- 意味: 男性の好みに合いやすい容姿や気質を表す言葉で、特定の顔型を意味するわけではない。 - 特徴: 柔らかな表情、清潔感、親しみやすさ、自然な色気などが印象を左右する。 - 見分け方: 目鼻立ちだけでなく、笑顔や表情の変化、全体の雰囲気まで見ることがポイント。 - 男ウケとの違い: 男性から好まれる顔という評価と、男性を惹きつける雰囲気という表現にはニュアンスの差がある。 - 重要な注意点: たぬき顔や猫顔などの分類だけで、恋愛的な魅力や男性からの人気は判断できない。
【意味を解説】男好きのする顔とは?言葉の本来のニュアンス

「男好きのする顔」は、辞書では女性の容姿や気質などが男性の好みに合うことを意味します。小学館の『デジタル大辞泉』にも、この用例が掲載されています。
ただし、「男好き」という言葉にはもう一つ、女性が男性との情事を好むこと、あるいはそのような女性を指す意味があります。そのため、「男好きのする顔」という表現は、文脈によって褒め言葉にも、性的なイメージを含む評価にもなります。
男性に好まれる顔立ちという意味容姿について使われる場合、一般的には次のような印象が含まれます。
- 話しかけやすく、柔らかい雰囲気がある
- 笑顔が自然で、親しみを感じる
- 女性らしさや上品さが感じられる
- 派手すぎず、自然な魅力がある
- 表情に愛嬌や色気がある
ここで重要なのは、顔の造形だけを評価しているわけではないという点です。
例えば、目鼻立ちが整った美人でも、近寄りがたい雰囲気があれば「男好きのする顔」というイメージとは異なる場合があります。
反対に、特別に華やかな顔立ちではなくても、笑顔が魅力的で親しみやすい女性は、そうした印象を持たれることがあります。
褒め言葉として使われる場合と注意したい場合この表現は、使う人によって受け取り方が変わります。
好意的な使い方
「柔らかい雰囲気で男性からも好かれそう」「愛嬌があって魅力的」という意味。
性的なニュアンスを含む使い方
「男性を惹きつけるような色気がある」という意味。
否定的な使い方
女性の容姿を性的な視点だけで評価したり、恋愛経験や異性関係まで勝手に想像したりする場合。
つまり、男好きのする顔という評価を受けたからといって、その女性の性格や恋愛観まで判断できるわけではありません。
【特徴を分析】男性が惹かれる女性の顔立ちに共通する5つの要素
男好きのする顔を考える際、注目したいのは個々のパーツよりも、顔全体から伝わる印象です。
顔の魅力に関する心理学研究でも、顔の形態だけでなく、表情や文化的背景、社会的なコミュニケーションなどが関係することが指摘されています。
1. 柔らかく親しみやすい目元目元は、顔全体の印象を左右する要点です。
例えば、次のような目元は柔らかい印象につながりやすい傾向があります。
- 目尻の角度が穏やか
- 笑ったときに自然に目元が動く
- 視線に威圧感がない
- 眉と目のバランスが自然
ただし、必ずしも大きな目や二重まぶたである必要はありません。
花王が2021年に公表した日本人女性の顔の研究では、20〜30代の女性104名の顔を32項目で測定。さらに20〜30代の男女400名に77枚の顔写真を提示し、「かわいい」「やさしい」「上品」「親しみがもてる」など8種類の印象を評価しました。
その結果、印象によって関係する顔の特徴が異なり、目や眉の角度、大きさなどが顔全体の印象に影響することが示されました。
2. 自然な笑顔と愛嬌がある男好きのする顔をイメージするとき、見逃せないのが愛嬌です。
愛嬌のある顔には、次のような特徴があります。
- 口角が自然に上がる
- 笑ったときの表情が豊か
- 目元と口元が連動して動く
- 相手の話を聞くときの表情が柔らかい
- 真顔と笑顔の印象に自然な変化がある
笑顔は単に顔を美しく見せるだけではありません。相手に安心感や話しかけやすさを与えるコミュニケーションの要素でもあります。
2011年に学術誌『Emotion』に掲載されたWillisらの研究では、顔の表情と接近しやすさの関係を検証。怒った表情は接近しにくい印象につながり、笑顔の顔は無表情よりも接近しやすいと評価されました。
この結果は、表情が顔の印象を変えることを示しています。
3. 肌や口元に清潔感がある清潔感は、顔全体の印象を考えるうえで大切な要素です。
具体的には次のようなポイントがあります。
- 肌の状態が整っている
- 口元が乾燥していない
- 唇や歯が清潔に保たれている
- 眉や産毛などが自然に整っている
- ベースメイクが厚塗りに見えない
ここでいう清潔感は、肌の色が白いことや、毛穴がまったく見えないことではありません。
花王と尚絅学院大学の研究者らが発表した2024年の論文「若年男性における顔の柔和感に関する認知モデル」も参考になります。
この研究では、20〜34歳の男性の顔写真32枚を用い、訓練を受けた10名が34種類の印象を評価しました。その結果、顔の柔和感には清潔感と生き生きとした印象がプラスに関係し、特に清潔感の影響が大きいことが示されました。
ただし、対象は男性の顔に対する印象であり、女性の男ウケを直接測定した研究ではありません。顔の印象における清潔感の重要性を考える参考資料として捉えるのが適切です。
4. 上品さと自然な色気がある色気のある顔というと、濃いメイクや強調された目元を想像する人もいる可能性があります。
しかし、自然な色気は必ずしも派手な外見から生まれるものではありません。
例えば、
- 落ち着いた目線
- 自然な唇の表情
- 上品な眉の形
- ほどよく力の抜けた表情
- 大人っぽさと柔らかさのバランス
などが印象を形づくります。
愛嬌のある顔が「話しかけやすさ」を感じさせるのに対し、色気のある顔は「もっと知りたい」という関心につながることがあります。
両方の要素が共存している女性は、かわいらしさと大人っぽさの異なる魅力を持っているように見えることがあります。
5. 顔全体のバランスが自然目や鼻、口などの一つのパーツだけが目立つことより、顔全体の調和が印象を左右する場合があります。
2006年に発表されたGillian Rhodesの顔の魅力に関するレビューや、2011年のLittleらの研究レビューでは、顔の左右対称性、平均性、肌の状態など、複数の要素が魅力度の判断に関係することが整理されています。
ただし、これらは一般的な傾向であり、すべての人が同じ顔を好むという意味ではありません。
【見分け方】男好きのする顔かどうかを判断するチェックポイント
男好きのする顔を見分けるとき、目の大きさや鼻の高さだけを見ても十分ではありません。
重要なのは、顔の造形と表情、全体の雰囲気を分けて考えることです。
顔立ちから受ける印象まずは、外見から受ける印象を整理してみましょう。
| 見るポイント | 印象につながる特徴 |
|---|---|
| 目元 | 柔らかい、穏やか、表情豊か |
| 眉 | 自然で顔立ちになじんでいる |
| 鼻 | 顔全体とのバランスが取れている |
| 口元 | 自然な口角、健康的な唇 |
| 肌 | 健康的で手入れが行き届いている |
| 輪郭 | パーツとの調和が取れている |
これらは絶対条件ではありません。顔の特徴を整理するための観察ポイントです。
表情から受ける印象顔立ちが同じでも、表情によって印象は変わります。
例えば、無表情のときはクールに見える女性でも、笑うと急に柔らかく親しみやすい印象になることがあります。
逆に、整った顔立ちでも、常に険しい表情をしていると、近寄りがたいと受け取られる場合があります。
顔の魅力は静止した写真だけでは判断しにくいものです。会話中の表情や自然な笑顔も含めて考える必要があります。
男性からモテる顔と恋愛的な魅力は同じではないここで注意したいのが、好印象と恋愛感情は別のものだという点です。
親しみやすい女性が必ず恋愛対象になるわけではありません。また、色気があると評価されても、長期的な交際を望む相手として選ばれるとは限りません。
男性が女性に求めるものは、恋愛の目的や年齢、価値観、個人の経験によっても変わります。
そのため、顔の印象だけで恋愛の結果を予測することはできません。
【タイプ別比較】たぬき顔・猫顔・愛嬌のある顔はどう違う?
男好きのする顔を説明する際によく登場するのが、たぬき顔と猫顔です。
どちらも顔立ちの特徴を動物に例えた俗称ですが、表現される印象には違いがあります。
たぬき顔
丸みのある目元や輪郭、柔らかい表情が特徴として挙げられます。かわいらしさや親しみやすさを連想させるタイプです。
猫顔
切れ長の目元やすっきりした輪郭などが連想されます。クールさ、知的な印象、大人っぽさが特徴として語られます。
愛嬌のある顔
顔型よりも表情が中心です。自然な笑顔や豊かな表情によって、明るく親しみやすい印象を与えます。
色気のある顔
目線や口元、落ち着いた表情などから、大人っぽさや艶やかさを感じさせるタイプです。
| 関連要素 | 一般的に連想される印象 | 男好きのする顔との関係 |
|---|---|---|
| たぬき顔 | かわいい、優しい、親しみやすい | 愛嬌や柔らかさと結び付きやすい |
| 猫顔 | クール、知的、大人っぽい | 上品さや色気と結び付きやすい |
| 愛嬌のある顔 | 明るい、自然体、話しやすい | 親近感を生みやすい |
| 色気のある顔 | 艶やか、落ち着いている | 大人っぽい魅力を演出する |
| 清潔感のある顔 | 健康的、整っている、爽やか | 好印象を支える要素になる |
この表は、それぞれの顔のタイプと一般的な印象の関係を整理したものです。男性の好みを測定したランキングではありません。
たぬき顔は男ウケがいい?たぬき顔は、丸い目元や柔らかい輪郭などから、かわいらしさや親近感を連想させる顔のタイプです。
男性から好まれやすいと紹介されることもありますが、たぬき顔だから必ずモテるという科学的な根拠があるわけではありません。
実際には、かわいい顔が好きな男性もいれば、シャープで大人っぽい顔立ちを好む男性もいます。
猫顔は男ウケしない?猫顔も男ウケしないわけではありません。
切れ長の目元やすっきりした顔立ちは、上品さや知的な印象につながる場合があります。
かわいらしさとは異なる魅力を持つため、落ち着いた女性や大人っぽい女性を好む人には魅力的に映ることもあります。
つまり、たぬき顔と猫顔は優劣ではなく、異なる印象を表現する分類です。
【メイク・美容】男好きのする顔に近づくナチュラルメイクのポイント
自分の顔の特徴を生かしながら、親しみやすさや清潔感を演出したい場合は、メイクの仕方も工夫できます。
大切なのは、流行の顔に近づけることではなく、自分の顔立ちに合った仕上がりを見つけることです。
ベースメイクは清潔感を優先する厚塗りで肌を完全に隠すより、肌の状態に合わせて自然に整えることを意識します。
- 化粧下地で肌の色むらを整える
- ファンデーションは必要な部分を中心に使う
- 気になる部分だけコンシーラーでカバーする
- 仕上げのパウダーは必要な範囲にとどめる
ツヤ肌かマット肌かは、肌質や好みに合わせて選ぶと自然です。
目元は柔らかい色と自然なライン目元の印象を優しく見せたいなら、ブラウンやベージュなど肌になじみやすい色を活用できます。
- アイシャドウは肌になじむ色を選ぶ
- アイラインは目の形に合わせて細く引く
- まつ毛は自然な長さとカールを意識する
- 眉は髪色や顔立ちに合わせて整える
丸い目元を強調したい人と、切れ長の目元を生かしたい人では、似合うメイクも異なります。
チークとリップで血色感をプラスする顔に自然な血色感があると、健康的で生き生きとした印象につながります。
チークは頬の位置や顔型に合わせて薄くなじませ、リップは肌色に合うピンクやコーラル、ローズなどを選ぶと使いやすいでしょう。
ただし、必ずピンク系でなければならないわけではありません。自分の肌色や普段の服装との相性も大切です。
ナチュラルメイクは薄化粧という意味ではないナチュラルメイクは、単純に化粧品を少なく使うことではありません。
顔の個性を残しながら、目元や眉、肌の質感などを調整して、全体のバランスを整えるメイクです。
日本心理学会の『心理学ワールド』でも、化粧が顔の各要素を調整し、他者に与える印象に関係することが解説されています。
【男女の印象の違い】男好きのする顔は女性からどう見られる?
「男好きのする顔」という表現には、男女で異なる受け止め方が生まれる可能性があります。
ただし、すべての男性・女性が同じように感じるわけではありません。
男性側が好意的に受け取る場合男性がこの言葉を好意的に使う場合、次のような印象を指していることがあります。
- 女性らしく柔らかい雰囲気
- 笑顔がかわいらしい
- 自然な色気がある
- 話しかけやすい
- 親しみやすく、安心感がある
一方、男性の好みは一様ではありません。かわいらしい顔が好きな人もいれば、クールな顔や個性的な顔に魅力を感じる人もいます。
女性側が複雑に受け取る場合女性側は、褒め言葉として受け取ることもあれば、違和感を覚えることもあります。
特に、次のような状況では否定的な意味に聞こえる可能性があります。
- 容姿を男性目線だけで評価される
- 恋愛経験が多そうだと決め付けられる
- 異性関係が派手だと勝手に想像される
- 性的な魅力だけを強調される
顔立ちへの評価と、本人の性格や行動は別の問題です。
女性の外見を褒めるのであれば、「笑顔が素敵」「優しい雰囲気がある」「上品な印象」と具体的に伝えたほうが、誤解を生みにくくなります。
よくある誤解を整理| よくある誤解 | 実際の考え方 |
|---|---|
| 男好きのする顔は美人だけ | かわいらしさや親しみやすさも関係する |
| たぬき顔なら必ずモテる | 顔のタイプと恋愛人気は別 |
| 猫顔は男ウケしない | 好みは人によって異なる |
| 色気がある女性は恋愛経験が多い | 外見から恋愛経験は判断できない |
| 男好きのする顔は濃いメイクが必要 | ナチュラルな雰囲気でも成立する |
| 男性全員が同じ顔を好む | 個人差や文化的な違いがある |
男好きのする顔という言葉を理解するうえで重要なのは、特定の顔型を正解にしないことです。
顔の魅力は、パーツの形、配置、表情、肌の印象、見る人の経験などが組み合わさって生まれます。
男性からの好印象を意識する場合でも、たぬき顔や猫顔に無理に寄せる必要はありません。
自分の顔立ちに合うメイクを選び、自然な笑顔や清潔感を大切にするほうが、長期的に見ても自分らしい魅力を生かせます。
【よくある質問】男好きのする顔に関するFAQ
Q1:男好きのする顔とは、具体的にどんな顔ですか?
A1:一般的には、男性の好みに合いやすいと感じられる容姿や雰囲気を指します。柔らかい表情、愛嬌、清潔感、自然な色気などが連想されますが、特定の顔型はありません。
Q2:男好きのする顔と男ウケする顔は同じですか?
A2:似ていますが、ニュアンスが異なります。「男ウケする顔」は男性から好まれる顔という評価を表し、「男好きのする顔」は男性を惹きつけるような雰囲気や魅力を表すことがあります。
Q3:たぬき顔と猫顔では、どちらが男ウケしますか?
A3:一概には決められません。たぬき顔は親しみやすさやかわいらしさ、猫顔は大人っぽさやクールな印象を連想させます。男性の好みによって評価は変わります。
Q4:男好きのする顔は、ナチュラルメイクで作れますか?
A4:可能です。肌の質感を整え、眉や目元を自然に仕上げ、チークやリップで血色感を加える方法があります。自分の顔立ちに合う仕上がりを意識しましょう。
Q5:男好きのする顔と言われたら褒め言葉ですか?
A5:褒め言葉として使われることはあります。ただし、性的なニュアンスや偏見を含む場合もあるため、発言した人との関係や会話の流れによって判断するのが適切です。
Q6:男好きのする顔は美人やかわいい顔とは違いますか?
A6:必ずしも同じではありません。美人は整った顔立ち、かわいい顔は愛らしさ、男好きのする顔は男性の好みに合う雰囲気というように、評価の視点が異なります。
Q7:男好きのする顔かどうかは、顔だけで判断できますか?
A7:顔の印象は判断できても、恋愛的な魅力や性格までは判断できません。表情やコミュニケーション、価値観なども人間関係には関係します。
男好きのする顔とは、男性の好みに合いやすい容姿や雰囲気を表す言葉です。丸い目やたぬき顔などの特定の特徴だけで決まるものではなく、表情の柔らかさ、愛嬌、清潔感、上品さ、自然な色気などが複合的に関係しています。
男ウケする顔との違いも、言葉の使われ方や評価する人の価値観によって変わります。たぬき顔には親しみやすさ、猫顔には大人っぽさという異なる魅力があり、どちらか一方が優れているわけではありません。
2026年の美容や恋愛の考え方においても、万人に好かれる一つの顔を目指す必要はありません。自分の顔立ちを理解し、似合うメイクや自然な表情を生かすことが、自分らしい魅力につながります。
「男好きのする顔」という言葉に振り回されず、外見の評価と本人の性格や価値観を切り分けて考えること。それが、この表現を正しく理解するための大切な視点です。
主な参考資料
- 小学館『デジタル大辞泉』「男好き」
- 花王「日本人女性の『平均顔』と印象による顔の特徴を解析」(2021年)
- 平あき津・五十嵐崇訓・行場次朗「若年男性における顔の柔和感に関する認知モデル」(2024年、日本感性工学会論文誌)
- 大坊郁夫「顔の魅力と認知―社会心理学的展望」(2000年、日本化粧品技術者会誌)
- Willis, Palermo & Burke, “Judging approachability on the face of it”(2011年、Emotion)
- Rhodes, “The Evolutionary Psychology of Facial Beauty”(2006年、Annual Review of Psychology)