リクームは、フリーザ軍に所属する精鋭部隊「ギニュー特戦隊」のメンバーだ。大柄な体格と鍛え上げられた肉体を持ち、パワーだけでなくスピードや耐久力にも優れている。
ギニュー特戦隊は、フリーザの命令を受けてナメック星に派遣された5人組。ドラゴンボールを奪ったベジータを追跡し、悟飯やクリリンたちの前に立ちはだかる。
リクームの特徴は、戦闘能力の高さと派手な自己演出が共存していることだ。敵を圧倒する実力者でありながら、戦闘中には独特のポーズを披露し、必殺技を使う前にも決めポーズを欠かさない。
ギニュー特戦隊のメンバー一覧| メンバー | 特徴・役割 |
|---|---|
| ギニュー | 隊長。身体を入れ替えるボディチェンジの使い手 |
| リクーム | 圧倒的なパワーと耐久力を誇る巨漢戦士 |
| バータ | 驚異的なスピードを持つ戦士 |
| ジース | 隊長を支える副官的存在。クラッシャーボールを使用 |
| グルド | 時間停止などの特殊能力を持つ戦士 |
公式サイトのキャラクター紹介やギニュー特戦隊に関する特集でも、この5人がフリーザ軍のエリート部隊として紹介されている。単純な腕力だけでなく、それぞれが異なる戦闘能力を持っている点が部隊の特徴だ。
組織心理学の専門家を交えた公式サイトの対談では、リクームは力自慢であり、ムードメーカーでもあると分析されている。ギニューを中心とするチームの一体感を象徴する存在としても描かれているのだ。
リクームの基本情報| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | リクーム |
| 英語表記 | Recoome |
| 所属 | フリーザ軍・ギニュー特戦隊 |
| 初登場 | 原作漫画・其之二百七十二 |
| 主な活躍 | ナメック星編 |
| 外見 | オレンジ色の髪、大柄な体格 |
| 特徴 | パワー、耐久力、スピード、ポージング |
| 主な技 | リクームイレイザーガン、リクームキック、リクームマッハアタック |
なお、公式キャラクター紹介で確認できるプロフィールには、リクームの具体的な戦闘力数値は掲載されていない。強さを評価する際は、ベジータや悟飯との戦闘結果、悟空との実力差を基準にするのが適切だ。
【初登場から敗北まで】リクームとベジータ・クリリン・悟飯・悟空の戦い

リクームの戦闘シーンを理解するうえで重要なのは、対戦相手によって戦況が大きく変わっていくことだ。
ベジータとの戦いでは圧倒的な耐久力を見せ、クリリンと悟飯には決定的なダメージを与える。一方、悟空の登場によって、それまでの優勢が一気に覆される。
1.其之二百七十二で初登場原作漫画の其之二百七十二で、リクームを含むギニュー特戦隊がナメック星に登場する。
フリーザの命令を受けた特戦隊は、ドラゴンボールを奪ったベジータたちを追跡。5人そろってスペシャルファイティングポーズを披露するなど、独特の存在感を見せつける。
ベジータがドラゴンボールのありかを明かさないため、特戦隊は誰が最初に戦うかをじゃんけんで決めることに。勝利したリクームがベジータの相手を務めることになる。
2.ベジータとの戦いで驚異的な耐久力を披露其之二百七十三では、リクームとベジータの本格的な戦闘が始まる。
ベジータはすでにザーボンとの戦いを経てパワーアップしており、攻撃力にも自信を持っていた。リクームに対しても強烈なパンチやキックを連続して叩き込む。
しかし、リクームはその猛攻をほとんど受け付けない。攻撃を受けても平然と立ち上がり、余裕のポーズまで披露する。
この場面で際立つのは、リクームの防御力と体力だ。ベジータが全力で攻めても倒れないという描写によって、ギニュー特戦隊が単なる派手な集団ではなく、本物のエリート戦士であることが伝わってくる。
3.クリリンの奇襲とリクームキックリクームはベジータとの戦いの中で、口から強烈な気を放つリクームイレイザーガンを使用する。
この技を放った直後の隙をクリリンが見逃さなかった。攻撃を仕掛けたクリリンは、リクームに強烈な一撃を与え、歯を折るほどのダメージを与える。
しかし、リクームは怒りをあらわにして反撃。強烈なリクームキックを繰り出し、クリリンを戦闘不能に追い込んでしまう。
クリリンの奇襲が一時的に成功したことは、リクームにも攻撃の隙が存在することを示している。ただし、その隙を突いても倒し切ることは難しかった。
4.悟飯を圧倒し、絶体絶命に追い込む続いて悟飯がクリリンを助けようと戦いに加わる。
悟飯は気功波を放ってリクームに攻撃するが、リクームはそれを息で吹き飛ばすほどの余裕を見せる。さらに反撃によって悟飯を徹底的に追い詰めていく。
ベジータもクリリンも満足に動けない状況となり、悟飯にも大きな危険が迫る。リクームがとどめを刺そうとしたその瞬間、ナメック星に到着した悟空が戦場に現れる。
5.悟空との戦いで一撃敗北悟空は到着後、ベジータ、クリリン、悟飯に仙豆を与えて回復させる。そしてリクームとの戦いに臨む。
リクームは相手の実力を確かめるようにリクームマッハアタックを仕掛けるが、悟空には簡単にかわされてしまう。
さらにリクームは、周囲を広範囲に吹き飛ばす大技を繰り出そうとする。しかし、技を完成させる前に悟空の強烈な肘打ちを受け、地面に倒れ込む。
公式キャラクター紹介でも、この場面はリクームの敗北を象徴する戦闘シーンとして取り上げられている。それまで複数の戦士を圧倒していたリクームが、悟空にはほとんど反撃できなかったのだ。
リクームの戦闘経緯を時系列で整理原作の各話とアニメのエピソード番号は異なるため、混同には注意したい。東映アニメーションの公式エピソード紹介でも、第62話から第68話にかけてギニュー特戦隊との戦いが描かれている。
【必殺技を解説】リクームイレイザーガン・キック・マッハアタックの威力
リクームの魅力は、単純な力任せの戦い方だけではない。接近戦から遠距離攻撃まで対応できる技を持ち、巨体に似合わないスピードも備えている。
公式キャラクター紹介では、代表的な技として3種類が取り上げられている。
リクームイレイザーガンリクームイレイザーガンは、口を大きく開いて強烈な気を放出する技だ。
特徴は、広範囲にわたって地面を吹き飛ばすほどの破壊力。公式紹介では、惑星の地形さえ変えてしまうほどの威力を持つ技として説明されている。
腕から気功波を放つ一般的な攻撃とは異なり、口からエネルギーを放出するビジュアルも特徴的だ。リクームの豪快なキャラクター性を象徴する必殺技といえる。
リクームキックリクームキックは、相手との距離を一気に詰めて膝蹴りを叩き込む技だ。
大柄な体格からは想像しにくいほどのスピードで突進するため、相手にとっては回避が難しい攻撃となる。
クリリンとの戦闘では、リクームの反撃として強烈な蹴りが描かれている。パワーと機動力を同時に生かせる点が、この技の特徴だ。
リクームマッハアタックリクームマッハアタックは、驚異的な速度で相手に接近し、強烈なパンチを浴びせる技である。
悟空との戦闘で使用した技として知られているが、悟空にはあっさりと回避されてしまう。
それまでの戦闘では十分な脅威となっていたリクームのスピードが、悟空には通用しなかった。この対比が、両者の実力差を印象づけている。
3つの技の特徴を比較| 技名 | 攻撃方法 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| リクームイレイザーガン | 口から気を放出 | 広範囲への破壊攻撃 |
| リクームキック | 突進して膝蹴り | 接近戦での高威力攻撃 |
| リクームマッハアタック | 高速接近してパンチ | スピードを生かした攻撃 |
これらの技は、リクームがパワーだけに依存する戦士ではないことを示している。遠距離攻撃、近距離攻撃、高速突進を使い分けられる点が、ベジータたちを苦しめた理由の一つだ。
【ポーズと性格】リクームがスペシャルファイティングポーズにこだわる理由
リクームを語るうえで欠かせないのが、独特のポージングだ。
戦闘能力の高さとは対照的に、戦いの最中でもポーズを決めることにこだわる。その姿はギニュー特戦隊全体のユーモラスな雰囲気を強く印象づけている。
技を出す前にもポーズを決める公式キャラクター紹介によると、リクームは必殺技を繰り出す前に決めポーズを取ることに強いこだわりを持っている。
普通の戦士であれば、攻撃の機会を逃さないために少しでも早く技を出そうとする。しかし、リクームは演出にも時間をかける。
この行動は単なるギャグではなく、本人にとって戦闘スタイルの一部になっている。強さを見せつけるだけでなく、自分自身の存在感を演出することも楽しんでいるのだ。
ギニュー特戦隊のスペシャルファイティングポーズギニュー特戦隊の5人がそろって披露するスペシャルファイティングポーズは、作品を代表するコミカルな演出の一つだ。
隊長のギニューを中心に、リクーム、バータ、ジース、グルドがそれぞれ独自のポーズを取る。5人の体格や能力の違いが、統一感のあるフォーメーションの中に表現されている。
興味深いのは、グルドがベジータに倒された際のリクームの反応だ。仲間を失ったこと以上に、4人で決める新しいポーズを考えなければならないことを気にしていた。
このエピソードは、リクームのポーズへのこだわりを端的に表している。仲間との連帯感と独特の美学が、彼のキャラクターを形作っているのだ。
2026年にも続くリクームの人気リクームの印象的なビジュアルは、原作やアニメだけでなく、立体商品でも繰り返し再現されている。
2024年には公式サイトがギニュー特戦隊のスペシャルファイティングポーズを再現できるフィギュア展開を紹介。2025年にもリクームとバータのポーズを再現する商品が告知された。
さらに2026年6月、ドラゴンボール公式サイトは、ナメック星での激闘によって戦闘服が破れた姿を再現するS.H.Figuartsのリクームを発表した。付属品にはリクームイレイザーガンのエフェクトパーツも含まれている。発売予定は2027年2月で、2026年11月時点では今後の商品展開として位置づけられる。
【プロの結論】リクームの強さはどれほどか?敗北理由と評価を検証
リクームの強さを正しく評価するには、単に悟空に負けたという結果だけで判断してはいけない。
彼はナメック星編において、ベジータ、クリリン、悟飯という3人の戦士を相手に優勢を保った。特にベジータの猛攻を受けてもほとんどダメージを感じさせなかった描写は、耐久力の高さを示す重要な場面だ。
リクームが強いと評価できる3つの理由1.圧倒的な耐久力
ベジータの連続攻撃を受けても戦闘を続けられるほどの頑丈さを持つ。攻撃力だけでなく、相手の攻撃を受け止める能力にも優れている。
2.パワーとスピードの両立
巨体から繰り出す攻撃は強烈でありながら、接近戦では高速移動も可能。リクームキックやマッハアタックは、その身体能力を生かした技だ。
3.複数の戦士を相手にできる実力
ベジータだけでなく、クリリンや悟飯も追い詰めた。個人戦で相手を圧倒できる実力は、フリーザ軍のエリートという肩書きにふさわしい。
リクームが悟空に敗れた理由リクームが敗北した最大の理由は、ナメック星に到着した悟空との間に大きな実力差があったことだ。
悟空は地球を出発してから、宇宙船内で100倍の重力に耐える修業を積み重ねていた。サイヤ人編でベジータと戦った頃とは比較にならないほど成長していたのである。
リクームは悟空に対して攻撃を仕掛けたものの、スピードで上回ることができず、反撃の機会もつかめなかった。
加えて、最後の大技を準備している最中に隙を突かれたことも敗因となった。大きな破壊力を持つ技でも、発動前に攻撃されれば意味がない。
つまり、リクームは決して弱い戦士だったわけではない。対戦相手が、さらに高い領域に到達した悟空だったことが敗北を決定づけた。
悟空に倒された後、リクームはどうなった?ここは誤解されやすいポイントだ。
悟空の肘打ちによってリクームは倒れたものの、その時点ですぐに死亡したわけではない。
東映アニメーションの『ドラゴンボールZ』第68話の公式あらすじでは、悟空に倒されたバータとリクームに対して、ベジータがとどめを刺したことが説明されている。
悟空は相手を戦闘不能にするにとどめたが、ベジータは敵を生かしておくことを望まなかった。この違いが、両者の戦闘に対する考え方を表している。
よくある誤解と事実の整理| よくある誤解 | 実際の内容 |
|---|---|
| リクームはパワーだけの戦士 | スピードを生かした技も持つ |
| 悟空の攻撃で即死した | 悟空の一撃で戦闘不能になり、その後ベジータがとどめを刺す |
| リクームは技を出すことだけに集中する | ポーズにも強いこだわりがある |
| ベジータより常に弱い | ベジータとの戦いではリクームが圧倒している |
| 公式の戦闘力数値が確定している | 公式キャラクター紹介では具体的な数値は示されていない |
リクームを評価する際に重要なのは、悟空との一戦だけでなく、それ以前の戦闘も含めて見ることだ。ベジータを圧倒した実績があるからこそ、悟空の登場による戦況の変化が際立つ。
【ギニュー特戦隊リクーム】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:リクームの初登場は漫画の何話?
A1:原作漫画の其之二百七十二。ギニュー特戦隊がナメック星に登場する場面で初登場する。本格的なベジータとの戦闘は其之二百七十三から始まる。
Q2:リクームを倒したのは誰?
A2:最初に戦闘不能にしたのは孫悟空。最後にとどめを刺したのはベジータである。悟空の肘打ちによる敗北と、その後のベジータによる決着は区別して覚えておきたい。
Q3:リクームの必殺技には何がある?
A3:代表的な技は、口から強烈な気を放つリクームイレイザーガン、突進して膝蹴りを放つリクームキック、高速接近してパンチを繰り出すリクームマッハアタックの3種類。
Q4:リクームはなぜポーズにこだわる?
A4:公式キャラクター紹介によると、リクームは必殺技を出す前にも決めポーズを取るほど、ポージングに強いこだわりを持っている。ギニュー特戦隊のスペシャルファイティングポーズも、彼の個性を象徴する演出だ。
リクームは『ドラゴンボールZ』のナメック星編で、ギニュー特戦隊の実力を読者に強く印象づけた戦士だ。
其之二百七十二で初登場し、ベジータとの戦いでは圧倒的な耐久力を披露。クリリンと悟飯を追い詰め、リクームイレイザーガンやリクームキックなどの技で強さを見せつけた。
しかし、悟空の到着によって状況は一変する。リクームマッハアタックを回避され、最後は強烈な肘打ちによって敗北。その後、ベジータによってとどめを刺された。
一方で、リクームの魅力は戦闘能力だけではない。必殺技の前にポーズを決める独特の性格や、ギニュー特戦隊の一員としての存在感も、長く記憶される理由となっている。
2026年現在も公式商品やキャラクター企画で取り上げられるリクーム。ナメック星編を読み返す際は、ベジータを圧倒した強さ、悟空との決定的な実力差、そして戦闘中のコミカルなポーズという3つの視点に注目すると、そのキャラクター性をより深く楽しめる。