坂井泉水さん(ZARD)の晩年写真を探すと、水色の服を着た2006年の写真、眼鏡をかけた未公開カット、病室で撮影されたと報じられた写真など、異なる時期の画像が見つかります。しかし、それぞれの撮影時期や公開された経緯は同じではありません。
特に注目されるのが、2006年5月発売のシングル「ハートに火をつけて」に合わせて撮影された写真です。2021年4月発売の『女性セブン』で初公開された水色の服のカットは、坂井さんが生前最後に行った撮影時の写真と報じられました。さらに2021年の秘蔵写真公開、2025年の35周年記念写真集、2026年5月27日の19回目の命日における公式発信まで、写真の公開にはいくつもの節目があります。
【まず結論】坂井泉水の晩年写真で最も注目されるのは2006年の水色の服のカット

「坂井泉水の晩年写真」として検索される画像の中で、撮影時期と背景が具体的に報道されている代表的なものが、2006年に撮影された水色の服の写真です。
この写真が広く知られるきっかけになったのは、2021年4月21日のオリコンやJOYSOUNDなどの音楽ニュースでした。翌22日発売の『女性セブン』に、坂井さんの未公開写真と直筆歌詞が掲載されることが発表され、発売前に2枚の写真が公開されたのです。
そのうち1枚が水色の服を着た坂井さんの写真でした。報道によれば、このカットは2006年5月発売のシングル「ハートに火をつけて」に合わせて撮影されたものです。
さらに重要なのは、単なる2006年の宣材写真ではなく、坂井さんが生前最後に行った撮影時の1枚と紹介されたことです。
一方、もう1枚は眼鏡をかけた横顔の写真でした。こちらは1993年9月に撮影されたもので、同年11月発売のシングル「きっと忘れない」のCDジャケット撮影と同日に撮られたカットです。
つまり、2021年に公開された2枚は、撮影時期に約13年の隔たりがあります。どちらも未公開写真として紹介されましたが、晩年の姿を記録した写真に該当するのは水色の服のカットです。
ここで押さえたいのが、「生前最後の撮影」と「生前最後に撮られた写真」は必ずしも同じ意味ではないという点です。2006年の写真はアーティストとしての撮影に関する報道であり、後年報じられた病室でのプライベート写真とは撮影の目的も性質も異なります。
【2006年の撮影背景】「ハートに火をつけて」が最後の撮影につながった理由
2006年の写真を理解するには、ZARDの活動と坂井泉水さんの当時の状況を振り返る必要があります。
ZARDは1991年2月10日、シングル「Good-bye My Loneliness」でデビューしました。坂井さんを中心とした音楽ユニットとして、「負けないで」「揺れる想い」「マイ フレンド」など数々のヒット曲を世に送り出しました。
2006年はデビュー15周年の年です。同年5月10日には通算42枚目のシングル「ハートに火をつけて」が発売されました。これが坂井さんの生前最後に発売されたシングルです。
『女性セブン』が紹介した水色の服の写真は、このシングルに関連して撮影されたものでした。作品のプロモーションとアーティスト写真の制作が結び付いた、ZARDの活動後期を象徴する一枚です。
この時期の坂井さんは、表舞台での露出が多いタイプのアーティストではありませんでした。テレビ出演やライブ活動よりも、楽曲やCDジャケット、ミュージックビデオなどを通じて自身の表現を届けるスタイルが印象的でした。
そのため、2006年の写真には、単なる外見の記録以上の意味があります。ZARDの作品を支えてきたビジュアル表現と、坂井さん自身のアーティストとしての姿が重なる貴重な資料なのです。
2007年5月27日、坂井さんは40歳で亡くなりました。前年から治療を続け、2007年4月には肺への転移が確認されて再入院していたことが当時の報道で伝えられています。
日刊スポーツの当時の報道によれば、坂井さんは亡くなる直前まで新しいアルバムの制作を目指し、病室での楽曲制作や写真撮影も進めていたとされます。作品を届けようとする活動が続いていたことは、晩年の写真を考えるうえでも見落とせない背景です。
【写真公開の時系列】1993年から2026年までの坂井泉水の写真を整理
坂井さんの写真は、撮影された時期と一般に公開された時期が大きく異なる場合があります。特に1990年代の未公開カットや2006年の最後の撮影写真は、撮影から10年以上経過してから改めて紹介されました。
主要な写真と関連する出来事を時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期 | 写真・出来事 | 公開・確認された背景 |
|---|---|---|
| 1991年2月10日 | ZARDデビュー | 「Good-bye My Loneliness」で音楽活動を開始 |
| 1993年9月 | 眼鏡をかけた横顔の写真 | 「きっと忘れない」のジャケット撮影と同日に撮影。2021年に未公開写真として紹介 |
| 2006年 | 水色の服を着た写真 | 「ハートに火をつけて」に合わせた撮影。生前最後の撮影時のカットとして報道 |
| 2007年5月27日 | 坂井泉水さん逝去 | 40歳。ZARDの公式プロフィールや報道で確認できる節目 |
| 2008年5月23日 | 病室での写真 | 写真週刊誌『FRIDAY』が親族撮影とされる写真を掲載したと報道 |
| 2021年4月22日 | 『女性セブン』未公開写真 | 1993年と2006年の写真、直筆歌詞などを掲載 |
| 2021年5月27日 | 『ZARD photo collection box あの微笑みを忘れないで』 | デビュー30周年記念。未公開写真を含む50枚のフォトカードなどを収録 |
| 2025年6月4日 | 35周年記念写真集2冊 | 『ZARD -MONOCHROME-』『ZARD -COLORS-』を発売 |
| 2026年5月27日 | 19回目の命日 | ZARD公式Xが坂井さんをしのぶメッセージを発信 |
この年表から分かるのは、坂井さんの写真が一度に公開されたわけではないということです。
1990年代の写真はデビュー当時の制作資料や保管されていたネガから再発見され、2006年の写真は生前最後の撮影に関する記録として紹介されました。そして2008年の病室写真は、芸能活動の記録とは異なるプライベートな写真として報道されています。
2021年以降は周年企画を通じて写真資料の再整理と公開が進み、2025年から2026年にかけては35周年記念企画へと発展しました。
【病院写真の真相】闘病中の坂井泉水を写した写真は存在したのか
坂井泉水さんの晩年写真を調べる読者が特に気にするのが、入院中の病室で撮影された写真です。
実際に、病室写真が写真週刊誌で取り上げられたという報道記録があります。
2008年5月23日発売の写真週刊誌『FRIDAY』は、坂井さんの病室での姿を写した写真を掲載しました。当時のスポニチ配信記事を転載した報道によれば、写真は親族が撮影したもので、雑誌では「死の46日前」の写真として紹介されました。
写真の内容については、病室のベッドに座り、ペンを手に何かを書いている姿だったと伝えられています。
この報道が重要なのは、2006年の最後のアーティスト撮影とは別に、闘病中の坂井さんを記録したプライベート写真が存在したことを示している点です。
病院写真と公式写真は何が違うのか両者の違いは、撮影目的と公開経路にあります。
2006年の水色の服の写真は、シングル「ハートに火をつけて」に関連するアーティスト撮影のカットです。一方、2008年に掲載された病室写真は、親族撮影と報じられた療養中のプライベート写真です。
したがって、病室写真を「最後の公式アーティスト写真」と紹介するのは正確ではありません。また、雑誌掲載の事実と、所属事務所が公式写真として公開した事実も区別する必要があります。
ネット上の病院写真には注意が必要インターネット上では、坂井さんの病室写真と説明された画像や、晩年の姿として紹介される画像が見つかることがあります。
しかし、2008年の『FRIDAY』掲載写真についての報道記録があるからといって、ネット上に流通するすべての病院画像が本人の写真だと判断できるわけではありません。
撮影者、掲載媒体、公開時期が確認できるものと、出所が分からない転載画像では、情報としての確かさが異なります。特に闘病中の写真は、本人のプライバシーにも関わる資料です。
坂井さんの闘病については、当時の報道で子宮頸がんの治療や肺への転移、再入院などが伝えられています。しかし、病気に関する報道と個々の画像の真偽は別の問題です。病院写真を見る際には、その画像がどの媒体で、いつ、どのような説明とともに掲載されたのかが重要になります。
【2021年の未公開写真】女性セブンと週刊女性PRIMEが紹介した秘蔵カット
2021年はZARDのデビュー30周年にあたる年でした。この節目には、坂井さんの写真資料が複数のメディアや出版企画を通じて公開されました。
女性セブンが公開した2枚の未公開写真2021年4月22日発売の『女性セブン』では、坂井さんの未公開写真と直筆歌詞が紹介されました。
同誌が取り上げた資料は、10万点を超える写真と500枚以上の直筆歌詞カードに及ぶものと報じられています。その中から選ばれた写真のうち、発売前に公開されたのが次の2枚です。
- 1993年9月撮影:眼鏡をかけた横顔。「きっと忘れない」のジャケット撮影と同日の写真。
- 2006年撮影:水色の服を着た姿。「ハートに火をつけて」に関連する生前最後の撮影時の写真。
特に1993年の写真は、ZARDの代表的なビジュアルとして知られる横顔のイメージを別の角度から見せるものでした。
一方、2006年の写真は、坂井さんの活動後期の姿を伝えるものとして注目を集めました。撮影時期が明確に説明されたことも、長年ファンが知りたかった情報の一つでした。
週刊女性PRIMEが紹介したお蔵入りカット同年5月26日には『週刊女性PRIME』が、デビュー30周年記念フォトコレクションに収録される未公開写真と撮影秘話を紹介しました。
同記事では、1991年のZARDデビュー時からCDジャケットやアートディレクション、デザインに携わってきたアートディレクターの鈴木謙一さんが、撮影当時のエピソードを明かしています。
紹介された写真には、1992年ごろにスタジオで撮影された髪をカールさせた姿や、1997年の「Don't you see!!」のニューヨークロケで撮影された写真などがありました。
これらは、当時のZARDのイメージとは異なるという理由で公開されなかったカットも含まれています。
ニューヨークでの撮影では、海外のカメラマンやスタイリスト、ヘアメイクのチームが参加し、坂井さん自身も新しいスタイルに挑戦していたと鈴木さんが振り返っています。
また、1997年ごろのハウススタジオでの撮影では、自然光のように見える写真を、実際には夜間に照明を設置して撮影したというエピソードも紹介されました。
こうした写真から分かるのは、坂井さんのビジュアルが最初から固定されていたわけではないということです。デビュー当初の試行錯誤や新しいスタイルへの挑戦を経て、ZARDらしいシンプルな表現が確立されていった過程も見えてきます。
2021年発売の写真集には何が収録されたのか2021年5月27日には、幻冬舎から『ZARD photo collection box あの微笑みを忘れないで』が発売されました。
これはZARDデビュー30周年を記念した写真コレクションです。出版社の作品紹介によれば、倉庫に保管されていた十数万枚のネガを含む膨大な写真資料から選定され、50枚のLPサイズフォトカードとシリアルナンバー入りの特製フォトカード1枚、スライドショーを収録したDVDなどで構成されていました。
『週刊女性PRIME』の記事では、50点の中に未公開写真10点が含まれると紹介されています。
ここで押さえておきたいのは、2021年の写真集が単なるベストショット集ではなく、長年保管されていた写真資料を再編集したアーカイブ企画だったことです。
【プロの結論】35周年写真集と2026年公式Xから分かる写真の見極め方
2026年11月現在、坂井泉水さんの写真を確認するうえで大きな節目となっているのが、ZARDデビュー35周年の記念企画です。
2025年発売の35周年記念写真集は2種類2025年6月4日には、ZARDの35周年記念写真集として『ZARD -MONOCHROME-』と『ZARD -COLORS-』の2冊が同時発売されました。
どちらも多数の未公開写真を含む、坂井泉水さんのベストショットを収録した写真集です。それぞれ176ページのハードカバー仕様として案内されました。
- 『ZARD -MONOCHROME-』:モノクロ専用フィルムで撮影された写真を中心に、カラー写真をモノクロ加工したカットも含めて構成。
- 『ZARD -COLORS-』:スタジオ、街中、自然の中など、さまざまな場所で撮影された坂井さんの姿をフルカラーで収録。
同じ35周年企画でも、モノクロ版とカラー版では写真の見せ方が異なります。前者は光と陰影、表情の印象を際立たせ、後者は衣装や撮影場所、季節感などを含めて当時の雰囲気を伝えます。
加えて、2025年5月27日から東京、7月19日から大阪で、35周年記念写真展「ZARD Photo Gallery -MONOCHROME/COLORS-」も開催されました。写真集のカットを大判展示したほか、坂井さんが実際に着用した衣装や関連アイテムも紹介されました。
2026年5月27日の公式Xはどんな写真を公開したのか2026年5月27日は、坂井さんが亡くなって19回目の命日でした。
この日、ZARDの公式Xが坂井さんの生前の写真とともに追悼メッセージを発信したことをテレビ朝日ニュースが報じています。
投稿では、5月27日がZARDおよび坂井泉水さんの命日であることを伝え、それぞれの場所で坂井さんをしのんでほしいと呼び掛けました。
メッセージの最後には、ZARDの音楽がこれからもファンのそばにあるよう願う言葉が添えられていました。
なお、これは坂井さん本人の個人アカウントによる投稿ではなく、ZARD公式アカウントによる発信です。また、命日に写真が掲載されたことと、新しい未公開写真が発掘・発売されたことは別の話です。
2026年には2月10日のデビュー35周年当日に東京国際フォーラムで記念ライブが開催され、坂井さんの歌声と映像を生バンドの演奏と組み合わせたステージも実現しました。7月8日には35周年記念ライブのBlu-ray・DVDも発売されています。
晩年写真を見分けるための3つの判断基準写真の真偽や撮影時期を判断するときは、次の3点を確認すると整理しやすくなります。
1. 撮影年と公開年を混同しない
2021年に公開された写真だからといって、2021年に撮影されたわけではありません。女性セブンの2枚の写真は、1993年と2006年に撮影されたものです。
2. 撮影目的を確認する
CDジャケットやアーティスト写真、ミュージックビデオ、親族撮影の病室写真では、記録された状況が異なります。特に2006年の最後の撮影と2008年に報道された病室写真は、同じ「晩年の写真」として一括りにしないことが大切です。
3. 公開元と写真集の収録情報を照合する
ZARD公式の周年企画、幻冬舎の出版情報、当時の女性誌や音楽ニュースなど、撮影時期や写真の背景を具体的に説明している資料を優先すると、出所不明の画像との混同を避けやすくなります。
写真の価値は、単に撮影された時期が新しいか古いかだけで決まるものではありません。撮影当時の活動や制作現場、公開されなかった理由まで分かることで、一枚の写真が持つ意味は大きく変わります。
【坂井泉水の晩年写真】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:坂井泉水さんの生前最後の撮影はいつですか? A1:2006年に撮影された「ハートに火をつけて」関連の撮影です。水色の服を着たカットが、2021年の『女性セブン』で生前最後の撮影時の写真として紹介されました。
Q2:坂井泉水さんの病院写真は本当に存在しますか? A2:2008年5月23日発売の『FRIDAY』で、親族が撮影したとされる病室写真が掲載されたと当時報じられています。雑誌では亡くなる46日前の写真と紹介されました。
Q3:2021年に公開された未公開写真はどこで確認できますか? A3:『女性セブン』2021年4月22日発売号や、幻冬舎の『ZARD photo collection box あの微笑みを忘れないで』などが代表的な公開資料です。
Q4:2025年のZARD35周年記念写真集には何がありますか? A4:『ZARD -MONOCHROME-』と『ZARD -COLORS-』の2冊です。モノクロ写真とフルカラー写真という異なる構成で、未公開写真を含む坂井さんの姿が収録されています。
Q5:2026年の命日にも新しい写真が公開されましたか? A5:2026年5月27日にはZARD公式Xが坂井さんの生前の写真と追悼メッセージを投稿しました。ただし、命日の投稿と新規の未公開写真の発掘・発売は区別する必要があります。
坂井泉水さんの晩年写真をめぐる情報を整理すると、中心となるのは2006年の「ハートに火をつけて」に関連した水色の服の写真です。2021年の『女性セブン』で公開され、生前最後の撮影時のカットとして紹介されました。
一方、病室写真については2008年の『FRIDAY』掲載が報じられており、こちらは親族撮影とされたプライベート写真です。2006年のアーティスト撮影とは異なる資料として捉える必要があります。
2021年のデビュー30周年記念フォトコレクション、2025年の35周年記念写真集、2026年の命日における公式Xの発信と、坂井さんの写真は年月を経ても新しい形で紹介され続けています。
写真を通して見えてくるのは、単に若い頃と晩年の容姿の違いではありません。ZARDの作品づくりに向き合った姿、撮影現場での挑戦、そして残された膨大な写真資料を次の世代へ伝えようとする取り組みです。
坂井泉水さんが残した写真と音楽は、それぞれ異なる形で彼女の活動を記録しています。撮影された年代と公開された時期、その背景を正しく理解することが、今も多くの人に愛されるZARDの魅力をより深く知る手掛かりになります。
主な参照資料
- ZARD公式プロフィール:デビュー日と活動概要。
- オリコン・JOYSOUND:2021年の未公開写真と最後の撮影に関する報道。
- 『週刊女性PRIME』:2021年の秘蔵写真とアートディレクターの撮影証言。
- 幻冬舎:2021年写真コレクションの発売日・収録内容。
- Billboard JAPAN:35周年写真集と写真展の開催情報。
- テレビ朝日ニュース:2026年5月27日の公式Xの追悼発信。
- WOWOW:2026年35周年記念ライブの開催・映像情報。
- 病室写真についての当時の報道記録。