【最新結果】自民党32.9%、支持政党なし42.7%!各党の順位と前回比は?

今回の結果で目を引くのは、自民党の支持率が3割を超えている一方、支持政党なしが4割を超えている点です。自民党は最大の政党支持率を維持していますが、支持政党なしとの差は小さくありません。
また、野党では日本維新の会が3.7%でトップとなり、参政党3.6%が0.1ポイント差で続きます。国民民主党も3.2%となっており、3%台に複数の政党が並ぶ構図です。
2026年11月1日にTBS NEWS DIGが公表したJNN世論調査の結果は、以下のとおりです。
| 政党・回答区分 | 支持率 | 前回比 |
|---|---|---|
| 自民党 | 32.9% | 1.8ポイント減 |
| 日本維新の会 | 3.7% | 0.5ポイント増 |
| 参政党 | 3.6% | 0.2ポイント増 |
| 国民民主党 | 3.2% | 0.3ポイント増 |
| 立憲民主党 | 2.1% | 0.4ポイント減 |
| 公明党 | 2.1% | 0.7ポイント減 |
| 共産党 | 2.0% | 0.5ポイント減 |
| チームみらい | 1.4% | 0.8ポイント増 |
| 保守党 | 1.0% | 0.2ポイント増 |
| 民改 | 0.7% | 0.3ポイント増 |
| いのち | 0.5% | 0.2ポイント増 |
| 社民党 | 0.4% | 0.1ポイント増 |
| その他 | 0.7% | 0.1ポイント増 |
| 支持政党なし | 42.7% | 1.3ポイント増 |
出典:TBS NEWS DIG「高市内閣の支持率64.9% 前回から1.9ポイント上昇 JNN世論調査」(2026年11月1日)。
政党支持率では自民党が2位以下を大きく引き離しています。野党では維新、参政、国民民主の3党が3%台に集中しています。
なお、上表の「民改」はJNNが今回使用した表記です。前回調査では「民主」として0.4%が掲載されており、政党名の表記が異なるため、単純な同一政党の継続比較には注意が必要です。
支持政党なしが42.7%という意味支持政党なしは、今回の調査で最も大きな回答区分です。自民党の32.9%と比較すると、9.8ポイント高い数字になります。
ただし、支持政党なしの人が全員、政治に関心がないわけではありません。特定政党を支持していなくても、政策や候補者を比較して投票先を決める人はいます。
また、支持政党なしは選挙での投票先を尋ねた数字ではありません。実際の投票行動と同一視することはできず、無党派層の規模を把握する指標として読む必要があります。
【前回比を比較】自民党の下落と野党各党の動き
今回の調査結果を理解するうえで重要なのが、前回のJNN調査との比較です。
比較対象となる前回調査は2026年10月3日・4日に実施されたものです。約1か月の間に、各党の支持率がどのように変化したのかを確認します。
出典:TBS NEWS DIGの2026年10月4日・11月1日公表分。ptはポイント。
自民党は34.7%から32.9%へ自民党は前回の34.7%から1.8ポイント下落しました。依然として2位以下を大きく上回るものの、前回調査から支持率が低下した点は注目されます。
一方で、今回のJNN調査では高市内閣の支持率は64.9%となり、前回から1.9ポイント上昇しています。
つまり、内閣支持率が上昇する一方で、自民党の政党支持率は下落するという結果になりました。これは必ずしも矛盾ではありません。
内閣支持率は政権や首相に対する評価であり、政党支持率は特定政党への支持を尋ねるものです。内閣の政策や首相の姿勢を評価していても、自民党そのものを支持するとは限りません。
日本維新の会は3.7%で野党トップ日本維新の会は前回の3.2%から0.5ポイント上昇し、3.7%となりました。今回の政党別の数字では、自民党に次ぐ位置ではなく、野党の中で最も高い支持率を記録しています。
参政党も3.4%から3.6%へ上昇しており、維新との差はわずか0.1ポイントです。調査ごとの変動幅を考えると、この小さな差だけで両党の支持基盤に明確な優劣がついたと判断するのは早計です。
国民民主党は3%台に上昇国民民主党は2.9%から3.2%へ0.3ポイント上昇しました。今回の調査では、維新と参政党に続く3%台の政党となっています。
一方、立憲民主党は2.5%から2.1%、公明党は2.8%から2.1%へ低下しました。共産党も2.5%から2.0%となっています。
主要野党の支持率は一様に上昇しているわけではなく、党ごとに異なる動きを見せています。
【政党支持率の推移】2026年秋の数字から見える変化
今回と前回のJNN調査を並べると、2026年秋の政治状況を読み解くうえで、3つの変化が浮かび上がります。
1.自民党の支持率は3割台を維持自民党は1.8ポイント下落したものの、32.9%を確保しています。2位以下の政党とは大きな開きがあり、政党支持率の首位という位置は変わっていません。
ただし、支持率の低下が一時的な変動なのか、継続的な傾向なのかは、今後の調査を確認する必要があります。
2.無党派層は4割を超えて拡大支持政党なしは41.4%から42.7%へ上昇しました。自民党の支持率が低下するなかで、無党派層が増えていることは今回の大きな特徴です。
政党を固定的に支持しない有権者がどのような政策や政治課題を重視するのかは、今後の選挙情勢を考えるうえでも注目すべき論点です。
3.野党の支持率は3%台に集中維新3.7%、参政3.6%、国民民主3.2%という結果からは、野党の支持が複数の政党に分かれている状況が見て取れます。
一方、立憲民主党、公明党、共産党は2%前後です。政党支持率だけで選挙結果を予測することはできませんが、各党の現在の支持の広がりを把握する基礎資料になります。
【調査方法を解説】RDD方式・固定電話・携帯電話の仕組み
JNN世論調査の数字を正しく理解するには、調査方法も確認しておく必要があります。
JNNはRDD方式を採用し、固定電話と携帯電話の両方を対象に電話調査を行っています。インターネット上のアンケートとは、回答者の選び方や調査の進め方が異なります。
RDD方式とは?RDDは「Random Digit Dialing」の略称です。コンピューターによって電話番号を無作為に組み合わせ、調査対象となる電話番号に連絡する方式です。
電話帳に掲載された番号だけに依存せず、固定電話と携帯電話の双方を対象にすることで、幅広い層から回答を集めることを目指しています。
JNNの調査では、機械による自動音声ではなく、調査員が直接質問する方式を採用しています。また、固定電話では世帯内の年齢層が偏らないよう、乱数によって回答する人を指定しています。
2026年11月調査の実施日・回答数今回の調査概要は次のとおりです。
- 調査日:2026年10月31日(土)・11月1日(日)
- 調査対象:全国18歳以上の男女
- 電話調査対象:2,662人
- 固定電話:756人
- 携帯電話:1,906人
- 有効回答数:1,024人
- 有効回答率:38.5%
- 固定電話の有効回答:438人
- 携帯電話の有効回答:586人
有効回答率は38.5%で、調査対象2,662人のうち1,024人から有効な回答を得ています。
固定電話と携帯電話の内訳を見ると、携帯電話からの有効回答が586人、固定電話からの有効回答が438人です。携帯電話だけでなく、固定電話も組み合わせていることがJNN調査の特徴です。
【数字を読み違えないために】JNN世論調査の注意点
政党支持率は政治情勢を把握するうえで有用ですが、数字の扱い方を誤ると実態とは異なる解釈につながります。
政党支持率と内閣支持率は別の指標今回の調査では、高市内閣の支持率が64.9%、自民党の支持率が32.9%でした。
この2つは質問の対象が違います。内閣を支持する人が、必ずしも自民党を支持するとは限りません。逆に、自民党を支持していても、内閣の個別政策に不満を持つ人も考えられます。
内閣支持率だけを見て政党の勢力を判断したり、政党支持率だけで政権への評価を推測したりすることは避けるべきです。
0.1ポイントの差を過大評価しない維新3.7%と参政党3.6%の差は0.1ポイントです。
世論調査には標本誤差があり、回答者の構成や回答状況による影響もあります。今回の公表資料には個別の政党支持率についての誤差幅は示されていないため、0.1ポイントの差を実質的な優位性として扱うことはできません。
調査会社によって数字は異なる同じ時期に実施された世論調査でも、調査会社によって政党支持率が異なることがあります。
その背景には、調査日、質問文、電話・インターネットなどの調査方式、回答者の構成、集計方法の違いがあります。
JNNの数字を他社の調査と比較する場合は、単純に支持率の高低だけを比べず、調査条件をそろえて確認することが大切です。
支持政党なしは棄権予定者ではない支持政党なし42.7%という数字は、選挙に行かない人の割合を示すものではありません。
普段は特定政党を支持していなくても、選挙の際には候補者の政策や実績を見て投票する人がいます。無党派層の規模と投票率は、別のデータとして確認する必要があります。
【よくある質問】JNN世論調査の政党支持率に関するFAQ
Q1:2026年11月最新のJNN調査で自民党の支持率は何%ですか?
A1:2026年11月1日公表の調査では、32.9%です。前回調査から1.8ポイント低下しました。
Q2:支持政党なしは何%ですか?
A2:42.7%です。前回から1.3ポイント上昇し、自民党の32.9%を9.8ポイント上回っています。
Q3:日本維新の会と参政党はどちらが上ですか?
A3:今回のJNN調査では、日本維新の会が3.7%、参政党が3.6%です。維新が0.1ポイント上回っています。
Q4:国民民主党の支持率は何%ですか?
A4:国民民主党は3.2%です。前回の2.9%から0.3ポイント上昇しました。
Q5:JNN世論調査はどのような方法で実施していますか?
A5:RDD方式を採用しています。コンピューターで無作為に電話番号を組み合わせ、固定電話と携帯電話の両方に連絡し、調査員が直接聞き取りを行います。
Q6:2026年11月の調査は何人が回答しましたか?
A6:電話調査の対象は2,662人で、そのうち1,024人から有効回答を得ています。有効回答率は38.5%です。
2026年11月のJNN世論調査では、自民党が32.9%で政党支持率の首位を維持しました。一方、支持政党なしは42.7%となり、前回から1.3ポイント増加しています。
野党では日本維新の会が3.7%、参政党が3.6%、国民民主党が3.2%と、それぞれ前回から上昇しました。対照的に、立憲民主党、公明党、共産党は支持率が低下しています。
今回の結果で特に注目したいのは、内閣支持率が64.9%に上昇する一方、自民党の支持率は低下し、支持政党なしが増えたことです。政権への評価と政党への支持が必ずしも一致しない状況が数字に表れています。
今後の動向を判断する際には、単月の順位だけでなく、同じJNN調査における前回比、複数月の推移、無党派層の変化を継続して確認することが大切です。次回調査で自民党の支持率が回復するのか、野党各党の3%台の競争が続くのか、そして42.7%の無党派層がどう動くのかが注目点になります。
【プロの結論】 今回の数字が示しているのは、単純な与党優位・野党劣勢という構図だけではありません。政党支持率と内閣支持率の乖離、そして支持政党を決めていない有権者の大きさこそ、2026年11月の政治情勢を読み解く要点です。
主な情報源:TBS NEWS DIG・JNN世論調査(2026年11月1日公表、2026年10月4日公表)。