラマの双方で多くの俳優が演じており、吉岡秀隆もその歴史に名を連ねている。

フジテレビが公表している歴代金田一俳優の一覧では、映画とドラマを分けて俳優を整理している。映画では石坂浩二、渥美清、古谷一行、豊川悦司ら、ドラマでは古谷一行、稲垣吾郎、長谷川博己、吉岡秀隆らが名を連ねる。

代表的な金田一俳優と出演作品
  • 石坂浩二:市川崑監督による映画版などで知られる代表的な金田一俳優。
  • 渥美清:映画『八つ墓村』で金田一耕助を演じた。
  • 古谷一行:テレビドラマ版を代表する俳優の一人。映画・ドラマ双方の歴代一覧に名前がある。
  • 稲垣吾郎:フジテレビ系の金田一耕助シリーズで主演を務めた。
  • 長谷川博己:NHK版『獄門島』(2016年)で金田一を演じた。
  • 吉岡秀隆:NHK版『悪魔が来りて笛を吹く』(2018年)から金田一を担当。

フジテレビの歴代一覧では、吉岡秀隆はドラマ版の第14代として掲載されている。ただし、これは俳優の優劣や人気を示すランキングではなく、歴代の配役を整理したものだ。

吉岡秀隆版の特徴はNHK作品としての継続性

吉岡秀隆版の特徴は、単発作品でありながら、同じ俳優と演出家を中心にシリーズの世界観が引き継がれていることだ。

2016年の『獄門島』では長谷川博己が金田一を演じたが、2018年の『悪魔が来りて笛を吹く』からは吉岡秀隆が担当。2023年の『犬神家の一族』、2026年の『悪魔の手毬唄』へと続いている。

歴代俳優を比較する際に大切なのは、誰が最も優れているかという単純な順位付けではない。映画かテレビか、どの時代に制作されたか、どの原作を映像化したかによって、金田一の見せ方は変わる。

その中で吉岡版は、NHKの大型ドラマとして原作の世界観を丁寧に映像化し、複数の作品を通じて金田一耕助を演じ続けている点に特徴がある。

【プロの結論】吉岡秀隆の金田一耕助は出演順で見ると魅力が深まる

吉岡秀隆版の金田一耕助を楽しむなら、まず2018年の『悪魔が来りて笛を吹く』から見るのがおすすめだ。初登場作品であり、吉岡がどのような金田一を演じてきたのかを理解する出発点になる。

その後、『八つ墓村』『犬神家の一族』と順番に見れば、異なる原作の事件を通して、吉岡版金田一の魅力を比較できる。

一方、NHKシリーズ全体の歴史を把握したい人は、2016年の『獄門島』も見ておきたい。長谷川博己から吉岡秀隆へと主演俳優が変わった経緯を知ることで、シリーズの位置付けがより明確になる。

視聴目的別のおすすめ
  • 吉岡秀隆版を初めて見る人:2018年の『悪魔が来りて笛を吹く』から。
  • 横溝正史の名作を楽しみたい人:『八つ墓村』『犬神家の一族』を優先。
  • 最新作を楽しみにしている人:11月8日の『悪魔が来りて笛を吹く』再放送から予習。
  • NHKシリーズの変遷を知りたい人:2016年の『獄門島』から制作順に視聴。

逆に、犯人や事件の真相を先に知りたくない人は、作品紹介やネタバレを避け、放送順に視聴するのがよい。

『悪魔の手毬唄』は、単に吉岡秀隆が再び金田一を演じるというだけではない。小林靖子の脚本、吉田照幸の演出、宮沢りえをはじめとする多彩な出演者が集まり、横溝正史の代表作を新たに映像化する作品でもある。

【よくある質問】吉岡秀隆の金田一耕助に関するFAQ

Q1:吉岡秀隆が金田一耕助を初めて演じた作品は何ですか?
A1:2018年7月28日に放送されたNHK版『悪魔が来りて笛を吹く』です。これが吉岡秀隆版金田一の第1作目となります。

Q2:吉岡秀隆は金田一耕助を何作品で演じていますか?
A2:2026年の『悪魔の手毬唄』を含めて4作品です。出演順は『悪魔が来りて笛を吹く』『八つ墓村』『犬神家の一族』『悪魔の手毬唄』となります。

Q3:2016年のNHK版『獄門島』にも吉岡秀隆は出演していますか?
A3:金田一耕助役は吉岡秀隆ではなく長谷川博己です。そのため、2016年の『獄門島』を含めるとNHKシリーズは全5作品ですが、吉岡秀隆が金田一を演じた作品は4作品です。

Q4:『悪魔の手毬唄』のNHK BS放送日はいつですか?
A4:前編は2026年11月28日(土)、後編は12月5日(土)です。いずれも午後9時から午後10時29分まで放送予定です。

Q5:『悪魔の手毬唄』の脚本家と演出家は誰ですか?
A5:脚本は小林靖子、演出は吉田照幸です。2023年の『犬神家の一族』と同じ組み合わせです。

吉岡秀隆がNHK版で金田一耕助を初めて演じたのは、2018年の『悪魔が来りて笛を吹く』。その後、『八つ墓村』『犬神家の一族』を経て、2026年の『悪魔の手毬唄』で4作品目を迎える。

NHK版シリーズ全体では2016年の『獄門島』を含めて5作品。最初の金田一を演じたのは長谷川博己であり、吉岡秀隆とは別の配役だ。

最新作『悪魔の手毬唄』は、2026年11月28日と12月5日の午後9時からNHK BSで前後編を放送予定。横溝正史の原作、小林靖子の脚本、吉田照幸の演出、そして吉岡秀隆を中心とした出演者陣がどのようなミステリーを描き出すのか注目したい。

過去3作品を振り返ってから最新作を見ることで、吉岡秀隆が積み重ねてきた金田一耕助像と、NHK版シリーズの歩みをより深く味わえるはずだ。

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コンテンツディレクター 伊部 拓海
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映画・ドラマ担当。公開資料と一次報道を照合し、ネタバレの扱いには線引きルールを設けています。

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