吉岡里帆さんといえば、映画やドラマで幅広い役柄を演じる実力派俳優ですが、実は幼少期から書道を続けてきた本格的な経験者でもあります。小学生で書道を始め、大学では書道を専攻。加えて、書道八段の腕前を持ち、かつては書家になることを目指していたという意外な経歴があります。
京都の大学で書道を学びながら、なぜ俳優の道へ進んだのでしょうか。2026年にはNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』でも、書道経験を連想させる場面が話題になりました。本人の過去のインタビュー、大学の公式記録、テレビ出演の報道、2026年の最新インタビューをもとに、吉岡里帆さんの書道歴と現在の活動を詳しく整理します。
【原点を解明】吉岡里帆はなぜ書道を始めた?小学生から八段までの道のり

吉岡里帆さんが書道を始めたのは、小学生の頃です。
本人がUR都市機構のインタビューで語ったところによると、幼い頃は体が弱く、スポーツを思うように楽しめなかったことが書道との出会いにつながりました。
友人に誘われて近所の書道教室に通い始め、週に1回の稽古を楽しみにしていたそうです。
子ども応援便りの本人インタビューでは、書道を始めた年齢について7歳だったことも明かしています。
最初から書家を目指していたわけではありません。友人からの誘いと、日常の中で書道に触れる機会が重なったことが、長く続く趣味の出発点でした。
書道八段という実力は本当?吉岡里帆さんの書道歴を調べると、繰り返し登場するのが「八段」という段位です。
2016年の『ダウンタウンなう』出演時には、書道八段の腕前を持つ人物として紹介されました。その後、2023年の『徹子の部屋』出演時や2026年の大河ドラマ関連報道でも、八段の実力が取り上げられています。
八段という段位は、長期間にわたる練習と技術の積み重ねをうかがわせるものです。
ただし、書道の段位は認定団体や流派によって制度が異なります。吉岡さんについても、具体的な認定団体や取得年月日までは広く公表されていません。
そのため、八段という数字だけで全国共通の資格試験やプロとしての認定と同一視するのは適切ではありません。
一方、大学での専門的な学習、書道部での活動、展覧会への参加、テレビ番組での作品披露まで確認できることから、単なる趣味の延長ではない経験を積んできたことは確かです。
【大学時代を検証】京都橘大学の書道コースと書道部での活動
吉岡里帆が通った大学は京都橘大学吉岡里帆さんの大学については、京都橘大学の公式サイトに本人の在籍記録が掲載されています。
2017年4月17日付の大学公式記事によると、吉岡さんは同大学の文学部日本語日本文学科書道コースに3回生まで在籍していました。
大学の教員である尾西正成助教、平形精逸さん、吉岡さんが、書道について座談会を行ったことも記録されています。
大学名だけでなく、書道コースへの在籍まで大学自身が公表している点は、学歴を確認するうえで重要な情報です。
なぜ京都の大学で書道を専攻したのか2019年のマイナビ学生の窓口のインタビューで、吉岡さんは大学選びの理由を語っています。
もともと写真、絵、書道、音楽など芸術的なものが好きで、子どもの頃から続けてきた書道を専門的に学べる学校を探していました。
その中で、京都に書道の名門校があることを知り、そこで学びたいと思ったことが進学の理由だったそうです。
京都で生まれ育った吉岡さんにとって、伝統文化が身近にある土地で書道を学ぶことには大きな魅力があったと考えられます。
書道部では建仁寺で展覧会も開催大学時代の書道活動は、授業だけにとどまりません。
同じマイナビの本人インタビューでは、書道部に所属していたことも明かしています。
特に注目したいのが、京都の名刹・建仁寺で仲間と展覧会を開いていたというエピソードです。
加えて、京都で書道に取り組む人たちとサークルを組み、別の展覧会も開催していました。
本人によると、年間2回の大きな展覧会に参加できたことは、大学生活の中でも思い出深い経験だったそうです。
作品制作についても、興味深い話があります。
書道部の仲間には細かな文字を連ねた巻物を得意とする人がいた一方、吉岡さん自身は一人で作品を制作することに重点を置いていました。
つまり、書道を単に文字を美しく書く技術としてではなく、自分自身の表現を形にする芸術として捉えていたことが分かります。
大学時代に培った経験は俳優業にもつながっている同じインタビューでは、吉岡さんは書道部やサークルでのものづくりの経験が、現在の仕事にも役立っていると話しています。
俳優という仕事では、監督、脚本家、撮影スタッフ、美術スタッフなど、多くの人が一つの作品を完成させるために協力します。
大学時代に自分でものを作り、仲間と展覧会を開催した経験があるからこそ、制作に携わる人たちの考え方を理解しやすいという趣旨の発言でした。
書道を学んだ時間は、俳優への転身によって無駄になったわけではありません。
【経歴・年表】書道家を目指した吉岡里帆が俳優へ転身した理由
吉岡里帆さんの進路変更を理解するには、書道と演劇の両方に打ち込んでいた学生時代を知る必要があります。
以下に、本人のインタビューや大学公式記録、テレビ出演報道から確認できる主な出来事をまとめました。
| 時期 | 出来事 | 詳細・関係する記録 |
|---|---|---|
| 7歳頃 | 書道を始める | 友人に誘われて近所の教室へ通う |
| 小学生以降 | 書道を継続 | 長年の練習を重ね、八段の腕前に |
| 大学時代 | 京都橘大学で書道を専攻 | 日本語日本文学科書道コースに3回生まで在籍 |
| 大学時代 | 書道部・サークルで活動 | 建仁寺などで展覧会を開催 |
| 18歳頃 | 映画のエキストラを経験 | 映画制作の現場に魅了され、俳優を志す |
| 2013年 | 女優活動を開始 | UR都市機構のプロフィールに記載 |
| 2016年11月 | 『ダウンタウンなう』出演 | 書道八段の腕前を披露 |
| 2023年6月 | 『徹子の部屋』初出演 | 巻物にしたためた作品を披露 |
| 2026年10月 | 『豊臣兄弟!』第38回 | 慶が筆で「永」と書く場面が話題に |
2026年9月27日掲載のマイナビニュースのインタビューで、吉岡さんは学生時代に考えていた進路について、より具体的に振り返っています。
当時は書家だけでなく、国語の先生になって書道を教える仕事や、書道用品を扱う会社で働くことも考えていたそうです。
つまり、書道そのものを仕事にすることだけでなく、教育や関連産業も含めて将来を考えていました。
俳優転身のきっかけは映画のエキストラ人生の転機となったのは、学生時代に参加した映画のエキストラです。
京都の撮影所近くで育った吉岡さんは、当時、嵐山でアルバイトをしていました。
そのアルバイト先で、映画のエキストラを探しているという話を聞き、撮影に参加することになります。
2026年のインタビューによると、参加した撮影現場では、何百人ものスタッフや関係者が協力し、わずか数秒のシーンを作り上げていました。
一人で作品と向き合う書道とは違い、多くの人間が力を合わせて一つの映像作品を完成させる世界に強い衝撃を受けたといいます。
本人は当時の心境を次のように説明しています。
「こんなに大勢でもの作りができたら楽しいだろうな」
この経験が、俳優になりたいと思う大きなきっかけになりました。
加えて、撮影現場では映画監督を目指す学生と知り合い、自主制作映画への出演にも誘われました。別の出会いから小劇場の舞台を知り、演劇への関心も深まっていきます。
書道家の先生が背中を押してくれた長く続けてきた書道を離れ、俳優を目指すことは簡単な決断ではありませんでした。
両親の許可を得ることにも苦労し、本人も大きな葛藤を抱えていたと2026年のインタビューで明かしています。
そんなとき、背中を押してくれたのが、大学時代に関わりのあった書道家の先生でした。
先生は、書道は何歳になっても続けられること、夢が変わってもよいことを伝え、吉岡さんの新しい挑戦を応援してくれたそうです。
「書道は幾つになってもできるから」
「いいのよ、全然。夢は変わっても」
吉岡さんは、この言葉にとても救われたと振り返っています。
書道を辞めるというより、書道を大切な経験として持ち続けながら、別の表現の世界に挑戦する。その選択を後押ししてくれた出来事でした。
吉岡里帆さんの書道の実力が広く知られるようになった背景には、テレビ番組での作品披露があります。
2016年『ダウンタウンなう』で八段の腕前を披露2016年11月18日放送のフジテレビ系『ダウンタウンなう』では、吉岡さんが書道八段の実力を披露しました。
番組にはダウンタウンと坂上忍さんが出演しており、吉岡さんは得意の書道を使って3人をイメージした文字を書きました。
披露した文字は「風」です。
当時のマイナビニュースの報道によると、吉岡さんは本番に向けて何十枚も練習してから収録に臨んだそうです。
段位だけではなく、テレビ出演という場でも納得できる作品を見せようと準備していたことがうかがえます。
2023年『徹子の部屋』では巻物作品を披露番組名:徹子の部屋
放送日:2023年6月29日
出演:吉岡里帆・黒柳徹子
注目内容:書道八段の腕前と巻物にしたためた作品の披露
2023年6月29日、吉岡さんはテレビ朝日系の『徹子の部屋』に初出演しました。
番組では、書道家を目指していた学生時代や、俳優の道に進むことになった経緯などが紹介されました。
特に注目されたのが、スタジオで披露した巻物作品です。
テレビ朝日の番組情報やMANTANWEBの報道によると、吉岡さんが書き上げた作品の完成度に黒柳徹子さんも感心したといいます。
作品に書かれた具体的な文字や題名については、報道からは特定できません。しかし、巻物という形式で作品を披露したことからも、大学時代に取り組んでいた書道表現とのつながりが感じられます。
吉岡里帆の書道作品はどこで見られる?これまでの主な公開例は次の3つです。
- 『ダウンタウンなう』:ダウンタウンと坂上忍さんをイメージした「風」。
- 『徹子の部屋』:スタジオで披露した巻物作品。
- 『豊臣兄弟!』:慶が筆で「永」と書く場面。
これらは、それぞれテレビ番組での実演、スタジオでの作品披露、ドラマの演技という異なる形で書道経験が表れたものです。
なお、大河ドラマの「永」については、ドラマ上の場面と吉岡さん個人の書道作品を同一視することはできません。
【2026年最新】大河ドラマ『豊臣兄弟!』で書道八段の経験が話題に
2026年の吉岡里帆さんの書道関連ニュースで、特に注目されたのがNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』です。
吉岡さんは同作で慶(ちか)を演じています。
慶が筆で書いた「永」に注目2026年10月4日に放送された第38回「和を以て、大和をなす」では、慶が筆屋の才蔵を応援するため、自ら筆を取って「永」と書く場面が登場しました。
この場面について、10月6日付のMANTANWEBは、吉岡さんが書道家を目指していたことや書道八段の実力を紹介しています。
視聴者からも、慶の文字の美しさと吉岡さんの実際の書道経験を結び付ける反応が寄せられました。
注目すべきなのは、書道経験が単なるプロフィール上の特技ではなく、作品の中で役柄の説得力につながる要素として受け止められている点です。
11月にも『豊臣兄弟!』関連の出演情報2026年11月5日には、吉岡さんと池田鉄洋さんが出演するスペシャルトーク番組の放送決定が報じられました。
番組名は『クライマックス直前!「豊臣兄弟!」吉岡里帆×池田鉄洋スペシャルトーク in 大阪』です。
11月14日に関西地方、11月23日に全国で放送予定と発表されました。
11月1日に開催されたNHK大阪ホールのイベントでは、ドラマ第30回のラストシーンや、第38回の筆づくりに関する場面についても撮影時の思い出が語られたと報じられています。
このように、2026年後半の吉岡さんは大河ドラマでの活動が続いており、書道経験に関連する場面も作品の見どころの一つになっています。
【現在の実態】吉岡里帆は今も書道を続けている?実力と活動を検証
気になるのは、吉岡里帆さんが現在も書道を続けているのかという点です。
結論からいえば、書道の経験と実力は2026年にも広く紹介されていますが、現在の定期的な稽古や書家としての独立した活動状況までは公表されていません。
本人は書道を再開したい気持ちを語っていた2019年のマイナビ学生の窓口のインタビューで、吉岡さんは仕事を始めてから書道に取り組む時間がなかなか取れなくなったと話しています。
同時に、書道を再びやりたいという気持ちも明かしていました。
本人の発言からは、書道そのものへの関心がなくなったわけではないことが分かります。
また、UR都市機構のインタビューでは、書道の魅力について次のように振り返っています。
「自分の手で作品を生み出せる喜び」
線の質や見た目のバランスを考え、美しい作品を完成させること。鍛錬を重ねて達成感を得ること。そして、自分の作品を誰かに届けること。
こうした書道の魅力は、吉岡さんにとって今も大切な芸術体験として残っているようです。
書道経験が俳優業にもたらすもの書道と演技は一見すると異なる分野ですが、共通する部分もあります。
| 書道の経験 | 俳優業との接点 |
|---|---|
| 集中して作品と向き合う | 役柄や台本を深く理解する |
| 線質やバランスを考える | 表情や動作の細部を整える |
| 長期間の鍛錬を積む | 演技技術を継続的に磨く |
| 一つの作品を完成させる | 多くのスタッフと作品を作る |
| 自分の表現を形にする | 登場人物の感情を表現する |
もちろん、書道経験が直接演技力を高めると断定することはできません。
しかし、吉岡さん自身が語っているように、芸術作品を作る経験は、ものづくりに携わる人の考え方を理解する助けになっています。
書道を専門的に学んだ過去は、現在の俳優活動にもつながる重要な経験といえます。
書道の実力を評価するときの3つの判断基準吉岡さんの書道について知る際は、次の3点を分けて考えると理解しやすくなります。
1. 段位と経験
八段という段位に加えて、幼少期から大学まで続けた経験があることが大きな特徴です。
2. 実際の作品披露
『ダウンタウンなう』や『徹子の部屋』などで作品を披露しており、テレビ番組でも実際の書道の腕前が紹介されています。
3. 現在の活動状況
2026年時点では、俳優業が中心です。書家として独立した活動や定期的な展覧会を続けているという最新の公式発表は確認できません。
八段という肩書きだけで判断するのではなく、本人の学習歴、作品披露、現在の活動を総合的に見ることが大切です。
【吉岡里帆の書道に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:吉岡里帆は書道何段ですか?
A1:書道八段です。2016年の『ダウンタウンなう』や2023年の『徹子の部屋』、2026年の大河ドラマ関連報道でも八段の実力が紹介されています。
Q2:吉岡里帆が書道を始めたのは何歳ですか?
A2:7歳頃です。小学生のときに友人に誘われて近所の書道教室に通い始めました。
Q3:吉岡里帆の大学はどこですか?
A3:京都橘大学です。文学部日本語日本文学科書道コースに3回生まで在籍していたことが、大学公式サイトに掲載されています。
Q4:吉岡里帆は大学で書道部に所属していましたか?
A4:はい。本人が2019年のインタビューで書道部に所属していたと明かしています。建仁寺での展覧会や、書道関係のサークルでの活動も経験しています。
Q5:吉岡里帆はなぜ書家ではなく俳優になったのですか?
A5:学生時代に映画のエキストラに参加し、多くの人が協力して映画を作り上げる現場に感動したことが大きな理由です。書道家の先生から夢の変更を応援されたことも、俳優への挑戦を後押ししました。
Q6:『徹子の部屋』ではどんな書道作品を披露しましたか?
A6:2023年6月29日の出演時に、巻物にしたためた作品を披露しました。具体的な作品名や全文は番組関連報道では紹介されていません。
Q7:吉岡里帆は2026年現在も書道を続けていますか?
A7:現在の定期的な稽古状況は公表されていません。ただし、書道八段の経歴は2026年の報道でも紹介され、大河ドラマ『豊臣兄弟!』で筆を取る場面も話題になっています。
吉岡里帆さんの書道歴を振り返ると、小学生時代に始めた習い事が、大学での専門的な学習や書道部での展覧会活動へと発展していったことが分かります。
書道八段という実力を身につけ、将来は書家や書道教育に関わる仕事を考えていた吉岡さん。しかし、学生時代の映画エキストラ経験によって、人生の方向が大きく変わりました。
その転身には、ものづくりへの感動だけでなく、長年書道を教えてきた先生の温かい言葉もありました。
そして2026年。大河ドラマ『豊臣兄弟!』で慶が「永」と書く場面が話題になり、幼少期から積み重ねてきた経験が改めて注目されています。
吉岡里帆さんの書道歴で最も興味深いのは、書道家になる夢を諦めたことではなく、書道で培った表現への情熱を別の世界へ持ち込んだことです。
書道と俳優業は別々の道に見えますが、作品と向き合い、細部を磨き、誰かに表現を届けるという点では共通しています。
今後、書道作品の新たな披露や本人による書道活動の発表があれば、俳優としての表現とはまた違った吉岡里帆さんの魅力を知る機会になりそうです。
主な参照資料・報道
- 京都橘大学公式サイト:吉岡里帆さんの書道コース在籍記録
- UR都市機構:本人インタビュー「未来を照らす」
- マイナビ学生の窓口:大学時代の書道部・展覧会活動に関する本人インタビュー
- マイナビニュース:2026年9月27日掲載、書家志望から俳優への転身に関する本人インタビュー
- MANTANWEB:2026年10月6日掲載、『豊臣兄弟!』での書道シーン
- テレビ朝日・MANTANWEB:2023年『徹子の部屋』出演情報
- マイナビニュース:2016年『ダウンタウンなう』出演報道
- RBB TODAY:2026年11月5日掲載、大河ドラマ関連特別番組の発表