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【レース結果】第65回ダイオライト記念2020はアナザートゥルースが優勝

伊部 拓海 伊部 拓海 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

第65回ダイオライト記念は、2020年3月11日(水)に船橋競馬場で開催されたダートグレード競走。JRA、南関東、他地区から14頭が出走し、4歳以上の馬が56kgの定量で2400mを争った。

レース基本情報

項目 内容
開催日 2020年3月11日(水)
競馬場 船橋競馬場
レース 第11競走・第65回ダイオライト記念
格付け JpnII
距離 ダート左2400m
天候 晴
馬場状態 重
出走頭数 14頭
優勝馬 アナザートゥルース
勝ち時計 2分36秒6
優勝騎手 C.ルメール
優勝賞金 3,200万円

レースを制したアナザートゥルースは、単勝1番人気の支持を受けていた。2着ウェスタールンド、3着サウンドトゥルーも、それぞれ2番人気、3番人気。上位3頭が人気順に入線する、実力がそのまま結果に表れた一戦だった。

地方競馬全国協会の公式レース記録では、アナザートゥルースの走破時計は2分36秒6。2着ウェスタールンドには2馬身差をつけている。なお、この日の船橋競馬は新型コロナウイルスの影響で無観客開催となり、ナイター競馬も通常とは異なる静かな環境で実施された。

上位3頭の単勝オッズ
馬名 人気 単勝オッズ
アナザートゥルース 1番人気 2.4倍
ウェスタールンド 2番人気 2.6倍
サウンドトゥルー 3番人気 4.8倍

注目したいのは、1番人気と2番人気のオッズが2.4倍と2.6倍で、ほぼ互角の評価だったことだ。アナザートゥルースがわずかに支持を集めていたものの、ウェスタールンドにも十分な勝機があると見られていた。

【全着順一覧】ダイオライト記念2020の14頭を騎手・人気・タイムで比較

ダイオライト記念2020

ここでは、公式競走成績を基に全14頭の着順を整理する。JRA所属馬だけでなく、船橋、兵庫、大井、愛知、笠松など各地から参戦した馬の結果も確認できる。

着順 馬名・所属 騎手 人気・単勝オッズ タイム・着差
1着アナザートゥルース(JRA)C.ルメール1人気・2.4倍2:36.6
2着ウェスタールンド(JRA)川田将雅2人気・2.6倍2:37.0・2馬身
3着サウンドトゥルー(船橋)森泰斗3人気・4.8倍2:37.9・4馬身
4着トーセンブル(船橋)本田正重7人気2:38.8・4馬身
5着タガノゴールド(兵庫)下原理5人気2:38.8・アタマ
6着フレアリングダイヤ(大井)楢崎功祐8人気2:38.9・1/2馬身
7着ヤマノファイト(船橋)御神本訓史6人気2:39.0・1/2馬身
8着ジョーダンキング(JRA)岩田康誠4人気2:39.6・3馬身
9着ジュンスターホース(JRA)藤井勘一郎9人気2:40.3・3馬身
10着ハセノパイロ(船橋)本橋孝太11人気2:41.1・4馬身
11着サトノアッシュ(船橋)笹川翼10人気2:41.6・2馬身半
12着コウエイワンマン(愛知)岡村健司14人気2:41.7・クビ
13着キタノイットウセイ(笠松)池田敏樹13人気2:44.3・大差
14着ハクサンルドルフ(船橋)吉原寛人12人気2:45.1・4馬身

出典:地方競馬全国協会の2020年3月11日船橋第11競走公式成績。単勝オッズは上位3頭について掲載。

全着順から見える3つのポイント

1つ目は、上位3頭が1〜3番人気で決着したこと。 14頭立ての交流重賞で、中央所属のアナザートゥルースとウェスタールンドがワンツーを達成。地方所属のサウンドトゥルーも3着に入り、人気上位の能力が結果につながった。

2つ目は、4着と5着の接戦。 トーセンブルとタガノゴールドは、ともに2分38秒8で入線した。公式成績上ではトーセンブルが4着、タガノゴールドが5着で、その差はアタマ。上位3頭には届かなかったものの、両馬の競り合いも見逃せない。

3つ目は、地方所属馬の健闘。 サウンドトゥルーが3着、トーセンブルが4着、タガノゴールドが5着と、地方勢も上位に食い込んだ。中央馬が上位を独占したレースではなく、所属を超えた実力比較ができる結果だった。

【レース展開を検証】アナザートゥルースはなぜ逃げ切れたのか

ダイオライト記念2020を理解するうえで欠かせないのが、アナザートゥルースの逃げ切りである。

地方競馬全国協会の公式レース回顧によると、アナザートゥルースは普段の中団前付近からの競馬ではなく、今回は久しぶりに逃げる形を選択。タガノゴールドやヤマノファイト、サウンドトゥルーなどが後続につける展開になった。

公式成績のコーナー通過順でも、アナザートゥルースは先頭を維持。最後の勝負どころではサウンドトゥルーが接近したものの、3〜4コーナーで再び加速して後続を突き放した。結果として、直線でも先頭を譲らずにゴールへ飛び込んでいる。

C.ルメール騎手の判断が生んだ勝利

今回の勝利で重要なのは、単純に先頭を走ったことではない。2400mという長距離で、序盤から無理に後続を引き離すのではなく、馬のリズムを保ちながらレースを進めた点にある。

公式レース回顧でC.ルメール騎手は、初めての船橋コースでも冷静に走れたことや、3〜4コーナーから加速できたことを振り返っている。

「スタミナがあるので2400メートルはバッチリです」

出典:地方競馬全国協会「第65回ダイオライト記念 レースハイライト」C.ルメール騎手のコメント

このコメントは、同馬の持ち味と今回の距離設定がかみ合ったことを示している。長距離戦では最後まで脚を残すことが欠かせない。アナザートゥルースは先頭を走りながらも、最後の勝負どころで再加速できる余力を保っていた。

ウェスタールンドは後方から2着まで追い上げた

2着ウェスタールンドの走りも高く評価できる。

川田将雅騎手が騎乗した同馬は、コーナー通過順が10-10-7-4。序盤は前方から離れた位置にいたが、レース後半にかけて順位を押し上げた。

公式レース回顧でも、中団後方から脚を伸ばして2着に入ったと説明されている。先頭でレースを組み立てたアナザートゥルースに対し、ウェスタールンドは終盤の追い上げで勝負した形だ。

勝ち馬との差は2馬身。結果的に届かなかったものの、先行馬が有利に運んだ展開のなかで2着まで浮上した点は、同馬の末脚と長距離適性を示す内容だった。

10歳サウンドトゥルーが見せた粘り

3着サウンドトゥルーは、このレースでもう一つの主役だった。

当時10歳だった同馬は、船橋所属として出走。森泰斗騎手とのコンビで、コーナー通過順は4-4-3-2。勝負どころではアナザートゥルースに並びかける場面もあった。

しかし、先頭のアナザートゥルースが再加速すると、最後は3着で入線。2着ウェスタールンドからも差をつけられたが、10歳でダートグレード競走の上位を確保したこと自体が評価に値する。

森泰斗騎手は公式回顧で、ペースが遅かったため自然に前の位置につけたことや、最後はもう少し伸びるイメージだったことを説明している。また、10歳で頑張っている馬として、その健闘を称えていた。

【払戻金一覧】ダイオライト記念2020の3連単は1,550円

ダイオライト記念2020の払戻金は、上位人気3頭がそのまま入線したことを反映し、全体的に低めの配当となった。

特に3連単は1,550円。1着アナザートゥルース、2着ウェスタールンド、3着サウンドトゥルーという人気順の組み合わせで、3連単としては非常に堅い決着だった。

主要な払戻金
券種 組み合わせ 払戻金 人気
単勝 14 240円 1番人気
複勝 14 100円 1番人気
複勝 3 110円 2番人気
複勝 8 130円 3番人気
枠連複 3-8 320円 1番人気
馬連複 3-14 330円 1番人気
枠連単 8-3 660円 2番人気
馬連単 14-3 650円 1番人気
ワイド 3-14 160円 1番人気
ワイド 8-14 190円 2番人気
ワイド 3-8 270円 5番人気
3連複 3-8-14 410円 1番人気
3連単 14-3-8 1,550円 1番人気

出典:地方競馬全国協会・2020年3月11日船橋競馬場11R払戻金。金額は100円あたり。

3連単1,550円が示す人気通りの決着

3連単14-3-8は、100円の購入に対して1,550円の払戻し。的中した組み合わせの人気も1番人気だった。

この結果を馬券の観点から見ると、上位3頭を正確に評価できたかどうかが重要だった。アナザートゥルースとウェスタールンドの単勝オッズは近く、どちらが勝っても不思議ではない評価だったが、最終的にはルメール騎手が逃げ切りを成功させた。

また、3連複も410円と低配当。3頭の能力が事前評価どおりに発揮されたことが、配当にも表れている。

ただし、堅い決着だったからといって、レースそのものに波乱要素がなかったわけではない。サウンドトゥルーが10歳で上位に入ったことや、ウェスタールンドが後方から追い上げたことなど、展開面では見どころの多いレースだった。

【兄弟対決にも注目】アナザートゥルースとサウンドトゥルーの関係

ダイオライト記念2020を語るうえで、競馬ファンにとって印象的だったのが、アナザートゥルースとサウンドトゥルーの兄弟対決である。

地方競馬全国協会のレース回顧によると、サウンドトゥルーはアナザートゥルースの兄にあたる。兄はGⅠ・JpnⅠを3勝した実績馬で、弟もダート重賞戦線で存在感を高めていた。2020年の船橋では、兄弟が同じ重賞の舞台で直接対決することになった。

2頭の関係と実績
比較項目 アナザートゥルース サウンドトゥルー
兄弟関係 弟 兄
所属 JRA 船橋
年齢 6歳 10歳
騎手 C.ルメール 森泰斗
2020年の着順 1着 3着
主な実績・特徴 アンタレスステークスGIII優勝など GⅠ・JpnⅠを3勝
今回の役割 逃げ切り勝ち 先行して3着を確保

アナザートゥルースは、2019年のアンタレスステークスを制した実績を持つ馬。一方、サウンドトゥルーは東京大賞典、チャンピオンズカップ、JBCクラシックなどを制してきた実力馬だった。

兄が地方所属となり、弟が中央のダート重賞で台頭してきたという経緯も、この対決に特別な意味を与えていた。結果は弟の勝利。兄弟が1着と3着に入ったことで、血統的なつながりと、それぞれの競走馬としての個性が際立った。

兄弟対決の勝敗を分けたもの

2頭の結果を分けた最大の要素は、レース中の位置取りと勝負どころでの加速だった。

アナザートゥルースはスタート後から先頭を確保し、長距離戦を自分のリズムで進めた。一方、サウンドトゥルーは先行集団から勝負を仕掛け、最終コーナーでは弟に並びかける形になった。

ただし、弟はそこで失速せず、さらに加速。兄の追撃を振り切った。年齢だけで能力を判断するのではなく、2400mという条件における位置取りや脚の使い方が勝敗を左右したレースだった。

【レース映像の見どころ】2020年の船橋2400mを振り返る

ダイオライト記念2020のレース映像を確認するなら、注目したい場面はスタート直後、3コーナーから4コーナー、そしてゴール前の3つだ。

地方競馬情報サイトの公式記録には、当該競走のレース映像が掲載されている。映像と競走成績を照らし合わせることで、各馬の位置取りや勝負のタイミングをより具体的に理解できる。

映像で確認したい3つのポイント

① スタート直後の先手争い

アナザートゥルースが久々の逃げ戦法を選択し、先頭に立つまでの流れを確認したい。長距離戦では序盤の位置取りが重要になるが、先頭を取るだけでなく、無理なく自分のリズムに持ち込めた点が勝因につながった。

② 3〜4コーナーでのサウンドトゥルーの動き

兄サウンドトゥルーが弟に接近する場面は、このレースの大きな見どころ。ここでアナザートゥルースが再加速し、後続との差を広げたことが決定的だった。

③ ウェスタールンドの最後の追い上げ

川田将雅騎手が騎乗したウェスタールンドは、後方寄りから追い上げて2着を確保した。勝ち馬には届かなかったものの、終盤の進出と最後まで伸びる脚を映像で確認できる。

船橋ダート2400mという特殊な舞台

このレースの分析では、船橋競馬場のコース形態も押さえておきたい。

地方競馬全国協会のコース紹介によると、船橋競馬場は1周1,400mの左回り。ダート2400mでは向正面の2コーナー付近からスタートし、6回のコーナーを通過して1周半以上を走る。最後の直線は308mで、2400mは原則としてダイオライト記念のみで使用される距離設定だ。

つまり、単純な直線の末脚だけでは勝負が決まらない。コーナーでの立ち回り、長距離を走り切るスタミナ、仕掛けるタイミングが問われる舞台である。2020年のアナザートゥルースは、先頭でレースを運びながら最後のコーナーでも加速できたことが大きかった。

【プロの結論】ダイオライト記念2020から読み解く長距離ダートの勝負どころ

ダイオライト記念2020は、1番人気が勝っただけの平凡なレースではない。2400mという特殊な距離で、先行力、スタミナ、コーナリング、騎手の判断が組み合わさった結果だった。

アナザートゥルースの勝利を評価するうえで、特に重要なのは次の3点だ。

第一に、逃げという戦術の選択。 近走の位置取りに固執せず、久しぶりに先頭を取る競馬を選択したことがレースの流れを変えた。長距離戦では、自分のリズムを守れる位置取りが大きな武器になる。

第二に、最後まで加速できるスタミナ。 2400mを先頭で走りながら、勝負どころで後続を突き放した。単に先行力があるだけではなく、終盤に脚を使える能力が勝利につながった。

第三に、対戦相手の評価を誤らないこと。 ウェスタールンドは後方から2着、サウンドトゥルーは10歳で3着。人気上位の3頭がそれぞれ異なる競馬をして上位を占めたことは、能力比較と展開分析の両方が必要であることを示している。

2021年の第66回ダイオライト記念ではダノンファラオが優勝し、アナザートゥルースは3着に入った。2020年の勝利は、その後も続く船橋の長距離ダート路線を振り返るうえで重要な一戦として記録されている。

ダイオライト記念2020に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ダイオライト記念2020の優勝馬は誰ですか?
A1:アナザートゥルースです。C.ルメール騎手とのコンビで2分36秒6を記録し、2着ウェスタールンドに2馬身差をつけて優勝しました。

Q2:ダイオライト記念2020の全着順は?
A2:1着アナザートゥルース、2着ウェスタールンド、3着サウンドトゥルー。以下、トーセンブル、タガノゴールド、フレアリングダイヤ、ヤマノファイト、ジョーダンキング、ジュンスターホース、ハセノパイロ、サトノアッシュ、コウエイワンマン、キタノイットウセイ、ハクサンルドルフの順です。

Q3:ダイオライト記念2020の3連単はいくらでしたか?
A3:14-3-8で1,550円でした。組み合わせはアナザートゥルース、ウェスタールンド、サウンドトゥルーで、1番人気の決着です。

Q4:アナザートゥルースの単勝オッズはいくらでしたか?
A4:2.4倍です。1番人気で、単勝の払戻金は240円でした。

Q5:ダイオライト記念2020の馬場状態は?
A5:重馬場でした。天候は晴れで、船橋競馬場の左回りダート2400mで実施されました。

Q6:ウェスタールンドの騎手は誰でしたか?
A6:川田将雅騎手です。後方寄りから追い上げ、2分37秒0で2着に入りました。

Q7:サウンドトゥルーとアナザートゥルースは兄弟ですか?
A7:はい。サウンドトゥルーが兄、アナザートゥルースが弟です。2020年のダイオライト記念では兄が3着、弟が1着となりました。

Q8:ダイオライト記念2020のレース映像は見られますか?
A8:地方競馬全国協会の公式情報サイトに当該レースの映像記録があります。スタートからの逃げ、3〜4コーナーでの加速、ウェスタールンドの追い上げが主な見どころです。

第65回ダイオライト記念は、2020年3月11日に船橋競馬場で行われ、アナザートゥルースが2分36秒6で優勝した。C.ルメール騎手の判断による久々の逃げ戦法が功を奏し、重馬場のダート2400mを先頭で押し切った。

2着ウェスタールンドは川田将雅騎手の手綱で後方から追い上げ、3着には10歳のサウンドトゥルーが入線。兄弟対決というドラマもあり、人気上位3頭による決着ながら、展開面でも見応えのあるレースだった。

払戻金は単勝240円、馬連330円、3連複410円、3連単1,550円。馬券結果を振り返る際には、人気だけでなく、各馬の位置取りや長距離適性にも注目したい。

2026年に過去のダートグレード競走を振り返る読者にとっても、このレースは船橋2400mの特徴、騎手の戦術、年齢を重ねた実力馬の健闘を学べる好例である。アナザートゥルースの勝利は、長距離ダートにおけるスタミナとレース運びの重要性を示した記録として残っている。

主な参照資料:地方競馬全国協会「地方競馬情報サイト」公式競走成績・払戻金、「ダートグレード競走特設サイト」過去の競走成績、「ウェブハロン」第65回ダイオライト記念レースハイライト。

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コンテンツディレクター 伊部 拓海
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映画・ドラマ担当。公開資料と一次報道を照合し、ネタバレの扱いには線引きルールを設けています。

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