無印良品に対する不満は、単純に「品質が悪い」というものだけではありません。むしろ、以前の価格やブランドイメージを基準に購入すると、期待していた満足度に届かないことが問題になっています。
1. 値上げによって割安感が薄れている無印良品の魅力は、余計な装飾を省いたデザインと、日常的に使える商品を比較的手頃な価格で購入できることでした。
しかし、2026年9月の価格改定では、日用品や食品だけでなく、家具や衣料品にも値上げが及びました。例えば、以前は1万円以下で購入できた「体にフィットするソファ」の本体価格は、9,990円から12,900円に変更されています。
約29%の値上げとなるため、購入を検討していた人にとっては小さくない負担です。価格が上がれば、ニトリやIKEAなどの競合商品と比較する必要性も高まります。
2. 商品によって品質や耐久性に差がある無印良品は幅広いジャンルの商品を扱っていますが、すべての商品が同じ品質や耐久性を備えているわけではありません。
例えば、シリコーン製の調理用品は使いやすさを評価する声がある一方、木柄を採用した調理スプーンについては、購入者レビューに塗装の剥がれや接合部分の緩みを指摘する内容も見られます。
2026年8月31日の公式レビューには、数回の使用で持ち手が外れたという購入者の報告もありました。もちろん、個別のレビューだけで製品全体の品質を判断することはできませんが、耐久性を重視する人は購入前に確認したいポイントです。
3. シンプルなデザインが使い勝手の悪さにつながることもある無印良品の商品は、色や形を統一したシンプルなデザインが特徴です。しかし、見た目の統一感が必ずしも使いやすさにつながるとは限りません。
収納用品なら、サイズが合わなければ収納効率が落ちます。家具なら、実際の部屋に置いたときの圧迫感が問題になります。衣料品なら、シルエットやサイズ感が自分の体型に合わない場合もあります。
デザインだけで選ぶのではなく、設置場所、寸法、使用頻度まで考える必要があります。
4. 人気商品でも使用感には個人差がある無印良品には口コミで人気の商品が多数ありますが、評価が高い商品でも万人に適しているわけではありません。
例えば、保湿力を評価されるスキンケア用品でも、べたつきが苦手な人には使いにくい場合があります。ビーズクッションも、深く沈み込む感触を好む人には魅力的ですが、しっかりした座面を求める人には不向きです。
5. 返品できない商品がある意外と見落とされやすいのが返品条件です。無印良品には30日以内の返品・交換制度がありますが、化粧品や食品などは、お客様都合による返品の対象外です。
そのため、香りや肌触りを確かめずに購入すると、期待と違っても返品できない場合があります。特に初めて使う化粧品は慎重に選びたいところです。
【理由②】2026年9月の489品目値上げ!何がどれだけ高くなった?

今回の価格改定は、無印良品をおすすめしないという評価が広がる背景を考えるうえで重要な出来事です。
良品計画は2026年6月25日、9月4日から衣料品、生活雑貨、食品の計489品目について値上げすると発表しました。
公式発表で説明された主な理由は、原材料費と物流費の高騰、人件費の上昇、円安、国際情勢の変化による供給環境の不安定化です。企業努力だけではコスト増加を吸収することが難しくなったという説明です。
値上げ対象商品の具体例実際の価格改定一覧を見ると、日常生活で使用頻度の高い商品も対象になっています。
出典:良品計画「価格改定のお知らせ」2026年9月4日改定分。いずれも税込価格。
値上げ率が大きい商品には注意特に注目したいのは、オリーブオイル200mLです。1,690円から2,290円になり、約35.5%の値上げとなりました。
体にフィットするソファも2,910円の値上げです。従来の価格帯を想定していた購入者にとって、購入判断が変わる可能性があります。
一方、不揃いバナナバウムは180円から190円への変更です。同じ489品目でも値上げ幅には違いがあり、すべての商品を一律に割高と評価するのは適切ではありません。
値上げは品質低下を意味するのかここで注意したいのが、値上げと品質低下を直接結びつけないことです。
良品計画の公式発表では、原材料費や物流費などのコスト上昇が価格改定の理由として説明されています。値上げと同時に品質が低下したという説明ではありません。
ただし、消費者にとって重要なのは企業側の事情だけではありません。購入価格が上がった以上、素材、耐久性、使いやすさなどが価格に見合っているかを厳しく評価するのは自然なことです。
値上げ後の無印良品を評価するなら、旧価格との比較ではなく、現在の販売価格と他社製品の実力を比べることが重要です。
【口コミ検証】無印良品の悪い評判と買ってよかった商品の実態
無印良品の口コミを見ると、評価が分かれる商品には共通点があります。それは、使用感やサイズなど、個人の生活環境によって満足度が変わりやすいことです。
体にフィットするソファは満足度が高い一方、へたりが不満無印良品の代表的な人気商品である「体にフィットするソファ」は、公式ネットストアのレビューで4.5/5という評価が表示されています。レビュー件数は286件です。
2026年10月の投稿には、座り心地や掃除のしやすさを評価する声がある一方、「体にフィットするのは最初だけ」という趣旨の感想も掲載されています。
長期間使用すると、中のビーズがへたって座り心地が変わることが不満につながるようです。また、価格が高いという評価も見られます。
一方、同じ商品を何度も買い替えている購入者や、値上げ前に追加購入した人もいます。つまり、耐久性に不満を感じる人がいる一方で、使用感を高く評価しているリピーターも存在します。
シリコーン調理スプーンは買ってよかった商品の代表格比較的評価が安定しているのが「シリコーン調理スプーン」です。
炒める、混ぜる、すくう、盛り付けるといった作業を1本でこなせることが特徴で、鍋やフライパンの表面を傷つけにくい素材も魅力です。
2026年11月時点で公式ネットストアには4.8/5、624件のレビューが表示されています。2026年9月の購入者からも、鍋の縁に沿いやすい形状や、毎日の調理で使いやすい点を評価する声が寄せられています。
ただし、スプーンの受け皿部分に食材が付着しやすいという指摘もあります。すくいやすさを最優先する人は、一般的な調理用スプーンとの比較もおすすめです。
はがして使えるコットンにも品質への不満毎日使う消耗品では、わずかな仕様変更や使い勝手の変化が不満につながることがあります。
無印良品の公式レビューには「はがして使えるコットン」について、以前よりきれいにはがしにくくなったと感じる購入者の投稿が2026年10月19日に掲載されています。
価格だけでなく、以前から愛用していた商品の使用感が変わったと感じることも、長年の購入者が不満を持つ理由の一つです。ただし、これは個人の使用感に関する投稿であり、全製品の品質が低下したことを示すものではありません。
口コミから分かる商品の評価購入者レビューを整理すると、無印良品には次のような傾向があります。
- 高評価になりやすい点: シンプルなデザイン、用途の広さ、日常的な使いやすさ。
- 低評価になりやすい点: サイズの不一致、長期使用によるへたり、表面の劣化、価格への不満。
- 購入前に確認したい点: 使用頻度、消耗の程度、交換部品の有無、収納スペース。
なお、公式レビューの星評価は投稿者による評価の集計です。購入者全体を対象とした満足度調査とは異なるため、評価点だけで商品の良し悪しを決めないことも大切です。
【買ってはいけない?】購入前に慎重になりたい無印良品の商品
無印良品には、絶対に買ってはいけないと断定できる商品群があるわけではありません。ただし、購入者の好みや使用条件によっては、後悔につながりやすい商品があります。
1. 香りに敏感な人は薬用リンクルブライト乳液に注意2025年12月に話題となったのが、無印良品の「薬用リンクルブライト乳液」です。
購入サイトのレビューやSNSで、商品の香りに対する否定的な意見が寄せられました。これを受け、良品計画は2025年12月26日に公式発表を行い、返品希望者への返金対応を発表しています。
同社の説明によると、この商品は天然由来成分を使用しているため、原料の収穫時期や状態によって香りに違いが生じる場合があります。
重要なのは、良品計画が調査の結果、成分と安全性について問題がないことを確認したと発表している点です。今回の対応は、安全性の問題ではなく、香りが購入者の期待に合わなかったことを重く受け止めたものです。
香りに敏感な人や、無香料に近いスキンケア用品を求める人は、購入前に香りの特徴を確認したほうがよいでしょう。
2. 大型のビーズクッションは部屋の広さを確認体にフィットするソファは、座り心地に魅力がある商品ですが、サイズの大きさがデメリットにもなります。
実際のレビューには、ベッドの上で使用するには大きすぎたという意見や、中間サイズが欲しいという要望もあります。
また、価格改定後は本体が12,900円、補充クッションも2,990円から3,990円に変更されています。長期間使用することを考えるなら、将来の補充費用まで計算しておく必要があります。
3. 木柄など接合部分のある調理用品は耐久性を確認木柄のシリコーン調理スプーンでは、接合部分が緩んだり、表面が剥がれたりしたという購入者レビューが確認できます。
毎日使用する調理用品は、デザインよりも洗いやすさ、接合部分の構造、耐熱性、食洗機への対応などを優先したいところです。
4. サイズや素材を確認せずに買う収納用品無印良品の収納用品は、シリーズで統一しやすい点が魅力です。しかし、収納スペースに合わないサイズを購入すると、かえって使い勝手が悪くなります。
特に衣装ケースや引き出しは、幅・奥行き・高さだけでなく、収納する衣類の量や開閉に必要なスペースまで確認しましょう。
他社製品との互換性も重要です。無印良品の収納用品で統一する予定がないなら、ニトリやホームセンターの商品も含めて比較したほうが無駄な出費を防げます。
【他社ブランドと徹底比較】無印良品で買ってよかった商品は?
無印良品のコストパフォーマンスを判断するときは、商品単体の価格だけでなく、使用頻度や耐久性、代替商品の有無を考える必要があります。
無印良品・ニトリ・IKEA・ドラッグストアの違い他社ブランドと比較するときは、次のような視点が役立ちます。
- 無印良品: デザインや素材感、シリーズ全体の統一感を重視する人に向いている。
- ニトリ: 家具や収納を含め、価格・サイズ・機能を幅広く比較したい人に向いている。
- IKEA: インテリア全体のコーディネートや家具のデザインを重視する人に向いている。
- ドラッグストアの化粧品ブランド: スキンケア用品を容量、成分、使用感、価格で細かく比較したい人に向いている。
ただし、これらはブランドごとの商品選びの視点であり、特定のブランドが常に安い、あるいは品質が高いという意味ではありません。
値上げ後も購入候補にしたい商品2026年の口コミと価格を踏まえると、次のような商品は引き続き比較検討する価値があります。
シリコーン調理スプーンは、590円に値上がりしたものの、炒める・すくう・盛り付けるという複数の用途を1本でこなせます。使用頻度が高い人なら、価格に対する満足度を得やすい商品です。
シリコーン調理スプーン・スモールも候補です。小さな容器から食材をすくったり、少量の料理を取り分けたりする用途に適しています。公式レビューでは4.9/5、329件という高い評価が表示されています。
体にフィットするソファは、価格が上がったものの、実際の使用感を高く評価する購入者がいます。長時間くつろぐ場所が必要で、設置スペースにも余裕がある人なら、依然として購入候補になります。
無印良品をおすすめする人・おすすめしない人無印良品は、ブランド名だけで選ぶよりも、商品ごとに価格と機能を比較して選ぶほうが満足度を高められます。
【返品・交換は30日以内】購入後に後悔しないための注意点
無印良品の返品制度には30日という期間が設けられています。ただし、すべての商品を自由に返品できる制度ではありません。
店舗とネットストアの返品期限無印良品の公式FAQによると、返品・交換の基本的な受付期間は次のとおりです。
- 店舗で購入した商品:購入日から30日以内
- ネットストアで購入した商品:商品到着日から30日以内
- 店舗受け取りサービス:商品受け取りから30日以内
通常のお客様都合による返品では、未使用であること、商品タグやパッケージなどの付属品がそろっていることが基本条件です。
店舗購入の場合は購入店舗での受付となり、レシートが必要です。ネットストア購入の場合はネットストアで返品手続きを行います。ネットストアでは原則として交換ではなく、返品後に希望商品を再注文する方式です。
返品できない商品に注意特に注意したいのは、次の商品です。
- 化粧水、乳液、美容液などの化粧品
- シャンプーやボディケア用品などの化粧品類
- 食品・飲料
- 使用済みの商品
- 洗濯済みの衣類
- 開梱・組み立て済みの組み立て式家具
- オーダーメイド商品
- 衛生用品や再販売できない商品
化粧品は開封済みだけでなく、未開封であってもお客様都合による返品の対象外です。食品や飲料も同様に対象外となっています。
不具合があった場合は別の対応になるお客様都合の返品と、商品そのものに不具合があった場合の返品・交換は区別されています。
良品計画は、商品を確認したうえで自社に起因する不具合と判断した場合、返品または交換に対応すると案内しています。
ネットストアで購入した商品に問題があった場合は、外装箱や緩衝材、配送伝票などを保管し、速やかに問い合わせることが大切です。交換を希望する場合は、原則として商品到着後30日以内の連絡が必要です。
薬用リンクルブライト乳液の返金対応は特別な事例前述の薬用リンクルブライト乳液では、2025年12月26日に良品計画が香りに関する申し出を受けて返金対応を発表しました。
これは通常の化粧品返品ルールとは別に発表された個別の対応です。すべての化粧品で同じような返金が認められるわけではありません。
購入前に商品ページの返品条件を確認し、疑問があれば店舗やお客様相談窓口に問い合わせることをおすすめします。
【よくある質問】無印良品をおすすめしない理由に関するFAQ
Q1:無印良品は2026年に本当に値上げしたのですか?
A1:はい。良品計画は2026年9月4日から衣料品、生活雑貨、食品の計489品目について価格改定を実施しました。原材料費、物流費、人件費の上昇や円安などが理由として説明されています。
Q2:無印良品で買ってはいけない商品はありますか?
A2:一律に買ってはいけない商品はありません。ただし、香りに敏感な人のスキンケア用品、大型家具やビーズクッション、耐久性が気になる接合構造の商品などは、購入前に実物や口コミを確認したほうが安心です。
Q3:無印良品の返品は30日以内なら何でも可能ですか?
A3:いいえ。店舗購入は購入から30日以内、ネットストア購入は到着から30日以内が基本ですが、化粧品、食品、使用済み商品などはお客様都合の返品対象外です。商品不具合の場合は別途対応があります。
Q4:無印良品のコスパは値上げ後に悪くなりましたか?
A4:商品によって異なります。複数の用途に使える調理用品などは値上げ後も魅力がありますが、同等機能の商品を他社で安く購入できる場合は、比較する価値があります。
Q5:薬用リンクルブライト乳液は危険な商品だったのですか?
A5:良品計画は2025年12月26日の発表で、成分と安全性に問題がないことを確認したと説明しています。話題になったのは主に香りに関する問題で、購入者の申し出を受けて返金対応が発表されました。
【プロの結論】無印良品はおすすめしない?買う価値を見極める方法
2026年の無印良品は、以前のように「シンプルで手頃だから」という理由だけで購入を決めると、期待外れになる可能性があります。
9月の489品目の価格改定によって、商品によっては他社ブランドとの価格差が小さくなったり、購入の優先順位が変わったりしています。特に家具、オイル類、衣料品などは、値上げ後の価格を基準に比較することが大切です。
一方、シリコーン調理スプーンのように、複数の用途を兼ね備え、日常的に使いやすい商品には依然として魅力があります。体にフィットするソファも、価格やサイズに納得できる人には満足度の高い選択肢です。
購入時に意識したいのは、次の3点です。
第一に、価格ではなく使用頻度で考えること。毎日使う商品なら、多少高くても使いやすさによって満足できる可能性があります。反対に、使用頻度が低い商品は、他社の安価な製品で十分可能性があります。
第二に、口コミの平均点だけで判断しないこと。高評価の商品にもサイズや耐久性に関する不満があります。自分が重視するポイントに関するレビューを優先して読みましょう。
第三に、返品条件を購入前に確認すること。特に化粧品や食品は、お客様都合による返品が難しいため、実物や香り、容量などを確認してから購入が必要です。
無印良品そのものをおすすめしないと決めつける必要はありません。大切なのは、ブランドへの信頼やイメージだけで買わず、商品ごとの品質・価格・使い勝手を冷静に比較することです。
値上げ後の2026年こそ、無印良品の中から本当に長く使える商品を選び、他社ブランドも含めて自分に合った買い物をする姿勢が求められています。