2026年11月現在、銀座アスターのおせち2027年版は、創業100周年を記念した特別なラインナップで登場している。注目は、最高峰の三段重「万寿(まんじゅ)」、記念商品として用意された二段重「寿(ことぶき)」、そして幅広い世代で楽しめる定番の二段重「福(ふく)」の3種類だ。
価格は36,720円から172,800円(税込・送料込み)。全20品の定番商品から、数量限定50台の全34品という豪華な記念商品まで、予算や人数、料理へのこだわりに合わせて選べる。予約は2026年9月1日に始まっており、11月6日現在、銀座アスター公式オンラインショップでは各地域向け商品の完売が相次いでいる。
【2027年最新】銀座アスターのおせちは何が選べる?3種類の価格・品数・人数を比較

銀座アスター食品株式会社が2026年9月1日に発表した2027年向け「名菜おせち料理」は、創業100周年という大きな節目を記念した特別な構成になっている。
今回のラインナップは、豪華さを追求した「万寿」、記念商品の魅力をより幅広い家庭に届ける「寿」、親しみやすい料理を中心にした「福」。価格だけでなく、料理の内容や想定人数、製造数にも違いがある。
| 商品名 | 段数・品数 | 人数目安 | 価格(税込・送料込) | 数量・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 万寿(まんじゅ) | 三段重・全34品 | 3~5名 | 172,800円 | 限定50台・100周年記念 |
| 寿(ことぶき) | 二段重・全27品 | 2~4名 | 64,800円 | 限定250台・100周年記念 |
| 福(ふく) | 二段重・全20品 | 3名 | 36,720円 | 定番の中華おせち |
※人数と品数は2027年向けの銀座アスター食品株式会社の発表に基づく。福については、公式商品紹介ページの詳細欄に2~3名様用との表記もあるため、注文時には最新の商品案内を確認したい。
万寿:172,800円の最高峰、全34品の三段重「万寿」は、2027年版の中でも特別な存在だ。価格は172,800円(税込・送料込み)。約3~5人前の三段重で、全34品を収めている。
料理の特徴は、厳選された高級食材と銀座アスターが培ってきた中国料理の技術を惜しみなく盛り込んでいること。特に注目したいのが、毛鹿鮫の尾びれの姿煮込みと吉浜産干し鮑の姿煮込みだ。
そのほかにも、伊勢海老の炒め物、たらば蟹の金沙揚げ、松茸のオイスターソース炒め、黒毛和牛の蜜漬け香り焼き、明石産真鯛の紹興酒焼きなど、豪華な料理が並ぶ。
三段重の構成にも意味がある。壱の重には伊勢海老や車海老、炙り唐墨など、弐の重には鮑や蟹、松茸など、参の重には毛鹿鮫や黒毛和牛などを配置。素材の個性を生かした多彩な料理を一度に楽しめる。
さらに見逃せないのが、製造数だ。2027年版は数量限定50台。もともと2016年の創業90周年を記念して開発された商品で、当初は20台限定、本店のみで製造されていた。今回の100周年では50台に拡大されたが、それでも希少性の高い商品である。
特別な記念日を兼ねた正月や、大切な家族・来客を迎える食卓にふさわしい一品だ。
寿:64,800円で楽しむ100周年記念の二段重「寿」は、創業100周年記念商品の魅力を、より多くの家庭に届けるために考案された二段重だ。
価格は64,800円(税込・送料込み)。約2~4人前、全27品で、数量限定250台となっている。
最高峰の万寿に比べると価格は抑えられているが、料理の内容は非常に充実している。殻付き活け鮑の紹興酒煮、伊勢海老と帆立貝の炒め物、たらば蟹の金沙揚げ、黒毛和牛の蜜漬け香り焼きなど、祝いの席にふさわしい料理がそろう。
特に注目したいのが、鶏レバーのパテと紹興酒ゼリー。伝統的な中国料理の要素に洋風の味わいを組み合わせており、ワインや日本酒とも相性がよい構成になっている。
万寿ほどの品数や価格は必要ないものの、創業100周年の特別な料理を楽しみたいという家庭には、寿が有力な選択肢になる。
福:36,720円で楽しめる定番の中華おせち「福」は、銀座アスターで親しまれてきた味を詰め合わせた定番商品だ。
価格は36,720円(税込・送料込み)。二段重で全20品、2027年向けの公式発表では3名様用と案内されている。
伊勢海老の甘酢煮、殻付き鮑の紹興酒煮、子持ち鮎の山椒香り煮、あおりいかのXO醤炒め、蟹焼売、海老団子の揚げ物、肉団子の甘酢あんかけなど、幅広い世代が楽しみやすい料理が中心だ。
高級食材をふんだんに使用した記念商品とは異なり、親しみのある中華料理を中心に構成している点が特徴。家族で囲むお正月の食卓に取り入れやすい。
予算を抑えつつ、和風のおせちとは異なる華やかな料理を楽しみたい人に向いている。
【選び方を解説】万寿・寿・福はどれがおすすめ?料理内容と費用で判断
3種類を比較する際、単純に価格の高低だけで決めると、実際の食卓に合わない可能性がある。重要なのは、何人で食べるのか、どのような料理を楽しみたいのか、そして100周年記念という特別感をどこまで重視するかだ。
豪華さと希少性を優先するなら万寿万寿は、銀座アスターのおせち料理の歴史と技術を象徴する商品だ。毛鹿鮫の尾びれの姿煮込みや吉浜産干し鮑の姿煮込みなど、通常の家庭料理ではなかなか味わえない料理が含まれている。
価格よりも食材の質や料理の格、記念商品としての価値を重視する人に向いている。限定50台という製造数も、特別な正月を演出したい人にとって魅力になる。
記念商品と価格のバランスを求めるなら寿寿は、100周年記念の料理を楽しみたいものの、17万円を超える万寿までは必要ないという人に適している。
全27品という充実した内容に加え、鮑や黒毛和牛、たらば蟹などの料理も楽しめる。紹興酒やワインなど、お酒と一緒に正月の食卓を楽しみたい家庭にも相性がよい。
家族で気軽に楽しむなら福福は、3種類の中で最も価格を抑えやすい商品だ。蟹焼売や肉団子の甘酢あんかけなど、親しみやすい料理が入っているため、家族で取り分ける食卓にも取り入れやすい。
特別な高級食材の希少性よりも、銀座アスターらしい中華料理を幅広く楽しむことを優先する人におすすめできる。
一方、伝統的な黒豆や数の子、田作りなどを中心にした和風おせちを求める人には、今回の3商品は必ずしも最適ではない。銀座アスターのおせちは、中国料理を中心とした新年の祝い膳であることを理解して選びたい。
【歴代の中華おせち】銀座アスターは1965年から続く伝統をどう受け継いだのか
銀座アスターのおせちを語るうえで欠かせないのが、創業以来の中国料理へのこだわりと、日本の正月文化を融合させてきた歴史だ。
銀座アスターは1926年12月、創業者の矢谷彦七によって東京・銀座一丁目に誕生した。2026年12月には創業100周年を迎える。
中華おせちの誕生と1963年・1965年の歴史的な違い銀座アスターのおせちの歴史については、実は公式資料の間に年号の違いがある。
2027年版の発表資料では、創業者の矢谷彦七が1965年(昭和40年)に中華おせちを商品化したと説明している。また、同資料は慶應義塾大学出版会から2021年に刊行された岩間一弘著『中国料理の世界史』を引き、1965年末に「精撰中華料理セット」を発売してヒットしたと紹介している。
一方、銀座アスターの創業100周年記念公式社史では、1963年(昭和38年)に中華おせち料理の販売を開始したと記録されている。
つまり、公式の2027年商品発表では1965年、公式社史の年表では1963年という違いが存在する。中華おせちの歴史を説明する際には、この2つの記録を区別する必要がある。
両資料に共通しているのは、温かい状態で食べることが一般的な中国料理を、冷めてもおいしく食べられるよう工夫し、日本の重箱に詰めて正月料理として提供してきたという点だ。
「お正月もアスターの料理を食べたい」という顧客の要望が商品開発の背景にあったことも、銀座アスター食品の発表で説明されている。
2016年に誕生した万寿と2026年の創業100周年現在の最高峰商品である万寿は、2016年に創業90周年を記念して開発された。
当初は20台限定で、本店のみで製造されていた。予約が先行するほどの人気があり、多くの顧客に紹介できない状況が続いていたという。
そして創業100周年となる2026年、万寿は製造数を50台に拡大。寿という新たな記念商品も加わり、従来の定番商品である福とともに、2027年の新春を彩るラインナップが整えられた。
この変遷を整理すると、銀座アスターのおせちの歩みは次のようになる。
- 1926年:矢谷彦七が銀座一丁目に銀座アスターを創業。
- 1963年:創業100周年記念公式社史に中華おせちの販売開始年として記載。
- 1965年:2027年版プレスリリースが中華おせちの歴史の始まりとして紹介。精撰中華料理セットが発売された年。
- 2016年:創業90周年記念商品として万寿を開発。
- 2026年:創業100周年。万寿の限定数を50台に拡大し、寿を含む記念ラインナップを発表。
- 2027年:万寿・寿・福の3種類で新春の名菜おせち料理を展開。
単に高級食材を詰め込んだ商品ではなく、中国料理を日本の正月に合わせて進化させてきた歴史が、銀座アスターのおせちの大きな特徴だ。
【予約開始日と売り切れ状況】銀座アスターのおせち2027はまだ注文できる?
2027年版の予約受付は、2026年9月1日(火)にスタートした。公式オンラインショップと各レストランの店頭では同日から販売を開始し、取り扱い百貨店については、それぞれの販売スケジュールに準じる方式となっている。
公式オンラインショップの予約開始時間銀座アスター公式オンラインショップのお知らせでは、2026年9月1日午前9時から予約を受け付けると告知されていた。
ただし、販売期間は一律の締切日ではなく、販売終了まで。数量限定商品や人気商品の場合、予定数に達した時点で受付が終了する仕組みだ。
2026年11月6日時点の公式通販の完売状況銀座アスター公式オンラインショップの名菜おせち料理一覧には、地域別の完売情報が掲載されている。
- 9月2日:福・愛知県および岐阜県向けが完売。
- 9月6日:福・近畿地方向けが完売。
- 9月20日:万寿・関東地方向けが完売。
- 9月25日:寿・関東地方向けが完売。
- 10月31日:福・関東地方向けが完売。
この販売状況から分かるのは、100周年記念商品の万寿や寿だけでなく、比較的手に取りやすい福も早い段階で販売終了となっていることだ。
2026年11月6日現在、公式オンラインショップの商品一覧では、掲載されている万寿・寿・福の各地域向け商品がすべて完売表示となっている。
ただし、これは公式オンラインショップの掲載商品についての情報であり、百貨店などの独立した販売枠まで一律に終了したことを意味するものではない。百貨店の販売時期や在庫は各店舗の案内によって異なるため、購入を希望する場合は個別に確認する余地がある。
数量限定は万寿50台、寿250台。福の製造数は?今回の100周年記念商品では、数量が明確に発表されている。
- 万寿:限定50台。
- 寿:限定250台。
- 福:公式発表では具体的な限定台数は公表されていない。
特に万寿は、創業90周年記念時の20台から50台へ増えたものの、依然として限られた数量だ。高級食材を使った料理を一つひとつ仕上げる商品の性質を考えると、一般的な大量生産のおせちとは異なる位置づけにある。
数量限定という言葉だけで判断するのではなく、実際の販売状況と地域別の在庫表示を確認することが大切だ。
【送料・配送・注意点】注文前に確認したい3つのポイント
銀座アスターのおせちは、価格だけでなく配送条件も確認しておきたい商品だ。特に年末の受け取りは、家族の帰省や旅行の予定にも関係するため、注文前に条件を把握しておこう。
送料込みの価格で追加送料を心配しにくい2027年版のプレスリリースでは、万寿・寿・福の3商品すべてが税込・送料込みの価格として案内されている。
公式オンラインショップのFAQでも、名菜おせち料理は送料込みの価格と説明されている。通常商品に適用される6,300円以上購入で送料無料というルールとは別に扱われるため、一般の中華惣菜や月餅などと混同しないようにしたい。
配送日は12月31日。時間指定はできない公式オンラインショップの案内によると、名菜おせち料理は2026年12月31日限定のお届けとなる。
冷蔵便で配送され、配達時間の指定は受け付けていない。配送業者や担当支店の問い合わせ番号などは、事前に届け先へ送付される案内はがきで確認する方式だ。
また、おせち料理の消費期限は2027年1月1日とされている。大晦日に確実に受け取れる人がいるか、注文前に届け先と調整しておきたい。
なお、公式通販の商品ページでは、万寿・寿は関東地方向け、福は関東・愛知県および岐阜県・近畿地方向けの商品がそれぞれ掲載されている。全国どこでも同じ条件で配送できるわけではないため、配送可能地域を確認する必要がある。
注文確定後の変更やキャンセルにも注意公式オンラインショップの商品案内では、注文確定後は原則として商品内容や届け先の変更ができないと説明されている。
また、商品ページには、注文日から22日以降のキャンセルについて商品代金の10%、2026年12月18日以降については100%のキャンセル料が発生する旨が記載されている。
おせちは通常の商品よりも受け取りや変更の制約が大きい。特に贈答用として注文する場合は、受取人の住所や氏名、12月31日の在宅予定を事前に確認しておくことが重要だ。
【銀座アスターのおせちに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:銀座アスターのおせち2027の予約開始日はいつ?
A1:2026年9月1日(火)に予約受付が始まった。公式オンラインショップと各レストランの店頭は午前9時から受付開始。百貨店はそれぞれの販売スケジュールに準じる。
Q2:銀座アスターのおせちで一番高い商品は?
A2:三段重「万寿」で、価格は172,800円(税込・送料込み)。全34品、約3~5人前、数量限定50台の創業100周年記念商品だ。
Q3:万寿と寿はどちらがおすすめ?
A3:最高級食材や希少性、特別感を優先するなら万寿、価格と記念商品の豪華さのバランスを重視するなら寿がおすすめ。万寿は172,800円、寿は64,800円で、人数目安や品数にも違いがある。
Q4:銀座アスターのおせちは全国配送に対応している?
A4:公式オンラインショップでは地域別の商品が設定されており、すべての地域に配送できるわけではない。商品ごとの配送可能地域を確認する必要がある。百貨店で購入する場合は各販売店の配送条件も確認したい。
Q5:銀座アスターの中華おせちは1965年から始まった?
A5:2027年版の公式プレスリリースでは1965年に商品化されたと説明されている。一方、創業100周年記念公式社史には1963年に販売を開始したと記録されている。資料によって年号が異なるため、両方の記録を区別する必要がある。
Q6:銀座アスターのおせちはいつ届く?
A6:公式オンラインショップでは2026年12月31日のお届けと案内されている。時間指定はできないため、当日確実に受け取れる体制を整えておきたい。
銀座アスターのおせち2027年版は、創業100周年という節目を反映した特別なラインナップだ。
3種類の特徴を改めて整理すると、次のようになる。
- 万寿(172,800円):全34品・約3~5人前・限定50台。最高峰の食材と技術を楽しみたい人向け。
- 寿(64,800円):全27品・約2~4人前・限定250台。記念商品ならではの豪華さと価格のバランスを求める人向け。
- 福(36,720円):全20品・3名様用。親しみやすい中華料理を家族で楽しみたい人向け。
今回の注目点は、単なる100周年記念という話題性だけではない。2016年に創業90周年記念商品として生まれた万寿が、2026年の100周年で製造数を拡大し、寿という新たな記念商品とともに展開されていることにある。
1960年代に始まった中華おせちの伝統を受け継ぎながら、冷めてもおいしい中国料理を日本の正月に届ける。その独自の考え方こそ、銀座アスターが長く支持されてきた理由の一つだ。
2026年11月6日時点では、公式オンラインショップの地域別商品はすべて完売表示となっている。これから購入を検討する場合は、百貨店などの取り扱い状況も含めて確認したい。
価格や品数だけでなく、誰と新年を迎え、どのような料理を囲みたいのか。100年の歴史を持つ銀座アスターの中華おせちは、そんな正月の過ごし方から選ぶことで、その魅力をより深く楽しめる商品といえる。