鳳蘭の現在は?80歳の舞台活動と2026年の出演、家族・宝塚時代を解説
2026年11月現在、元宝塚歌劇団星組トップスターの鳳蘭(おおとり・らん)さんは、80歳を迎えても舞台女優として活動を続けている。2026年には尾上右近さんとの朗読劇『私をドルシネアと呼んだ男』や、一路真輝さんの芸能活動45周年記念コンサートに出演。加えて、5月には日本経済新聞の人気連載「私の履歴書」に登場し、これまでの人生と芸能活動を振り返った。
1979年に宝塚歌劇団を退団してから47年。現在の活動だけでなく、星組トップスターとしての華やかな時代、退団後のミュージカル女優としての評価、結婚・離婚や娘の荘田由紀さんとの家族関係にも関心が集まっている。ここでは、2026年の公演記録と公表されているプロフィールをもとに、鳳蘭さんの現在とこれまでの歩みを整理する。
【鳳蘭の現在】80歳を迎えた今も舞台女優として活動中

鳳蘭さんは、2026年1月22日に80歳の誕生日を迎えた。
1946年生まれの鳳さんは、宝塚歌劇団の星組トップスターとして一時代を築いた後、ミュージカルを中心に活動してきた。退団後も舞台出演を重ね、日本のミュージカル界を代表する俳優の一人として知られている。
2026年の近況で特に注目されたのは、次の3つの出来事だ。
1. 1月:尾上右近との新作朗読劇に出演
兵庫県の西神中央ホールで1月30日に上演された朗読劇『私をドルシネアと呼んだ男』に出演。歌舞伎俳優の尾上右近さんと共演した。
2. 5月:日本経済新聞「私の履歴書」に登場
5月1日から31日まで、全30回の連載が掲載された。宝塚時代から退団後の舞台人生まで、自身の歩みを振り返る機会となった。
3. 6月:一路真輝の45周年記念コンサートにゲスト出演
6月21日、東京芸術劇場プレイハウスで開催されたコンサートにゲストとして登場。2曲を披露し、一路真輝さんとのトークでも会場を盛り上げたことが、東宝芸能の公演レポートで報告されている。
これらの活動から分かるのは、鳳さんが単に過去の宝塚スターとして紹介される存在ではないということだ。
朗読劇、ミュージカル、コンサートと、異なる舞台表現に参加している点が、80歳を迎えた現在の活動の特徴となっている。
【2026年の舞台活動】朗読劇と一路真輝45周年コンサートの詳細
2026年の鳳蘭さんの活動を語るうえで、特に重要なのが2つの舞台公演だ。
朗読劇『私をドルシネアと呼んだ男』で尾上右近と共演2026年1月30日、兵庫県の西神中央ホールで朗読劇『私をドルシネアと呼んだ男』が上演された。
出演者は次の3人。
- 鳳蘭
- 尾上右近
- ICCOU(フラメンコギター奏者)
原作の着想となっているのは、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスによる『ドン・キホーテ』だ。
この公演では、ドン・キホーテの物語をアルドンサ、すなわちドルシネア姫の視点から描き直す構成が採用された。構成・演出は戸部和久さんが担当している。
興味深いのは、宝塚歌劇団で長年男役を演じてきた鳳さんと、歌舞伎の世界で活躍する尾上右近さんが共演した点だ。
朗読劇は、通常のミュージカルとは異なり、声の表現や言葉の間、登場人物の感情を観客に伝える力が重要になる。
舞台で培ってきた経験を、声を中心とする表現に生かせるという意味でも、鳳さんにとって印象的な仕事となった。
一路真輝45周年コンサートにゲスト出演もう一つの大きな話題が、一路真輝さんの芸能活動45周年を記念したコンサート「REFLECTION OF THE HEART」だ。
公演は2026年6月20日と21日の2日間、東京芸術劇場プレイハウスで開催された。
鳳蘭さんの出演日は6月21日午後1時の公演。ほかに安蘭けいさん、坂本冬美さんも、それぞれ別の公演回にゲストとして参加した。
東宝芸能が6月24日に公開した公演レポートによると、鳳さんはゲストコーナーで2曲を披露し、一路さんとのトークでも会場を沸かせたという。
コンサート全体では約20曲が披露され、上演時間は約2時間だった。
この出演で注目したいのは、鳳さんが単独の記念公演だけでなく、後輩世代の舞台人を祝うイベントにも参加していることだ。
宝塚歌劇団という共通の背景を持つ一路さんとの共演は、世代を超えた舞台人同士のつながりを感じさせるものだった。
2026年5月「私の履歴書」全30回の連載2026年5月には、日本経済新聞の「私の履歴書」に鳳さんが登場した。
鳳蘭事務所は5月13日付のお知らせで、5月1日から連載が始まったことを告知している。日経テレコンの掲載記録でも、2026年5月の掲載者として鳳蘭さんの名前が確認でき、全30回の連載として記録されている。
この連載は、芸能人としてのプロフィールを紹介するだけのものではない。
宝塚歌劇団に入団するまでの生い立ち、男役トップスターとしての経験、退団後のミュージカルへの挑戦など、人生の転換点を振り返る内容となっている。
2026年という80歳の節目に、自身の人生を文章で振り返ったことは、鳳さんのキャリアを理解するうえでも大きな意味を持つ。
【鳳蘭のプロフィールと宝塚時代】星組トップスターとしての歩み
鳳蘭さんは兵庫県神戸市生まれ。宝塚歌劇団に入団する以前から、舞台に立つための基礎を学び、1964年4月に『花のふるさと物語』で初舞台を踏んだ。
その後、星組の男役として頭角を現し、1970年には星組トップスターに就任。1979年8月の退団まで、宝塚を代表するスターとして活躍した。
特に『ベルサイユのばら』『風と共に去りぬ』『誰がために鐘は鳴る』などの作品で知られている。
鳳蘭の基本プロフィール| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 芸名 | 鳳蘭(おおとり・らん) |
| 生年月日 | 1946年1月22日 |
| 2026年の年齢 | 80歳 |
| 出身地 | 兵庫県神戸市 |
| 職業 | 女優・ミュージカル俳優 |
| 宝塚歌劇団入団 | 1964年 |
| 所属組 | 星組 |
| トップスター就任 | 1970年 |
| 宝塚退団 | 1979年8月 |
| 退団作品 | 『白夜わが愛』 |
| 主な退団後の活動 | ミュージカル、舞台、朗読劇 |
| 後進育成 | 鳳蘭レビューアカデミー校長 |
鳳さんの宝塚時代を象徴するのは、男役としての存在感だ。
『ベルサイユのばらIII』ではフェルゼン伯爵を演じ、『風と共に去りぬ』ではレット・バトラー役を務めた。
また、『誰がために鐘は鳴る』ではロバート・ジョーダンを演じている。
これらの役柄に共通しているのは、力強さだけでなく、人物の内面にある優しさや葛藤も表現する必要があることだ。
宝塚の男役は、単純に男性の外見を模倣するものではない。女性が演じる理想の男性像を、歌唱、立ち居振る舞い、視線、声の使い方によって成立させる独特の表現である。
鳳さんが長年にわたって男役のスターとして支持された背景には、こうした表現力があった。
【退団後のキャリアと評判】ミュージカル女優として確立した存在感
1979年8月に宝塚歌劇団を退団した鳳さんは、その後も舞台を中心に活動を続けてきた。
宝塚の男役スターという肩書にとどまらず、退団後は女性の役柄を演じるミュージカル俳優として新しいキャリアを築いた。
代表的な出演作品には、次のようなものがある。
- 『ファニーガール』
- 『スウィーニィ・トッド』
- 『シカゴ』
- 『レ・ミゼラブル』
- 『ジプシー』
- 『ラ・マンチャの男』
- 『COCO』
- 『屋根の上のヴァイオリン弾き』
- 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』
なかでも『ラ・マンチャの男』や『COCO』などは、鳳さんの退団後の舞台人生を語るうえで欠かせない作品だ。
受賞歴が示す舞台女優としての評価鳳さんの評価は、宝塚時代の人気だけに支えられているわけではない。
退団後の舞台で積み重ねてきた演技が、演劇関係の賞でも評価されている。
主な受賞・受章歴は以下のとおり。
- 1982年:菊田一夫演劇賞
- 1992年:芸術選奨文部大臣賞(大衆芸能部門)
- 2005年:紫綬褒章
- 2009年:紀伊國屋演劇賞
- 2010年:毎日芸術賞、読売演劇大賞女優部門最優秀賞
- 2016年:旭日小綬章
また、公益財団法人松尾芸能振興財団の第31回松尾芸能賞では、2010年に演劇部門の大賞を受賞している。
同財団の選評では、『COCO』のココ・シャネル役をはじめ、『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』『屋根の上のヴァイオリン弾き』での演技が評価された。
こうした実績を見ると、鳳さんは宝塚のスターから一般の舞台へ移行しただけでなく、演劇界でも独自の評価を築いてきたことが分かる。
現在も続ける後進の育成鳳蘭事務所の公式プロフィールでは、鳳さんは「鳳蘭レビューアカデミー」の校長として後進の指導にも携わっている。
舞台に出演するだけでなく、歌やダンスなどの表現を次世代へ伝える立場にもある。
舞台人としての経験を自分自身の活動だけに使うのではなく、後進の育成にも生かしている点は、現在の鳳さんを理解するうえで重要な要素だ。
【鳳蘭の結婚・離婚・家族】娘の荘田由紀との関係は?
鳳蘭さんの私生活については、結婚や離婚、2人の娘に関する情報が公表されている。
1980年に結婚、1986年に離婚鳳さんは1980年に結婚し、2人の娘をもうけた。
しかし、結婚生活は長く続かず、1986年に離婚している。2025年1月20日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』に次女の荘田由紀さんと出演した際にも、鳳さん自身が当時の結婚生活について振り返っていた。
デイリースポーツの報道によると、鳳さんは結婚生活について「6年結婚してました」と語っている。
当時は舞台の稽古と子育てを両立する必要があり、仕事の負担について家庭内で理解を得られず、悩んだ時期もあったという。
舞台女優として第一線で活動する一方、母親として子育てにも向き合っていたことが分かるエピソードだ。
次女は女優の荘田由紀鳳さんの次女として知られているのが、女優の荘田由紀さんだ。
荘田さんは文学座に所属する俳優として活動している。
2012年の報道では、2011年9月に会社員の男性と結婚していたことも伝えられた。
2025年1月には、母娘そろって『徹子の部屋』に出演。鳳さんの宝塚時代や舞台活動、子育てに関する話題が取り上げられた。
親子ともに舞台に関わる仕事をしている点は興味深い。
ただし、鳳さんの長女については、次女ほど詳細なプロフィールが広く公表されているわけではない。家族のプライバシーに関わる部分については、本人や家族が公表している範囲で理解することが大切だ。
現在は再婚している?1986年に離婚したことは報道で確認できる。
一方、2026年現在の再婚や交際関係について、広く確認できる本人の公表情報は見当たらない。
そのため、離婚後の私生活について特定の人物との関係を断定することはできない。
現在の鳳さんを知るうえでは、家族に関する噂よりも、本人が公に活動している舞台やインタビューに注目したい。
【プロの結論】80歳の鳳蘭が今も舞台で求められる理由
鳳蘭さんの現在を理解するために重要なのは、宝塚時代の人気と、退団後に築いた舞台俳優としての実績を分けて考えることだ。
1979年の退団から2026年まで、鳳さんは約47年間にわたり舞台活動を続けてきた。
その間には、ミュージカルの主要な役柄への挑戦、演劇賞の受賞、後進の育成など、活動の幅を広げてきた経緯がある。
2026年の活動にも、その特徴が表れている。
『私をドルシネアと呼んだ男』では、尾上右近さんと朗読劇に挑戦。一路真輝さんの45周年コンサートでは、ゲストとして歌とトークを披露した。
つまり、鳳さんの現在は、かつての宝塚スターとして懐かしまれるだけのものではない。
舞台で培った表現力を、作品や共演者に応じて発揮し続ける現役の舞台俳優という見方が適切だろう。
鳳蘭さんの活動を知りたい読者にとって、注目すべき要点は次の3つだ。
1. 宝塚時代を知りたい人: 星組トップスターとして出演した『ベルサイユのばら』『風と共に去りぬ』などを確認する。
2. 現在の実力を知りたい人: 2026年の朗読劇やコンサートの出演記録、主催者による公演レポートに注目する。
3. 人物としての歩みを知りたい人: 日本経済新聞「私の履歴書」や『徹子の部屋』での本人の振り返りを参考にする。
年齢だけで活動を評価するのではなく、どのような役柄に挑み、どのような表現を続けているかを見ることが、現在の鳳蘭さんを理解する最も確かな手がかりになる。
【鳳蘭の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:鳳蘭は2026年現在何歳ですか?
A1:1946年1月22日生まれで、2026年11月現在は80歳です。
Q2:鳳蘭は現在も舞台に出演していますか?
A2:はい。2026年1月には朗読劇『私をドルシネアと呼んだ男』に出演し、6月には一路真輝さんの45周年記念コンサートにゲスト出演しました。
Q3:鳳蘭の娘は誰ですか?
A3:娘は2人います。次女は文学座所属の女優・荘田由紀さんです。2025年1月には母娘で『徹子の部屋』に出演しました。
Q4:鳳蘭は結婚していますか?
A4:1980年に結婚し、1986年に離婚しています。2人の娘がいます。現在の再婚については、本人による公表情報は確認できません。
Q5:鳳蘭はいつ宝塚歌劇団を退団しましたか?
A5:1979年8月です。星組の男役トップスターとして活躍し、『白夜わが愛』を退団作品として宝塚を去りました。
鳳蘭さんは2026年に80歳を迎えた現在も、舞台を中心に活動を続けている。
2026年1月の朗読劇『私をドルシネアと呼んだ男』、6月の一路真輝45周年コンサートへの出演は、現在の活動を象徴する出来事となった。
また、5月の日本経済新聞「私の履歴書」全30回の連載では、宝塚時代から退団後の人生までを振り返る機会も設けられた。
私生活では1986年に離婚し、2人の娘を育ててきた。次女の荘田由紀さんも女優として活動している。
宝塚歌劇団の星組トップスターとして輝いた時代から、ミュージカル女優としての長いキャリア、そして80歳を迎えた現在の朗読劇やコンサートまで。鳳蘭さんの歩みは、舞台に立ち続けることの意味を感じさせる。
これからも出演作品や公式発表を通じて、その新しい舞台活動に注目したい。
主な事実確認資料
- 鳳蘭事務所・公式プロフィール、宝塚時代の経歴
- 日本経済新聞「私の履歴書」掲載記録
- 東宝芸能・一路真輝45周年コンサート公演レポート
- 西神中央ホール朗読劇の公演情報
- デイリースポーツ・2025年1月20日付報道
- 公益財団法人松尾芸能振興財団・松尾芸能賞受賞記録