カブスとホワイトソックスの対立は、単なる同じ都市の球団同士の試合ではない。北側のノースサイドを象徴するカブスと、南側のサウスサイドを代表するホワイトソックスという、シカゴの地域文化を背景にしたライバル関係だ。
2026年終了時点の歴代対戦成績2026年8月19日の最終戦までのレギュラーシーズン通算対戦成績は、カブスが80勝、ホワイトソックスが78勝。158試合でわずか2勝差という接戦が続いている。
レギュラーシーズン通算成績80勝

カブス-
78勝
ホワイトソックス
1997年以降のレギュラーシーズン158試合。2026年8月19日時点。
注目したいのは、長期的にはカブスがわずかにリードしているものの、2026年だけを見ると3勝3敗で完全に並んだことだ。通算記録と単年の結果を混同しないことが、対戦成績を正しく理解するポイントになる。
1906年ワールドシリーズが残した歴史両チームの歴史を語るうえで欠かせないのが、1906年のワールドシリーズだ。シカゴの2球団が頂点を懸けて対戦し、ホワイトソックスが4勝2敗でカブスを破った。
当時のカブスはレギュラーシーズンで116勝を記録する圧倒的な強さを誇っていた。それでもワールドシリーズではホワイトソックスが勝利し、野球史に残る番狂わせとして記録された。
MLB公式の1906年ポストシーズン記録にも、ホワイトソックスの4勝2敗が掲載されている。2026年のクロスタウン・シリーズにおいても、クレイグ・カウンセル監督が1906年のワールドシリーズに触れるなど、この歴史は現在の対決にも受け継がれている。
近年の対戦傾向と2026年の転換点近年の対戦では、カブスが2023年8月から2025年5月にかけて8連勝を記録した時期があった。ホワイトソックスにとって、この連敗を止めることは大きな課題だった。
2026年5月17日の勝利は、その流れを変える重要な結果となった。エドガー・ケロのサヨナラ本塁打でシリーズを制し、カブスの連勝記録に終止符を打ったからだ。
その後の8月シリーズではカブスが2勝1敗で勝ち越したものの、年間の直接対決は再び五分に戻った。歴代成績でカブスがわずかに先行していても、現在の勢力関係は一方的ではない。
【放送予定・ネット配信】日本からカブス対ホワイトソックスを見る方法
2026年の直接対決はすべて終了しているため、11月5日時点で残っている2026年レギュラーシーズンの生中継予定はない。これから試合を振り返りたい場合は、公式ハイライトや配信サービスの見逃し映像が主な選択肢となる。
日本国内の主な視聴サービス
2026年のレギュラーシーズンは、日本人選手所属チームの試合を中心に毎日最大8試合をライブ配信。試合の見逃し配信やハイライトも提供している。
ライブ・見逃し視聴には有料会員登録が必要。
2026年のMLBレギュラーシーズンを350試合以上ライブ配信する編成が発表された。通常のPrime Videoとは別に、対象チャンネルの視聴条件を確認する必要がある。
全試合の配信ではなく、対象カードは編成によって異なる。
試合結果、ボックススコア、打席ごとの記録、試合映像やハイライトを確認する際に便利。特定の試合を振り返る場合にも役立つ。
SPOTV JAPANの発表によると、2026年のポストシーズンはワイルドカードシリーズからワールドシリーズまで全試合を日本語実況付きでライブ配信する編成だった。これはポストシーズンの配信内容であり、レギュラーシーズンの全試合が見られるという意味ではない。
また、Amazonの2026年3月の発表では、Prime Video内のSPOTVチャンネルでレギュラーシーズン350試合以上を配信すると案内されている。ただし、カブス対ホワイトソックスの特定の試合が必ず対象になるわけではない。
アメリカ国内のテレビ中継シカゴ周辺のローカル放送では、カブスの試合は主にマルキー・スポーツ・ネットワーク、ホワイトソックスの試合はシカゴ・スポーツ・ネットワーク(CHSN)などが中継を担当する。
実際に2026年のカブス公式日程ではマルキー・スポーツ・ネットワークが放送先として掲載され、ホワイトソックスの公式日程ではCHSNやWCIUが案内されていた。視聴地域による制限があるため、アメリカ国内で観戦する場合も契約内容の確認が必要だ。
【2027年の次回対戦日程】クロスタウン・シリーズはいつ開催?
2026年の試合を見終えたファンにとって、次の注目は2027年の対戦だ。MLBとカブスが2026年7月に公表した2027年レギュラーシーズン日程では、クロスタウン・シリーズは引き続き両球場で開催される。
7月16日~18日
リグレー・フィールド
カブス主催の3連戦
8月6日~8日
レート・フィールド
ホワイトソックス主催の3連戦
2027年は7月と8月に、それぞれ週末の3連戦が予定されている。開催地が両チームの本拠地に分かれる構成は2026年と同様だ。
なお、日程の発表と各試合の開始時刻の確定は別の情報となる。日本から観戦する場合は、公式日程の更新後にシカゴ現地時間と日本時間を照合するのが確実だ。
【プロの結論】カブス対ホワイトソックスは3つの数字で読み解く
2026年の対決を振り返る際、単純にカブスのほうが強かった、あるいはホワイトソックスが優勢だったと判断するのは適切ではない。評価する数字によって見える景色が異なるからだ。
1.チーム全体の実力はシーズン成績で判断する89勝73敗のカブスと84勝78敗のホワイトソックスを比べると、2026年はカブスがシーズン全体で上回った。得失点差もプラス147対プラス56で、カブスの優位性が明確に表れている。
2.ライバル対決の強さは直接対決で判断する年間の直接対決は3勝3敗。さらに5月と8月のシリーズでは、どちらもホーム球場のチームが2勝1敗で勝ち越した。これは2026年のクロスタウン・シリーズにおける興味深い特徴だ。
シーズン全体の勝率が高いチームでも、敵地で同じように勝てるとは限らない。球場、観客の雰囲気、相手投手との相性まで含めて評価する必要がある。
3.試合予想は先発投手と終盤の勝負強さを重視する2026年は5月17日のケロ、8月17日のクロウ=アームストロング、8月18日のブレグマンと、試合を決めた選手がそれぞれ異なった。特に延長戦や9回の攻撃では、スタメンだけでなく控え選手や救援投手の起用も勝敗に直結する。
2027年の試合を予想するなら、過去の勝敗だけで判断するのではなく、発表された先発投手、左右の打者の組み合わせ、直近の打撃成績、ブルペンの登板状況を合わせて確認したい。
つまり、カブス対ホワイトソックスを正しく評価するには、シーズン成績・直接対決・試合当日の選手起用という3つの視点が欠かせない。2026年の3勝3敗という結果は、両球団のライバル関係が今も拮抗していることを示している。
カブス対ホワイトソックスに関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のカブス対ホワイトソックスはいつ開催されましたか?
2026年5月15~17日にレート・フィールド、8月17~19日にリグレー・フィールドで開催されました。合計6試合です。
Q2:2026年のカブス対ホワイトソックスはどちらが勝ち越しましたか?
年間の直接対決は3勝3敗で引き分けです。5月はホワイトソックスが2勝1敗、8月はカブスが2勝1敗でした。総得点ではホワイトソックスが33点、カブスが32点です。
Q3:カブス対ホワイトソックスの次回対戦はいつですか?
2027年7月16~18日にリグレー・フィールド、8月6~8日にレート・フィールドで、それぞれ3連戦が予定されています。各試合の開始時刻は公式日程で確認してください。
2026年のカブス対ホワイトソックスは、5月と8月の計6試合で両チームが3勝ずつを挙げる結果となった。5月はエドガー・ケロの延長10回サヨナラ本塁打、8月はピート・クロウ=アームストロングとアレックス・ブレグマンのサヨナラ打が印象的だった。
シーズン成績ではカブスが89勝73敗、ホワイトソックスが84勝78敗。歴代レギュラーシーズン対戦成績でもカブスが80勝78敗とリードしているが、2026年の直接対決は互角だった。
次回のクロスタウン・シリーズは2027年7月16~18日と8月6~8日。両球団の戦力変化、日本人選手の活躍、先発投手の組み合わせ、そしてシカゴのファンが生み出す独特の熱気に注目したい。
2026年の結果だけで優劣を決めるのではなく、歴代成績とシーズン全体の数字を併せて見ること。それが、この伝統あるシカゴ対決をより深く楽しむためのポイントだ。