RGサザビー スペシャルコーティングは、通常版のRGサザビーをベースに、外装のメタリックレッドとディープメタリックレッドを艶消しメッキで仕上げた特別仕様のガンプラです。内部フレームや武装にもメタリック成形色を採用し、1/144スケールながら通常版とは異なる重厚感と高級感を楽しめます。
2019年8月に登場したプレミアムバンダイ限定商品で、2026年にも再販されました。注目すべきは、見た目だけを豪華にした商品ではなく、通常版と同じ優れた可動ギミックや装甲展開機構をそのまま引き継いでいる点です。一方、価格は11,770円。通常版と比較すると決して安くはありません。塗装との違い、ゲート跡の処理、組み立てやすさ、再販状況まで購入前に知っておきたいポイントを整理します。
【基本情報】RGサザビー スペシャルコーティングとは?通常版との違いを解説

サザビーは、映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するシャア・アズナブルの専用モビルスーツです。印象的な深紅の装甲と大型の機体シルエットが特徴で、ガンダムシリーズの中でも人気の高い機体として知られています。
そのサザビーを1/144スケールで精密に再現したのが、2018年発売のRG 1/144 サザビーです。装甲の内部構造やバーニア、ファンネルコンテナなどに細かなディテールを盛り込み、外装の展開機構まで搭載しています。
スペシャルコーティング版は、この通常版をベースに外観と成形色を変更したプレミアムバンダイ限定モデルです。最大の特徴は、単純に赤色を明るくしたり、光沢塗装を施したりしたものではないこと。外装の一部にメッキ加工を採用し、サザビーの立体的な装甲構造を色の違いで際立たせています。
メタリックレッドとディープメタリックレッドの2色が魅力BANDAI SPIRITSの公式商品情報によると、外装には次の2種類の艶消しメッキが使用されています。
- メタリックレッド:明るさを感じさせる華やかな赤色。
- ディープメタリックレッド:深みのある落ち着いた赤色。
2色を使い分けることで、装甲のパネルごとに異なる陰影が生まれます。サザビー特有の大きな曲面や複雑な装甲ラインとの相性も良く、通常版では成形色によって表現されていた部分に金属的な存在感が加わります。
ここで押さえておきたいのが「艶消しメッキ」という仕上げです。一般的な鏡面メッキのように周囲の景色をくっきり映す仕上がりとは異なり、光を柔らかく反射する質感が特徴です。ただし、完全に光沢を抑えたマット塗装ではありません。実際の製作レビューでも、艶消しでありながら華やかに輝くメタリック感が評価されています。
内部フレームはメッキではなくメタリック成形色もう一つの特徴が、内部フレームと各武装のメタリック成形色です。
外装の赤いパーツと異なり、内部フレームまで全面的にメッキ加工されているわけではありません。通常の成形色をメタリック調に変更することで、装甲内部のメカニカルな印象を強めています。
この使い分けは合理的です。関節や内部構造までメッキで覆うと、組み立て時のパーツ同士の干渉や塗膜の傷が気になる可能性があります。外装には華やかさ、内部には重厚感を与える構成によって、見た目と組み立てやすさのバランスを取っています。
【徹底比較】通常版とスペシャルコーティング版は何が違う?
購入を検討する際に最も重要なのが、通常版との違いです。
先に答えると、両者の違いは主に外装の仕上げと成形色です。フレーム構造や基本的な造形、可動機構、武装の構成が大きく変わるわけではありません。
| 比較項目 | 通常版RGサザビー | スペシャルコーティング版 |
|---|---|---|
| 販売形態 | 一般販売商品 | プレミアムバンダイ限定 |
| 外装の赤色 | 通常の成形色 | 2色の艶消しメッキ |
| メタリックレッド | 通常版のカラー構成 | 採用 |
| ディープメタリックレッド | 通常版のカラー構成 | 採用 |
| 内部フレーム | 通常の成形色 | メタリック成形色 |
| 武装 | 通常の成形色 | メタリック成形色を採用 |
| 基本造形 | RGサザビーの構造 | 基本的に共通 |
| 可動・展開ギミック | 搭載 | 基本的に共通 |
| 現在の公式掲載価格 | 5,280円 | 11,770円 |
| 販売時期 | 2018年8月発売 | 2019年8月発売 |
価格はBANDAI SPIRITSの各商品情報に掲載されている税込価格です。通常版と特別仕様版では販売時期や価格改定の経緯が異なるため、単純な同時期の価格比較ではありません。
造形が新しくなったわけではないスペシャルコーティング版について誤解されやすいのが、新規造形パーツの有無です。
ガンプラレビューサイトのDalong.netによる比較レビューでは、スペシャルコーティング版は通常版のRGサザビーにメタリック加工を加えた商品であり、新規造形はないと紹介されています。
つまり、通常版よりも可動範囲が広がったり、装甲の展開機構が追加されたりしたわけではありません。基本的な完成度は通常版から引き継ぎ、外観の質感を大幅に変えたモデルです。
価格差に見合う価値は外観にある公式掲載価格で比較すると、通常版は5,280円、スペシャルコーティング版は11,770円です。差額は6,490円になります。
この価格差をどう評価するかは、購入者が何を重視するかで変わります。
自分で塗装やウェザリングを楽しみたい人なら通常版の方が自由度は高いでしょう。一方、完成時点で統一感のあるメタリック仕様を楽しみたい人にとっては、最初から加工された外装を採用していること自体が大きなメリットです。
【完成度レビュー】艶消しメッキの仕上がりと可動ギミックを検証
艶消しメッキは派手すぎる?実際のレビューから見る質感スペシャルコーティング版の魅力は、単に赤い装甲が光ることではありません。2色の赤が組み合わさることで、装甲の面ごとに異なる表情を見せる点にあります。
模型レビューサイト「schizophonic9」の作例では、メッキ部分は通常の鏡面メッキとは異なる反射を見せる一方、実物はかなり華やかで存在感のある仕上がりと評価されています。
特にサザビーのように大型の曲面装甲を持つ機体では、光の当たり方によって赤色の濃淡が変わって見えます。正面から見る場合と斜めから見る場合で印象が変わり、ディスプレイ時にも見応えがあります。
また、通常版と比較したレビューでは、赤色の濃淡の印象が異なることや、関節部分のグレーが暗めになっていることも指摘されています。全身の配色が引き締まり、通常版より重量感を感じさせる仕上がりです。
コーティング品質の評判と個体差コーティング品質については、レビュー上では全体的に良好な仕上がりが確認されています。
一方、schizophonic9の個別レビューでは、シールドの一部にわずかなメッキのムラが見られたという報告もあります。これはレビュー担当者の個体で確認されたものであり、すべての商品に共通する不具合ではありません。
中古品やフリマサイトで購入する場合は、写真で外装の状態を確認することが大切です。特にシールド、肩、胸部など、広い面積の赤いパーツは、光の反射によって細かな傷やムラが見えやすい部分です。
RGサザビーの可動域と装甲展開ギミック可動性能は通常版から基本的に変更されていません。
RGサザビーは、1/144スケールながら各部に細かな可動機構を搭載しています。特に注目したいのが、肩、腰、脚部、バックパックなどに設けられた装甲展開ギミックです。
- 肩部:装甲が展開し、内部構造を見せられる。
- 腕部:シリンダーの伸縮機構を再現。
- 腰部:サイドアーマーやリアアーマーが展開。
- 脚部:大型バーニア周辺の装甲を展開可能。
- バックパック:推進機構やファンネルコンテナのディテールを楽しめる。
これらの機構によって、通常の立ち姿だけでなく、内部メカを見せるハッチオープン状態でも飾れます。
スペシャルコーティング版は、こうした既存のギミックを維持しているため、見た目の豪華さだけでなくRGらしい精密な構造も楽しめます。
ファンネルやビーム兵器などの付属武装武装構成も基本的に通常版と共通です。
- ビーム・ショット・ライフル
- ビーム・トマホーク
- ビーム・サーベル
- シールド
- ファンネル6基
- ミサイル
特にファンネルはサザビーを象徴する装備です。ファンネルコンテナの展開ギミックと合わせて、機体の特徴的なシルエットを再現できます。
武装にもメタリック成形色が使用されているため、本体だけが豪華で武器が通常のプラスチック色に見えるという違和感も抑えられています。
【組み立てガイド】ゲート跡の処理方法と失敗を防ぐ注意点
スペシャルコーティング版は完成後の見栄えが魅力ですが、組み立て時には通常のプラモデルとは少し違った注意が必要です。
ゲート跡はアンダーゲートを活用するRGサザビーではアンダーゲートが多用されています。アンダーゲートとは、パーツの表側ではなく裏側にゲート接続部分を設ける構造です。
メッキパーツでは、表面のコーティングを切断すると下地のプラスチックが露出するため、ゲート跡が目立ちやすくなります。アンダーゲートは、こうした問題を軽減するために有効です。
実際にスペシャルコーティング版を組み立てたschizophonic9のレビューでも、アンダーゲートが多く使われているため、ゲート跡が目立ちにくい点が紹介されています。
おすすめのゲート処理手順- ランナーを確認する:アンダーゲートの位置を説明書やパーツ形状から確認する。
- ゲートを残して切る:パーツに負荷をかけないよう、まず少し余裕を残して切り離す。
- ゲート部分を慎重に処理する:切れ味の良いニッパーやデザインナイフを使用し、表面のメッキに刃を入れないよう注意する。
- 組み立て前に確認する:ゲートの残りやパーツの干渉がないか確認する。
- 無理に押し込まない:はめ込みがきつい場合は、いったん取り外して原因を確認する。
特に重要なのは、メッキ面をヤスリで削らないことです。通常のプラモデルならゲート跡をヤスリで整える方法が一般的ですが、メッキ部分を削ると加工した部分の色や質感が変わってしまいます。
ゲート跡が裏側に隠れるように処理することを優先し、見える部分は必要以上に加工しない方が仕上がりを保ちやすくなります。
塗装やトップコートは慎重に判断するスペシャルコーティング版は、すでに外装に特殊なメッキ加工が施されています。そのため、通常版と同じ感覚で全体を塗装したり、トップコートを吹いたりするのはおすすめできません。
塗料や溶剤の種類によっては、コーティング面に影響する可能性があります。ゲート跡のリタッチを検討する場合も、色味や光沢を完全に合わせるのは簡単ではありません。
また、レビューではメッキ部分のはめ込みが一部きつく感じられる箇所があるとの指摘もあります。特に頭部など細かなパーツを組み立てる際は、力任せに押し込まないことが大切です。
完成後は、強くこすったり、硬い工具を装甲に接触させたりしないようにしましょう。せっかくの特殊な質感を維持するためにも、丁寧な取り扱いが必要です。
【2026年最新】価格11,770円と再販情報を時系列で整理
2019年の初回販売価格は10,800円価格については、少し注意が必要です。
BANDAI SPIRITSの現在の商品情報では11,770円(税込)と掲載されていますが、2019年4月19日の初回予約開始時にGAME Watchが報じた価格は10,800円(税込)でした。初回発売時の価格と、現在の公式掲載価格は同じではありません。
プレミアムバンダイの販売履歴を見ると、2021年の再販では11,000円、2025年12月発送分および2026年3月発送分では11,770円となっています。
2026年の最新再販は3月発送分2026年1月30日、BANDAI SPIRITSはRGサザビー スペシャルコーティングの再販受付を発表しました。受付開始は同日11時で、発送予定は2026年3月、価格は11,770円(税込)です。
プレミアムバンダイの公式商品一覧には、2025年12月発送の2次分と2026年3月発送の3次分が掲載されています。2026年11月6日時点で確認できる最新の発送設定は、この3次分です。次回の追加再販日程については、公式一覧に新たな発送回の掲載を確認できません。
したがって、2026年に再販された実績はありますが、今後も同じ価格・同じ時期に再販されると決まっているわけではありません。購入を検討する場合は、プレミアムバンダイの予約受付状況と公式商品情報を確認するのが確実です。
価格と発売履歴のまとめ- 2018年8月11日:通常版RGサザビー発売。公式掲載価格5,280円。
- 2019年4月19日:スペシャルコーティング版の初回予約開始。報道時の価格は10,800円。
- 2019年8月:スペシャルコーティング版の初回発売。
- 2021年:再販分は11,000円。
- 2025年12月:2次再販分の発送。価格11,770円。
- 2026年1月30日:3次再販の予約受付開始。
- 2026年3月:3次再販分の発送予定。
この履歴から分かるのは、スペシャルコーティング版が初回発売以降も複数回再販されている一方、常時購入できる一般販売商品ではないということです。
【購入価値を本音検証】11,770円を払う価値はある?おすすめできる人・できない人
スペシャルコーティング版がおすすめの人最もおすすめできるのは、サザビーの完成品をそのまま美しく飾りたい人です。
通常版でもRGサザビーの造形や可動ギミックは十分に楽しめます。しかし、スペシャルコーティング版は外装の2色メッキと内部のメタリック成形色によって、塗装をしなくても特別感のある完成品になります。
特に次のような人には購入価値があります。
- サザビーが好きで、特別仕様の完成品をコレクションしたい。
- 通常版とは違う赤色の質感を楽しみたい。
- メッキ加工された外装の存在感を重視する。
- 塗装作業をせずに高級感のある仕上がりを目指したい。
- 『逆襲のシャア』関連のガンプラを並べてディスプレイしたい。
反対に、組み立て後に自分で塗装や改造を楽しみたい人には通常版の方が向いています。
メッキパーツは加工の自由度が低く、表面を削ったり塗装したりすると、もともとの特殊な質感を損なう可能性があります。ウェザリングや独自のカラーリングを施したい場合は、通常版の方が扱いやすいでしょう。
また、完成時の外観に強いこだわりがなく、可動や内部構造を楽しみたいだけなら、通常版でも十分です。スペシャルコーティング版は新規造形モデルではないため、6,490円の価格差がそのまま可動性能やギミックの向上につながるわけではありません。
中古・転売品を購入する際のチェックポイント再販分の予約を逃した場合、中古ショップやフリマサイトで探す選択肢もあります。ただし、プレミアムバンダイ限定品という性質上、出品価格と商品の状態を慎重に比較する必要があります。
- 未組み立て品か、組み立て済み品か。
- 外装のメッキに傷や剥がれがないか。
- シールドや肩などの広い面にムラがないか。
- ファンネルや武装、説明書、デカールが揃っているか。
- 箱の状態や保管環境に問題がないか。
- 公式価格11,770円と比較して、価格差が妥当か。
特に注意したいのは、通常版のRGサザビーとスペシャルコーティング版の取り違えです。商品名、パッケージ、JANコードなどを確認し、通常版を特別仕様として販売している商品を誤って購入しないようにしましょう。
【よくある質問】RGサザビーのスペシャルコーティングに関するFAQ
Q1:スペシャルコーティング版と通常版の最大の違いは何ですか?
A1:外装にメタリックレッドとディープメタリックレッドの2色の艶消しメッキを採用している点です。内部フレームや武装もメタリック成形色になっています。基本造形や可動ギミックは通常版と共通です。
Q2:艶消しメッキは本当に光沢がないのですか?
A2:完全なマット仕上げではありません。通常の鏡面メッキとは異なる反射を持ちながら、メタリックらしい輝きも感じられる仕上がりです。
Q3:2019年発売時の価格はいくらでしたか?
A3:2019年4月の初回予約開始時に報じられた税込価格は10,800円です。その後、再販時に価格が変更され、2026年3月発送分は11,770円でした。
Q4:2026年11月現在、再販予定はありますか?
A4:2026年3月発送の3次再販が確認できています。11月6日時点で、それ以降の新たな再販日程は公式商品一覧で確認できません。次回の受付についてはプレミアムバンダイの最新情報を確認してください。
Q5:ゲート跡は目立ちますか?
A5:アンダーゲートが多用されているため、適切に処理すれば目立ちにくい構造です。ただし、メッキ面を直接削ると下地が露出するため、ゲートの位置を確認しながら慎重に切り離してください。
Q6:ファンネルや可動ギミックも通常版と同じですか?
A6:基本的に同じです。ファンネル6基や装甲展開機構、各種関節の可動性能などは通常版から引き継がれています。
Q7:11,770円を出して購入する価値はありますか?
A7:メッキ加工されたサザビーの外観を重視するなら十分に検討する価値があります。一方、可動性能や造形だけが目的なら、通常版の方が価格を抑えられます。
RGサザビー スペシャルコーティングは、通常版の優れた造形と可動ギミックを維持しながら、外装を2色の艶消しメッキで仕上げた特別仕様のガンプラです。
メタリックレッドとディープメタリックレッドの組み合わせは、サザビーの深紅の装甲をより立体的に見せます。内部フレームや武装にもメタリック成形色が採用され、完成後の統一感も魅力です。
価格については、2019年の初回予約時が10,800円、2026年3月発送分が11,770円でした。通常版と比較すると価格差はありますが、メッキ加工による外観の違いを重視するなら、その価値を感じられる商品です。
購入判断の要点は明確です。完成品の高級感やコレクション性を優先するならスペシャルコーティング版、塗装や改造の自由度、価格を優先するなら通常版を選ぶとよいでしょう。
2026年11月現在、確認できる最新の再販発送枠は3月分です。次回の再販を待つ場合も、公式情報を定期的に確認し、定価と中古価格を比較しながら購入時期を判断することが大切です。
サザビーという機体の魅力を、通常版とは違う金属的な質感で楽しみたい人にとって、スペシャルコーティング版は今も魅力的なコレクションアイテムです。
主な事実確認資料: BANDAI SPIRITS公式商品情報、プレミアムバンダイ公式再販履歴、GAME Watchの2019年初回予約報道、HOBBY Watchの2026年再販報道、schizophonic9およびDalong.netの製作レビュー。