2026年11月5日現在、ラグビー日本代表は、ネーションズチャンピオンシップ2026の北半球シリーズに向けて準備を進めている。日本ラグビーフットボール協会(JRFU)は11月3日、同大会の大会登録メンバー36名を正式発表した。内訳はフォワード(FW)20名、バックス(BK)16名。大塚壮二郎、佐藤健次、ワーナー・ディアンズ、齋藤直人、ディラン・ライリーらが名を連ねた。
11月にはウェールズ、イングランド、スコットランドとのアウェー3連戦が控える。各選手の所属チームや代表キャップ数を把握しておけば、経験豊富な主力と新たな戦力の関係、今回の日本代表が目指す戦い方も見えてくる。ここでは、JRFUの公式登録資料を基に36名全員をFW・BK別に整理し、注目選手、試合日程、放送・配信情報まで詳しく解説する。
【2026年最新】ラグビー日本代表メンバー36名を11月3日に発表!

日本ラグビーフットボール協会が2026年11月3日に公表したネーションズチャンピオンシップ2026の大会登録メンバーは、次の36名だ。
- FW(フォワード):20名
- BK(バックス):16名
今回の登録は、単に経験豊富な選手を集めた構成ではない。大学在学中の大塚壮二郎や、代表経験を積み重ねている佐藤健次、ワーナー・ディアンズらFW陣に加え、代表46キャップを持つディラン・ライリーや37キャップの齋藤直人など、経験値の異なる選手が組み合わされている。
なお、36名という数字は大会登録メンバーの総数であり、各試合の先発15名や試合登録23名を意味するものではない。ウェールズ戦などの実際の試合登録メンバーは、別途発表される情報を確認する必要がある。
今回の記事で扱うのは、15人制男子日本代表の大会登録メンバーだ。女子日本代表や男子セブンズ日本代表とは異なるカテゴリーである。
【FWメンバー20名】所属チーム・代表キャップ数を一覧で紹介
FWはスクラム、ラインアウト、密集での攻防など、試合の土台を担うポジションだ。今回の20名には、国内リーグで実績を重ねている選手と海外クラブ所属の選手、大学生選手が含まれている。
以下はJRFUが11月3日に公表した所属チームと代表キャップ数をまとめた一覧だ。
FW登録メンバー20名- 大塚壮二郎:関西学院大学/9キャップ
- 紙森陽太:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/3キャップ
- 木村星南:東芝ブレイブルーパス武蔵/5キャップ
- 佐藤健次:埼玉パナソニックワイルドナイツ/13キャップ
- 原田衛:東芝ブレイブルーパス武蔵/20キャップ
- 平野叶翔:栃木ホンダヒート/1キャップ
- 祝原涼介:栃木ホンダヒート/5キャップ
- 竹内柊平:東京サントリーサンゴリアス/31キャップ
- 為房慶次朗:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/25キャップ
- オペティ・ヘル:リヨンOU(フランス)/2キャップ
- ジャック・コーネルセン:埼玉パナソニックワイルドナイツ/38キャップ
- マイケル・ストーバーグ:東芝ブレイブルーパス武蔵/7キャップ
- ワーナー・ディアンズ:東芝ブレイブルーパス武蔵/38キャップ
- ルアン・ボタ:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/1キャップ
- ハリー・ホッキングス:東京サントリーサンゴリアス/10キャップ
- ベン・ガンター:埼玉パナソニックワイルドナイツ/26キャップ
- ティエナン・コストリー:コベルコ神戸スティーラーズ/19キャップ
- 下川甲嗣:東京サントリーサンゴリアス/30キャップ
- エセイ・ハアンガナ:浦安D-Rocks/5キャップ
- 森山海宇オスティン:浦安D-Rocks/0キャップ
※キャップ数は2026年11月3日の大会登録資料に記載された数値。
FWで注目したい3選手大塚壮二郎:大学生ながら代表9キャップ
今回のFW陣で特に目を引くのが、関西学院大学所属の大塚壮二郎だ。2004年7月5日生まれで、身長178cm、体重110kg。関西学院高等部から関西学院大学へ進み、大学に在籍しながら日本代表として9キャップを積み重ねている。
プロクラブ所属の選手が多い代表メンバーの中で、大学所属の選手が大会登録36名に入っている点は興味深い。大学ラグビーで培った競技経験を、国際舞台でどのように発揮するかが見どころとなる。
佐藤健次:埼玉パナソニックワイルドナイツ所属の若手FW
佐藤健次は埼玉パナソニックワイルドナイツに所属し、代表13キャップを記録している。2003年1月4日生まれで、身長177cm、体重108kg。高崎ラグビークラブ、横浜ラグビースクール、桐蔭学園高校、早稲田大学を経て現在の所属チームに至った。
学生時代から積み重ねてきた競技経験と、国内トップレベルのクラブでの実戦経験を持つ選手だ。今回の遠征では、FW陣の一角としてどのような役割を果たすか注目したい。
ワーナー・ディアンズ:201cmの大型FW
ワーナー・ディアンズは東芝ブレイブルーパス武蔵所属。身長201cm、体重117kgという恵まれた体格を持ち、代表キャップ数は38。今回のFW登録メンバーの中でも経験豊富な選手の一人だ。
ニュージーランドでラグビーを始め、日本のラグビースクールや流通経済大学付属柏高校を経て国内クラブへ進んだ経歴を持つ。ラインアウトなど高さが問われる局面で存在感を発揮できる選手として、欧州の大型FWとの対戦で注目される。
【BKメンバー16名】所属チーム・代表キャップ数を一覧で紹介
BKは、スクラムハーフやスタンドオフ、センター、ウイング、フルバックなど、攻撃の組み立てや突破、得点機会の創出に関わるポジション群だ。
今回の16名には、代表経験が豊富な選手に加え、キャップ数0の選手も含まれる。経験と新しい戦力を組み合わせた登録構成になっている。
BK登録メンバー16名- 齋藤直人:東京サントリーサンゴリアス/37キャップ
- 福田健太:栃木ホンダヒート/9キャップ
- 藤原忍:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/22キャップ
- 小村真也:トヨタヴェルブリッツ/3キャップ
- 北原璃久:栃木ホンダヒート/0キャップ
- 池田悠希:リコーブラックラムズ東京/2キャップ
- サミソニ・トゥア:浦安D-Rocks/9キャップ
- ディラン・ライリー:埼玉パナソニックワイルドナイツ/46キャップ
- 李智寿:朝鮮大学校/1キャップ
- チャーリー・ローレンス:三菱重工相模原ダイナボアーズ/10キャップ
- 石田吉平:横浜キヤノンイーグルス/11キャップ
- 植田和磨:コベルコ神戸スティーラーズ/9キャップ
- 時任凜空:東芝ブレイブルーパス武蔵/0キャップ
- 根塚洸雅:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/3キャップ
- イノケ・ブルア:コベルコ神戸スティーラーズ/4キャップ
- 松永拓朗:東芝ブレイブルーパス武蔵/12キャップ
※キャップ数は2026年11月3日の大会登録資料に記載された数値。
BKで注目したい2選手齋藤直人:37キャップを持つ経験豊富なBK
齋藤直人は東京サントリーサンゴリアス所属。代表37キャップを持ち、今回のBK登録メンバーでも経験値の高い選手だ。
桐蔭学園高校、早稲田大学を経て国内外でプレーしてきた経歴がある。代表経験を積んできた選手として、強豪国との連戦でどのようなプレーを見せるかが注目される。
ディラン・ライリー:チーム最多の46キャップ
ディラン・ライリーは埼玉パナソニックワイルドナイツ所属。代表キャップ数は46で、今回の36名の中で最多となる。
身長187cm、体重102kgの体格を持ち、オーストラリアのサウスポートスクールなどを経て日本のクラブでプレーしている。代表経験の豊富さに加え、国際試合での対応力が期待される存在だ。
【注目選手の関係性】代表キャップと所属チームから見る36名の構成
今回の登録メンバーを分析する際は、単純な知名度だけでなく、代表キャップ数、所属チーム、年齢や競技歴を組み合わせて見ると分かりやすい。
特に注目したい5選手の関係を整理すると、次のようになる。
| 選手 | 区分 | 所属チーム | 代表キャップ | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 大塚壮二郎 | FW | 関西学院大学 | 9 | 大学所属で大会登録入り |
| 佐藤健次 | FW | 埼玉パナソニックワイルドナイツ | 13 | 大学ラグビーから国内トップクラブへ |
| ワーナー・ディアンズ | FW | 東芝ブレイブルーパス武蔵 | 38 | 201cmの大型FW |
| 齋藤直人 | BK | 東京サントリーサンゴリアス | 37 | 代表経験豊富なBK |
| ディラン・ライリー | BK | 埼玉パナソニックワイルドナイツ | 46 | 36名中最多キャップ |
今回の登録36名では、ディラン・ライリーの46キャップが最多。FWではジャック・コーネルセンとワーナー・ディアンズがそれぞれ38キャップを記録している。
一方、森山海宇オスティン、北原璃久、時任凜空は代表キャップ0で登録された。キャップ数が少ないことは、選手としての能力が低いことを意味しない。代表での出場機会がまだない、あるいは限られているという経験値の違いを示す数字だ。
また、所属チームの構成を見ると、東芝ブレイブルーパス武蔵、埼玉パナソニックワイルドナイツ、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、東京サントリーサンゴリアスなど、国内の複数クラブから選手が選出されている。
同じクラブでプレーする選手が代表でも一緒になることは、普段の試合で培った連係を生かせる可能性がある。ただし、クラブでの組み合わせがそのまま代表の先発メンバーになるわけではない。代表では選手個々の適性や対戦相手との相性も踏まえた判断が必要になる。
【2026年11月の試合日程】ウェールズ・イングランド・スコットランド代表戦はいつ?
日本代表はネーションズチャンピオンシップ2026の北半球シリーズで、欧州の強豪3か国と対戦する。
日本ラグビーフットボール協会が発表した日程は以下のとおり。現地時間と日本時間では日付が異なる試合があるため、国内でテレビ観戦する場合は注意したい。
日本代表対ウェールズ代表- 現地日程:2026年11月7日(土)
- キックオフ:現地16時40分
- 日本時間:11月8日(日)午前1時40分
- 会場:プリンシパリティ・スタジアム(カーディフ)
北半球シリーズの初戦となるウェールズ戦は、欧州遠征の出発点だ。初戦でどのようなメンバー構成を採用するか、FWのセットプレーやBKの攻撃展開が機能するかが焦点となる。
日本代表対イングランド代表- 現地日程:2026年11月14日(土)
- キックオフ:現地16時40分
- 日本時間:11月15日(日)午前1時40分
- 会場:アリアンツ・スタジアム(ロンドン)
2試合目はイングランド代表との対戦。世界的にも高い競争力を持つ相手との試合で、日本代表のフィジカル面や試合運びが問われる。
ウェールズ戦からの選手起用やコンディション管理も見どころだ。
日本代表対スコットランド代表- 現地日程:2026年11月21日(土)
- キックオフ:現地14時10分
- 日本時間:11月21日(土)午後11時10分
- 会場:スコティッシュ・ガス・マレーフィールド・スタジアム(エディンバラ)
北半球シリーズ3試合目はスコットランド戦。日本時間では土曜日の夜にキックオフするため、ウェールズ戦やイングランド戦よりも比較的観戦しやすい時間帯となっている。
ファイナルズ・ウィークエンドも開催11月27日(金)から29日(日)には、ロンドンのアリアンツ・スタジアムでファイナルズ・ウィークエンドが行われる。
対戦相手は北半球・南半球それぞれの順位によって決まる。北半球1位と南半球1位が最終戦で対戦し、2位同士、3位同士という形で順位別の対戦も実施される。日本代表の対戦相手と試合日は、北半球シリーズ終了後の順位によって確定する。
テレビ放送・ネット配信予定JRFUが2026年11月4日に公表した国内放送・配信予定では、北半球シリーズの日本戦はNHK、WOWOW、J SPORTSなどで放送・配信される。
- テレビ放送:NHK総合、WOWOW、J SPORTS
- ネット配信:NHK ONE、WOWOWオンデマンド、Lemino、J SPORTSオンデマンド
ただし、試合ごとに生中継・録画放送の扱いや開始時刻が異なる。特にスコットランド戦は、NHK総合では録画放送、WOWOWライブとJ SPORTS 1では生中継の予定となっている。視聴前には各局の最新番組表を確認したい。
【大会の背景と日本代表の現在地】7月の結果から11月の戦いを読む
ネーションズチャンピオンシップ2026は、北半球と南半球の計12か国が参加する国際大会だ。2026年に初開催され、7月と11月にそれぞれ3試合を実施した後、11月末のファイナルズ・ウィークエンドで最終順位を競う。
7月の南半球シリーズは1勝2敗日本代表は7月の南半球シリーズでイタリア、アイルランド、フランスと対戦した。結果は以下のとおり。
- 7月4日:日本27-10イタリア
- 7月11日:日本20-36アイルランド
- 7月18日:日本15-42フランス
初戦のイタリア戦では27-10で勝利した。JRFUの公式発表によると、日本代表がイタリア代表に勝利したのは2018年以来、3回目だった。
しかし、その後のアイルランド戦とフランス戦では敗れ、南半球シリーズは1勝2敗で終了した。
10月のフィジー戦も重要な直近の材料大会本番の北半球シリーズに入る前、日本代表は10月24日にリポビタンDチャレンジカップ2026でフィジー代表と対戦した。
結果は日本28-34フィジー。前半は21-21で折り返したものの、最終的には6点差で敗れた。
この試合はネーションズチャンピオンシップの公式戦ではなく、別大会のテストマッチである。大会成績と混同しないことが大切だ。
11月の欧州遠征で問われる3つのポイント1. FWのセットプレーとフィジカル
ワーナー・ディアンズ、ジャック・コーネルセン、佐藤健次らを擁するFW陣が、欧州勢との接点でどのようなパフォーマンスを見せるか。スクラムやラインアウトの安定は、BKが攻撃を組み立てるための前提となる。
2. BKの経験値と攻撃の連係
齋藤直人やディラン・ライリーなど、代表経験を積んできた選手の存在は大きい。特に強豪国との連戦では、相手の守備配置を見極め、限られた攻撃機会を得点につなげる判断力が重要になる。
3. 3試合を通じた選手起用
ウェールズ、イングランド、スコットランドとの3連戦は、短期間で移動と試合を繰り返す遠征でもある。36名の大会登録メンバーをどのように活用し、試合ごとの先発やリザーブを組み立てるかも注目点となる。
【プロの結論】2026年日本代表は経験と新戦力の組み合わせに注目
2026年11月3日に発表された大会登録36名を分析すると、今回の日本代表は経験豊富な選手だけに依存する構成ではないことが分かる。
ディラン・ライリーの46キャップ、ワーナー・ディアンズとジャック・コーネルセンの38キャップ、齋藤直人の37キャップなど、国際経験を持つ選手が各ポジションにいる一方、大塚壮二郎のような大学所属選手や、代表キャップ0の選手も登録されている。
この構成を見るうえで重要なのは、キャップ数を単純な実力ランキングとして扱わないことだ。キャップ数は国際試合への出場経験を示す指標であり、対戦相手やポジション、選手のコンディションによって実際の起用は変わる。
また、FW20名とBK16名という人数配分だけで、試合での戦術や先発メンバーを断定することもできない。実際の試合登録23名、先発15名、リザーブの構成を併せて見ることが、チームの狙いを理解する近道となる。
【ラグビー日本代表メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月3日に発表されたラグビー日本代表メンバーは何人ですか?
A1:ネーションズチャンピオンシップ2026の大会登録メンバーは36名です。FW20名、BK16名で構成されています。日本ラグビーフットボール協会が11月3日に公式発表しました。
Q2:2026年のウェールズ代表戦は日本時間で何月何日ですか?
A2:2026年11月8日(日)午前1時40分キックオフです。現地時間では11月7日(土)16時40分で、カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで開催されます。
Q3:2026年の日本代表メンバーで最もキャップ数が多い選手は誰ですか?
A3:ディラン・ライリーです。11月3日発表の大会登録資料では46キャップを記録しています。FWではワーナー・ディアンズとジャック・コーネルセンがそれぞれ38キャップで、経験豊富な選手として注目されます。
Q4:大塚壮二郎の所属チームはどこですか?
A4:関西学院大学です。2026年11月3日の大会登録資料では代表9キャップと記載されています。大学に在籍しながら15人制男子日本代表の大会登録メンバーに選ばれています。
Q5:齋藤直人と佐藤健次の所属チームはどこですか?
A5:齋藤直人は東京サントリーサンゴリアス、佐藤健次は埼玉パナソニックワイルドナイツに所属しています。代表キャップ数はそれぞれ37、13です。
Q6:イングランド代表戦とスコットランド代表戦はいつですか?
A6:イングランド戦は日本時間11月15日(日)午前1時40分、スコットランド戦は11月21日(土)午後11時10分です。いずれも2026年のネーションズチャンピオンシップ北半球シリーズにおける日本代表の試合です。
2026年11月5日現在、ラグビー日本代表の最新大会登録メンバーは、11月3日に日本ラグビーフットボール協会が発表した36名だ。FW20名、BK16名で構成され、大塚壮二郎、佐藤健次、ワーナー・ディアンズ、齋藤直人、ディラン・ライリーらが選出された。
所属チームや代表キャップ数を見ると、国内トップクラブで経験を積んだ選手と、今後の成長が期待される選手が同じ大会登録メンバーに名を連ねていることが分かる。
11月の注目カードは、ウェールズ戦、イングランド戦、スコットランド戦の3試合。さらに11月27日から29日のファイナルズ・ウィークエンドでは、北半球と南半球の順位に応じた最終対戦が待っている。
日本代表の戦いを追う際は、まず36名の大会登録リストを確認し、そのうえで各試合の先発15名と試合登録メンバーをチェックしたい。選手のキャップ数、所属クラブ、試合ごとの起用法を合わせて見ることで、2026年の日本代表がどのようなチームを作り上げているのか、より深く理解できるはずだ。