万引きGメンとは、スーパーや百貨店、ドラッグストアなどの店舗を私服で巡回し、万引きの防止や被害の確認にあたる保安員のことです。テレビの密着番組では、買い物客に紛れて店内を見守り、万引きの疑いがある人物に声をかける姿が紹介されます。しかし、実際の仕事は犯人を捕まえることだけではありません。犯罪の未然防止、店舗スタッフとの連携、証拠の確認、警察への引き継ぎなど、幅広い役割を担っています。
2026年11月時点で公表されている警察庁の2025年犯罪統計では、万引きの認知件数は10万5,135件。前年から7.0%増加しています。こうした状況を背景に、私服保安員の仕事にも関心が集まっています。警察官との権限の違い、現場での声かけや確保の流れ、資格・検定、研修制度、求人の給料まで、実際の企業情報や公的資料をもとに整理します。
【基礎知識】万引きGメンとは?2026年の仕事内容と社会的役割

万引きGメンは、正式な法律上の職名ではありません。一般的には、店舗内で万引きなどの不正行為を防止・確認する「私服保安員」や「保安警備員」を指す呼び名です。
制服を着用せず、一般の買い物客と同じような服装で店内を巡回することが特徴です。制服警備員のように警備員の存在を目立たせて犯罪を抑止するのではなく、私服で店内の状況を見守り、必要に応じて対応します。
万引きGメンの主な仕事内容実際の業務は、次のような内容に分けられます。
- 店内巡回:スーパー、ドラッグストア、百貨店などを巡回する。
- 防犯監視:店舗内の状況を確認し、不正行為の発生を防ぐ。
- 未然防止:適切な声かけや接客によって、万引きが起こりにくい環境をつくる。
- 事実確認:万引きが疑われる事案について、店舗の規定に従って状況を確認する。
- 店舗との連携:店長や従業員に情報を共有し、対応方針を確認する。
- 警察への引き継ぎ:犯罪が確認された場合、必要な情報や資料を警察に引き継ぐ。
重要なのは、万引きGメンの仕事が「捕まえること」だけではない点です。むしろ、被害が発生する前に防ぐ活動も大きな仕事の一つです。
2026年の万引き被害はどうなっている?警察庁が2026年8月27日に確定値へ更新した令和7年(2025年)の犯罪情勢によると、万引きの認知件数は10万5,135件でした。前年より6,843件増加し、増加率は7.0%です。
発生場所別では、商業施設が5万6,652件で最多となっています。コンビニエンスストアは2万2,929件、ドラッグストアは1万6,123件でした。
特に注目したいのは、食品類が被害品に含まれる事件が5万3,186件に達し、前年比12.5%増加していることです。万引きは高額商品だけを狙う犯罪ではなく、日常的な食品や生活必需品も被害対象になっています。
なお、2026年11月時点で年間を通じた2026年の確定統計はまだ公表されていません。2025年の確定値が、現時点で比較できる最新の年間データです。
【現場の実態】声かけから確保まで、万引きGメンの仕事の流れ
万引きGメンの仕事で特に関心を集めるのが、万引きの疑いがある人物への声かけや、その後の対応です。
テレビ番組では、現場で声をかける瞬間が大きく取り上げられます。しかし、実務では状況の確認、誤認防止、店舗責任者との連携など、慎重な判断が大切です。
1. 店舗の状況を把握する勤務開始後は、店舗の担当者から業務上の注意事項や巡回範囲、店舗独自の防犯ルールなどを確認します。
商品の配置、店舗内の構造、従業員の配置状況などを把握し、店舗全体の安全を見守ります。特定の人物を見た目や年齢だけで判断するのではなく、実際の行動や客観的な状況を重視することが基本です。
2. 不正行為を防止する万引き対策では、接客や声かけによる未然防止も重要です。店内での自然なコミュニケーションは、犯罪を抑止するだけでなく、店舗の雰囲気や顧客満足度にも関係します。
香川大学教育学部などが取り組んだ2013年の研究では、店舗や保安員への調査をもとに店内声かけマニュアルを作成し、実際の店舗で試行しています。未然防止を目的とした声かけの有効性が示唆されました。
3. 万引きの疑いがある場合は事実を確認する疑わしい行動を見ただけで、直ちに万引き犯と決めつけることはできません。
商品の取り扱いや会計の状況など、客観的な事実を確認し、店舗のマニュアルに沿って対応する必要があります。単に商品を手に持っている、商品棚の前に長く滞在しているといった事情だけでは、犯罪が成立したと判断できません。
4. 声かけ・店舗責任者への報告・警察への連絡万引きが確認された場合の一般的な対応は、次のような流れです。
- 現場の状況と事実関係を確認する。
- 店舗の手順に従って、適切な方法で声をかける。
- 店舗責任者などに状況を報告する。
- 必要に応じて警察に連絡し、証拠や関係資料を整理する。
- 警察に状況を説明し、その後の対応を引き継ぐ。
実際の対応方法は、店舗の方針や現場の状況によって異なります。特に、相手が否定した場合やトラブルになった場合には、無理な対応を避け、安全を優先する必要があります。
私服保安員には、警察官のような捜査権限はありません。本人の同意なしに持ち物を強制的に調べたり、任意の協力を無理に強制したりすることもできません。
セルフレジ対策も重要な仕事に2026年の万引き対策では、セルフレジの不正使用への対応も重要なテーマです。
香川大学と香川県警察は、セルフレジを悪用した万引きへの対策マニュアルを作成し、接客やホスピタリティを重視した防止策を進めています。
香川大学の公表資料では、こうした対策を導入した店舗で、未精算件数が約25%減少したとする研究成果も紹介されています。防犯は監視だけでなく、店舗と客とのコミュニケーションによっても改善できるという考え方です。
【権限と法律】万引きGメンと警察官の違い・逮捕権限を比較
万引きGメンについて誤解されやすいのが、警察官と同じような逮捕権限を持っているという認識です。
実際には、私服保安員は民間の警備業務に従事する人であり、警察官とは法的な立場が異なります。
| 比較項目 | 万引きGメン・私服保安員 | 警察官 |
|---|---|---|
| 所属 | 民間の警備会社など | 警察組織 |
| 主な役割 | 店舗内の防犯、万引き防止、事実確認 | 犯罪の捜査、公共の安全維持、法令執行 |
| 服装 | 私服が中心 | 制服または私服 |
| 捜査権 | なし | 法律に基づく権限あり |
| 通常の逮捕状による逮捕 | 不可 | 法律上の要件を満たす場合に可能 |
| 現行犯逮捕 | 一般人として法律上認められる範囲で可能 | 法律に基づいて可能 |
| 逮捕後の対応 | 速やかに警察などへ引き渡す | 必要な法的手続きに従って対応する |
| 必要な資格 | 採用条件による。民間検定もある | 警察官採用試験などの所定の要件がある |
刑事訴訟法第213条には、次の規定があります。
現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる。
つまり、現行犯逮捕については警察官だけでなく、一般人にも法律上の権利が認められています。万引きGメンも、この一般人としての立場で現行犯逮捕を行うことがあり得ます。
ただし、これは私服保安員だけに与えられた特別な権限ではありません。
刑事訴訟法第212条では、現に罪を行っている人や、一定の条件を満たす準現行犯人について規定しています。単に怪しいと感じた、以前から疑っていたという理由だけで逮捕できるわけではありません。
逮捕した後はどうなる?刑事訴訟法第214条では、検察官や司法警察職員以外の人が現行犯人を逮捕した場合、直ちに検察官または司法警察職員へ引き渡さなければならないと定めています。
そのため、私服保安員が警察の代わりに取り調べをしたり、刑罰を決めたりすることはありません。
また、誤認逮捕や不必要な身体拘束は重大な法的トラブルにつながります。現場では、法的要件の確認と安全確保が欠かせません。
【収入と求人】万引きGメンの給料・日当・採用条件を調査
万引きGメンを仕事にしたい人にとって、気になるのが給料と求人状況です。
求人情報を見ると、正社員だけでなく、契約社員やパート・アルバイトなど、さまざまな雇用形態があります。勤務先や契約内容によって給与体系も異なります。
実際の求人に掲載された日給例2026年時点で確認できるイコー保安サービスの万引きGメン募集では、次の条件が掲載されています。
- 日給:8,500~10,500円
- 実働時間:7時間
- 休憩:60分
- 勤務日数:週3日から相談可能
- 勤務時間:10時~18時、11時~19時、12時~20時など
- 勤務地:東京、神奈川、千葉、埼玉
- 待遇:交通費全額支給、社会保険完備、私服勤務
この募集では、学歴不問、未経験者歓迎、無資格OKとされており、Wワークも可能です。
仮に日給10,000円で月20日勤務した場合、単純計算では月収20万円です。ただし、実際の収入はシフト数や勤務条件、交通費、税金などによって変わります。
正社員とアルバイトでは何が違う?アルバイトやパートは、比較的柔軟な勤務日数で働けることが特徴です。一方、正社員の場合は、保安警備だけでなく、施設警備や管理業務、教育担当などを兼ねる可能性があります。
全国警備保障株式会社の採用情報でも、施設警備と保安警備は別の業務として紹介されています。保安警備では商業施設を巡回し、万引きなどの監視を担当する仕事が説明されています。
なお、同社の施設警備求人に掲載された月給を、そのまま私服保安員の給与と考えることはできません。応募する際には、保安警備専任の給与条件を確認する必要があります。
求人・採用で確認したい条件応募先を選ぶ際には、日給や月給だけでなく、以下の条件も確認しましょう。
- 未経験者を採用しているか
- 新任研修や現場研修が用意されているか
- 勤務先の店舗や担当エリアを選べるか
- 交通費や移動時間の扱いはどうなっているか
- 勤務日数やシフトの安定性はどうか
- 社会保険や有給休暇などの待遇はどうか
- トラブル発生時の会社のサポート体制は整っているか
特に重要なのは、トラブル発生時の会社の対応方針です。現場の担当者だけに責任を負わせるのではなく、会社として判断や支援を行う仕組みがあるかを確認しておきたいところです。
【資格と研修】万引きGメンになるために必要な資格・検定とは
万引きGメンになるために、警察官のような国家資格を取得する必要はありません。実際に無資格・未経験で応募できる求人もあります。
ただし、警備会社に所属して警備業務に従事する場合には、警備業法に基づく教育を受ける必要があります。また、業界には私服保安員向けの民間検定制度も存在します。
私服保安員協会の検定制度私服保安員協会では、私服保安員として必要な知識や実務能力を評価する1級・2級・3級の検定を実施しています。
協会が公表している検定概要によると、各級の概要は次のとおりです。
- 3級:未経験者や、上位級の受検条件を満たしていない人が対象。筆記試験が中心。
- 2級:一定の実務経験がある人、または3級合格者が対象。筆記試験と実務査定がある。
- 1級:さらに長い実務経験や、2級合格などの条件を満たした人が対象。筆記試験と実務査定がある。
同協会の公表条件では、受検者は日本国籍を有する20歳以上の男女とされています。
会場受検の料金は、3級6,100円、2級8,300円、1級12,600円です。1級Sという上位評価も設けられており、1級Sには年間更新制度があります。
なお、この検定は民間団体が実施する認定制度です。国家資格や警察官の資格と同じものではなく、取得していなくても採用される求人があります。
私服保安員の研修では何を学ぶ?警備業法第21条では、警備業者に対して警備員への教育や必要な指導・監督を求めています。
警備業法施行規則第38条では、警備員教育について、基本教育、業務別教育、必要に応じて実施する知識・技能向上のための教育を定めています。
私服保安員の研修では、一般的に次のような分野が重要になります。
- 警備業務の基本原則
- 警備業務に関係する法律や規則
- 万引き防止と店舗内の防犯知識
- 適切な声かけと接客対応
- 誤認防止と客観的な事実確認
- 店舗責任者や警察との連携
- トラブル発生時の安全管理
- 報告書作成や業務記録の取り扱い
また、全国警備保障株式会社は、保安員の育成・教育コンサルティングも業務として掲げています。採用後の教育だけでなく、現場で働く保安員の能力向上が業界全体の課題になっています。
未経験から始める場合は、検定の取得を急ぐよりも、採用会社の研修制度や現場での指導体制を確認することが現実的です。
【企業・人物・仕事の評判】ALSOKや全国警備保障、伊東ゆうの活動
万引きGメンの仕事を理解するには、実際に保安警備を扱う企業や、業界で活動する専門家の情報も参考になります。
ALSOKの万引き対策と保安警備ALSOKは、店舗向けの防犯対策として保安警備業務を紹介しています。
同社の解説によると、デパートや量販店などの商業施設で店内を巡回し、万引きや置き引きなどの犯罪・不正行為を防止する業務が保安警備です。
制服警備員による巡回だけでなく、私服での警備にも触れており、防犯カメラとの連携やレジ周辺の見守りなど、複数の対策を組み合わせる考え方を示しています。
万引き対策は、私服保安員だけに任せるものではありません。警備員、店舗スタッフ、防犯設備を組み合わせることで、店舗全体の防犯体制を構築する仕組みです。
全国警備保障株式会社の保安警備全国警備保障株式会社は、万引き対策や保安警備に関するサービスを提供しています。
公式サイトでは、商業施設の保安警備に加えて、防犯機器の稼働改善コンサルティングや保安員育成・教育コンサルティングなども紹介しています。
また、万引き防止対策室の顧問として、万引き対策専門家の伊東ゆう氏を紹介しています。店舗の現場対応だけでなく、教育や防犯環境の改善にも取り組んでいる点が特徴です。
伊東ゆうとは?万引きGメンとしての経歴と2026年の活動万引きGメンの専門家として知られる人物の一人が、伊東ゆう氏です。
本人の公式プロフィールによると、約26年にわたって保安員として活動し、6,000人を超える万引き犯を捕捉してきた経験を持っています。万引き対策専門家として活動するほか、作家、ライター、漫画原作者としても仕事をしています。
2011年1月には、河出書房新社から『万引きGメンは見た!』を刊行。実際の保安員としての経験をもとに、店舗で起こる万引きの実態や防犯上の課題を取り上げた著作です。
その後も『万引き老人』(双葉社)、『万引き 犯人像からみえる社会の陰』(青弓社)などを発表しています。
2026年には、テレビ出演や番組監修などの活動も続いています。本人の公式サイトには、5月18日のテレビ朝日「スーパーJチャンネル」、6月18日の日本テレビ「THE 突破ファイル」の監修、6月25日の読売テレビの番組、7月6日のNHK総合「クローズアップ現代」への出演実績が掲載されています。
こうした活動からも、万引きGメンの役割が単なる店舗内の監視にとどまらず、社会への防犯啓発や店舗教育にも広がっていることが分かります。
万引きGメンの仕事はきつい?向いている人・向いていない人求人情報や業務内容から考えると、私服保安員には、一般的な接客業や施設警備とは異なる適性が大切です。
向いている人
- 細かな状況の変化に気づける人
- 冷静に物事を判断できる人
- 長時間の巡回や立ち仕事に対応できる人
- 相手の立場を考えたコミュニケーションができる人
- 決めつけず、客観的な事実を重視できる人
- ルールや報告手順を守れる人
慎重に検討したい人
- 長時間の立ち仕事や歩行が苦手な人
- 緊張感のある現場で冷静さを保つのが難しい人
- 相手とのトラブルやクレーム対応に強いストレスを感じる人
- 勤務日数や勤務地が変動する働き方を避けたい人
また、仕事の評判を判断する際には、テレビ番組の印象だけで決めないことも大切です。実際の仕事には、地道な巡回、記録、報告、店舗スタッフとの調整といった業務が多く含まれます。
求人票だけでは、現場の忙しさや職場の人間関係、教育の質までは分かりません。応募前に仕事内容と勤務条件を具体的に確認することが、就業後のミスマッチを防ぐポイントです。
【プロの結論】万引きGメンの本当の役割は「捕まえる」より「防ぐ」こと
万引きGメンという言葉から、多くの人が思い浮かべるのは、店内で犯人を見つけて確保する場面です。しかし、実際の保安警備の価値は、事件が発生した後の対応だけでは測れません。
店舗の防犯環境を整え、適切な声かけを行い、従業員と情報を共有する。こうした日常的な活動によって、万引きの発生そのものを減らすことが重要です。
香川大学と香川県警察による防犯対策の取り組みも、接客や声かけを通じた未然防止の重要性を示しています。セルフレジの普及など、店舗の販売方法が変化するなかで、私服保安員にも従来とは異なる知識や対応力が求められています。
就職先を選ぶ際には、次の3点を重視するとよいでしょう。
- 法令遵守:現行犯逮捕や声かけに関する法的な教育が行われているか。
- 教育体制:未経験者への研修、現場指導、トラブル時のサポートが整っているか。
- 待遇の透明性:日給・月給、勤務時間、交通費、社会保険、シフト条件が明確か。
特に、逮捕や確保を過度に強調する求人よりも、防犯教育や店舗との連携、安全管理を重視する会社を選ぶことが、長く働くうえで重要です。
【万引きGメン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:万引きGメンになるには資格が必要ですか?
A1:必須となる国家資格はありません。未経験・無資格で応募できる求人もあります。私服保安員協会の3級検定など、知識や技能を証明する民間検定はあります。
Q2:万引きGメンの給料・日当はいくらですか?
A2:求人例では、イコー保安サービスが日給8,500~10,500円で募集しています。実働7時間の条件ですが、給与は会社、地域、勤務日数、雇用形態によって異なります。
Q3:万引きGメンは警察官と同じように逮捕できますか?
A3:警察官と同じ捜査権や通常逮捕の権限はありません。ただし、刑事訴訟法第213条により、現行犯人については一般人として逮捕できる場合があります。逮捕した場合は、同法第214条に従い警察などへ速やかに引き渡す必要があります。
Q4:女性でも万引きGメンになれますか?
A4:なれます。実際の求人でも女性スタッフの募集が行われています。採用条件は会社によって異なりますが、性別だけで応募を諦める必要はありません。
Q5:未経験から万引きGメンになれますか?
A5:可能です。無資格・未経験歓迎の求人もあります。ただし、警備会社に所属して警備業務を行う場合は、法律に基づく教育を受ける必要があります。応募時には研修内容を確認しましょう。
Q6:万引きGメンの仕事は危険ですか?
A6:状況によっては、相手との口論やトラブルが発生する可能性があります。そのため、無理な身体拘束を避け、会社の対応手順に従い、安全を優先することが基本です。
万引きGメンは、店舗の防犯を担う私服保安員です。店内巡回、万引きの未然防止、事実確認、店舗スタッフとの連携、警察への引き継ぎなど、幅広い業務を担当しています。
2026年時点で確認できる求人例では、日給8,500~10,500円の募集があり、未経験・無資格から応募できる仕事もあります。また、私服保安員協会による民間検定や、警備業法に基づく教育制度も整備されています。
一方、万引きGメンは警察官ではなく、捜査権や特別な逮捕権を持つわけではありません。現行犯逮捕については一般人としての法律上の権利が認められていますが、厳格な要件と適切な手続きが必要です。
この仕事を目指す人は、給与だけでなく、研修制度、法令遵守、安全管理、会社のサポート体制まで確認することが大切です。
万引き対策の現場で求められているのは、単に犯人を見つける能力ではありません。正確な判断力と冷静な対応、そして店舗や地域の安全を守る責任感です。今後もセルフレジの普及や小売業の変化に伴い、私服保安員には防犯知識と接客能力の両方が求められていくでしょう。
主な参照資料
- 警察庁「令和7年の犯罪情勢」
- e-Gov法令検索「刑事訴訟法」「警備業法」「警備業法施行規則」
- 私服保安員協会「検定概要」
- イコー保安サービス「万引きGメン求人」
- ALSOK「小売店でのおすすめ万引き防止対策」
- 全国警備保障株式会社「万引き対策・保安警備」
- 伊東ゆう公式プロフィール・活動実績
- 香川大学・香川県警察の万引き防止対策関連資料