2026年の3社を比較すると、それぞれの商品設計に違いがある。
- セブン‐イレブン: 醤油の香りと肉のジューシーさを重視。おかずとしても使いやすい。
- ファミリーマート: 1個単位で購入できる「ファミから」と、手軽に食べられる串タイプが魅力。
- ローソン: 5個入りの「からあげクン」が定番。味のバリエーションも豊富。
単純に価格だけを見るなら、ファミからの1個108円が手に取りやすい。一方、複数個入りのパック商品を選ぶなら、1包装当たりの栄養成分も確認したい。
特に注目したいのは、ファミリーマートが2026年11月3日に発売した「からアゲ串」だ。税込180円という価格に加え、ザクザクした衣と鶏もも肉のジューシーさを打ち出している。
【2026年最新比較】セブン・ファミマ・ローソンの価格と栄養成分一覧

最初に、各社の公式商品情報を基準に、主要商品のスペックを整理する。
以下は2026年11月6日時点で確認できる商品情報。価格は税込、栄養成分は各社が公表する1包装または1個当たりの数値だ。
出典:セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソン各社の商品・栄養成分情報。糖質は炭水化物の内数であり、公式に別途表示されている商品については、セブンの若鶏のからあげが13.2g、からあげ棒が11.9g、ローソンのからあげクンが7.3g、鶏からしょうゆが14.5g。ファミリーマートの上記商品は糖質の個別数値が掲載されていない。
この表から読み取れるのは、商品の販売単位が統一されていないことだ。
例えば、ファミからは1個単位、からあげクンは5個入り。セブンの若鶏のからあげは3個入りである。したがって、価格やカロリーを比較するときは、個数と食べる量をそろえて考える必要がある。
また、重量が同一条件で公表されているわけではないため、1個当たりの価格だけでコストパフォーマンスを断定することもできない。
【セブン‐イレブン】じゅわっと香り立つ若鶏のからあげは買いなのか
じゅわっと香り立つ!若鶏のからあげ3個入り
255.96円
246kcal・たんぱく質17.1g
セブン‐イレブンの注目商品は、2026年5月26日から順次発売された「じゅわっと香り立つ!若鶏のからあげ3個入り」だ。
従来の商品からリニューアルされ、1個当たりのサイズを大きくすることで、食べ応えとジューシー感を高めた。醤油の香りを生かした味付けで、ご飯のおかずとしても楽しめる設計になっている。
開発面では、鶏肉の品質と調理工程にもこだわっている。グルメWatchの発売情報によると、生育45日前後の鶏を使用し、工場で揚げるまで冷凍せずに管理する製法を採用。肉のプリッとした食感と衣のサクサク感を狙っている。
栄養面ではたんぱく質17.1gが注目ポイント1包装3個入りの栄養成分は次のとおり。
- カロリー:246kcal
- たんぱく質:17.1g
- 脂質:13.7g
- 炭水化物:13.7g
- 糖質:13.2g
- 食塩相当量:1.8g
特筆すべきは、1包装でたんぱく質17.1gを摂取できること。
今回比較した主要商品では、ローソンの鶏からしょうゆ3個入りに次ぐ高いたんぱく質量だ。しかも、脂質は13.7gで、ローソンの同商品より低い。
ただし、カロリーや脂質を抑えたい場合は、3個を一度に食べる必要があるかも考えたい。
からあげ棒との違いは?
からあげ棒
198.72円・190kcal
たんぱく質7.7g、脂質12.2g
同じセブンの商品でも、からあげ棒は串に刺したスナックタイプだ。ザクザクした衣を特徴とし、片手で食べやすい。
若鶏のからあげが食事のおかずとしても活用できる商品なのに対し、からあげ棒は移動中や小腹が空いたときに選びやすい。
セブンでおすすめしたい人
- 醤油味の唐揚げが好き
- 肉のジューシーさを重視したい
- 1包装でしっかりたんぱく質を摂りたい
- ご飯のおかずにも使いたい
【ファミリーマート】ファミからと新作からアゲ串を徹底比較
ファミから(醤油)
108円
1個94.6kcal・たんぱく質7.3g
ファミリーマートの「ファミから」は、1個から購入できることが大きな特徴だ。
醤油味は3種類の醤油を使用し、ご飯のおかずにもおつまみにも合わせやすい大粒タイプ。塩味も用意されている。
醤油味1個の栄養成分は94.6kcal、たんぱく質7.3g、脂質4.8g、食塩相当量0.6g。1個だけ食べる場合は、今回比較した商品の中でもカロリーを抑えやすい選択肢だ。
塩味も1個94.0kcalで、たんぱく質7.6g。味の違いだけでなく、栄養成分にも若干の差がある。
11月3日発売「からアゲ串」は新たな注目商品
からアゲ串
180円
225kcal・たんぱく質11.8g
2026年11月2日、ファミリーマートは新商品の「からアゲ串」を発表。翌3日から全国約16,500店で販売を開始した。
開発の要点は、外側の衣と中の肉の食感のコントラストにある。
鶏もも肉を使用し、独自配合の薄衣でザクザクとした食感を実現。時間が経っても食感が楽しめるように工夫されている。醤油風味をベースに、隠し味としてにんにくとしょうがを使用している点も特徴だ。
公式の商品情報に掲載された栄養成分は次のとおり。
- カロリー:225kcal
- たんぱく質:11.8g
- 脂質:14.5g
- 炭水化物:11.8g
- 食塩相当量:1.6g
税込180円という価格は、今回比較した串タイプの商品でも手頃な部類に入る。
ファミマの唐揚げはどちらがおすすめ?| 重視すること | おすすめ |
|---|---|
| カロリーを抑えたい | ファミから1個 |
| たんぱく質を補いたい | ファミからを複数個 |
| ザクザクした衣 | からアゲ串 |
| 醤油の味わい | ファミから醤油 |
| 手軽な価格 | からアゲ串 |
ファミからの魅力は、食べる量を自分で調整できることだ。1個だけ購入すれば間食に、2個以上なら食事の一品にもなる。
なお、ファミリーマートの商品情報では、地域や店舗によって価格や規格が異なる場合があると案内されている。購入時には店頭表示も確認したい。
【ローソン】からあげクンと鶏からの違いを検証
からあげクン レギュラー
288円
226kcal・たんぱく質14.4g
ローソンの唐揚げを代表する商品といえば「からあげクン」だ。
レギュラーは5個入りで税込288円。味の決め手には2種類の国産塩を使用している。
栄養成分は226kcal、たんぱく質14.4g、脂質15.4g、炭水化物7.8g、糖質7.3g、食塩相当量1.5g。
特に糖質は7.3gと、今回の比較対象の中でも低い水準にある。糖質を意識して唐揚げを選びたい人にとって、比較候補になる商品だ。
2026年は発売40周年、累計50億食を突破からあげクンは1986年4月15日に販売を開始した。
2026年は発売40周年に当たり、ローソンの公式発表によると、同年8月5日にシリーズ累計販売数が50億食を突破した。
これまでに430種類以上のフレーバーを発売してきたことも特徴だ。定番のレギュラー、レッド、北海道チーズ、レモン味に加え、地域食材や企業・作品とのコラボレーションなど、幅広い商品展開を行っている。
単なる唐揚げという枠を超え、ローソンを象徴するホットスナックブランドとして定着している背景が見える。
関東限定の「鶏から しょうゆ 3個」も見逃せない
鶏から しょうゆ 3個
298円
301kcal・たんぱく質19.1g
2026年10月下旬に登場した「鶏から しょうゆ 3個」も注目したい。
薄衣に仕上げ、醤油の風味を楽しめる商品で、冷めてもおいしく食べられることを特徴としている。
栄養成分は3個入りで301kcal、たんぱく質19.1g、脂質18.4g、炭水化物15.1g、糖質14.5g、食塩相当量2.6g。
今回取り上げた商品の中では、1包装当たりのたんぱく質が最も多い。ただし、脂質と塩分も比較的高いため、栄養面を優先する場合は総合的に判断したい。
なお、ローソン公式の商品情報では、関東地域のローソンとナチュラルローソン限定の取り扱いとなっている。全国のローソンで購入できる商品ではない点に注意が必要だ。
【栄養面で選ぶ】低カロリー・高たんぱく・脂質・糖質・塩分の考え方
唐揚げは鶏肉を使用しているため、たんぱく質を摂取できる食品だ。しかし、衣や揚げ油、味付けによってカロリーや脂質、炭水化物、塩分も変わる。
健康や体づくりを意識するなら、単純なカロリー比較だけでは不十分だ。
1.低カロリーを優先するならファミからを少量選ぶ1個当たり94.6kcalのファミから(醤油)は、食べる量を調整しやすい。
例えば2個なら189.2kcal、たんぱく質14.6gとなる。3個入りのセブンの若鶏のからあげや、5個入りのからあげクンと比較すると、食べる量を自分で決められるメリットがある。
ただし、1個の大きさや重量は商品ごとに異なるため、単純な個数比較ではなく、実際の満足感も考慮したい。
2.高たんぱくを重視するなら1包装当たりの量を見るたんぱく質量を比較すると、次のようになる。
- ローソン 鶏からしょうゆ3個:19.1g
- セブン 若鶏のからあげ3個:17.1g
- ローソン からあげクン5個:14.4g
- ファミマ からアゲ串:11.8g
- ファミマ ファミから醤油1個:7.3g
1包装当たりではローソンの鶏からしょうゆが最も多い。
ただし、これはカロリーが低いことを意味しない。同商品は301kcalで、脂質18.4g、食塩相当量2.6gとなっている。
たんぱく質を多く摂ることだけを目的にせず、脂質や塩分とのバランスを考えることが大切だ。
3.脂質を抑えたいなら商品と個数を確認する今回の比較では、ファミから醤油1個の脂質が4.8gと最も少ない。
ただし、これは1個当たりの数値だ。2個なら9.6gになる。
一方、3個入りのセブンの若鶏のからあげは13.7g、ローソンの鶏からしょうゆ3個は18.4g。
脂質を気にするなら、購入する個数と一緒に、食事全体でどれだけ脂質を摂っているかも確認したい。
4.糖質を抑えたいなら炭水化物と糖質を区別する糖質を意識する人が見落としやすいのが、炭水化物と糖質の違いだ。
炭水化物は糖質と食物繊維を合わせた数値である。そのため、炭水化物の数値だけを見て糖質量を判断することはできない。
今回の比較対象では、ローソンのからあげクンは糖質7.3gと公表されている。セブンの若鶏のからあげは13.2g、からあげ棒は11.9gだ。
ファミリーマートの商品については、公式情報で炭水化物は確認できるものの、今回の対象商品の糖質の内訳は個別に掲載されていない。
糖質制限を意識する場合は、数値が公表されている商品を選ぶと比較しやすい。
5.塩分が気になるなら食塩相当量をチェック塩分を意識する人は、カロリーや脂質だけでなく食塩相当量も確認したい。
今回の数値を比較すると、ファミから醤油1個は0.6g、セブンのからあげ棒は1.1g、からあげクンは1.5g、セブンの若鶏のからあげは1.8g、ローソンの鶏からしょうゆ3個は2.6gだ。
1個と複数個入りの商品では条件が異なるが、塩分を抑えたい場合は食べる量を調整するのが現実的だ。
また、唐揚げと一緒に塩分の多いスープや惣菜を組み合わせると、食事全体の塩分が増えることにも注意したい。
目的別のおすすめ早見表| 目的 | おすすめ商品 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| ジューシーさ重視 | セブン 若鶏のからあげ | 肉厚感と醤油の香り |
| 手軽な価格 | ファミマ からアゲ串 | 税込180円 |
| 少量でカロリー調整 | ファミから | 1個単位で購入可能 |
| たんぱく質重視 | ローソン 鶏からしょうゆ | 1包装19.1g |
| 糖質を意識 | からあげクン | 糖質7.3g |
| 食べ歩き | セブン からあげ棒 | 串タイプで手軽 |
【プロの結論】コンビニ唐揚げは価格だけで選ばない
コンビニ唐揚げの比較で見えてくるのは、3社が異なる食べ方を想定して商品を展開していることだ。
セブン‐イレブンは肉の食感やジューシーさを重視したパック商品と串商品、ファミリーマートは個数を選べるファミからと手軽な新作串、ローソンは長く親しまれてきたからあげクンと複数の唐揚げ商品を展開している。
購入時に意識したいのは、次の3つだ。
1. 食べる量を先に決める。 価格が安くても、複数個購入すれば総カロリーや脂質は増える。
2. 栄養成分は同じ単位で比べる。 1個と5個入りの数値をそのまま比較しない。
3. 食べる目的を明確にする。 おかず、間食、たんぱく質補給では適した商品が異なる。
特に、低カロリーと高たんぱくを両立させたい場合は、1包装当たりのカロリーだけでなく、たんぱく質量と脂質量をセットで見ることが重要だ。
【コンビニ唐揚げに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:コンビニ3社で最も安い唐揚げはどれ?
A1:今回比較した商品では、ファミリーマートのファミからが1個税込108円。新商品のからアゲ串も税込180円で購入できる。セブンのからあげ棒は税込198.72円、ローソンのからあげクンは税込288円だ。
Q2:コンビニ唐揚げで最もカロリーが低い商品は?
A2:今回の比較対象では、ファミから醤油1個が94.6kcal。ただし、1個単位の商品と複数個入りの商品では食べる量が異なるため、包装全体のカロリーも確認したい。
Q3:たんぱく質が最も多いコンビニ唐揚げは?
A3:今回確認した商品では、ローソンの鶏からしょうゆ3個入りが19.1g。セブンの若鶏のからあげ3個入りも17.1gと高めだ。
Q4:糖質が低いコンビニ唐揚げは?
A4:ローソンのからあげクン レギュラーは5個入りで糖質7.3g。糖質を比較するときは、炭水化物ではなく糖質の個別表示を確認するのがポイントだ。
Q5:コンビニ唐揚げはダイエット中に食べてもいい?
A5:食べる量と食事全体の栄養バランスを調整すれば、選択肢にできる。1個単位で購入できるファミからなどを活用し、野菜や脂質の少ない食品と組み合わせると食事全体を調整しやすい。
Q6:2026年の新商品で注目すべき唐揚げは?
A6:ファミリーマートの「からアゲ串」だ。2026年11月3日発売で、税込180円。ザクザクした薄衣とジューシーな鶏もも肉を特徴としている。
2026年11月時点のコンビニ唐揚げを比較すると、セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソンには、それぞれ異なる魅力がある。
- セブン‐イレブンは、醤油の香りと肉のジューシーさを重視する人におすすめ。
- ファミリーマートは、購入個数を調整したい人や、手頃な価格で新しい食感を楽しみたい人におすすめ。
- ローソンは、定番の味やフレーバーの選択肢、たんぱく質量を重視する人におすすめ。
価格だけならファミから、肉の食べ応えならセブン、定番の安心感ならローソンという選び方もできる。
ただし、商品はリニューアルや地域ごとの仕様変更によって、価格や栄養成分が変わる場合がある。特にホットスナックは店舗ごとに取り扱いが異なるため、購入時には最新の商品表示を確認したい。
唐揚げ選びで大切なのは、最も安い商品や最も低カロリーの商品を探すことだけではない。自分が食べたい量、求める味、栄養面の優先順位を整理して選ぶこと。それが2026年のコンビニ唐揚げを賢く楽しむための判断基準だ。