「おったま遣隋使」とセットで覚えておきたいのが、「びっくら古今和歌集」です。こちらもOL聖徳太子のネタで使われる代表的なフレーズで、脳みそ夫の独特な語感と歴史用語を組み合わせた笑いが表れています。
「びっくら古今和歌集」の意味と面白さ「びっくら」は「びっくり」を連想させる表現で、「古今和歌集」は平安時代に編まれた勅撰和歌集です。驚きを表す日常語と、日本文学を代表する古典の名称を組み合わせることで、どこか大げさでコミカルな響きが生まれています。
「おったま遣隋使」と同じく、歴史的な名称を日常会話に持ち込むことが笑いのポイントです。難しい歴史知識を必要とせず、言葉の響きだけでも楽しめる設計になっています。
OL聖徳太子のギャグはなぜ記憶に残るのか脳みそ夫の芸風を理解するうえで興味深いのは、歴史上の人物を誰もが知っている題材として利用していることです。
2018年のインタビューで脳みそ夫は、聖徳太子について、見た目で誰なのか分かりやすく、名前を聞けば多くの人に伝わる題材だったという趣旨を語っています。また、子どもの頃からダジャレを好んでいたことも明かしています。
つまり、歴史用語の知名度と、昔から得意だった言葉遊びが組み合わさっているのです。歴史の専門知識を披露するのではなく、幅広い世代が知っている言葉を意外な形で使うことが、ネタの分かりやすさにつながっています。
【活動年表】2017年から2026年までの展開を時系列で整理

「おったま遣隋使」の広がりを振り返ると、単なる舞台上のギャグから、LINEスタンプ、GIF、そして音楽作品へと表現の場が変化してきたことが分かります。
特に重要なのは、2018年の公式ボイススタンプと2019年のGIF企画です。どちらもネタの音声や動きを、日常的なメッセージのやり取りに取り入れられるようにした取り組みでした。
※2019年のGIFMAGAZINE公式チャンネルは6月11日公開。タイタンによるコラボ告知は6月14日付です。2026年のコンテスト日程はAudiostockの募集要項に基づきます。
2017年:キャラクターのLINEスタンプが先行実は、公式ボイススタンプより前の2017年3月にも「脳みそ夫 こんちわ〜す!スタンプ」が発売されています。
タイタンの発表によると、OL聖徳太子、アラサー武士、ちびっ子石油王など、6キャラクターを合わせて全24種類。イラストは漫画家・イラストレーターのせらみかるが担当しました。
この時点で、脳みそ夫の芸は単独のコントだけでなく、キャラクターを使ったメッセージコンテンツとして展開されていたのです。
2018年:声付きの公式LINEスタンプが登場2018年2月1日には「脳みそ夫 こんちわ~す!ボイススタンプ」が発売されました。
タイタンの公式発表では、本人の声を録音した初の公式ボイススタンプと紹介されています。収録されたフレーズは「脳みそ夫コンボ」「こんちわ〜す」「おったま遣隋使」「ごめんなチャイコフスキー」など。全24種類、発売時の価格は240円でした。
この展開の要点は、文字だけでは伝わりにくい独特の発声やイントネーションまで楽しめるようになったことです。脳みそ夫のギャグは、言葉の意味だけでなく、声の調子や間も含めて成立するため、ボイススタンプとの相性が良かったと考えられます。
2019年:GIFMAGAZINEで動くスタンプに進化2019年6月には、GIFMAGAZINEとのコラボレーション企画「脳みそ夫だってGIF送りたいっつーの!」が始まりました。
株式会社GIFMAGAZINEの発表によると、6月11日に脳みそ夫の撮り下ろしGIFを集めた公式チャンネルが公開され、第一弾ではOL聖徳太子、アラサー武士、ちびっ子石油王が登場しました。
収録されたのは、日常のあいさつだけではありません。「おったま遣隋使」「びっくら古今和歌集」といったOL聖徳太子のネタフレーズもGIF化されています。
加えて、LINEのトークルームでGIFを送れる「ジフマガ」に対応。スタンプのような感覚で、動く脳みそ夫のネタを相手に送れる仕組みでした。タイタンの告知では、未公開の撮影素材も50個以上、順次更新する予定と案内されていました。
【使い方を解説】おったま遣隋使はどんな場面で使える?
「おったま遣隋使」は、驚いたときや予想外の出来事に遭遇したときに使いやすいフレーズです。ただし、一般的な日本語の慣用句ではなく、脳みそ夫のネタを知っている人に伝わりやすいギャグ表現です。
1.友人とのLINEで驚きを伝える例えば、友人から思いがけない知らせを受け取ったときに使えます。
友人「昨日応募したライブのチケット、当選した!」
自分「おったま遣隋使!」
普通に「すごい!」と返すよりも、ネタを知っている相手なら遊び心のあるリアクションになります。
2.SNSで予想外の出来事に反応する驚くようなニュースや、思わず二度見したくなる写真に対して、コメントとして使う方法もあります。
特に、脳みそ夫のファン同士なら、フレーズだけで元ネタが伝わる可能性があります。ただし、相手がネタを知らない場合は、意味が分からず戸惑わせることもあります。
3.GIFやボイススタンプで使う文章だけでなく、本人の声が収録されたボイススタンプやGIFを使えば、キャラクターの表情や声の雰囲気も伝えられます。
2018年のボイススタンプと2019年のGIF企画は、まさにこうした使い方を想定した展開でした。
使うときに気を付けたいことこのフレーズは、基本的に親しい人とのカジュアルな会話向きです。仕事上の正式な連絡や、深刻な相談、緊急事態への返答には適していません。
また、2026年に開催された作曲コンテストの音声素材についても、一般のSNS投稿などに自由に転用できるものではありません。コンテスト専用素材には利用条件が設定されており、企画外での利用は禁止されています。
【2026年最新】タイタン×Audiostock作曲コンテストで再注目!
2026年の大きなトピックが、芸能事務所タイタンとAudiostockによる「タイタン芸人フレーズ作曲コンテスト」です。
この企画では、芸人のおなじみのフレーズを音楽素材として活用し、YouTubeやTikTokなどの動画で使いたくなる楽曲を募集しました。
脳みそ夫部門のテーマとして選ばれたのが「おったま遣隋使」です。2018年のLINEボイススタンプ、2019年のGIFに続く、音楽という新しいメディアへの展開でした。
コンテストは全5部門で開催募集されたフレーズは脳みそ夫だけではありません。タイタン所属芸人から、次の5部門が設けられました。
- 爆笑問題:「助けてくれ!」
- ウエストランド:「警察に捕まり始めている!」
- 春とヒコーキ:「誠に遺憾です」
- ネコニスズ:「赤ちゃんです」
- 脳みそ夫:「おったま遣隋使」
応募期間は2026年1月15日から2月15日まで。審査はタイタン、Audiostock、各芸人が担当し、SNS投稿や動画配信、本人のタレント活動で使いたくなるかという観点から選考されました。
採用作品には賞金5万円、配信アルバムへの収録、担当芸人の直筆サイン入りグッズなどが用意されていました。
応募総数319人・761作品という結果Audiostockが公表した一次審査結果によると、今回のコンテストには319人から761作品の応募がありました。そのうち59曲が一次審査を通過しています。
脳みそ夫部門にも複数の作品が集まりました。確認できる応募作品には、次のようなタイトルがあります。
- 「Ottama」:harryfaoki
- 「funkyおったま遣隋使」:森翔太郎
- 「おったま遣隋使のりのりVer.」:織田龍光
- 「おったまたまたま遣隋使」:K.AKI
- 「おったま遣隋奇譚」:shojy
- 「Ottama Ken Zui Beat」:blue velvet studio
同じ言葉を題材にしていても、作品の方向性はさまざまです。フレーズのリズムを強調したものから、和風の世界観を取り込んだものまで、作曲者ごとの解釈が表れています。
最優秀賞はK.AKIの「おったまたまたま遣隋使」おったまたまたま遣隋使
作曲者:K.AKI
Audiostock公式の最終審査結果に掲載された受賞作品。
脳みそ夫部門の最優秀賞に選ばれたのは、K.AKIの「おったまたまたま遣隋使」です。
原型の「おったま遣隋使」に「また」を重ねたタイトルが印象的で、元のギャグの語感をさらに発展させた作品になっています。
脳みそ夫本人は受賞作品について、次のように評価しています。
「クセになる怪しさ!一聴してイッパツで気に入ったっす。」
このコメントからも、単に原曲のフレーズを繰り返すだけではなく、耳に残る独自の音楽表現が評価されたことがうかがえます。
特別賞は「おったま遣隋奇譚」と「Ottama Ken Zui Beat」最優秀賞以外にも、脳みそ夫部門では2作品が特別賞に選ばれました。
一つ目は、shojyの「おったま遣隋奇譚」です。脳みそ夫は、正義のヒーローUMAYADOを思わせる格好良さがあると評価しました。
二つ目は、blue velvet studioの「Ottama Ken Zui Beat」。こちらについては、飛鳥の夕暮れを思わせるアンニュイな雰囲気を評価しています。
同じギャグから出発した3作品が、怪しさ、ヒーロー性、叙情的な音楽という異なる方向性に広がった点が興味深いところです。
脳みそ夫部門の最終審査結果では、本人がそれぞれの作品にコメントを寄せ、応募作品の水準についても高く評価しています。
2026年の企画が示したギャグの新しい可能性今回のコンテストが興味深いのは、芸人のフレーズを単なる音声素材として扱うだけでなく、楽曲の中心的なアイデアとして活用したことです。
もともと「おったま遣隋使」は、短い言葉の響きとインパクトで記憶に残るギャグです。音楽に組み込む場合も、反復やリズム、テンポの変化を利用しやすい特徴があります。
加えて、ショート動画では短時間で印象を残せる音声が重宝されます。タイタンとAudiostockが動画での利用を想定して企画したことは、こうしたデジタルコンテンツの特性とも合致しています。
2018年の音声スタンプ、2019年のGIF、2026年の楽曲コンテストという流れを見ると、脳みそ夫のギャグが異なるデジタル媒体に適応してきた経緯が分かります。
脳みそ夫の現在は?2026年もタイタン所属で活動2026年11月現在、脳みそ夫は芸能事務所タイタンの公式タレントページに掲載されています。
公式プロフィールによると、1980年1月22日生まれ、千葉県出身。2006年1月にデビューし、2015年に地上波テレビへ初出演しました。代表的なコントには「OL聖徳太子」「ちびっ子石油王」「アラサー武士」などがあります。
また、公式プロフィールにはYouTubeのメインチャンネルとサブチャンネル、X、Instagram、TikTok、Radiotalkなどの活動先が掲載されています。2026年の出演スケジュールにもテレビ・ラジオやライブなどが記載されており、芸人としての活動は続いています。
加えて、タイタン競馬部の活動にも参加しています。2025年4月には同部への入部が紹介され、芸人としての活動以外にも趣味や関心を生かした発信を行っています。
【よくある質問】おったま遣隋使に関するFAQ
Q1:おったま遣隋使の読み方は何ですか?
A1:「おったまけんずいし」と読みます。脳みそ夫のギャグフレーズで、驚きを表す言葉と歴史用語の遣隋使を組み合わせた言葉遊びです。
Q2:おったま遣隋使の元ネタは何ですか?
A2:脳みそ夫の代表的な一人コント「OL聖徳太子」に関連するギャグです。聖徳太子をモチーフにしたキャラクターと、歴史用語を使った独特の言葉遊びが特徴です。
Q3:おったま遣隋使は何を意味していますか?
A3:「おったまげ」を連想させる驚きの表現と「遣隋使」を組み合わせたギャグです。一般的な歴史用語や正式な慣用句ではありません。
Q4:びっくら古今和歌集も脳みそ夫のギャグですか?
A4:はい。OL聖徳太子のネタで使われるフレーズです。「びっくり」を連想させる「びっくら」と、古典文学の「古今和歌集」を組み合わせています。
Q5:おったま遣隋使のLINEボイススタンプはいつ発売されましたか?
A5:2018年2月1日です。「脳みそ夫 こんちわ~す!ボイススタンプ」として全24種類、発売時240円で登場しました。脳みそ夫本人の声が収録された初の公式ボイススタンプです。
Q6:2026年の作曲コンテストで最優秀賞を取ったのは誰ですか?
A6:K.AKIです。作品名は「おったまたまたま遣隋使」。タイタンとAudiostockによる作曲コンテストの脳みそ夫部門で最優秀賞に選ばれました。
Q7:おったま遣隋使は現在も使えますか?
A7:フレーズ自体は現在も脳みそ夫の代表的なギャグとして知られています。2026年には作曲コンテストの題材にもなりました。過去のスタンプやGIFについては、各サービスでの現行配信・提供状況を確認する必要があります。
「おったま遣隋使」は、脳みそ夫の「OL聖徳太子」から生まれた、歴史用語と現代的な言葉遊びを組み合わせたギャグです。
その展開を振り返ると、2018年には公式LINEボイススタンプに収録され、2019年にはGIFMAGAZINEとのコラボによって動くスタンプとして登場しました。そして2026年には、タイタンとAudiostockの作曲コンテストで音楽作品のテーマに採用され、K.AKIの「おったまたまたま遣隋使」が最優秀賞を獲得しています。
特に注目したいのは、短いギャグフレーズが音声、映像、音楽という異なるメディアに展開できることです。言葉そのものの面白さに加え、脳みそ夫のキャラクターや独特の声が組み合わさることで、さまざまな形のコンテンツへと発展しています。
元ネタを知りたい人は「OL聖徳太子」と「びっくら古今和歌集」を押さえておくと、フレーズの世界観がより理解しやすくなります。また、2026年の最新情報を追うなら、Audiostockの最終審査結果とタイタンの公式プロフィールが重要な確認先です。
「おったま遣隋使」は、昔の一発ギャグとして終わった言葉ではありません。脳みそ夫のキャラクターを象徴するフレーズとして、デジタルコンテンツや音楽との融合を通じ、新しい楽しみ方を広げています。