2026年シーズン終了時点の秋山翔吾は、広島東洋カープで76試合に出場し、打率.276、51安打、3本塁打、16打点を記録した。出塁率は.297、長打率は.373、OPSは.670。日本野球機構(NPB)の公式記録に掲載された最新成績である。
秋山翔吾の通算成績を確認する際には、もう一つ押さえておきたい数字がある。NPBでの通算安打数は1,812本だが、MLBで記録した71安打を加えた日米通算安打数は1,883本となる。西武時代のシーズン216安打という歴史的記録から、広島での現在の打撃成績、アメリカでの挑戦までを比較すると、秋山のキャリアと打者としての特徴がより鮮明に見えてくる。
【2026年最新】秋山翔吾の成績は?広島での打率・安打数・OPSを解説

2026年の秋山翔吾は、広島東洋カープの背番号9を背負い、外野手としてシーズンを戦った。NPB公式の個人年度別成績によると、シーズン終了時点の打撃成績は次のとおりだ。
- 所属球団:広島東洋カープ
- 出場試合数:76試合
- 打席数:195打席
- 打数:185打数
- 安打数:51安打
- 打率:.276
- 本塁打:3本
- 打点:16打点
- 二塁打:5本
- 三塁打:2本
- 出塁率:.297
- 長打率:.373
- OPS:.670
注目したいのは、打率.276という数字だけでなく、出塁率と長打率の組み合わせだ。出塁率.297と長打率.373を合計したOPSは.670。打撃の総合的な貢献度を見る指標として、打率とは異なる角度からシーズンの内容を把握できる。
2026年の打撃成績をどう評価するか秋山のNPB通算打率は.295。2026年の.276は通算水準を下回っているものの、2025年の打率.262からは上昇している。
安打数も2025年の38本から2026年は51本に増加。本塁打は前年の1本から3本となり、長打率も.324から.373に改善した。
一方、2026年の出場試合数は76試合、打席数は195。フルシーズンを通した数字ではないため、年間の安打数や本塁打数だけを過去の全試合出場シーズンと単純比較するのは適切ではない。
2026年の成績を評価するなら、打率や長打率の回復傾向と、出場機会・打席数の規模を分けて見る必要がある。
【年度別成績一覧】西武時代から広島時代までの打率・安打・本塁打を比較
秋山翔吾のプロ野球キャリアは、2011年の埼玉西武ライオンズでの一軍デビューから始まった。西武では安定した出場機会を得ながら打撃力を伸ばし、2015年には歴史的な記録を樹立。その後、2017年から2019年にかけてもリーグを代表する打者として活躍した。
2020年から2021年はアメリカのシンシナティ・レッズでプレー。2022年からは広島東洋カープに所属している。
秋山翔吾の年度別打撃成績以下はNPB公式記録に基づく年度別成績。OPSは公式記録の出塁率と長打率を合算した数値を掲載している。MLB在籍期間の2020年と2021年は別項目で扱う。
| 年度 | 所属球団 | 試合 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2011 | 西武 | 110 | 66 | 1 | 21 | .232 | .602 |
| 2012 | 西武 | 107 | 118 | 4 | 37 | .293 | .747 |
| 2013 | 西武 | 144 | 152 | 13 | 58 | .270 | .742 |
| 2014 | 西武 | 131 | 123 | 4 | 47 | .259 | .716 |
| 2015 | 西武 | 143 | 216 | 14 | 55 | .359 | .941 |
| 2016 | 西武 | 143 | 171 | 11 | 62 | .296 | .807 |
| 2017 | 西武 | 143 | 185 | 25 | 89 | .322 | .934 |
| 2018 | 西武 | 143 | 195 | 24 | 82 | .323 | .937 |
| 2019 | 西武 | 143 | 179 | 20 | 62 | .303 | .863 |
| 2022 | 広島 | 44 | 41 | 5 | 26 | .265 | .746 |
| 2023 | 広島 | 115 | 119 | 4 | 38 | .274 | .709 |
| 2024 | 広島 | 138 | 158 | 4 | 30 | .289 | .679 |
| 2025 | 広島 | 64 | 38 | 1 | 5 | .262 | .638 |
| 2026 | 広島 | 76 | 51 | 3 | 16 | .276 | .670 |
出典:日本野球機構(NPB)個人年度別成績。2020~2021年のMLB公式戦成績は含まない。
西武時代の最高到達点は2015年の216安打年度別成績で最も際立つのが2015年だ。
秋山は143試合に出場し、602打数216安打、打率.359を記録した。さらに出塁率.419、長打率.522、OPS.941という優れた数字を残している。
2015年10月1日のオリックス戦ではシーズン215本目の安打を放ち、マット・マートンが2010年に記録した214安打を更新。最終的に216安打まで数字を伸ばし、当時のプロ野球シーズン最多安打記録を打ち立てた。
この年はパ・リーグの最多安打者賞も受賞。打率では柳田悠岐の.363に及ばず2位だったが、安打数ではリーグトップに立った。
2017~2019年は安定した強打者として活躍2017年から2019年も秋山の全盛期を象徴する期間だ。
2017年は打率.322、25本塁打、89打点。2018年は打率.323、24本塁打、82打点、2019年は打率.303、20本塁打、62打点を記録した。
特に2017年から2019年まで3年連続で最多安打を獲得している点は見逃せない。2015年の216安打が単発の記録ではなく、その後も高い打撃水準を維持していたことを示している。
【通算成績】秋山翔吾のNPB1,812安打と日米通算1,883安打の違い
秋山翔吾の通算成績を調べる際、最も注意したいのが「通算1,812安打」という数字の意味だ。
NPB公式記録の1,812安打は、日本のプロ野球一軍公式戦で記録した安打数である。MLBでの71安打は含まれていない。
NPB通算成績- 通算試合数:1,644試合
- 通算打席数:6,922打席
- 通算打数:6,140打数
- 通算安打数:1,812安打
- 通算本塁打:133本
- 通算打点:628打点
- 通算打率:.295
- 通算出塁率:.364
- 通算長打率:.432
- 通算OPS:約.797
通算打率.295は、長期間にわたって安定した安打を積み重ねてきたことを示す数字だ。特に西武時代の出場試合数と安打数が、通算記録の大きな土台となっている。
日米通算成績は1,883安打MLB公式記録では、秋山はレッズで2020年と2021年の2シーズンをプレーし、通算71安打を記録している。
この71安打をNPB通算1,812安打に加えると、日米通算1,883安打となる。
- 日米通算試合数:1,786試合
- 日米通算安打数:1,883安打
- 日米通算本塁打:133本
- 日米通算打点:649打点
- 日米通算打率:約.292
- 日米通算出塁率:約.362
- 日米通算長打率:約.425
- 日米通算OPS:約.787
率指標はNPBとMLBの公式記録に掲載された打撃成績を合算し、打数や出塁率の計算に必要な項目を基に算出した参考値である。NPB公式の通算欄に掲載された数値とは区別して考えたい。
つまり、検索でよく見かける「1,812安打」は間違いではないが、日米通算を意味する数字ではない。日本国内の公式戦だけなら1,812安打、MLBを含めれば1,883安打という整理が正確だ。
【MLB成績】秋山翔吾のレッズ時代は?メジャー通算71安打の実績
秋山翔吾は2019年シーズン終了後に海外FA権を行使し、2020年からシンシナティ・レッズでプレーした。
広島東洋カープの公式プロフィールにも、西武、シンシナティ・レッズ、広島という所属経歴が掲載されている。日本で実績を積み重ねた秋山にとって、MLB挑戦はキャリアの大きな転換点だった。
MLB年度別成績- 2020年:54試合、38安打、打率.245、出塁率.357、長打率.297、OPS.654、9打点。
- 2021年:88試合、33安打、打率.204、出塁率.282、長打率.253、OPS.535、12打点。
MLB公式記録に掲載されているレギュラーシーズンの通算成績は以下のとおり。
- 試合数:142試合
- 打数:317打数
- 安打数:71安打
- 本塁打:0本
- 打点:21打点
- 打率:.224
- 出塁率:.320
- 長打率:.274
- OPS:.594
MLBでは日本時代のような安打量産を実現できず、長打率やOPSもNPB時代の通算数値を下回った。
ただし、出塁率.320という数字は打率.224より高く、安打以外の方法でも出塁していたことが分かる。MLBでの成績を評価する際は、打率だけでなく四球なども含めた出塁面を確認することが大切だ。
また、MLBでの公式戦成績と、マイナーリーグでの成績は別物である。秋山のMLB通算71安打は、メジャーリーグのレギュラーシーズンで記録した数字だ。
【広島と西武を比較】秋山翔吾の打撃スタイルと成績の変化
秋山のキャリアを球団別に見ると、西武時代は年間143試合に出場するシーズンが続き、安打数と本塁打数の両面で高い成績を残していた。
一方、広島では2022年のシーズン途中から加わり、2023年以降は再びチームの打線を支える存在となった。
西武時代と広島時代の特徴埼玉西武ライオンズ時代は、2015年の216安打、2017年から2019年の3年連続最多安打など、打撃面での実績が際立つ。2017年には25本塁打、89打点を記録しており、単なる単打中心の打者ではなかった。
広島東洋カープ時代は、2022年に打率.265、41安打、5本塁打、26打点を記録。2023年は119安打、2024年は158安打と、シーズンを通じた出場機会を確保した。
2024年は138試合出場、打率.289、158安打。2025年は64試合、38安打、打率.262となり、2026年は76試合、51安打、打率.276だった。
この推移から分かるのは、広島移籍後も打率を.270前後から.290近くまで維持したシーズンがある一方、近年は出場試合数が西武時代の全試合出場シーズンほど多くないことだ。
秋山翔吾の成績を評価する4つの指標- 打率:打数に対する安打の割合。安打をどれだけ打っているかを把握する基本指標。
- 安打数:シーズンを通じた打撃の積み重ねを示す。出場試合数や打席数とセットで比較したい。
- 出塁率:安打だけでなく四球や死球なども考慮した出塁能力を示す。
- OPS:出塁率と長打率の合計。打者の総合的な攻撃力を比較するときに役立つ。
秋山のキャリアを理解するうえでは、2015年の216安打だけを取り上げるのではなく、2017~2019年のOPS.863~.937という高い水準、広島での2024年の158安打、そして2026年の成績までを連続して見ることが重要だ。
【プロの結論】秋山翔吾の成績から分かる選手としての価値
秋山翔吾の最大の強みは、長期間にわたって安打を積み重ねてきた実績にある。
2015年にはNPB歴代最多の216安打を記録し、2017年には自身初の首位打者を獲得。2017年から2019年まで3年連続で最多安打に輝いた。こうした実績は、特定のシーズンだけ調子が良かった打者とは異なる、継続的な打撃能力を裏付けている。
また、通算133本塁打という数字からも分かるように、秋山は単純なコンタクト型にとどまらない。2017年には25本塁打を放っており、安打数と長打力の両方でチームに貢献できる打者だった。
広島での近年の成績を見る場合は、過去の全盛期と現在を同じ基準だけで比較するのではなく、出場試合数、打席数、打率、出塁率、長打率を組み合わせて評価する必要がある。
2026年は打率.276、OPS.670。2025年から打率とOPSが上昇した点は注目できる。ただし、76試合という出場数を踏まえると、これだけで全盛期への完全復活と評価するのは早い。
西武時代の記録保持者としての実績と、広島での現在の役割。この二つを分けて捉えることが、秋山翔吾の成績を正しく理解するための判断基準となる。
【秋山翔吾の成績】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:秋山翔吾の2026年の打率と安打数は?
A1:2026年シーズン終了時点で、広島東洋カープで76試合に出場し、打率.276、51安打を記録した。本塁打は3本、打点は16、OPSは.670となっている。
Q2:秋山翔吾の通算安打数は何本?
A2:NPB公式戦の通算安打数は1,812本。MLBでの71安打を加えた日米通算では1,883本となる。
Q3:秋山翔吾の通算打率とOPSは?
A3:NPB通算打率は.295。NPBの通算出塁率.364と長打率.432から算出したOPSは約.797となる。日米通算の打率は約.292、OPSは約.787。
Q4:秋山翔吾が最も多く安打を打ったシーズンは?
A4:2015年の埼玉西武ライオンズ時代。143試合で216安打、打率.359を記録し、当時のNPBシーズン最多安打記録を更新した。
Q5:秋山翔吾のMLB通算成績は?
A5:シンシナティ・レッズで2020年と2021年にプレーし、MLB通算142試合、71安打、打率.224、0本塁打、21打点、OPS.594を記録している。
Q6:秋山翔吾は西武と広島のどちらで多くの安打を記録している?
A6:西武時代のNPB通算安打数は1,402本、広島時代は410本。2026年シーズン終了時点では、西武時代の安打数が大きく上回っている。
秋山翔吾の2026年最新成績は、打率.276、51安打、3本塁打、16打点、OPS.670。広島東洋カープで76試合に出場したシーズンだった。
NPB通算では1,644試合、1,812安打、133本塁打、628打点、打率.295を記録。MLBでの71安打を加えると、日米通算1,883安打に到達する。
キャリアのハイライトは、やはり西武時代の2015年に達成した216安打だ。さらに2017~2019年の3年連続最多安打という実績もあり、長年にわたって日本球界を代表する安打製造機として活躍してきた。
秋山の成績を調べる際は、NPB通算1,812安打と日米通算1,883安打を混同しないこと、そして打率だけでなく出塁率・長打率・OPSや出場試合数も確認することが大切だ。
2026年の数字は、西武時代の全盛期とは異なるものの、2025年との比較では打率やOPSに改善が見られる。今後の広島での出場機会と打撃成績にも引き続き注目したい。
主な参照資料
- 日本野球機構(NPB)公式・秋山翔吾個人年度別成績
- MLB公式・Shogo Akiyama Career Stats
- 広島東洋カープ公式・選手プロフィール
- 埼玉西武ライオンズ公式・2015年216安打記録発表