2026年のセ・リーグ公式戦における両チームの直接対決は、阪神が13勝12敗。25試合を戦って阪神が1勝上回ったものの、その差はわずかだった。
一方、シーズン全体の順位には明確な違いがある。NPB公式の最終成績では、阪神が79勝62敗2分、勝率.560でリーグ1位。DeNAは71勝69敗3分、勝率.507で3位だった。
| 比較項目 | 阪神 | 横浜DeNA |
|---|---|---|
| 2026年リーグ順位 | 1位 | 3位 |
| 公式戦勝利 | 79勝 | 71勝 |
| 公式戦敗北 | 62敗 | 69敗 |
| 引き分け | 2分 | 3分 |
| 勝率 | .560 | .507 |
| 直接対決 | 13勝 | 12勝 |
この数字から読み取れるのは、年間を通じた安定感では阪神が上回っていた一方、DeNAは阪神との直接対決ではほとんど差をつけられていなかったということだ。
特にDeNAは、阪神以外のチームを含めたシーズン成績では3位だったが、短期決戦ではレギュラーシーズンの順位をそのまま実力差として反映させなかった。
CSファイナルで何が変わったのか阪神はリーグ優勝による1勝のアドバンテージを持ってファイナルステージに臨んだ。
通常の6試合制で4勝先取という条件において、阪神は最初から1勝を確保していた。つまり、DeNAが日本シリーズに進出するには実際の試合で4勝する必要があった。
DeNAはその条件を満たし、10月17日に突破を決定。公式戦の直接対決で阪神が勝ち越していた事実を覆す結果となった。
【CSファイナル全試合】阪神対DeNAのスコアと先発投手を一覧比較

2026年10月14日から17日までの4試合は、すべて阪神甲子園球場で開催された。
試合結果を時系列で並べると、DeNAが序盤から投手戦を制し、最終戦では打撃戦にも対応して勝ち切った流れが分かる。
| 日程・試合 | スコア(DeNA-阪神) | 先発投手(DeNA/阪神) | 試合のポイント |
|---|---|---|---|
| 10月14日・第1戦 | 2-0 | 平良/村上 | 佐野の本塁打などで完封勝利 |
| 10月15日・第2戦 | 1-0 | 尾形/髙橋 | 牧の8回ソロ本塁打 |
| 10月16日・第3戦 | 4-0 | 片山/才木 | 佐野の3ラン、牧のソロ |
| 10月17日・第4戦 | 8-5 | 東/大竹 | 成瀬の2ランなどで勝利 |
初戦はDeNAが2-0で勝利した。
6回には佐野恵太が村上頌樹からソロ本塁打を放ち、追加点を獲得。DeNAの先発・平良拳太郎を中心とする継投も機能した。
阪神は7安打を記録しながら無得点。安打数では相手を上回っても、得点に結び付けられなかった。
この試合でDeNAが示したのは、少ない好機を得点に変え、リードを守り切る戦い方だった。
第2戦・10月15日:牧秀悟の一発で1-0第2戦はさらに緊迫した展開となった。
両チームとも7回まで得点できず、均衡を破ったのは8回の牧秀悟だった。
牧は阪神の髙橋遥人からソロ本塁打を放ち、これが決勝点となった。DeNAは尾形崇斗ら複数投手による継投で阪神打線を封じ、1-0で連勝を飾った。
阪神の安打はわずか2本。前日の7安打からさらに攻撃が停滞した。
第3戦・10月16日:佐野の3ランで4-0第3戦はDeNAが4-0で勝利。日本シリーズ進出に王手をかけた。
試合の流れを大きく変えたのは3回だった。佐野が才木浩人から3ラン本塁打を放ち、DeNAが一気にリードを広げた。
さらに8回には牧もソロ本塁打を記録。DeNAは10安打で4得点を挙げた。
対する阪神は2安打に抑え込まれ、3試合連続で得点力不足が表面化した。
第4戦・10月17日:DeNAが8-5で4連勝最後の試合は、それまでの3試合とは異なり、両チームが点を取り合う展開となった。
DeNAは4回に成瀬脩人の2ラン本塁打でリード。阪神も森下翔太の5回、7回のソロ本塁打などで追い上げ、7回終了時点では5-4と阪神がリードしていた。
しかし、DeNAは終盤に再び得点を重ねる。9回には4得点を挙げ、最終的に8-5で勝利した。
阪神は14安打を放ちながら5得点。DeNAは12安打で8得点を記録した。
この試合の結果、DeNAは実際の試合で4連勝。阪神のアドバンテージ1勝を含むシリーズ成績4勝1敗で日本シリーズ進出を決めた。
【勝敗を分けたポイント】阪神が公式戦の優位をCSで生かせなかった理由
阪神とDeNAのCSファイナルを振り返ると、勝敗を左右した要素は大きく3つある。
1. DeNAの投手陣が阪神打線を抑えた最も目立つのは、最初の3試合で阪神が一度も得点できなかったことだ。
阪神は第1戦で7安打を記録したものの無得点。第2戦は2安打、第3戦も2安打に終わった。
3試合を通じて阪神は得点圏での攻撃を得点に変えられず、DeNAの投手陣に主導権を握られた。
特定の投手だけに依存するのではなく、先発から救援投手へとつなぐ継投が機能した点も見逃せない。
2. 牧と佐野が重要な場面で本塁打を記録DeNAはシリーズを通して、牧秀悟と佐野恵太の長打力を得点に結び付けた。
- 第1戦:佐野が6回にソロ本塁打。
- 第2戦:牧が8回に決勝ソロ本塁打。
- 第3戦:佐野が3ラン、牧がソロ本塁打。
特に第2戦の牧の一発は、1点を争う試合を決めた重要な得点だった。
打線全体の爆発力だけではなく、均衡を破る場面で主力が結果を出したことが、4連勝の大きな要因になった。
3. 第4戦で終盤の失点を止められなかった第4戦は阪神が一時リードを奪ったにもかかわらず、最後まで逃げ切れなかった。
14安打を放って5得点を挙げた阪神に対し、DeNAは9回に4点を追加して試合を決定づけた。
この展開は、単純に打線の安打数だけでは勝敗を判断できないことを示している。
野球では、得点が必要な局面で走者を返せるか、そしてリードを守る終盤の投手運用が勝敗に直結する。今回のファイナルは、その違いが最終戦ではっきり表れたシリーズだった。
【佐藤輝明と牧秀悟】2026年シーズンの個人成績を比較
阪神とDeNAを代表する打者として、佐藤輝明と牧秀悟の成績にも注目したい。
両選手はともに2026年シーズンに30本を超える本塁打を記録。打線の中心としてチームを支えた。
佐藤輝明は打率3割・39本塁打を記録39本
2026年レギュラーシーズン本塁打
打率.306、106打点。143試合に出場し、安定した打撃成績を残した。
NPB公式の個人成績によると、佐藤は2026年に39本塁打、106打点、165安打を記録した。
特に注目したいのは、打率.306と長打率.609を両立していることだ。単に本塁打を狙うだけではなく、安打を積み重ねながら長打でも得点を生み出す打者として結果を残した。
牧秀悟は30本塁打・75打点30本
2026年レギュラーシーズン本塁打
打率.283、75打点。108試合に出場し、長打率.564を記録した。
牧の2026年シーズン成績は、打率.283、119安打、30本塁打、75打点だった。
出場試合数は108試合ながら30本塁打を記録し、長打率は.564。少ない試合数でも長打力を発揮した。
CSファイナルでも第2戦、第3戦と2試合連続で本塁打を放ち、DeNAの勝利に貢献している。
両選手の2026年成績を比べると、佐藤は打率と本塁打、打点で上回った。一方、牧も短期決戦で重要な本塁打を放ち、チームの勝利に直結する活躍を見せた。
個人の年間成績と短期決戦での勝負強さは、必ずしも同じ尺度では測れない。今回のシリーズは、その違いがよく表れた対戦だった。
【DeNAの日本シリーズ進出】巨人撃破から阪神4連勝までの経緯
2026年のDeNAは、レギュラーシーズン3位から日本シリーズへ進出した。
その道のりは、ファーストステージから厳しい戦いの連続だった。
ファーストステージで巨人に2連勝10月10日、DeNAは東京ドームで巨人とのファーストステージ第1戦を戦い、2-1で勝利した。
続く10月11日の第2戦も4-1で勝利。2連勝でファイナルステージ進出を決めた。
ファイナルステージで阪神を撃破ファイナルステージでは、リーグ優勝チームの阪神が待ち受けていた。
阪神には1勝のアドバンテージがあり、DeNAにとっては不利な条件だった。しかし、実際の4試合では阪神に1勝も許さなかった。
2026年のDeNAのポストシーズンの経緯を整理すると、次のようになる。
- 10月10日:巨人に2-1で勝利。
- 10月11日:巨人に4-1で勝利。
- 10月14日:阪神に2-0で勝利。
- 10月15日:阪神に1-0で勝利。
- 10月16日:阪神に4-0で勝利。
- 10月17日:阪神に8-5で勝利。
この結果、DeNAは2位巨人と1位阪神を連破して日本シリーズ進出を決めた。
日本シリーズではソフトバンクに4連敗ただし、DeNAの快進撃は日本シリーズで止まった。
対戦相手はパ・リーグの福岡ソフトバンクホークス。2026年10月24日から28日にかけて行われたシリーズで、ソフトバンクが4連勝を達成した。
各試合の結果は次のとおり。
- 第1戦:ソフトバンク3-1 DeNA
- 第2戦:ソフトバンク4-3 DeNA
- 第3戦:ソフトバンク2-1 DeNA
- 第4戦:ソフトバンク4-2 DeNA
DeNAは日本シリーズで1勝も挙げられず、ソフトバンクが2年連続13度目の日本一に輝いた。
つまり、DeNAはCSで阪神を破って日本シリーズ進出を果たしたものの、最後はソフトバンクに阻まれたというのが2026年のポストシーズンの全体像だ。
【阪神対DeNAの日程・放送・配信】2026年の視聴情報
2026年のCSファイナルステージは、10月14日から19日までの開催予定だった。
ただし、DeNAが17日の第4戦で4勝目を挙げたため、10月18日と19日の試合は開催されなかった。
試合日程と結果| 試合 | 開催日 | 開始時間 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | 10月14日(水) | 18:00 | DeNA 2-0 阪神 |
| 第2戦 | 10月15日(木) | 18:00 | DeNA 1-0 阪神 |
| 第3戦 | 10月16日(金) | 18:00 | DeNA 4-0 阪神 |
| 第4戦 | 10月17日(土) | 14:00 | DeNA 8-5 阪神 |
| 第5戦 | 10月18日(日) | 14:00予定 | 開催なし |
| 第6戦 | 10月19日(月) | 18:00予定 | 開催なし |
DAZNは2026年のクライマックスシリーズについて、セ・リーグ、パ・リーグともにファーストステージとファイナルステージの全試合をライブ配信することを発表していた。
シリーズはすでに終了しているため、現在はライブ中継ではなく、再放送や見逃し配信の対象状況を確認する必要がある。
過去の試合映像を視聴したい場合は、次の点を確認したい。
- DAZN:当該試合の見逃し配信・アーカイブの有無。
- 阪神球団関連の配信サービス:対象試合と視聴期限。
- テレビ局・CS放送:再放送の番組表。
過去にライブ配信を実施したサービスでも、すべての試合が現在視聴できるとは限らない。契約前に対象コンテンツと配信期限を確認することが大切だ。
【阪神対横浜】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の阪神対横浜の公式戦はどちらが勝ち越した?
阪神が13勝12敗で勝ち越した。25試合の直接対決で、阪神がDeNAを1勝上回っている。
Q2:2026年のCSファイナルはどちらが勝った?
DeNAが実際の試合で4連勝した。阪神のアドバンテージ1勝を含めたシリーズ成績はDeNAの4勝1敗で、DeNAが日本シリーズへ進出した。
Q3:阪神対DeNAのCSファイナルのスコアは?
10月14日が2-0、15日が1-0、16日が4-0、17日が8-5で、すべてDeNAが勝利した。
Q4:2026年の佐藤輝明と牧秀悟の本塁打数は?
佐藤輝明は39本、牧秀悟は30本だった。佐藤は106打点、牧は75打点を記録している。
Q5:DeNAは2026年の日本シリーズで優勝した?
優勝していない。DeNAはソフトバンクに4連敗し、ソフトバンクが4勝0敗で日本一となった。
2026年の阪神対横浜DeNAは、年間成績と短期決戦の結果が大きく異なるシーズンとなった。
レギュラーシーズンでは阪神が13勝12敗と勝ち越し、79勝62敗2分でセ・リーグ優勝を達成した。
しかし、CSファイナルではDeNAが投手力と勝負どころでの長打力を発揮。2-0、1-0、4-0、8-5という4試合の結果で阪神を退けた。
特に牧秀悟の2試合連続本塁打、佐野恵太の長打、そして終盤の継投は、DeNAの勝ち上がりを象徴するポイントだった。
一方、阪神は佐藤輝明が39本塁打、106打点という優れたシーズン成績を残しながら、CSでは3試合連続無得点という厳しい結果に直面した。
【プロの結論】
今回の対戦から読み取れる最大の要点は、レギュラーシーズンの順位や勝ち越し数だけでは、短期決戦の勝敗を予測できないということだ。
年間を通じて安定した戦力を維持する能力と、限られた試合で好機を得点に変える能力は別のもの。2026年の阪神とDeNAは、その違いを明確に示した。
今後の両チームの対戦を見る際も、シーズン通算の勝敗だけでなく、先発投手、救援陣の状態、主力打者の得点圏での働きを合わせて比較することが、試合の本質を理解する判断基準になる。
2026年は阪神がリーグの王者となり、DeNAがCSの勝者となった。両チームの対決は、数字だけでは語り尽くせない短期決戦の厳しさを残した。