2025年1月5日から12日まで東京体育館で開催された「ジャパネット杯 春の高校バレー 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会」。高校バレーボール日本一を決める大舞台で、男子は駿台学園(東京)、女子は共栄学園(東京)がそれぞれ優勝を飾った。男女とも決勝はセットカウント3-0というストレート勝ちで幕を閉じている。
2026年現在、改めて大会結果を振り返ると、男子の駿台学園による3連覇と高校三冠、女子の共栄学園による19年ぶりの優勝が大きな見どころだった。この記事では、男女別の最終順位、決勝スコア、準決勝の結果、注目選手、個人賞、歴代優勝校との比較まで整理する。
【大会概要】春高バレー2025はいつ開催された?第77回大会の基本情報

2025年の春高バレーは、正式名称を「第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会」といい、東京体育館を舞台に開催された。
大会期間は2025年1月5日(日)、6日(月)、7日(火)、11日(土)、12日(日)の5日間。全国の代表校が男女それぞれのトーナメントに参加し、決勝まで勝ち上がったチームが高校日本一の座を争った。
大会の基本情報は以下のとおり。
- 大会名称:ジャパネット杯 春の高校バレー 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会
- 開催期間:2025年1月5日~12日
- 会場:東京体育館(東京都渋谷区)
- 参加規模:男女各52チーム
- 試合形式:トーナメント方式
- 準決勝・決勝:5セットマッチ
- その他の試合:3セットマッチ
日本バレーボール協会(JVA)の大会概要によると、準決勝と決勝は5セットマッチ、それ以外は3セットマッチで実施された。また、3位決定戦は設けられていない。
このルールは最終順位を見るうえで重要だ。準決勝で敗れた2校は、それぞれ3位として扱われる。そのため、男女とも3位が2校ずつ存在する。
【男子結果】駿台学園が東福岡を破って3連覇!最終順位と決勝スコア
春高バレー2025男子の優勝校は、東京都代表の駿台学園。決勝では福岡県代表の東福岡と対戦し、セットカウント3-0で勝利した。
駿台学園は2023年、2024年に続く3連覇を達成。通算では4回目の優勝となり、インターハイ、国民スポーツ大会と合わせて高校三冠も成し遂げた。
男子決勝の試合結果・スコア2025年1月12日に行われた男子決勝の結果は次のとおり。
- 優勝:駿台学園(東京)
- 準優勝:東福岡(福岡)
- 決勝スコア:駿台学園 3-0 東福岡
- 第1セット:25-21
- 第2セット:25-22
- 第3セット:25-17
第1セットは駿台学園が櫻井信人のサービスエースで流れをつかみ、ブロックと多彩な攻撃で主導権を握った。最大8点差をつける場面もあり、25-21で先取した。
第2セットは一転して接戦となる。東福岡も松下晃大らの攻撃で応戦し、終盤には1点差まで詰め寄った。しかし、駿台学園は櫻井のダイレクトアタックなどで勝負どころを制し、25-22で連取する。
第3セットでは、駿台学園の三宅綜大が巧みなトスワークで攻撃を組み立て、東福岡の守備を揺さぶった。櫻井の連続サービスエースも決定打となり、25-17で試合を締めくくった。
男子の最終順位- 優勝:駿台学園(東京)
- 準優勝:東福岡(福岡)
- 3位:市立尼崎(兵庫)
- 3位:東亜学園(東京)
決勝に進んだ2校は、いずれも準決勝をストレートで勝ち抜いている。
- 駿台学園 3-0 市立尼崎(25-14、25-18、25-23)
- 東福岡 3-0 東亜学園(25-10、25-17、25-18)
特に駿台学園は、準決勝でも市立尼崎を相手に3セット連取。第3セットでは市立尼崎が追い上げを見せたものの、最後まで主導権を譲らなかった。
JVAの公式試合記録では、男子決勝の駿台学園はアタック得点47点、ブロック得点11点を記録。東福岡のアタック得点43点、ブロック得点5点を上回った。攻撃力だけでなく、ネット際の守備でも優位に立ったことが数字から読み取れる。
【女子結果】共栄学園が19年ぶり3回目の優勝!下北沢成徳との決勝を制す
春高バレー2025女子の優勝校は、東京都代表の共栄学園だった。
決勝の相手は、前回大会で準優勝だった下北沢成徳。同じ東京都代表同士の対戦となったが、共栄学園がセットカウント3-0で勝利し、19年ぶり3回目となる優勝を果たした。
女子決勝の試合結果・スコア- 優勝:共栄学園(東京)
- 準優勝:下北沢成徳(東京)
- 決勝スコア:共栄学園 3-0 下北沢成徳
- 第1セット:25-11
- 第2セット:25-21
- 第3セット:25-22
第1セットでは、共栄学園の秋本美空が高い打点からのスパイクで得点を重ねた。ブロックも機能し、序盤から5-1とリード。下北沢成徳もイェーモンミャを中心に反撃したが、共栄学園の勢いを止められず25-11でセットを落とした。
第2セットは16-16まで競り合う展開となった。それでも共栄学園は秋本を中心に攻撃を展開し、最後は山下裕子の得点で25-21。優勝に王手をかける。
注目は第3セットの終盤だ。共栄学園が先行する展開から、下北沢成徳が5連続得点を奪って19-19の同点に追いついた。試合の行方が分からなくなる場面だったが、共栄学園は最後まで攻撃の精度を保ち、マッチポイントで秋本が得点。25-22で勝負を決めた。
JVAの公式試合会場レポートでも、秋本の活躍に加え、宇都木乃愛や木村響稀の攻撃、リベロ新谷沙季の安定したサーブレシーブ、セッター岩川友渚のトス回しが評価されている。特定の選手だけに依存しない総合力が優勝につながった。
女子の最終順位- 優勝:共栄学園(東京)
- 準優勝:下北沢成徳(東京)
- 3位:就実(岡山)
- 3位:金蘭会(大阪)
女子準決勝では、決勝進出をかけた接戦が繰り広げられた。
- 共栄学園 3-1 就実(17-25、25-21、25-21、26-24)
- 下北沢成徳 3-2 金蘭会(25-20、22-25、20-25、25-19、15-12)
共栄学園は前回優勝校の就実に第1セットを奪われながらも逆転。第4セットはデュースにもつれ込んだが、最後は山下のブロックで26-24とし、決勝進出を決めた。
一方の下北沢成徳と金蘭会の試合はフルセットの熱戦となった。金蘭会が第2、第3セットを連取したものの、下北沢成徳は第4セット以降にイェーモンミャらの攻撃で巻き返し、最終セットを15-12で制した。
【男女最終順位・決勝スコア一覧】春高バレー2025の結果を比較
ここまでの男女の結果を、優勝校、準優勝校、3位校、決勝スコア、注目選手の関係が分かるように整理した。
| 区分 | 学校・選手 | 結果・関係性 |
|---|---|---|
| 男子優勝 | 駿台学園 | 東福岡を3-0で破り3連覇。MVPは川野琢磨。 |
| 男子準優勝 | 東福岡 | 決勝で駿台学園と対戦。準決勝では東亜学園に勝利。 |
| 男子3位 | 市立尼崎 | 準決勝で駿台学園に敗退。 |
| 男子3位 | 東亜学園 | 準決勝で東福岡に敗退。 |
| 女子優勝 | 共栄学園 | 下北沢成徳を3-0で破り19年ぶり3回目の優勝。MVPは秋本美空。 |
| 女子準優勝 | 下北沢成徳 | 共栄学園との東京勢対決で準優勝。イェーモンミャらが活躍。 |
| 女子3位 | 就実 | 準決勝で共栄学園に敗退。 |
| 女子3位 | 金蘭会 | 準決勝で下北沢成徳に敗退。 |
男女の決勝はいずれも3-0だったが、試合内容には違いがあった。男子は駿台学園がブロックと多彩な攻撃で主導権を維持。女子は共栄学園が秋本を軸に攻撃力を発揮し、最終セットの追い上げにも対応した。
なお、春高バレー2025の全試合結果は、JVAの大会記録で男女別に確認できる。大会全体では男女合わせて102試合が実施されており、決勝だけでなく各ラウンドの試合経過にも注目する価値がある。
【春高バレー2025個人賞】MVPは川野琢磨と秋本美空!受賞選手一覧
第77回大会では、男女の優勝校から最優秀選手賞が選ばれた。男子は駿台学園の川野琢磨、女子は共栄学園の秋本美空だ。
男子の個人賞- 最優秀選手賞:川野琢磨(駿台学園)
- 優秀選手賞:川野琢磨(駿台学園)、三宅綜大(駿台学園)、松下晃大(東福岡)、照屋舜(東福岡)、ハントラクル星夏(市立尼崎)、和田太一(東亜学園)
- ベストリベロ賞:谷本悦司(駿台学園)
- 勝利監督賞:梅川大介(駿台学園)
- ベスト応援賞:慶應義塾
川野琢磨は駿台学園のエースとしてチームをけん引した。197cmの高さを生かした攻撃力が持ち味で、決勝でも11得点を記録。優秀選手賞と最優秀選手賞の両方に選ばれた。
また、セッターの三宅綜大、守備を支えた谷本悦司も受賞。攻撃の中心だけでなく、ゲームメークと守備の貢献も評価された大会だった。
女子の個人賞- 最優秀選手賞:秋本美空(共栄学園)
- 優秀選手賞:秋本美空(共栄学園)、宇都木乃愛(共栄学園)、イェーモンミャ(下北沢成徳)、久米未唯奈(下北沢成徳)、福村心優美(就実)、西村美波(金蘭会)
- ベストリベロ賞:西川凜(金蘭会)
- 勝利監督賞:中村文哉(共栄学園)
- ベスト応援賞:共栄学園、米沢中央
女子MVPの秋本美空は184cmのアウトサイドヒッター。決勝では第1セットから得点を重ね、最後のマッチポイントも決めた。準決勝でも重要な局面で得点し、チームを決勝へ導いている。
一方、準優勝の下北沢成徳からはイェーモンミャと久米未唯奈が優秀選手賞に選出された。優勝校だけでなく、最後まで競り合った強豪校の選手も高く評価されている。
個人賞の一覧は日本バレーボール協会が公開した第77回大会の公式受賞資料にも掲載されている。
【春高バレー歴代優勝校】2025年の駿台学園と共栄学園は何がすごかった?
2025年大会の結果をより深く理解するには、過去の優勝校と比較することも重要だ。
男子は駿台学園が3大会連続の王者に男子では、2021年に東福岡、2022年に日本航空が優勝した後、2023年から2025年まで駿台学園が3連覇を達成した。
駿台学園は2025年の優勝で通算4回目の春高制覇。しかも、インターハイと国民スポーツ大会も制して高校三冠を達成した。
過去の優勝校には東福岡、東亜学園、星城、鎮西など全国屈指の強豪校が並ぶ。そのなかで駿台学園が3年連続で頂点に立ったことは、チームとしての継続的な競争力を示す結果だった。
女子は共栄学園が伝統校の歴史に新たな1ページ女子では、2021年と2022年に就実、2023年に古川学園、2024年に就実が優勝。2025年は共栄学園がその流れを変えた。
共栄学園にとっては19年ぶり3回目の優勝。下北沢成徳、就実、金蘭会といった実績ある強豪校が上位に並ぶなか、秋本美空を中心とした攻撃とチーム全体の守備力が結果につながった。
特に女子決勝では、共栄学園が序盤からリードしながらも第3セットで同点に追いつかれる場面があった。それでも最後に勝ち切ったことは、スコア以上にチームの対応力を示している。
2025年大会から読み取れる2つのポイント第一に、男子の駿台学園は個々の選手の高さや攻撃力だけでなく、ブロック、サーブ、セッターを起点とした攻撃の組み立てまで高い水準で機能していた。
第二に、女子の共栄学園は秋本の得点力を生かしながら、レシーブやトス回しなど複数の要素を組み合わせて勝ち上がった。個人の能力とチームとしての連携が両立していた点が、2025年大会を象徴している。
【春高バレー2025の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:春高バレー2025の男子優勝校と女子優勝校はどこ?
A1:男子は東京都代表の駿台学園、女子は東京都代表の共栄学園。男子は3年連続4回目、女子は19年ぶり3回目の優勝だった。
Q2:春高バレー2025の男女決勝スコアは?
A2:男子は駿台学園が東福岡に3-0(25-21、25-22、25-17)。女子は共栄学園が下北沢成徳に3-0(25-11、25-21、25-22)で勝利した。
Q3:春高バレー2025の男子・女子の3位はどこ?
A3:男子は市立尼崎と東亜学園、女子は就実と金蘭会。大会では3位決定戦を実施しないため、準決勝で敗れた2校がそれぞれ3位となる。
第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会は、男子の駿台学園、女子の共栄学園がともに決勝を3-0で制して幕を閉じた。
男子は駿台学園が3連覇と高校三冠を達成。東福岡、市立尼崎、東亜学園も上位に食い込み、全国トップレベルの実力を示した。女子では共栄学園が19年ぶりの優勝を果たし、下北沢成徳、就実、金蘭会がベスト4に名を連ねた。
個人賞では川野琢磨と秋本美空が男女の最優秀選手賞を獲得。両選手の活躍はもちろん、セッター、リベロ、守備陣を含むチーム全体の完成度が優勝を支えた。
2026年から振り返っても、2025年の春高バレーは、男子の王者による連覇と女子の新たな優勝校の誕生という、対照的で印象深い大会だった。最終順位だけでなく、準決勝や決勝のスコア、個人賞まで押さえておくと、大会の全体像がより鮮明になる。
主な情報確認資料
- 日本バレーボール協会(JVA)大会概要・公式試合記録・個人賞一覧
- 月刊バレーボール「春高2025男子・女子最終結果」
- 日刊スポーツ「春高バレー歴代優勝校」