2026年11月現在、大谷翔平はロサンゼルス・ドジャースで打者と投手の両面において存在感を示している。MLB公式の2026年レギュラーシーズン記録によると、打者成績は打率.275、30本塁打、81打点、OPS.889。投手成績は8勝2敗、防御率1.79、95奪三振、WHIP0.95を記録した。打撃では139試合に出場し、投手としては14試合に先発している。
北海道日本ハムファイターズで二刀流の基礎を築き、ロサンゼルス・エンゼルスでMLBを代表する選手へ成長。さらにドジャース移籍後は打者としての記録を伸ばしながら、投手としても本格的な復帰を果たした。2026年の数字を過去の年度別成績、MLB通算記録、ポストシーズン成績と照らし合わせると、現在の大谷がどの段階にいるのかが見えてくる。
【2026年最新】大谷翔平の打撃成績と投手成績を一覧で確認

2026年の大谷翔平を評価するうえで、最初に押さえたいのは打撃と投球の両方で数字を残している点だ。
MLB公式選手成績に掲載されている2026年レギュラーシーズンの記録は以下のとおり。
2026年打撃成績| 項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| 出場試合 | 139試合 |
| 打数 | 523 |
| 安打 | 144 |
| 打率 | .275 |
| 本塁打 | 30本 |
| 打点 | 81打点 |
| 得点 | 89 |
| 盗塁 | 11 |
| 出塁率 | .377 |
| 長打率 | .512 |
| OPS | .889 |
| 項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| 登板数 | 14試合 |
| 先発登板 | 14試合 |
| 勝敗 | 8勝2敗 |
| 防御率 | 1.79 |
| 投球回 | 85.2回 |
| 奪三振 | 95 |
| 被安打 | 55 |
| 被本塁打 | 4 |
| 与四球 | 26 |
| WHIP | 0.95 |
特に注目したいのは、投手として防御率1点台を記録していることだ。14試合の先発で8勝2敗という結果に加え、85.2投球回で95奪三振を記録している。
打撃では30本塁打、81打点をマーク。投手としての復帰だけでなく、打者としてもシーズンを通じて主力の役割を担ったことが分かる。
なお、野球の投球回表記における「85.2」は85.2イニングという小数ではなく、85回2/3を意味する。投球回を比較する際には、この表記の違いにも注意したい。
【打撃成績を分析】打率.275・30本塁打・OPS.889はどう評価すべきか
2026年の打撃成績は、打率.275、30本塁打、81打点。出塁率.377、長打率.512という構成になっている。
単純な打率だけを見ると、2024年の.310や2025年の.282を下回る。しかし、打者としての価値は打率だけでは判断できない。
OPS.889が示す打撃力OPSは出塁率と長打率を合計した指標で、打者がどれだけ塁に出て、長打によって得点機会を生み出しているかを把握する際に役立つ。
2026年の大谷は、出塁率.377と長打率.512を記録。両者を合計するとOPSは.889となる。
OPSは前年の1.014、2024年の1.036から低下したものの、依然として高い水準の打撃成績を残している。30本塁打という数字も、長打力が維持されていることを示す材料だ。
2024年・2025年との比較| 年度 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
|---|---|---|---|---|
| 2024年 | .310 | 54 | 130 | 1.036 |
| 2025年 | .282 | 55 | 102 | 1.014 |
| 2026年 | .275 | 30 | 81 | .889 |
2024年は打率.310、54本塁打、59盗塁という圧倒的な打撃成績を記録した。2025年も55本塁打、OPS1.014と高い水準を維持している。
一方、2026年は139試合の出場で30本塁打。前年の158試合、2024年の159試合と比べて出場試合数が少ないことも、シーズン合計の本塁打数を比較する際に考慮すべきポイントだ。
2026年の評価で見落とせないのは、打撃と投球を同時に担っていること。打者としての成績だけを切り取るのではなく、投手として85.2イニングを投げたシーズン全体の負荷も含めて評価する必要がある。
【投手成績を分析】防御率1.79・8勝・95奪三振の実力
2026年の大谷翔平の投手成績で最も目を引くのは、防御率1.79という数字だ。
14試合に先発し、8勝2敗。85.2投球回で95三振を奪い、WHIPは0.95となっている。
防御率1.79は何を意味するのか防御率は、投手が9イニングを投げた場合に何点の自責点を許すペースなのかを示す指標だ。
1.79という数字は、失点を抑える能力が高いことを示している。特に、被安打55、被本塁打4という記録と合わせて見ると、相手打線に大量得点を許しにくい投球内容だったことが分かる。
WHIP0.95と奪三振95の意味WHIPは、被安打と与四球を合計し、投球回で割った数値だ。投手が1イニングあたりに何人の走者を出したかを把握する目安になる。
2026年のWHIP0.95は、1イニングあたりの被安打と与四球の合計が1人を下回る水準だ。95奪三振という数字と合わせれば、走者を抑えながらアウトを奪う投球ができていたことが読み取れる。
2025年からの投手復帰後の変化ドジャース移籍初年度の2024年、大谷は打者に専念し、投手としての公式戦登板はなかった。
2025年には投手として復帰し、14試合で1勝1敗、防御率2.87、47.0投球回、62奪三振を記録。2026年には同じ14試合の登板で85.2投球回、8勝2敗、防御率1.79、95奪三振まで数字を伸ばした。
前年との比較では、投球回が38.2回増加し、奪三振も33個増えている。防御率も2.87から1.79へ改善した。
勝敗だけでは投手の実力をすべて説明できないが、投球回、防御率、奪三振、WHIPを総合すると、2026年は投手としての稼働量と結果の両面で前進したシーズンだった。
【年度別成績】日本ハム・エンゼルス・ドジャースでの記録を比較
大谷翔平のキャリアは、大きく3つの時代に分けられる。北海道日本ハムファイターズで二刀流を確立した時代、ロサンゼルス・エンゼルスでMLBのトップ選手へ成長した時代、そしてドジャースで新たな二刀流の段階に入った時代だ。
以下は、NPB公式年度別成績とMLB公式・Baseball Savantの記録をもとに整理した年度別の主要成績である。
2013~2017年:北海道日本ハムファイターズ時代日本ハム時代は、投手として登板しながら打者としても出場する二刀流の基礎を築いた時期だ。
2013年にプロ入りし、2014年には投手として11勝、2015年には15勝を記録。2016年には打者として打率.322、22本塁打、67打点を残し、投手としても10勝、防御率1.86を記録した。
2017年は故障の影響もあり投手としての登板が5試合にとどまったが、打率.332を記録。日本での通算成績は、打者として403試合、48本塁打、166打点、打率.286。投手としては85試合、42勝15敗、防御率2.52となっている。
2018~2023年:ロサンゼルス・エンゼルス時代2018年にMLBへ移籍すると、投手と打者の両方でメジャーリーグの舞台に挑戦した。
2021年には打者として46本塁打、100打点、投手として9勝2敗、防御率3.18を記録。2022年には投手として15勝、防御率2.33、166投球回、219奪三振という優れた数字を残した。
2023年は打者として打率.304、44本塁打、95打点、OPS1.066。投手としても10勝5敗、防御率3.14を記録し、両部門で高い水準の成績を残した。
2024~2026年:ロサンゼルス・ドジャース時代2024年にドジャースへ移籍した大谷は、打者に専念して54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036を記録した。
2025年には55本塁打を放ちながら投手としても復帰。2026年には30本塁打と8勝、防御率1.79を同時に記録している。
各年度の打撃・投手成績を
| 年度・所属 | 打撃成績(打率・HR・打点・OPS) | 投手成績(勝敗・防御率・投球回・奪三振) |
|---|---|---|
| 2013 日本ハム | .238・3・20・— | 3勝0敗・4.23・61.2回・46 |
| 2014 日本ハム | .274・10・31・— | 11勝4敗・2.61・155.1回・179 |
| 2015 日本ハム | .202・5・17・— | 15勝5敗・2.24・160.2回・196 |
| 2016 日本ハム | .322・22・67・— | 10勝4敗・1.86・140回・174 |
| 2017 日本ハム | .332・8・31・— | 3勝2敗・3.20・25.1回・29 |
| 2018 エンゼルス | .285・22・61・.925 | 4勝2敗・3.31・51.2回・63 |
| 2019 エンゼルス | .286・18・62・.848 | 公式戦登板なし |
| 2020 エンゼルス | .190・7・24・.657 | 0勝1敗・37.80・1.2回・3 |
| 2021 エンゼルス | .257・46・100・.964 | 9勝2敗・3.18・130.1回・156 |
| 2022 エンゼルス | .273・34・95・.875 | 15勝9敗・2.33・166回・219 |
| 2023 エンゼルス | .304・44・95・1.066 | 10勝5敗・3.14・132回・167 |
| 2024 ドジャース | .310・54・130・1.036 | 公式戦登板なし |
| 2025 ドジャース | .282・55・102・1.014 | 1勝1敗・2.87・47回・62 |
| 2026 ドジャース | .275・30・81・.889 | 8勝2敗・1.79・85.2回・95 |
※NPB時代のOPSはMLB公式年度別記録と同じ形式で掲載されていないため省略。各年度の打率・本塁打・打点・投手成績はNPB公式記録を使用している。投球回は野球公式記録の表記に従う。
この年表から分かるのは、二刀流の成績が一直線に伸び続けたわけではないことだ。故障や手術に伴う登板の空白、打者専念の期間を経ながら、その都度役割を変えてキャリアを積み上げてきた。
【通算成績とポストシーズン】レギュラーシーズンとの違い
大谷翔平の通算成績を確認するときには、日本プロ野球とMLBの数字を分けて見る必要がある。リーグごとに公式記録が管理されており、単純に合算した数字をMLB通算成績として扱うことはできない。
MLBレギュラーシーズン通算成績2026年シーズン終了時点のMLB公式記録では、打者として9シーズン、通算1172試合に出場している。
打撃の主な通算記録は次のとおり。
- 打率:.281
- 安打:1,194本
- 本塁打:310本
- 打点:750打点
- 盗塁:176
- 出塁率:.375
- 長打率:.574
- OPS:.949
投手としてのMLB通算成績は114試合、47勝22敗、防御率2.83。投球回614.1回、765奪三振、WHIP1.06となっている。
打者として300本塁打を突破し、投手としてもMLB通算47勝を挙げている点は、キャリアを評価するうえで重要な記録だ。
日本プロ野球時代の通算成績NPB公式記録による日本ハム時代の打撃通算成績は、403試合、296安打、48本塁打、166打点、打率.286、出塁率.358、長打率.500。
投手としては85試合に登板し、42勝15敗、防御率2.52、543投球回、624奪三振を記録した。
日本時代とMLB時代の成績を分けて見ると、日本では二刀流の土台を築き、MLBでは長期的に通用する打撃力と投手能力を証明してきた過程が分かる。
2026年ポストシーズンの打撃成績短期決戦ではレギュラーシーズンとは異なるプレッシャーがかかる。MLB公式の2026年ポストシーズン記録では、大谷は26打数5安打、打率.192、1本塁打、3打点、1盗塁、OPS.631となっている。
レギュラーシーズンのOPS.889と比較すると、ポストシーズンでは打撃成績が下がった。出塁率も.323であり、シーズン中の.377とは差がある。
ただし、ポストシーズンはレギュラーシーズンよりも試合数が少なく、相手投手や対戦状況も異なる。26打数の結果だけで打者としての能力を判断するのは適切ではない。
MLB公式のポストシーズン投手通算記録は4試合、2勝1敗、防御率4.43、20.1投球回、28奪三振、WHIP1.13となっている。こちらはレギュラーシーズンの投手通算記録とは別に評価する必要がある。
【二刀流の現在地】2026年の大谷翔平は何が進化したのか
2026年の成績で最も重要なのは、打者としての能力を維持しながら、投手としての稼働量を増やしている点だ。
打者専念から投手復帰への流れ2024年は打者として54本塁打、59盗塁を記録した一方、投手としては公式戦に登板しなかった。
2025年に投手として復帰すると、2026年には85.2投球回まで登板量を増やした。これは単に投手として復帰したというだけでなく、実際のシーズン成績にも復帰後の前進が表れていることを意味する。
二刀流を評価するときの3つの基準大谷のような選手を評価する場合、打撃成績と投手成績を別々に確認するだけでは不十分だ。
第一に、打者としての生産性。 打率だけでなく、本塁打、打点、出塁率、長打率、OPSを確認する。2026年は30本塁打とOPS.889が評価材料となる。
第二に、投手としての安定性。 勝敗だけでなく、防御率、WHIP、投球回、奪三振を組み合わせる。2026年は防御率1.79、WHIP0.95が際立つ。
第三に、年間を通した稼働状況。 打者として何試合に出場したのか、投手として何試合に先発し、どれだけのイニングを投げたのかを確認する。二つの役割を同時に担う選手の場合、数字の質と稼働量の両方が重要になる。
成績を見るときに注意したい誤解最初に、30本塁打だから過去の55本塁打シーズンと同等の打撃成績だと判断することはできない。打率、OPS、打点、出場試合数を合わせて比較する必要がある。
また、8勝という数字だけで投手としての能力を評価するのも不十分だ。防御率1.79、WHIP0.95、95奪三振を合わせて確認することで、投球内容をより立体的に把握できる。
加えて、レギュラーシーズンとポストシーズンの数字は混ぜてはいけない。短期決戦の成績は別枠で確認し、シーズン全体の実績と区別することが大切だ。
大谷翔平の2026年は、打者としての数字だけを追うよりも、投手としての復帰後の進歩を含めて評価することで、その価値がより明確になるシーズンだった。
【大谷翔平の個人成績】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大谷翔平の2026年の打率・本塁打・打点はいくつですか?
A1:MLB公式記録による2026年レギュラーシーズンの打撃成績は、打率.275、30本塁打、81打点です。出塁率は.377、長打率は.512、OPSは.889となっています。
Q2:大谷翔平の2026年の投手成績はどうなっていますか?
A2:8勝2敗、防御率1.79、85.2投球回、95奪三振、WHIP0.95です。14試合すべてに先発しています。
Q3:大谷翔平のMLB通算本塁打数はいくつですか?
A3:2026年シーズン終了時点で310本です。打率.281、750打点、OPS.949を記録しています。
Q4:大谷翔平の投手としてのMLB通算勝利数はいくつですか?
A4:2026年シーズン終了時点で47勝22敗です。通算防御率は2.83、614.1投球回、765奪三振、WHIP1.06となっています。
Q5:大谷翔平の2026年ポストシーズン成績は?
A5:打者として26打数5安打、打率.192、1本塁打、3打点、OPS.631です。レギュラーシーズンの成績とは分けて評価する必要があります。
Q6:大谷翔平の日本ハム時代の通算成績は?
A6:打者として403試合、48本塁打、166打点、打率.286。投手として85試合、42勝15敗、防御率2.52を記録しています。
Q7:2026年の大谷翔平は二刀流として復活していますか?
A7:はい。2026年は打者として30本塁打、81打点を記録し、投手としても8勝2敗、防御率1.79を残しました。85.2投球回を記録しており、投手としての稼働も前年から増えています。
2026年の大谷翔平は、打者として打率.275、30本塁打、81打点、OPS.889を記録。投手としても8勝2敗、防御率1.79、95奪三振、WHIP0.95という成績を残した。
打撃面だけを比較すれば、2024年や2025年の本塁打数、OPSには及ばない。しかし、2026年は投手として85.2イニングを投げ、前年よりも投球回と奪三振を増やしている。
北海道日本ハムファイターズで始まった二刀流への挑戦は、ロサンゼルス・エンゼルスでMLBの歴史に残る実績へと発展し、ドジャースでは新しい段階を迎えた。
大谷翔平の個人成績を正確に理解するには、打率や本塁打だけでなく、OPS、防御率、WHIP、投球回、通算成績、ポストシーズン成績まで確認することが欠かせない。
2026年の大谷翔平を象徴するのは、30本塁打と8勝という二つの数字だけではない。打者としての実績を保ちながら、投手として防御率1.79を記録したことこそ、現在の二刀流の価値を示す最大のポイントだ。
今後の成績を追う際も、打撃と投球の両方の数字、そして年間を通した稼働状況をセットで確認したい。
主なデータ照合先: MLB公式選手個人成績、MLB Baseball Savant、NPB公式個人年度別成績。