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【将門塚配信者は何をした?】2026年8月19日の迷惑配信の全容

水沢 陽菜 水沢 陽菜 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
目次

今回の騒動の発端は、2026年8月19日午後10時ごろに行われたライブ配信だった。

配信者の愛之助は、東京都千代田区大手町にある将門塚を訪れ、平将門を供養する石碑によじ登り、抱きつくようにしがみつきながら奇声を上げる様子をライブ配信した。

配信には「心霊スポット」として将門塚を紹介する趣旨もあり、映像の一部が切り抜かれてXなどのSNSで拡散。石碑を足場にするような行動や、歴史的・信仰的な場所で騒ぐ姿に批判が集中した。

加えて、11月6日の書類送検報道では、当日の行為について新たな事実が明らかになった。

警視庁が敷地内の防犯カメラ映像を確認したところ、男性が一人で動画配信する様子に加え、下半身を露出する姿も映っていたという。これを受け、石碑へのしがみつきなどに関する礼拝所不敬の疑いだけでなく、公然わいせつの疑いでも書類送検された。

つまり、騒動は単に石碑によじ登ったという迷惑行為だけではなく、警察の捜査によって露出行為も問題となった事件だった。

共同通信、TBS NEWS DIG、群馬テレビなどの報道によると、男性は警察の任意の調べに対して容疑を認め、次のように説明したとされる。

「視聴者からの要望に応えたかった」

視聴者の反応を得るために過激な行為に及んだという供述は、ライブ配信における注目獲得と迷惑行為の関係を考えるうえでも要点だ。

なお、下半身の露出については、8月の初期報道で広く共有された石碑へのしがみつき映像とは別に、11月6日の警察捜査に関する報道で具体的に明らかになった内容である。

【将門塚配信騒動の時系列】謝罪・999年BAN・書類送検まで

将門塚配信者

今回の騒動は、約2か月にわたって配信者本人、所属団体、配信プラットフォーム、警察の動きが続いた。

特に注目したいのは、8月の時点ですでに警察への相談や配信サービスの利用停止が発生していた一方、刑事手続きとしての書類送検が明らかになったのは11月6日だったという点だ。

2026年の主な出来事一覧
時期 主体・関係者 出来事・確認された内容
8月19日 愛之助 Kickで将門塚を訪問。石碑によじ登り、しがみついて奇声を上げる様子などを配信
8月21日 愛之助 Xで謝罪。配慮を欠いた行為だったとして反省の意を表明
8月21日 史蹟将門塚保存会・神田神社 丸の内警察署に動画配信による迷惑行為を相談
8月22日 キッカーズ 愛之助の脱退処分を発表。Kickの999年BANについても公表
8月25日 キッカーズ 当初の告知にあった「在宅起訴」を「在宅で調査」に訂正
8月28日 愛之助・ニコニコ生放送 ニコ生での配信活動が報道され、本人の発言も話題に
9月30日 ニコニコ生放送 愛之助が全アカウントの無期限サービス利用停止通知を受けたと公表
10月23日 警視庁丸の内署 公然わいせつと礼拝所不敬の疑いで書類送検
11月3日 愛之助 倉庫で働く様子と「時給1100円」という内容をXに投稿
11月5日 愛之助 配信を見たいという反応に対し、配信したい旨を返信
11月6日 共同通信など 10月23日付の書類送検が報道され、事件の詳細が明らかになる

この時系列で特に重要なのが、8月25日のキッカーズによる訂正だ。

8月22日の脱退処分告知では、警察の捜査状況について「在宅起訴」と記載されていた。しかし、8月25日に公開された訂正文では、本来の状況は「在宅で調査を進めている段階」だったと説明された。

キッカーズは、在宅捜査と在宅起訴では法的・社会的な意味が大きく異なるとして、誤記を謝罪している。

この訂正は重要である。警察が捜査している段階と、検察が起訴を決めた段階は別の手続きだからだ。

10月23日の書類送検も、起訴が確定したことを意味するものではない。

【配信者・愛之助の現在】謝罪から活動停止、倉庫勤務の投稿まで

今回の騒動で名前が広く知られるようになったのが、配信者の活動名「愛之助」だ。

8月19日の配信をきっかけに、所属団体からの脱退、Kickの利用停止、ニコニコ生放送の無期限利用停止と、配信活動を取り巻く環境は大きく変化した。

8月21日にXで謝罪

愛之助は騒動発生から2日後の8月21日、自身のXアカウントで謝罪文を公開した。

「配慮を欠いた行為だったと深く反省しています」

投稿では、不快な思いをした人や関係者への謝罪に加え、歴史・文化・信仰の場に対する敬意を忘れず、責任ある行動を心がけるという趣旨を伝えていた。

ただし、謝罪によって配信活動を取り巻く問題が解消されたわけではない。

Kickは999年BAN、キッカーズは脱退処分

8月22日、所属していた配信者団体キッカーズは、愛之助の脱退処分を発表した。

同団体の公式告知によれば、将門塚での迷惑行為を受けて処分が決定し、Kick側からも999年BAN処分を受けたことを確認したという。

ここで注意したいのは、999年BANは配信サービス上の利用停止措置であり、刑事裁判で科された刑罰ではないという点だ。

ニコニコ生放送でも無期限利用停止

Kickで配信できなくなった愛之助は、その後ニコニコ生放送で活動を始めた。

8月28日付のJ-CASTニュースでは、ニコ生での配信中に、自身のトラブルについて公然わいせつや礼拝所不敬の問題に触れたことが報じられた。

しかし、9月30日には本人がXで、ニコニコ生放送からも無期限サービス利用停止通知を受けたと報告した。

通知は全アカウントを対象とするもので、特定の配信アカウントだけの停止ではなかった。

これにより、Kickとニコニコ生放送という、騒動後に利用していた主要な配信先で活動できない状況となった。

11月6日時点では倉庫勤務を報告

騒動後の愛之助の近況として注目されたのが、11月3日のXへの投稿だ。

配信活動が制限されるなか、倉庫で働く様子を公開し、「時給1100円」と投稿した。

仕事について尋ねられた際には、段ボール詰め、値札貼り、検品などをしているという趣旨の返信もしている。

さらに11月5日には、配信を見たいというユーザーの反応に対して、配信したいという意思を示していた。

ユーチュラの11月6日付報道によると、11月6日時点で、本人は書類送検報道についてX上でコメントしていない。

したがって、現在の状況は次のように整理できる。

- Kick:999年BAN処分が公表されている。
- ニコニコ生放送:全アカウント無期限利用停止を本人が報告。
- 所属団体:キッカーズから脱退処分。
- 生活状況:11月3日に倉庫勤務について投稿。
- 刑事手続き:10月23日付で書類送検されたことが11月6日に報道された。

なお、活動名以外の本名や詳しい個人プロフィールについては、主要報道で公表されていない。送検報道でも群馬県在住の30代男性という説明にとどまっている。

【公然わいせつ罪・礼拝所不敬罪とは?】今回問われた2つの容疑

今回の書類送検で注目されるのが、公然わいせつ罪と礼拝所不敬罪という2つの容疑だ。

どちらも刑法に定められた犯罪だが、保護する対象や問題となる行為は異なる。

1. 公然わいせつ罪

公然わいせつ罪は、刑法174条に規定されている。

公然とわいせつな行為をした場合に成立が問題となる犯罪で、法定刑は次のとおりだ。

- 6月以下の拘禁刑
- 30万円以下の罰金
- 拘留または科料

今回の事件では、将門塚の前で下半身を露出した疑いが対象となっている。

要点は、単に動画を撮影したことや配信したことだけではなく、公共の場所でどのような行為が行われたのかという点だ。

実際に公然わいせつ罪が成立するかは、露出の状況や周囲から認識できる状態だったかなど、具体的な事実を踏まえて判断される。

2. 礼拝所不敬罪

礼拝所不敬罪は刑法188条1項に規定されている。

神社、仏堂、墓所などの礼拝所に対し、公然と不敬な行為をすることを処罰する規定だ。

法定刑は次のとおり。

- 6月以下の拘禁刑
- 10万円以下の罰金

今回の事件では、平将門を供養する将門塚の石碑にしがみつき、奇声を上げるなどの行為が捜査対象となった。

将門塚は一般的な観光スポットというだけではなく、平将門を供養する場所として維持されている。

そのため、歴史的な場所への立ち入りや撮影そのものと、供養の場に対する公然とした不敬行為は区別して考える必要がある。

2つの罪は何が違う?
比較項目 公然わいせつ罪 礼拝所不敬罪
法律 刑法174条 刑法188条1項
主な対象 公然と行われるわいせつ行為 礼拝所に対する公然とした不敬行為
今回の疑い 下半身の露出 石碑にしがみつくなどの行為
法定刑 6月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金など 6月以下の拘禁刑または10万円以下の罰金
判断する機関 検察・裁判所 検察・裁判所

ここで押さえておきたいのは、2つの容疑があるからといって、必ず両方の罪で有罪になるわけではないことだ。

警察による捜査、検察による起訴・不起訴の判断、裁判所による有罪・無罪の判断は、それぞれ異なる段階にある。

【逮捕と書類送検の違い】10月23日の手続きは何を意味する?

今回のニュースで混同されやすいのが、逮捕と書類送検の違いだ。

11月6日の報道では、愛之助の配信騒動に関連する男性が書類送検されたと伝えられた。

しかし、書類送検は逮捕と同じ意味ではない。

書類送検とは?

書類送検とは、警察が捜査した事件について、関係書類や証拠を検察官に送る手続きを指す報道上の表現だ。

身柄を拘束せずに捜査を進める在宅事件では、被疑者が警察署に出頭して事情聴取を受けた後、書類や証拠が検察に送られることがある。

今回、群馬テレビなどの報道では、男性は8月21日に丸の内警察署に出頭し、容疑を認めたとされている。

そして10月23日付で書類送検された。

逮捕されていないの?

11月6日までの報道では、今回の事件について男性が逮捕されたという発表は確認されていない。

報道されているのは、任意の捜査を経た書類送検だ。

逮捕は、被疑者の身体を拘束する強制処分であり、逮捕状の発付など法律上の要件が関係する。

一方、書類送検は身柄を拘束せず、捜査資料を検察に引き継ぐ手続きである。

書類送検されたら有罪になる?

答えはNOだ。

書類送検は刑事手続きの途中段階であり、有罪判決を意味しない。

検察官は送致された証拠や供述などを検討し、必要に応じて追加の捜査を行ったうえで、起訴するか不起訴にするかを判断する。

今回の報道では、警察は検察の判断に委ねる「相当処分」の意見を付けたとされる。

これは警察側の意見であり、検察による起訴決定や裁判所の有罪判決とは異なる。

また、キッカーズが8月25日に訂正した「在宅起訴」という表現も重要だ。当初の発表は誤りであり、当時は在宅で捜査が進められている段階だった。

2026年11月6日時点で、今回の書類送検を受けた最終的な検察処分や判決は報道されていない。

【将門塚の祟りの伝説とは?】なぜ今回の配信が大きな反発を招いたのか

今回の騒動が一般的な迷惑配信以上に大きな話題になった背景には、将門塚が持つ歴史的・文化的な意味がある。

将門塚は、平安時代の武将・豪族である平将門を供養するための石碑として知られている。

平将門とはどのような人物?

平将門は903年に生まれ、940年に亡くなったとされる平安時代中期の人物だ。

関東地方で勢力を拡大し、朝廷に対して独立的な立場を示して新皇を称したことで知られる。

最終的には平貞盛や藤原秀郷らとの戦いに敗れ、討ち取られた。

その首は京都でさらされたと伝えられている。

将門塚に伝わる祟りの伝説

千代田区観光協会の公式観光情報によると、平安京でさらされた将門の首が、故郷の東国を目指して飛んでいき、各地に落ちたという伝説がある。

その首が落ちた場所の一つとされるのが、現在の将門塚だ。

また、13世紀ごろには首塚が荒廃し、平将門の亡霊が江戸の人々を祟ったという伝承も語り継がれている。

こうした逸話から、将門塚は長く畏敬の対象として扱われてきた。

ただし、祟りは歴史的に語り継がれてきた伝説であり、超自然的な現象が科学的に証明されたわけではない。

将門塚は東京都の旧跡

将門塚は東京都の旧跡に指定されている場所でもある。

千代田区観光協会が紹介する所在地は東京都千代田区大手町1-2-1。大手町駅から徒歩圏内に位置する。

単なる撮影用のオブジェや心霊スポットではなく、供養の対象となる歴史的な場所だ。

今回の配信に批判が集まった理由は、こうした場所の性格を無視し、視聴者の注目を集めるための演出に利用したと受け止められたことにもある。

ライブ配信では、視聴者の反応や同時視聴者数を意識するあまり、行動が過激化することがある。

しかし、撮影する側にとっては一時的なコンテンツであっても、現地には管理者や参拝者、地域の歴史を大切にしている人々がいる。

今回の事件は、配信の自由と公共空間における責任の境界を考えさせる事例となった。

【プロの結論】将門塚配信騒動から読み取るべき3つのポイント

今回の騒動を整理すると、注目すべきなのは単なる配信者の炎上ではなく、SNS上の行動が現実の刑事手続きに発展した点だ。

第一に、配信プラットフォームのBANと刑事責任は別問題である。

Kickの999年BANやニコニコ生放送の無期限利用停止は、各サービスの利用規約に基づく措置だ。一方、公然わいせつや礼拝所不敬については刑法に基づいて捜査・判断される。

第二に、謝罪と法的責任も別の問題である。

本人が謝罪を公表したことは事実だが、それによって警察の捜査や検察の判断が自動的に終了するわけではない。

第三に、視聴者の要望は迷惑行為の正当化にはならない。

視聴者が過激な配信を求めたとしても、実際に現地で行動する配信者には責任が伴う。特に、宗教施設や墓所、慰霊の場所では、撮影対象だけでなく、そこを大切にしている人々への配慮も欠かせない。

配信活動を長く続けるためには、瞬間的な話題性よりも、社会的な信用を失わないことが重要になる。

【将門塚配信者に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:将門塚の配信者は何をした?

A1:2026年8月19日、配信者の愛之助がKickで将門塚の石碑にしがみつき、奇声を上げる様子などを配信した。警察の捜査では下半身の露出も確認されたと報じられている。

Q2:将門塚の配信者は逮捕された?

A2:2026年11月6日までの報道では、逮捕ではなく10月23日付の書類送検が確認されている。群馬県在住の30代男性で、公然わいせつと礼拝所不敬の疑いが持たれている。

Q3:愛之助は現在どうしている?

A3:Kickは999年BAN、ニコニコ生放送は全アカウント無期限利用停止となっている。11月3日には倉庫勤務についてXに投稿し、11月5日には配信したいという意思も示していた。11月6日時点で書類送検報道への本人のコメントは確認されていない。

2026年8月19日に発生した将門塚の配信騒動は、本人の謝罪、所属団体キッカーズからの脱退、Kickの999年BAN、ニコニコ生放送の無期限利用停止へと発展した。

加えて、10月23日付で公然わいせつと礼拝所不敬の疑いによる書類送検が行われ、11月6日に共同通信やTBS NEWS DIGなどが報道した。

現在の大きな注目点は、今後の検察による処分判断だ。書類送検は有罪確定ではなく、起訴・不起訴の判断や、その後の刑事手続きが焦点となる。

今回の事件は、配信で注目を集めることと、社会のルールや他者への敬意を守ることは両立させなければならないという教訓を残した。将門塚のような歴史や信仰に関わる場所では、配信者にも通常以上の慎重さと責任が求められる。

2026年11月6日時点では、事件の刑事手続きは書類送検後の段階にある。今後の検察判断と本人の発信が、引き続き注目される。

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水沢 陽菜

美容・健康カテゴリを担当。引用元の研究・公的機関の資料を確認したうえで、誰にでも読める形に整えます。

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