今回発表された16店舗は、北海道から沖縄まで広範囲に分散している。出店先は次の14都道県だ。
- 北海道:旭川市
- 東北:青森県五所川原市、福島県伊達市
- 関東:茨城県牛久市、栃木県小山市、神奈川県平塚市、東京都福生市、千葉県市原市
- 中部:愛知県名古屋市・安城市・半田市、長野県長野市
- 中国:岡山県岡山市
- 関西:兵庫県加古川市
- 九州:福岡県新宮町
- 沖縄:沖縄県北谷町
11月は9店舗、12月は7店舗という内訳だ。特に11月27日は福岡県と福島県、11月30日は栃木県と青森県で同時に開店する予定となっている。
今回の特徴は、既存の大都市圏だけでなく、地方都市やこれまで出店がなかった地域にも店舗網を広げていることだ。
【全国16店舗一覧】オープン日・住所・営業時間を完全整理

ビーケー・ジャパンの公式発表に掲載された16店舗の詳細をまとめた。
以下の営業時間は発表時点の予定であり、商業施設の営業状況や店舗側の事情によって変更される場合がある。
2026年11月6日発表資料に基づく。開店日はすべて2026年。
出典:株式会社ビーケー・ジャパンの2026年11月6日付公式プレスリリース。
11月に開店する注目店舗11月の新店舗で特に注目したいのは、愛知県のロピア滝ノ水店と茨城県のそよらひたち野うしく店だ。
ロピア滝ノ水店は11月9日10時にオープン予定。愛知県名古屋市緑区のロピア滝ノ水店内に出店する。営業時間は10時から20時で、ラストオーダーは19時30分だ。
そよらひたち野うしく店は11月18日9時に開店予定。茨城県牛久市ひたち野東に位置し、営業時間は9時から22時。今回の一般公募型出店キャンペーンから実現した店舗の一つでもある。
愛知県では11月20日にアピタ安城南店も開店する。さらに同日には長野県長野市の川中島店もオープン予定で、複数地域での出店が並行して進む。
12月に開店する注目店舗12月の出店で特徴的なのは、早朝営業と夜遅くまでの営業を予定する店舗があることだ。
神奈川県の平塚駅北口店は12月3日6時開店、23時閉店予定。今回発表された16店舗のなかでも営業時間が長い店舗となっている。
北海道のイオンモール旭川駅前店は12月1日8時から、沖縄県のハンビー北谷店は12月15日10時から23時まで営業する予定だ。
このように、すべての新店舗が同じ営業時間ではない。利用する時間帯に合わせて店舗を選ぶことが大切になる。
【福島県初出店】イオンモール伊達店が11月27日にオープン
今回の新規出店で象徴的なのが、福島県伊達市に誕生するバーガーキング イオンモール伊達店だ。
開店予定日は2026年11月27日。福島県内では初めてのバーガーキング店舗となる。
店舗の概要は次のとおり。
- 店舗名:バーガーキング イオンモール伊達店
- オープン日:2026年11月27日(金)
- オープン時刻:10時
- 住所:福島県伊達市堂ノ内土地区画整理事業地内 1F
- 営業時間:11時〜21時
ここで注意したいのが、開店時刻と通常営業時間の違いだ。
初日のオープンは10時と発表されている一方、通常営業時間は11時から21時となっている。開店初日に訪問する場合は、この時間差を把握しておきたい。
なぜ福島県への初出店が注目されるのかバーガーキングは全国規模で店舗数を増やしてきたものの、これまで福島県には店舗がなかった。
今回の伊達市への出店によって、福島県でも看板商品のワッパーを店舗で購入できるようになる。
特に注目されるのは、福島県への出店が単独の地方進出にとどまらないことだ。青森県五所川原市にも青森ELM店がオープンし、東北地方での店舗網が広がる。
これまで大都市圏を中心に認知されていたブランドが、地方都市のショッピングエリアにも進出する流れが鮮明になっている。
16店舗のうち5店舗は一般公募から実現今回の出店には、もう一つ興味深い背景がある。
それが、バーガーキングが実施した「バーガーキングを増やそう シーズン3」というキャンペーンだ。
この企画は、バーガーキングの出店に適した空き物件の情報を一般から募集する取り組み。2026年3月から4月にかけて実施され、応募件数は3万2,800件超に達した。
集まった物件情報をもとに調査や出店交渉を行い、今回の16店舗のうち次の5店舗で出店が実現した。
1. そよらひたち野うしく店(茨城県牛久市)
2. アピタ安城南店(愛知県安城市)
3. おやまゆうえんハーヴェストウォーク店(栃木県小山市)
4. 青森ELM店(青森県五所川原市)
5. イオン加古川店(兵庫県加古川市)
加えて、各店舗の空き物件を最初に紹介した特典対象者には、1人につき30万円が贈られる仕組みも設けられた。
つまり、今回の店舗拡大は企業側だけで物件を探す従来型の出店活動に加え、消費者や地域住民からの情報提供も活用している。
この仕組みは、地元の人が日常生活のなかで感じている「この場所ならお客さんが集まりそう」という情報を、出店候補地の発掘に生かすものだ。
【全国401店舗から600店舗へ】バーガーキングの出店計画と店舗数の推移
バーガーキングの店舗拡大を理解するには、2019年以降の店舗数の変化を見る必要がある。
2019年5月末、国内の店舗数はわずか77店舗まで減少していた。しかし、その後は出店を積極化し、2025年には全国300店舗を突破。2025年末には337店舗に到達した。
2026年も出店が続き、今回の16店舗を含めると12月15日時点で401店舗になる見込みだ。
バーガーキングの店舗数推移| 時期 | 店舗数・目標 |
|---|---|
| 2019年5月末 | 77店舗 |
| 2025年10月20日 | 300店舗突破 |
| 2025年12月末 | 337店舗 |
| 2026年9月 | 384店舗 |
| 2026年12月15日 | 401店舗の予定 |
| 2028年末 | 600店舗を目標 |
この推移を見ると、2019年から2026年12月の見込みまでに店舗数は約5.2倍になる計算だ。
特に2025年から2026年にかけての出店ペースは注目に値する。9月時点の384店舗から、今回の16店舗を加えて401店舗へと増加する計画になっている。
2028年600店舗計画はどこまで現実的なのかバーガーキングが掲げているのは、2028年末までに全国600店舗を実現するという目標だ。
2026年12月15日時点の401店舗という見込みを基準にすると、目標達成にはさらに199店舗の純増が必要となる。
単純計算では、約2年間で月平均8店舗程度の純増が求められる。
もちろん、実際には新規出店だけでなく閉店や店舗運営上の条件も影響するため、毎月同じペースで増えるとは限らない。
それでも、今回の16店舗一括発表は、600店舗計画に向けた出店強化を具体的に示す動きだ。
なお、401店舗は2026年12月15日時点の予定数であり、11月6日時点ですでに401店舗が営業しているという意味ではない。この違いは正確に理解しておきたい。
【なぜ急拡大している?】店舗拡大の理由と経営戦略を分析
バーガーキングがここまで店舗数を増やしている背景には、単なる物件確保だけではない経営戦略の変化がある。
2026年3月の事業戦略説明会やITmediaの野村一裕社長へのインタビューでは、成長の背景としてブランド戦略、店舗運営の基盤整備、フランチャイズ展開などが取り上げられている。
理由1:直火焼きというブランドの強みを明確化バーガーキングの看板商品といえばワッパーだ。
直火焼きの100%ビーフパティを使い、フレッシュな野菜と組み合わせた大型バーガーとして知られている。
ITmediaのインタビューで野村社長は、2019年にマーケティング責任者として入社した後、顧客へのヒアリングを通じてブランドの特徴を再整理したと説明している。
そこで重視したのが「直火焼き」という訴求軸だった。
商品の特徴を明確に伝え、競合チェーンとの差別化を図る。この一貫したブランド戦略が、利用者の認知や既存店の成長を支えた要素として紹介されている。
理由2:店舗開発と運営体制を強化店舗数を増やすためには、物件を確保するだけでは不十分だ。
人材の確保、店舗運営の標準化、商品供給、教育体制など、複数の条件が整わなければ継続的な出店は難しい。
2026年3月の事業戦略説明会で野村社長は、2019年以降にチームづくりやマーケティングの整備、オペレーションの基礎固めを進め、2022〜2023年ごろから成長を加速させたと説明した。
つまり、現在の店舗拡大は、突然始まったものではない。2019年以降の事業再構築が土台になっている。
理由3:フランチャイズ展開を成長エンジンにする600店舗計画の実現に向けて、もう一つ重要なのがフランチャイズ戦略だ。
グルメWatchの2026年3月の報道によると、野村社長は600店舗のうち300店舗をフランチャイズ店舗にする目標を説明している。
直営店だけで全国に店舗網を広げるには、企業側の投資負担や人材確保が大きくなる。
一方、フランチャイズ方式を活用すれば、地域の事業者や独立を目指す人材と協力しながら出店エリアを広げられる。
店舗数の拡大と地域密着型の運営を両立させるうえで、重要な戦略となる。
理由4:出店候補地を一般から募る新しい方法「バーガーキングを増やそう」キャンペーンは、物件開発におけるユニークな取り組みだ。
3万2,800件を超える応募が集まったことは、地域住民からの出店要望やブランドへの関心を把握する機会にもなった。
今回の16店舗のうち5店舗が、このキャンペーンで集まった物件情報をきっかけに実現している。
出店候補地の情報を広く集めることで、企業側だけでは見つけにくい地域の空き物件にもアプローチできる。
今後の出店エリア拡大においても、こうした取り組みがどの程度活用されるか注目したい。
【新店舗へ行く前に】営業時間や出店情報で注意したいポイント
新店舗の情報を確認する際には、いくつか注意点がある。
特に今回の16店舗は、ショッピングモール内、スーパー内、駅前、ロードサイドと立地が異なるため、営業時間や利用条件を一律に考えないほうがよい。
開店時刻と通常営業時間は別の場合がある代表例がイオンモール伊達店だ。
- 開店日時:11月27日10時
- 通常営業時間:11時〜21時
初日の開店時刻と通常営業の開始時刻が異なる。
また、ロピア滝ノ水店はラストオーダーが19時30分、イオンモール旭川駅前店は21時となっている。
閉店時間ぎりぎりに訪問する場合は、ラストオーダーの有無も確認したい。
商業施設の営業時間と店舗営業時間は同じとは限らないイオンモールやアピタ、西友などに出店する店舗では、施設の営業時間とバーガーキングの営業時間が異なる場合がある。
施設が営業しているからといって、バーガーキングも同じ時間まで営業しているとは限らない。
特に朝の時間帯や夜間に訪問する場合は、店舗ごとの営業時間を確認することが大切だ。
2028年までの出店予定は確定店舗一覧ではない2028年末の600店舗計画は会社が掲げる目標であり、今後の全店舗の住所やオープン日が決定しているわけではない。
2026年11〜12月の16店舗は具体的な開店予定が発表されている一方、それ以降の出店については、地域や物件が順次発表される段階だ。
今後の情報を見極める際は、次の基準が役立つ。
- 開店日が確定している情報: 公式プレスリリースに店舗名と日付が記載されている。
- 出店予定の情報: 会社が新規出店を計画していても、個別店舗の詳細はまだ発表されていない。
- 店舗数の目標: 2028年600店舗は経営目標であり、達成済みの実績ではない。
こうした区別を意識すれば、SNSなどで流れる開店情報に振り回されずに済む。
【バーガーキング新店舗】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:バーガーキングの新店舗は2026年11月に何店舗オープンする?
A1:2026年11月は9店舗がオープン予定だ。愛知県のロピア滝ノ水店、茨城県のそよらひたち野うしく店、福島県のイオンモール伊達店などが含まれる。
Q2:バーガーキングの2026年12月の新店舗はどこ?
A2:12月は7店舗がオープン予定。北海道旭川市、神奈川県平塚市、東京都福生市、愛知県半田市、千葉県市原市、兵庫県加古川市、沖縄県北谷町に出店する。
Q3:バーガーキングは福島県に初出店する?
A3:する。2026年11月27日に福島県伊達市のイオンモール伊達店がオープン予定で、福島県初の店舗となる。
Q4:バーガーキングは2026年12月に全国401店舗になる?
A4:ビーケー・ジャパンの発表では、今回の16店舗を含め、2026年12月15日時点で全国401店舗となる見込みだ。11月6日時点の営業店舗数ではない。
Q5:バーガーキングの2028年の店舗数目標は?
A5:2028年末までに全国600店舗を目指している。フランチャイズ展開も成長戦略の柱で、600店舗のうち300店舗をフランチャイズとする構想が報じられている。
Q6:バーガーキングの新店舗の営業時間は何時から何時まで?
A6:店舗によって異なる。今回の発表では、平塚駅北口店が6時〜23時、イオンモール旭川駅前店が8時〜21時30分、ハンビー北谷店が10時〜23時などとなっている。
Q7:バーガーキングの今後の出店予定はどこで確認できる?
A7:ビーケー・ジャパンの公式発表やバーガーキングの公式店舗情報で確認できる。2028年600店舗計画に向けて未進出エリアへの出店も予定されているが、個別の住所や開店日は正式発表を待つ必要がある。
2026年11月6日に発表されたバーガーキングの新店舗情報は、全国14都道県への16店舗一括出店という大規模なものだった。
特に注目したい要点は次の3つだ。
- 11月9日から12月15日までに16店舗が順次オープンする。
- 福島県初の店舗となるイオンモール伊達店が11月27日に開店する。
- 2026年12月15日時点で全国401店舗となる見込みで、2028年末には600店舗を目指す。
今回の出店から見えてくるのは、バーガーキングが大都市圏だけでなく、地方都市や商業施設、駅前など多様な立地へ店舗網を広げようとしている姿だ。
2019年5月末の77店舗から、2026年12月の401店舗見込みへ。店舗数の回復と成長を経て、次の目標は全国600店舗となる。
今後は新規出店の数だけでなく、地方への進出、フランチャイズの拡大、既存店舗の運営品質をどこまで両立できるかが焦点になる。
2026年11〜12月の16店舗は、その成長戦略を具体的に示す重要な節目となりそうだ。