『ジョジョの奇妙な冒険』第9部の主人公は、ジョディオ・ジョースターです。荒木飛呂彦による『The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)』で物語の中心を担う少年で、ハワイ・オアフ島を拠点に「大富豪になる」という野望を抱いています。従来のジョジョ主人公とは異なり、犯罪や金銭、社会の仕組みを独自の価値観で捉える人物です。
ジョディオのスタンドは、重力を持つ雨を降らせる「11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)」。2026年11月現在も『ウルトラジャンプ』で連載が続いており、単行本は第9巻まで発売されています。最新話では潜水艇をめぐる緊迫した展開が描かれています。主人公のプロフィールから能力、物語の背景、最新刊まで詳しく解説します。
【主人公は誰?】ジョジョ第9部のジョディオ・ジョースターとは

作品の基本プロフィール
ジョディオ・ジョースター
- 登場作品:『The JOJOLands』
- シリーズ:『ジョジョの奇妙な冒険』第9部
- 作者:荒木飛呂彦
- 活動拠点:ハワイ・オアフ島
- 目標:大富豪になること
- スタンド:11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)
ジョディオ・ジョースターは、第9部『The JOJOLands』の主人公です。
本作は2023年2月17日発売の『ウルトラジャンプ』3月特大号から連載が始まりました。第8部『ジョジョリオン』の完結から約1年半を経て登場した、新たなジョースター家の主人公です。
集英社の公式作品紹介では、ジョディオはオアフ島に暮らす少年として紹介されています。
彼が掲げる目標は、単にお金を稼ぐことではありません。
「大富豪になる」という野望を通じて、この世の仕組み(メカニズム)の頂点に立つことを目指しています。
ここが第9部を理解するうえで要点です。
ジョディオにとって富は、贅沢な暮らしを実現するためだけのものではありません。社会の中で誰が利益を得て、誰が不利益を受けるのかという構造そのものに関わる目標なのです。
従来の主人公とは異なる価値観を持つジョディオの登場によって、『ジョジョ』は新たな方向へ進み始めました。
【性格・人物像】ジョディオは従来のジョジョと何が違う?
ジョディオの人物像を理解するには、彼の野望だけでなく、行動の基準や周囲との関係を見る必要があります。
1.冷静で合理的な判断を重視するジョディオは、感情だけで行動するタイプではありません。
目的を達成するために状況を分析し、必要であれば危険な手段も選択します。社会のルールを無条件に守るのではなく、そのルールが誰に利益をもたらしているのかを考える人物です。
そのため、一般的な少年漫画の主人公に期待される正義感や道徳観とは、かなり異なる印象を与えます。
2.善悪よりも自分の目的を優先するジョディオの特徴は、犯罪に関わる行動に対しても比較的冷静なところです。
物語序盤では、仲間とともに違法な仕事やダイヤモンドの強奪に関わります。
しかし、彼を単純な悪役として片付けることもできません。
家族の生活を守ることや、自分たちが置かれている環境から抜け出すことも、行動の背景にあります。
この複雑さが、ジョディオという主人公の大きな魅力です。
3.家族や仲間との関係も重要ジョディオの周囲には、兄のドラゴナ・ジョースターをはじめ、複数の仲間がいます。
特にドラゴナとの関係は、作品の重要な要素です。
ジョディオの行動は個人的な野望だけで完結しているわけではなく、家族や仲間の存在と深く結び付いています。
自分の利益を追求する冷徹さと、身近な人間を守ろうとする姿勢。この両面が、彼の人物像を立体的にしています。
4.「メカニズム」という独特の世界観ジョディオを象徴する言葉が「メカニズム」です。
彼は社会の中で働いている目に見えない仕組みを理解し、その頂点に立つことを目指しています。
これは、単純な金銭欲とは異なる発想です。
誰が富を生み出し、誰がそれを手にするのか。権力や利益がどのように動くのか。
第9部は、こうした構造を少年の成り上がりという物語に重ねています。
【スタンド能力】11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)の強さを解説
ジョディオが使うスタンドは、11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)です。
英語表記は「November Rain」。その名前のとおり雨をモチーフにしたスタンドですが、一般的な雨を降らせるだけの能力ではありません。
11月の雨の基本能力集英社の公式キャラクター紹介では、11月の雨は「重力のある雨を降らせる」能力として説明されています。
つまり、降り注ぐ雨粒に通常の水滴とは異なる重量を持たせ、対象に強い圧力を加えることができます。
スタンド名
11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)
本体:ジョディオ・ジョースター
能力の特徴
- 雨を降らせる能力
- 雨粒に強い重量を持たせる
- 対象に圧力を加える攻撃が可能
- 雨という自然現象を利用した独特の戦闘スタイル
11月の雨の恐ろしさは、見た目と攻撃力のギャップにあります。
普通の雨なら、人体に当たっても大きな危険はありません。
しかし、11月の雨が降らせる雨粒は、重力による強烈な圧力を伴います。
このため、相手を押さえ込んだり、物体を破壊したりする攻撃に利用できます。
派手な爆発や巨大なエネルギー弾ではなく、身近な雨を恐ろしい攻撃手段に変えるところに、荒木作品らしい発想が感じられます。
11月の雨は最強クラスのスタンドなのか?現段階で、シリーズ全体の最強スタンドと断定することはできません。
スタンドの強さは単純な破壊力だけでは決まりません。
- 攻撃範囲
- 能力の発動条件
- 相手との相性
- 状況に応じた応用力
- 本体であるジョディオの判断力
これらが勝敗を左右します。
11月の雨は、能力の特性を理解して使うことで真価を発揮するタイプのスタンドです。
また、物語が進むにつれて能力の応用や戦闘での使い方がどう変化するのかも、今後の注目点です。
【舞台とあらすじ】ハワイ・オアフ島から始まる異色の冒険
第9部の舞台は、太平洋に浮かぶ火山島・ハワイです。
物語の出発点となるのはオアフ島。ジョディオはこの島で生活しながら、仲間たちとともに金銭や価値をめぐる事件に関わっていきます。
物語の始まりは600万ドルのダイヤモンド第1巻の公式あらすじによると、物語のきっかけは、600万ドル相当のダイヤモンドを持ってハワイ島に入国した日本人の存在です。
ジョディオは仲間たちとともに、そのダイヤモンドを盗み出すため、滞在先の別荘へ向かいます。
ところが、そこで一行は予想外の謎に遭遇します。
この事件を通じて、物語は単なる窃盗計画から、スタンド使いたちが関わる複雑な争いへと発展していきます。
溶岩と「価値」をめぐる物語第9部で特に重要なのが、岸辺露伴から託された溶岩です。
この溶岩には、金銭的価値を持つものを引き寄せるという不思議な性質があります。
ジョディオたちはその性質を確かめるために行動し、やがて大規模な資産を持つ企業HOWLER社をめぐる計画へと進んでいきます。
第4巻の公式あらすじでは、HOWLER社の資産総額は500億ドルと紹介されています。
ここで注目したいのは、物語のテーマと溶岩の能力が結び付いている点です。
ジョディオが目指す大富豪という立場、価値を引き寄せる溶岩、そして巨額の資産を持つ企業。
それぞれが「富とは何か」「価値はどこから生まれるのか」というテーマにつながっています。
荒木飛呂彦がハワイを舞台に選んだ理由第9部の舞台選びには、荒木飛呂彦の制作上の意図も反映されています。
集英社の公式インタビューで、荒木は『The JOJOLands』に溶岩が登場することと、ハワイが溶岩で知られる土地であることを結び付けて説明しています。
つまり、単に海外の有名な観光地を舞台にしたわけではありません。
土地の地形や歴史、文化と物語の設定を関連付ける考え方が採用されています。
加えて、2023年12月発売の『JOJO magazine 2023 WINTER』には、荒木が実際にハワイを取材した記録も収録されました。
オアフ島だけでなく、ハワイ島も取材対象となっており、現地の風景や文化を作品に取り入れる姿勢がうかがえます。
【歴代主人公を比較】第1部から第9部までのジョジョ一覧
『ジョジョの奇妙な冒険』の大きな特徴は、部ごとに主人公が交代していくことです。
第1部から第6部まではジョースター家の血統を中心とする物語が展開され、第7部以降は新たな世界設定を舞台に物語が描かれています。
歴代主人公を一覧にすると、ジョディオの立ち位置が理解しやすくなります。
| 部 | 作品名 | 主人公 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 第1部 | ファントムブラッド | ジョナサン・ジョースター | 誇り高い紳士 |
| 第2部 | 戦闘潮流 | ジョセフ・ジョースター | 頭脳戦と奇策 |
| 第3部 | スターダストクルセイダース | 空条承太郎 | 冷静沈着なスタンド使い |
| 第4部 | ダイヤモンドは砕けない | 東方仗助 | 仲間と町を守る高校生 |
| 第5部 | 黄金の風 | ジョルノ・ジョバァーナ | ギャングスターを目指す少年 |
| 第6部 | ストーンオーシャン | 空条徐倫 | 自由と運命に立ち向かう女性 |
| 第7部 | STEEL BALL RUN | ジョニィ・ジョースター | 成長と再起の物語 |
| 第8部 | ジョジョリオン | 東方定助 | 自分の正体を探す青年 |
| 第9部 | The JOJOLands | ジョディオ・ジョースター | 大富豪を目指す少年 |
ジョディオは、歴代主人公と比べても異色の存在です。
特に比較したいのが、第5部のジョルノ・ジョバァーナです。
ジョルノもギャングの世界に身を置きながら、自分の理想を実現しようとする主人公でした。
一方、ジョディオは社会の仕組みそのものを理解し、その頂点に立とうとします。
両者とも一般的な正義のヒーローとは異なる立場から物語を進めますが、目的や価値観には違いがあります。
また、第3部の承太郎や第4部の仗助が、周囲の人間や社会との関係を通じて事件に立ち向かうのに対し、ジョディオは最初から自分自身の野望を明確に掲げています。
この主人公像の変化は、第9部の大きな特徴です。
【2026年最新】第9部の連載状況・最新話・単行本9巻
2026年11月現在、『The JOJOLands』は完結していません。
集英社の公式ポータルサイトおよび『ウルトラジャンプ』の公式情報では、連載継続と最新話の掲載が確認できます。
2026年の連載状況2026年10月19日に発売された『ウルトラジャンプ』11月号には、『The JOJOLands』の最新話が掲載されました。
公式告知によると、最新話では敵スタンドに潜水艇の存在を発見され、浮上できない状況に追い込まれています。
ジョディオたちがどのような方法で危機を切り抜けるのか、緊張感の高い展開が続いています。
最新刊は第9巻!発売日と基本情報
『The JOJOLands』第9巻
- 著者:荒木飛呂彦
- 出版社:集英社
- 発売日:2026年9月17日
- 価格:572円(税込)
- ページ数:184ページ
- ISBN:978-4-08-885157-0
2026年11月5日時点で、最新の発売済み単行本は第9巻です。
第9巻の物語では、ハウラーとの土地交換作戦から9か月が経過しています。
しかし、ジョディオたちは土地を現金化できずにいました。
加えて、仲間のウサギの銀行口座にあった30万ドルがゼロになり、母親と妹まで失踪するという重大な問題が発生します。
これまでの計画が思いどおりに進まないだけでなく、ジョディオの身近な人間にも危機が迫る展開です。
第10巻の発売予定はいつ?集英社の書誌情報では、第10巻の発売日は2026年12月17日予定とされています。
価格は572円(税込)で、ISBNは978-4-08-885302-4です。
したがって、11月5日時点では第9巻が最新刊ですが、次巻の発売予定もすでに公表されています。
2026年の最新情報一覧| 項目 | 最新情報 |
|---|---|
| 連載状況 | 連載中 |
| 掲載誌 | ウルトラジャンプ |
| 最新掲載号 | 2026年11月号 |
| 最新掲載日 | 2026年10月19日 |
| 最新単行本 | 第9巻 |
| 第9巻発売日 | 2026年9月17日 |
| 第10巻発売予定 | 2026年12月17日 |
| 最新話の展開 | 潜水艇が敵スタンドに発見される |
第9部を追いかける場合、単行本派と雑誌派では読める内容に差がある点にも注意してください。
単行本第9巻には収録されていない最新の展開を知りたい場合は、『ウルトラジャンプ』の最新号を確認する必要があります。
【作品の見どころ】ジョディオが主人公だからこそ面白い3つの理由
『The JOJOLands』は、従来のジョジョシリーズの魅力を引き継ぎながら、物語の方向性に新しい要素を加えています。
特に注目したい要点は3つです。
1.主人公の目的が「大富豪になること」従来のジョジョでは、敵との因縁や家族の運命、町や仲間を守ることなどが物語の中心になるケースがありました。
しかし、ジョディオは最初から大富豪になるという明確な目標を掲げています。
金銭や資産、社会構造が物語の重要なテーマになっているため、従来のバトル漫画とは違った視点で楽しめます。
2.スタンド能力と謎解きの組み合わせ11月の雨は、単純な攻撃力だけで勝敗が決まるスタンドではありません。
雨の性質をどう利用するのか、相手の能力にどう対抗するのかという発想が重要です。
加えて、第9部では溶岩の不思議な性質や敵スタンドの能力など、複数の謎が物語に組み込まれています。
読者自身が能力の仕組みを考えながら読み進められるのも魅力です。
3.ハワイという舞台が物語に与える独自性ハワイといえば、美しい海や観光地をイメージする人も多いでしょう。
しかし、第9部ではそれだけではない土地の側面が描かれています。
火山、溶岩、企業、資産、地域社会などが絡み合い、独特の世界観を作り出しています。
特にオアフ島からハワイ島へと物語の舞台が広がっていくことで、冒険のスケールにも変化が生まれています。
【プロの結論】ジョディオは「正義の主人公」という枠を超えた存在ジョディオの魅力は、従来の主人公像をそのまま踏襲していないところにあります。
正義を掲げて悪を倒すのではなく、自分の信念と目的を持ち、社会の仕組みを理解しようとする。
その過程で、善悪の境界が揺らぐような選択も行います。
これは公式ポータルサイトが紹介する『ジョジョ』の作品テーマ「人間讃歌」とも重なります。
善人か悪人かという単純な分類ではなく、それぞれの登場人物が何を信じ、どのように行動するのか。
ジョディオは、その問いを第9部で新たに提示する主人公なのです。
【FAQ】ジョジョ第9部の主人公に関するよくある質問
Q1:ジョジョ第9部の主人公は誰ですか?
ジョジョ第9部『The JOJOLands』の主人公は、ジョディオ・ジョースターです。ハワイのオアフ島に暮らし、大富豪になるという野望を抱いています。
Q2:ジョディオのスタンド能力は何ですか?
「11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)」です。重力を持った雨を降らせ、対象に強い圧力を加える能力を持っています。
Q3:ジョジョ第9部の舞台はどこですか?
ハワイです。物語の出発点はオアフ島で、その後ハワイ島も重要な舞台となります。
Q4:ジョジョ第9部は2026年現在も連載していますか?
はい。2026年11月現在、『ウルトラジャンプ』で連載中です。2026年10月19日発売の11月号にも最新話が掲載されています。
Q5:The JOJOLandsの最新刊は何巻ですか?
2026年11月5日時点では第9巻です。2026年9月17日に発売され、次の第10巻は12月17日発売予定です。
Q6:ジョディオはジョルノと同じような主人公ですか?
共通点は、一般的な正義のヒーローとは異なる目的や価値観を持っていることです。ただし、ジョルノはギャングスターを目指し、ジョディオは社会の仕組みの頂点に立つ大富豪を目指しているため、物語の方向性は異なります。
『ジョジョの奇妙な冒険』第9部『The JOJOLands』の主人公は、ジョディオ・ジョースターです。
彼はハワイ・オアフ島に暮らす少年で、「大富豪になる」という野望を持っています。
スタンド「11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)」は、重力を持った雨を降らせる独特の能力。従来のジョジョ主人公とは異なる価値観や行動原理も、大きな見どころです。
2026年11月現在の最新情報は以下のとおりです。
- 作品:『The JOJOLands』
- 主人公:ジョディオ・ジョースター
- スタンド:11月の雨
- 連載誌:ウルトラジャンプ
- 最新掲載号:2026年11月号
- 最新刊:第9巻(2026年9月17日発売)
- 第10巻:2026年12月17日発売予定
特に注目したいのは、ジョディオの野望が今後どのような形で実現していくのかという点です。
土地や溶岩をめぐる争い、巨額の資産を持つ企業、そして潜水艇を襲う新たな脅威。物語はまだ決着していません。
ジョディオが本当に「この世の仕組み」の頂点に立てるのか。 その答えを追いかけることこそ、第9部『The JOJOLands』を読む最大の楽しみです。