本田圭佑が日本代表での活動に区切りをつけたのは、2018年7月2日のロシアワールドカップ・ベルギー戦だ。
この試合で日本はベルギーに2対3で敗れ、ベスト8進出を逃した。本田は後半36分に途中出場し、試合終盤には得意の無回転フリーキックで相手ゴールを脅かした。
試合後、本田は代表生活について次のように語っている。
おそらく代表のキャリアはこれで最後になるだろう。
この発言は2018年7月3日付の日刊スポーツでも報じられた。単なるワールドカップ出場の終了ではなく、日本代表としてのキャリアそのものに区切りをつける意思を示した発言だった。
2018年以降、日本代表に復帰しなかった理由ベルギー戦後、日本代表は新体制へ移行した。
2018年9月にはコスタリカ戦、10月にはパナマ戦やウルグアイ戦などが行われたが、本田が再び日本代表のピッチに立つことはなかった。
その後も代表招集はなく、国際Aマッチの通算成績は98試合37得点で確定している。
ここで注意したいのは、代表引退とサッカー選手としての現役引退は別物だという点だ。
本田が区切りをつけたのは日本代表としてのキャリアであり、プロサッカー選手としての活動を完全に終えたわけではない。
実際、2018年以降も複数の海外クラブでプレーを続けている。
【2018年以降の活動】カンボジア代表監督から投資家・現役選手へ

日本代表から離れた本田圭佑は、その後、従来のサッカー選手という枠に収まらない活動を展開してきた。
2018~2023年:カンボジア代表の指導に携わる本田は2018年から2023年にかけて、カンボジア代表の実質的な監督としてチーム運営に関わった。
選手としてワールドカップを経験した人物が、今度は指導者側から国際サッカーに挑戦した形だ。
現役選手として海外クラブで活動しながら、代表チームの強化にも関わるという異例のキャリアだった。
日刊スポーツの2025年のインタビューでも、2018~2023年のカンボジアでの指導経験が紹介されている。
2024年:ブータンのパロFCで公式戦に出場2024年にはブータンのパロFCでプレーした。
公式戦はリーグ戦2試合と大会出場権を争うプレーオフ1試合の計3試合。2024年10月20日の試合ではゴールも記録した。
この得点は、本田にとってトップリーグ10カ国目でのゴールという節目になった。
2025年:現役引退を否定2025年6月13日、本田は自身が取締役を務めるスポーツブランドの発表会に出席した。
その際、現役引退について問われ、現役を続ける意思を明らかにした。
日刊スポーツの報道によると、本田は「現役は辞めない」と説明し、体が動く限りプレーを続けたいという考えを示した。
一方で、フルシーズンを通じてプレーすることにはこだわらず、自分を必要とするクラブとの条件が合えば契約するという柔軟な姿勢だった。
2026年:シンガポールのFCジュロンで現役続行2026年4月10日、本田はシンガポールのFCジュロン(旧アルビレックス新潟シンガポール)との選手契約を発表した。
契約は2026/27シーズンを対象とするもので、本田にとって11カ国目のクラブでの挑戦となった。
8月22日のクラブお披露目では、シンガポール・プレミアリーグで優勝を目指す意欲を表明。
そして9月18日、ホーガン・ユナイテッドFC戦で後半36分から途中出場し、約2年ぶりに公式戦のピッチへ戻った。
さらにシンガポール・プレミアリーグの公式記録では、10月30日のタンジョン・パガー戦でも途中出場が記録されている。
つまり、2026年11月5日現在、本田は引退した選手ではなく、海外クラブで現役を続けている選手だ。
【2026年最新】本田圭佑の日本代表復帰の真相と監督就任の可能性
本田圭佑の日本代表復帰について、2026年に特に注目したいのが、選手としての復帰と監督としての復帰という2つの異なる可能性だ。
両者は同じ「日本代表復帰」という言葉で語られることがあるが、実際には意味が大きく異なる。
選手として日本代表に戻る可能性は?2026年現在、本田はFCジュロンで現役選手としてプレーしている。
ただし、クラブでプレーを続けていることと、日本代表に再招集されることは別の話だ。
2018年のベルギー戦以降、代表出場はなく、2026年11月5日時点で日本代表への選手復帰が決定したというJFAの発表もない。
また、本人の近年の発言や活動の中心は、選手としての日本代表復帰よりも、指導者としての将来的な挑戦にある。
したがって、現在の代表復帰をめぐる話題は、選手としての再招集と監督としての将来像を分けて理解する必要がある。
2026年7月:日本代表監督に自ら立候補大きな話題となったのが、2026年7月2日の本田の発信だ。
本田は自身のXで、日本代表の次期監督について自ら名乗りを上げた。
加えて、アジアカップで結果が出なければ解任されても構わないという趣旨の条件まで提示し、監督就任への強い意欲を示した。
7月3日付のデイリースポーツによると、日本サッカー協会の山本昌邦技術委員長は本田の発信について、将来的に目指してほしい人物の一人という趣旨のコメントをしている。
これは、単なるファンの期待やネット上の噂ではなく、本田本人が公に示した監督就任への意思表示だった。
2026年9月:日本代表監督への意欲を改めて表明さらに8月22日、FCジュロンのお披露目会見で、本田は日本代表監督になることが長期的な目標であると説明した。
シンガポールのニュース専門局Channel NewsAsiaの取材では、本人が日本代表監督への関心を改めて認める一方、経験をさらに積む必要性にも言及している。
今シーズンはFCジュロンでの活動に集中し、その後は代表チームの指導にも関心があるという考えだ。
9月1日放送の日本テレビ系「news zero」でも、ワールドカップ優勝を監督として実現したいという意欲を示した。
本田の目標は、かつて選手として追い続けたワールドカップ優勝を、今度は監督として達成することに移っている。
ただし、2026年11月時点で監督就任が決まったわけではないここは特に要点だ。
日本サッカー協会は2026年7月23日、SAMURAI BLUEの監督体制について正式発表している。
その内容は次のとおり。
- 森保一監督が引き続き日本代表を指揮する。
- 森保監督は2027年のAFCアジアカップ終了まで続投する。
- その大会終了後は大岩剛氏が2030年ワールドカップを目指す日本代表監督に就任する予定。
つまり、2026年11月現在、本田の日本代表監督就任は決定していない。JFAの公表した監督体制にも本田の名前は含まれていない。
【プロの結論】
本田圭佑の日本代表復帰を考えるとき、最も注目すべきなのは、かつてのエースが再び選手として招集されるかどうかだけではない。
2018年に選手としての代表生活に区切りをつけ、カンボジア代表の指導に携わり、海外クラブでプレーを続けてきた経験が、将来の監督業にどう生かされるかという点だ。
選手としての98試合37得点という実績はすでに確立されている。今後の本田の挑戦は、指導者として日本サッカーにどのような価値をもたらせるかに移りつつある。
【よくある質問】本田圭佑の日本代表に関するFAQ
Q1:本田圭佑の日本代表通算成績は何試合何得点ですか?
A1:国際Aマッチ通算98試合37得点です。2008年に代表デビューし、2018年まで日本代表としてプレーしました。2026年9月時点の歴代得点ランキングでは4位タイです。
Q2:本田圭佑が日本代表を引退したのはいつですか?
A2:2018年7月2日のロシアワールドカップ・ベルギー戦後です。試合後に代表キャリアが最後になるとの趣旨を語り、その後、日本代表での出場はありません。
Q3:本田圭佑はワールドカップに何回出場しましたか?
A3:2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会の3大会です。通算10試合4得点で、3大会連続ゴールを記録しました。
Q4:本田圭佑は2026年現在も現役選手ですか?
A4:はい。2026/27シーズンからシンガポールのFCジュロンに所属し、9月18日に公式戦デビューを果たしています。
Q5:本田圭佑が日本代表に復帰する可能性はありますか?
A5:選手としての代表復帰は発表されていません。一方、本人は日本代表監督への就任を公に希望しています。ただし、2026年11月時点で監督就任は決まっておらず、JFAは森保一監督の続投と、その後の大岩剛氏の就任予定を発表しています。
本田圭佑の日本代表でのキャリアは、国際Aマッチ98試合37得点、ワールドカップ3大会連続出場、2011年アジアカップMVPという実績に集約される。
2010年南アフリカ大会で世界に存在感を示し、2014年ブラジル大会ではエースとして期待を背負い、2018年ロシア大会では最後の代表キャリアを締めくくった。
その後はカンボジア代表の指導、海外クラブでの現役続行、投資活動など、活躍の場を広げてきた。
2026年11月現在はFCジュロンの選手としてプレーを続けながら、日本代表監督という新たな目標を掲げている。
本田圭佑の日本代表復帰をめぐる情報を判断する際には、次の3点を押さえておきたい。
- 過去の実績:98試合37得点、W杯3大会出場という確定した記録。
- 現在の立場:日本代表選手ではなく、FCジュロンに所属する現役クラブ選手。
- 将来の可能性:本人は日本代表監督を希望しているが、JFAによる就任決定はない。
日本代表の歴史に名を残した選手が、今度は指導者として世界一を目指す。本田圭佑の次の挑戦は、選手時代とは違う形で日本サッカーの未来に影響を与える可能性を秘めている。
記事基準日:2026年11月5日。主な参照資料:本田圭佑オフィシャルサイト、FIFA、JFA、日刊スポーツ、デイリースポーツ、Channel NewsAsia、シンガポール・プレミアリーグ公式記録。