騒動のきっかけは、2017年1月20日発売の写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)の記事でした。同誌は、当時34歳だった狩野英孝と17歳の女子高校生との交際をめぐり、淫行疑惑として報道しました。
報道が大きな注目を集めた理由は、相手女性が18歳未満だったとされることに加え、狩野が前年にも女性関係をめぐる騒動で話題になっていたためです。2016年には複数の女性との交際をめぐる、いわゆる「6股騒動」が報じられていました。
今回の報道では、主に次の点が問題として取り上げられました。
- 狩野英孝と当時17歳と報じられた女性との交際関係
- 女性の実年齢を狩野が認識していた時期
- 女性が狩野の自宅を訪れていたことや、半同棲をめぐる報道
- 過去の女性関係の騒動を踏まえた本人の生活態度
狩野は報道翌日の1月21日に会見を開き、女性の年齢を22歳と認識していたと説明しました。一方、相手が10代だと知った後の対応や、交際の具体的な状況についても質問が相次ぎました。
ここで押さえておきたいのは、FRIDAYの記事に記載された疑惑と、狩野本人が会見で説明した内容は区別する必要があるという点です。報道された疑惑のすべてが、本人によって認められたわけではありません。
【会見全文を検証】「22歳と思っていた」発言と17歳女性をめぐる説明

2017年1月21日の謝罪会見では、狩野英孝が冒頭で謝罪した後、記者から相手女性との関係や年齢を知った経緯について質問を受けました。
会見内容はデイリースポーツなどが複数回に分けて詳しく掲載しています。特に注目されたのは、年齢認識、交際の経緯、自宅への出入り、そして女性が10代だと判明した後の対応です。
1.相手女性は22歳だと認識していた狩野は、女性と知り合った当初から17歳だと知っていたわけではないと説明しました。
「22歳と思い、友人関係を経てお付き合いさせていただきました」
加えて、相手に恋愛感情があったことも認めています。友人関係から交際に発展する過程だったものの、正式に彼女として周囲に紹介する前に、相手が10代であることを知ったという説明でした。
年齢を疑わなかった理由については、知人や親戚なども交えた場で会っていたことを挙げ、相手が22歳だという認識に疑問を持たなかったと述べています。
ただし、これはあくまで狩野本人の説明です。女性の年齢に関する認識が、いつ、どのように形成されたのかを理解するうえで重要な発言ですが、それだけで交際の全容が明らかになるわけではありません。
2.17歳だと知ったのはいつだったのか記者から年齢を知った時期を問われると、狩野は2016年10月ごろだったと説明しました。
本人によると、女性との関係が深まるなかで、相手に対して「何か嘘をついていることはないか」と質問したところ、返答に間があったため、何度か確認した結果、10代だと知らされたといいます。
会見では、年齢を知ったときに驚いたことや、その後は一般的な友人関係に戻ることを話し合ったことも説明しました。
「野性の勘とか。働いたんです」
この「野生の勘」という発言は、会見のなかでも印象的なやり取りとして取り上げられました。相手の返答に違和感を覚えた理由を説明する際に出た言葉です。
また、狩野は10代だと知った後、女性を責めるのではなく、友人関係に戻ることを選んだと説明しています。
3.自宅への出入りや半同棲については何と説明した?FRIDAY報道では、女性が狩野の自宅に出入りしていたことや、半同棲を思わせる状況も取り上げられていました。
この点について狩野は、女性が自宅に来たこと自体は認めた一方、半同棲という表現は否定しました。
「半同棲ということはまったくありません」
自宅には後輩や知人が集まることがあり、仕事に出かける際に、女性や後輩が家に残っていることもあったと説明しています。
また、女性が自宅に泊まったのかという質問に対しては、単純に宿泊を認める形では回答せず、「家に来ることはありました」と説明しました。
つまり、会見で確認できるのは、自宅への訪問があったことと、狩野自身が半同棲という報道内容を否定したことです。宿泊や交際の具体的な実態について、会見の発言だけから断定することはできません。
4.女性本人と父親にも謝罪していた狩野は、報道後に相手女性と父親に直接謝罪する機会を設けてもらったことも明かしました。
会見では、女性の父親から、娘が年齢を偽っていたことについて申し訳ないという趣旨の言葉を受けたと説明。家族から応援するという趣旨の言葉もあったと振り返っています。
ただし、相手家族とのやり取りがあったことと、芸能人としての責任や所属事務所の判断は別の問題です。実際、狩野は女性との話し合いについて説明したうえで、芸能活動を謹慎することを発表しました。
会見全体を見ると、単に年齢を知らなかったと主張するだけではなく、交際への認識、女性との関係を見直した経緯、周囲への謝罪、そして活動自粛までを説明する場だったことが分かります。
【時系列で整理】マセキ芸能社の無期限謹慎発表から2017年6月の解除まで
謝罪会見と同じ2017年1月21日、所属事務所のマセキ芸能社は公式サイトで狩野英孝の謹慎処分を発表しました。
注目すべきなのは、事務所が今回のFRIDAY報道だけを処分理由にしたわけではないことです。公式発表では、2016年からの生活態度も考慮したと説明しています。
処分には終了時期が設定されておらず、いわゆる無期限謹慎となりました。その後、約4か月半の活動休止期間を経て、2017年6月1日に解除されています。
狩野英孝の謝罪会見から復帰までの経緯
出典:マセキ芸能社の発表、スポニチ、日刊スポーツ、オリコン、マイナビニュースの当時の報道を基に整理。
マセキ芸能社はなぜ無期限謹慎を決めたのか2017年1月21日に発表された事務所の声明では、本人と会社で話し合ったうえで、今回の報道に加え、前年からの生活態度を考慮して謹慎処分にしたと説明しています。
つまり、処分の背景には、今回の17歳女性をめぐる報道だけでなく、以前から続いていた女性関係の問題もありました。
当時、テレビ局や番組制作側も対応を迫られました。レギュラー番組の放送休止や出演部分のカット、出演予定の調整などが行われ、仕事への影響は本人だけにとどまりませんでした。
特にNHK・Eテレの『未来広告ジャパン!』やBSフジの『東北魂TV』など、出演していた番組にも影響が及びました。芸能人の不祥事が、出演者本人だけでなく、番組制作や放送局の判断にも直結することを示した事例です。
2017年6月1日に謹慎解除、事務所が発表した内容2017年6月1日、マセキ芸能社は狩野の謹慎を同日付で解除したと発表しました。
事務所の説明では、本人が以前の生活態度を深く反省し、自覚を持って行動するようになったことが解除の理由として挙げられています。
狩野自身も、関係者やファンに改めて謝罪し、謹慎中に受け取った温かい言葉と厳しい言葉を忘れず、気持ちを引き締めて努力していくというコメントを公表しました。
ただし、6月1日はあくまで処分の解除日です。解除と同時にすべてのテレビ番組への出演が決まっていたわけではありません。所属事務所も当初、具体的な仕事は未定としていました。
【復帰の真相】ロンドンハーツが最初の復帰番組だったのか?
狩野英孝の復帰について調べると、『ロンドンハーツ』という番組名がよく登場します。これは、騒動以前から狩野が同番組の常連出演者だったことや、番組が過去の女性関係の騒動を取り上げてきた背景があるためです。
実際、2017年1月22日の日刊スポーツは、復帰第1弾として『金曜ロンドンハーツ』が有力になる可能性を報じていました。しかし、これは当時の関係者の見通しを伝えた記事であり、実際の復帰記録とは分けて考える必要があります。
実際の最初の仕事は事務所ライブだった謹慎解除後、狩野が最初に仕事へ復帰したのは、2017年6月10日に開催されたマセキ芸能社のライブでした。
久しぶりの舞台出演について、狩野は自身のSNSで、非常に緊張したことや、手足の震えを必死に抑えていたことを振り返っています。
所属事務所のライブスタッフも、謹慎解除後の初仕事だったと報告しました。つまり、復帰はテレビ番組からではなく、まず所属事務所の舞台で始まったのです。
テレビ復帰は7月、地上波復帰は9月テレビへの復帰は、2017年7月24日放送のCS番組『怪談のシーハナ聞かせてよ。』でした。狩野は同番組でMCを務め、6月26日の収録から復帰していました。
その後、2017年9月7日放送のテレビ朝日系『アメトーーク!』に出演し、地上波テレビへの復帰を果たしました。
番組冒頭では、MCから謹慎期間を踏まえた言葉をかけられ、狩野もカメラに向かって謝罪。騒動を笑いに変える演出もあり、復帰後のテレビ出演における一つの転換点となりました。
したがって、2017年の復帰経緯を正確に整理すると、次のようになります。
- 6月10日:マセキ芸能社のライブで仕事復帰。
- 7月24日:CS番組でテレビ復帰。
- 9月7日:『アメトーーク!』で地上波復帰。
『ロンドンハーツ』は、現在も狩野の代表的な出演番組ですが、謹慎解除後の最初の仕事や最初のテレビ復帰番組と混同しないことが大切です。
【2026年最新】狩野英孝の現在は?芸能活動と出演番組を紹介
2026年11月現在、狩野英孝はマセキ芸能社に所属し、テレビ、インターネット配信、ゲーム実況、CM、声優など幅広い活動を続けています。
所属事務所の公式プロフィールには、複数のレギュラー番組や配信コンテンツが掲載されています。2017年の騒動によって芸能活動が長期的に停止したわけではなく、復帰後は継続的に出演機会を広げてきました。
2026年の主なテレビ出演
『かのサンド』
フジテレビ・日曜日 10:00~11:15
サンドウィッチマンとともに出演する番組。街歩きや地域の魅力を伝える内容で、狩野のバラエティー出演の一つの柱になっています。
『仙台市青葉区 かのおが便利軒』
仙台放送・土曜日 18:30~19:00
パンサーの尾形貴弘とともに出演。宮城県を舞台に、地域の人々の困りごとを解決する企画に挑戦しています。
『ロンドンハーツ』
テレビ朝日・火曜日 23:15~23:45
長年出演しているバラエティー番組。狩野の天然な発言やリアクションを生かした企画でも知られています。
『岩井 狩野 えびちゅうの推しかるちゃー』
毎日放送・不定期放送
岩井勇気、私立恵比寿中学とともにカルチャーを取り上げる番組です。
これらは所属事務所の公式プロフィールに掲載されている主な番組です。放送時間や出演予定は編成によって変更される場合があります。
YouTubeのゲーム実況・配信活動も好調
『EIKO!GO!!』
公式YouTubeチャンネル
ゲーム実況やライブ配信を中心とした活動。ゲーム中の予想外の反応や独特なプレーが持ち味です。
狩野の活動を語るうえで欠かせないのが、YouTube公式チャンネル『EIKO!GO!!』です。
ゲーム実況では、ホラーゲームや人気タイトルへの挑戦を展開。テレビのバラエティーとは異なる形で、ゲームファンや動画視聴者との接点を築いています。
2026年にも公式チャンネルで動画が公開されており、ゲーム実況を継続していることが確認できます。所属事務所のプロフィールには、OPENREC.tvの『狩野英孝ちゃんねるッ!』や、YouTubeの『カプコンTV』なども掲載されています。
こうした配信活動は、テレビ番組の放送時間や出演枠に依存しない発信手段として、狩野の活動領域を広げています。
CMや声優など活動ジャンルも拡大テレビやYouTube以外にも、所属事務所の公式プロフィールにはCM出演や映画の吹き替えが掲載されています。
- 花王「Essential」のCM
- リクルート「Airペイ」のCM
- Google「ジェミニクエスト」のCM
- 映画『マインクラフト/ザ・ムービー』の吹き替え
このように、現在の狩野は単にバラエティー番組に出演する芸人という枠にとどまらず、ゲーム、広告、声の仕事にも活動を広げています。
2017年の謹慎期間を経て、現在は複数の媒体で視聴者と接点を持つタレントとして活動していることが、公式プロフィールから読み取れます。
【謝罪会見後の評判と真相】世間の評価はどう変わった?
狩野英孝の謝罪会見は、単なる謝罪の場としてだけでなく、発言の独特さや説明の仕方も含めて注目されました。
特に「22歳と思っていた」「野生の勘」という発言は、その後もテレビやニュースで振り返られることがあります。
「野生の勘」発言が後年まで話題になった理由2018年1月27日放送のフジテレビ系『坂上探検隊』では、狩野自身が会見での「野生の勘」という発言について振り返っています。
狩野によれば、謝罪会見の直前に南アフリカで動物と触れ合うロケをしていたため、その影響で自然に「野生の勘」という言葉が出たという説明でした。
このエピソードはマイナビニュースでも取り上げられ、会見の印象的な発言が翌年になっても話題になるほど、強いインパクトを残していたことが分かります。
ただし、この説明は発言の背景についての後年のエピソードであり、当時の交際関係や年齢認識を裏付ける証拠ではありません。
謝罪会見の評価を考える3つのポイント会見後の評価を理解するには、発言の面白さだけでなく、問題の本質とその後の対応を分けて考える必要があります。
第一に、年齢を知らなかったという説明と、交際における責任は別問題です。 狩野は相手女性を22歳だと認識していたと主張しましたが、その説明だけで一連の行動に対する社会的な評価が決まるわけではありません。
第二に、会見で説明した内容と、事務所が下した処分の理由は異なる視点を持っています。 狩野本人は交際の経緯を説明しましたが、マセキ芸能社は前年からの生活態度も含めて無期限謹慎を判断しました。
第三に、復帰後の仕事の継続も評価を考える材料になります。 2017年6月の処分解除後、舞台、CS番組、地上波と段階的に活動を再開し、現在もテレビや配信で活動しています。
謝罪会見の印象だけで人物の評価を固定するのではなく、当時の説明、所属事務所の判断、復帰後の実際の活動を分けて見ることが、騒動を正しく理解するためのポイントです。
ネット上で混同されやすい3つの事実狩野英孝の謝罪会見を調べる際には、次のような情報の混同にも注意が必要です。
- 謹慎解除と仕事復帰は同じ日ではない:処分解除は6月1日、最初の仕事復帰は6月10日です。
- ロンドンハーツが最初の復帰番組だったわけではない:最初の仕事は事務所ライブで、テレビ復帰はCS番組から始まりました。
- 22歳という年齢認識は本人の説明:会見での主張と、第三者による独立した事実認定を同一視することはできません。
また、謹慎解除は所属事務所による芸能活動上の判断です。それ自体を司法判断や、当時報道された疑惑についての包括的な認定と解釈することはできません。
【狩野英孝の謝罪会見に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:狩野英孝の謝罪会見はいつ行われましたか?
A1:2017年1月21日です。前日の1月20日に発売された写真週刊誌『FRIDAY』の17歳女性をめぐる報道を受け、東京都内で会見を開きました。
Q2:狩野英孝が会見で「22歳と思っていた」と発言したのは本当ですか?
A2:はい。2017年1月21日の会見で、相手女性を22歳だと認識していたと説明しています。また、女性が10代だと知ったのは2016年10月ごろで、その後は友人関係に戻ったと話しました。
Q3:狩野英孝の無期限謹慎はいつ解除されましたか?
A3:2017年6月1日付でマセキ芸能社が謹慎解除を発表しました。最初の仕事復帰は6月10日の事務所ライブです。
Q4:狩野英孝はロンドンハーツで復帰したのですか?
A4:謹慎解除後の最初の仕事は事務所ライブで、テレビ復帰はCS番組『怪談のシーハナ聞かせてよ。』でした。地上波復帰は2017年9月の『アメトーーク!』です。『ロンドンハーツ』は現在も出演しているレギュラー番組です。
Q5:狩野英孝は2026年現在も芸能活動を続けていますか?
A5:はい。マセキ芸能社の公式プロフィールには『かのサンド』『仙台市青葉区 かのおが便利軒』『ロンドンハーツ』などのテレビ番組や、YouTube、配信番組、CMなどが掲載されています。
【プロの結論】狩野英孝の謝罪会見から現在までを振り返る
狩野英孝の謝罪会見は、2017年1月21日のFRIDAY報道を受けて行われたものでした。会見では、相手女性を22歳だと認識していたという説明、17歳だと知った時期、交際を見直した経緯、自宅への出入りなどについて本人が語っています。
その後、マセキ芸能社は前年からの生活態度も考慮して無期限謹慎を発表。2017年6月1日に処分を解除し、狩野は同月10日の事務所ライブから仕事に復帰しました。テレビへの復帰も段階的に進み、同年9月には地上波に戻っています。
2026年現在は、『ロンドンハーツ』などのテレビ出演に加え、『かのサンド』や『仙台市青葉区 かのおが便利軒』、ゲーム実況チャンネル『EIKO!GO!!』などでも活動を継続しています。
この騒動を振り返る際に重要なのは、次の3点です。
- 会見での本人の説明:「22歳と思っていた」という発言と、17歳だと知った後の対応を正確に理解する。
- 所属事務所の処分:無期限謹慎は今回の報道だけでなく、以前からの生活態度も考慮した判断だった。
- 復帰後の活動:謹慎解除、舞台復帰、テレビ復帰を区別し、2026年現在の公式出演情報まで確認する。
2017年の謝罪会見は、狩野英孝の芸能生活における大きな転換点でした。一方で、その後の活動を見ると、舞台、テレビ、インターネット配信へと活躍の場を広げています。
当時の騒動を理解するには、会見での発言だけでなく、事務所の公式発表と復帰までの時系列を合わせて確認することが欠かせません。過去の報道と2026年現在の活動を切り分けて見ることで、狩野英孝の歩みをより正確に捉えられます。
主な参考資料:マセキ芸能社公式プロフィール・公式発表、FRIDAY関連の2017年当時の報道、デイリースポーツの会見全文、スポニチ、日刊スポーツ、オリコン、マイナビニュース、仙台放送の番組公式情報。