2026年に武智の近況を語るうえで、避けて通れないのが長年にわたる飲酒問題だ。
2026年8月3日、集英社オンラインは武智本人への前後編インタビューを掲載。上沼への不適切発言から7年が経過した現在、当時の精神的な苦痛とアルコール依存症に至る経緯を詳しく語った。
飲酒問題は炎上以前から始まっていた武智によると、本格的に酒を飲み始めたのは芸人として活動を始めた若手時代だった。
2013年ごろには仕事が減り、芸人としての収入が月7000円だった時期もあったという。家族を養わなければならないというプレッシャーもあり、夜10時ごろから朝まで自宅で飲み続ける生活になったと振り返っている。
つまり、飲酒問題の始まりは2018年の炎上だけではない。
仕事が不安定だった時期の精神的な負担や、芸人仲間との飲酒習慣など、複数の要因が重なっていた。
炎上後、酒量がさらに増加2018年の騒動について、武智は集英社オンラインのインタビューで、誹謗中傷のメッセージをすべて読んでしまったことが精神状態の悪化につながったと説明している。
特に苦しかったのは夜だったという。
昼間は普通に仕事ができても、日が沈むと強い不安を感じ、誰かに監視されているような感覚に襲われることもあったと明かした。
その不安を紛らわせるために飲酒量が増え、本人の説明では、以前の1.5~2倍ほどの量を飲むようになった。
一時期は1時間で10杯近く飲み、酔うことよりも意識を失うことを求めていたという。
医師から飲酒をやめるよう指示されても、約4年間は隠れて飲み続けていた。
この時期には不安症やアルコール依存症の診断も受けていたことを明かしている。
禁酒を決断したきっかけは映画館での異変転機になったのは、2025年に映画館を訪れたときの出来事だった。
二日酔いの状態で映画を見に行き、売店でジュースを買おうとしたところ、買い方が分からなくなったという。
加えて、映画館が暗くなった瞬間に強い動悸や不安に襲われ、館内から飛び出した。
後日、心療内科でパニック症と告げられたことを、集英社オンラインのインタビューで説明している。
その経験を通じて、飲酒を続ける生活を変える決意をした。
2025年11月から禁酒生活を発信武智は2025年11月から、禁酒・断酒の経過をSNSやYouTubeで発信し始めた。
チャンネル名は「スーパーマラドーナ武智の禁酒断酒チャンネル」。
禁酒を始めた当初は眠れない日が続き、最初の数日間は特につらかったという。
2026年5月の日刊スポーツの報道では禁酒172日目の状況が紹介され、同年9月には300日目を迎えたことも報じられた。
そして2026年11月5日配信の日刊スポーツの記事でも、禁酒を続ける現在の様子が取り上げられている。
本人は、以前の飲酒生活を懐かしく思う気持ちもありながら、健康と漫才を続けるために断酒を選んだ経緯を語っている。
武智の現在の大きなテーマは、炎上の過去だけでなく、飲酒問題からの回復と漫才活動の継続に移っている。
【2026年最新】スーパーマラドーナ武智の現在と活動状況

2026年11月現在、スーパーマラドーナは解散していない。
武智と相方の田中一彦は、関西を中心とした舞台活動を続けている。
テレビ出演は減少、活動の中心は大阪の舞台2026年5月、フジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」に武智が出演した。
番組内では、テレビ出演が少ないことを本人が語り、2025年9月6日の出演以来、久しぶりのテレビ出演だったと説明している。
一方、大阪での活動は続いている。
2026年5月のデイリースポーツの記事では、共演者から過去の泥酔配信や騒動をいじられる場面も紹介された。
また、同じ番組では2018年のM-1騒動とは別の、後年の泥酔配信についても話題になった。
共演者から吉本興業内で一時的な謹慎があったと明かされ、武智自身も冷蔵庫の警告音をめぐる「ピーピー事件」として振り返っている。
この出来事と2018年の上沼騒動は、別のエピソードとして区別する必要がある。
2026年11月以降の漫才活動11月5日配信の日刊スポーツの記事では、今後の出演予定についても紹介されている。
2026年11月6日
よしもと道頓堀シアター
「YOSHIMOTO COMEDY NIGHT」への出演予定。
2026年12月~2027年1月
5都市を巡る漫才ツアー
- 東京
- 大阪
- 名古屋
- 福岡
- 愛媛(武智の地元)
テレビのレギュラー出演が少なくなっている一方で、劇場やライブを通じて漫才師として活動していることが分かる。
スーパーマラドーナのコンビとしての実績
武智(武智正剛)
1978年8月3日生まれ。愛媛県松山市出身。漫才では鋭いツッコミやネタ作りなどを担う。
田中一彦
1977年10月15日生まれ。大阪府高槻市出身。武智とともにコンビを結成した相方。
吉本興業のプロフィールや集英社オンラインのインタビューによると、コンビの主な実績は次のとおり。
- 2003年12月:コンビ結成
- 2011年:NHK上方漫才コンテスト優勝
- 2017年:上方漫才大賞奨励賞
- 2015~2018年:M-1グランプリ4年連続決勝進出
炎上騒動だけでコンビのキャリアを評価するのは適切ではない。長年にわたって関西のお笑い界で活動し、賞レースでも結果を残してきた実績がある。
【プロの結論】武智の炎上騒動から見える3つの重要な事実
一連の出来事を検証すると、ネット上で広まりやすい誤解と、実際に確認できる事実には違いがある。
1. 武智は上沼に直接謝罪して許されたわけではない武智はSNSで謝罪し、吉本興業も会社として謝罪した。
しかし、上沼本人への直接謝罪は実現していない。申し入れを上沼側が辞退したためだ。
したがって、「2人が直接会って和解した」という説明は正確ではない。
2. 炎上後に仕事がすべてなくなったわけではない2019年にレギュラー番組が5本減ったことは報じられている。
しかし、騒動直後から劇場出演は続き、2026年11月現在も漫才公演やツアーの予定がある。
テレビの露出と芸人としての活動全体は分けて考える必要がある。
3. 飲酒問題は本人の回復過程として見る必要がある武智は炎上後の誹謗中傷が飲酒問題を深刻化させたと説明している。
ただし、飲酒習慣そのものはそれ以前から存在していた。
2013年ごろの仕事や収入への不安、2018年の炎上、長期間の飲酒、医療機関での診断、2025年からの禁酒という流れを理解することが大切だ。
芸能人の不祥事を批判することと、その人に対して脅迫や危害を加えることは明確に異なる。
この騒動が残した教訓は、SNS上での発信責任だけではない。批判する側にも、守らなければならない一線があるということだ。
【よくある質問】スーパーマラドーナ武智の炎上に関するFAQ
Q1:スーパーマラドーナ武智が炎上したのはいつですか?
A1:2018年12月2日のM-1グランプリ2018終了後です。武智ととろサーモン久保田がインスタライブで審査員の上沼恵美子に対する不適切発言をしたことが発端でした。
Q2:武智は上沼恵美子に謝罪しましたか?
A2:2018年12月4日にSNSで謝罪し、12月7日にはなんばグランド花月の公演でも観客に謝罪しました。ただし、上沼本人への直接謝罪は、上沼側が申し入れを辞退したため実現していません。
Q3:武智が受けた誹謗中傷は何件ですか?
A3:本人は後年、約2万件の誹謗中傷を受けたと説明しています。殺人予告のような投稿や劇場出演後の危害を予告する投稿もあり、約1年間続いたと明かしています。
Q4:武智は炎上後にレギュラー番組を失ったのですか?
A4:2019年12月の報道では、レギュラー番組が5本減ったことが紹介されています。ただし、すべての番組終了が炎上だけを原因とするものではありません。
Q5:武智は2026年現在も禁酒していますか?
A5:はい。2025年11月から禁酒を開始し、2026年には300日を超える継続状況が報じられています。YouTubeでも禁酒生活を発信しています。
Q6:スーパーマラドーナは解散しましたか?
A6:解散していません。武智と田中一彦は2026年11月現在もコンビとして活動し、劇場出演や5都市を巡る漫才ツアーを予定しています。
スーパーマラドーナ武智の炎上騒動は、2018年12月のM-1グランプリ終了後に行われたインスタライブで、上沼恵美子に対する不適切発言が配信されたことから始まった。
その後、武智はSNSと劇場で謝罪し、吉本興業も会社として対応した。しかし、約2万件の誹謗中傷や殺害予告に相当する投稿など、本人が受けた被害も深刻だった。
仕事面では2019年にレギュラー番組が5本減少。その後、本人は騒動後の精神的な苦痛と飲酒問題についても告白している。
2026年11月現在、武智は禁酒を続けながら、相方の田中一彦と漫才活動を継続している。テレビ出演は以前より少ないものの、大阪の劇場公演や全国ツアーなど、芸人としての活動は続いている。
この騒動を理解するうえで大切なのは、2018年の発言に対する責任と、その後に本人が受けた誹謗中傷被害を別々に捉えることだ。
過去の失敗が消えるわけではない。一方で、芸人としての実績や、健康を取り戻そうとする現在の取り組みまで否定されるべきではない。
2026年以降は、禁酒生活をどこまで継続できるのか、そしてスーパーマラドーナが舞台でどのような漫才を見せていくのかが注目される。