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【過去の説明と食い違う?】山口一郎の発言から名前の真相を検証

倉持 玲奈 倉持 玲奈 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
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サカナクションの名前の由来を調べると、少し気になる点がある。それは、山口一郎が過去のインタビューで、名前を自分で考えたように説明している記録が存在することだ。

2011年7月15日に公開された公益社団法人日本芸能実演家団体協議会のCPRAインタビューでは、山口は名前について次のように説明している。

「サカナ」と「アクション」を足して「サカナクション」という造語にしたんです。

この発言だけを読むと、山口自身が言葉を最初に考案したように受け取れる。ところが、2020年のTOKYO FMでの説明や2026年4月のオールナイトニッポンでは、親戚の山口穣が先に言葉を作り、山口一郎がそれをバンド名として譲り受けたという経緯が語られている。

この点は、名前の由来を理解するうえで重要だ。発言の表現だけを比較すれば、2011年の説明と後年の説明には、最初の発案者について違いがある。

一方、後年の説明では、メールアドレスを作った親戚の名前、二人の関係、釣りの思い出、メールアドレスをバンド名に採用した際のやり取りまで具体的に語られている。さらに2026年には、親戚本人の証言も報じられた。

そのため、名前の最初の発案者を知りたい場合には、2020年と2026年の具体的な説明が重要な手掛かりになる。2011年の発言は、少なくとも言葉の構成や意味を山口が自分の音楽観と結び付けて説明した記録として位置付けられる。

もう一つ興味深いのが「魚動」という表現だ。

2020年のサカナLOCKS!で山口は、親戚が「サカナとアクションでかっこええやろ!魚動や!」と話していたことを紹介している。また、魚が川を遡上する際に通る「魚道」という言葉との関連にも触れている。

ただし、魚道がバンド名の正式な語源だと確定したわけではない。中心にあるのは、あくまで「サカナ」と「アクション」の組み合わせであり、「魚動」はそこから広がった言葉遊びとして理解するのが自然だ。

したがって、ネット上で見かける「山口一郎が最初から一人で考えた」「親戚がバンドそのものを作った」といった単純化には注意したい。言葉の発案、バンド名への採用、音楽的な意味付けは、それぞれ異なる役割を持っている。

【名前と音楽性の深い関係】なぜサカナクションらしい名前なのか

サカナクション名前の由来

サカナクションという名前が長く印象に残る理由は、単に珍しい響きだからではない。言葉の成り立ちと実際の音楽活動が、自然につながっているからだ。

公式プロフィールでは、サカナクションについて、文学性の高い歌詞や郷愁感のあるフォーキーなメロディを軸に、バンドサウンドからクラブミュージック的なアプローチまで自在に行き来するグループと紹介されている。

この特徴は、山口が2007年のBARKSのインタビューで説明した「変化を恐れない」という考え方と重なる。

例えば、ロックを基本にしながらも、テクノやハウスのリズム、電子音、文学的な日本語の歌詞を組み合わせる手法は、ひとつのジャンルに固定されない表現そのものだ。

ここで重要なのは、変化することと、軸を失うことは同じではないという点である。サカナクションは音楽的なアプローチを変えながらも、メロディや言葉をどう聴き手に届けるかという中心的な関心を保ってきた。

山口が語った魚の動きは、この姿勢を理解するための分かりやすい比喩になっている。じっとしているように見える魚が、必要な瞬間に素早く動く。そのように、状況に応じて新しい表現に踏み出すことが、バンド名に込められた思想だ。

また、今回の誕生秘話には、名前そのものの面白さもある。最初は親戚の個人的なメールアドレスだった言葉が、バンド名として採用され、作品やライブを通じて多くの人に知られるようになった。

つまり、サカナクションという名前は、最初から大きなブランド戦略によって作られたものではない。身近な人との会話から生まれた言葉が、音楽活動の中で意味を獲得していったという経緯がある。

その偶然性と、後から与えられた明確な思想が共存している点も、このバンド名ならではの魅力だ。

【サカナクションの名前の由来】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:サカナクションの名前の由来は何ですか?

A1:「サカナ」と英語の「アクション」を組み合わせた造語です。魚が静止した状態から突然動き出すように、変化を恐れず活動していくという意味が込められています。

Q2:サカナクションの名付け親は誰ですか?

A2:山口一郎の親戚である山口穣です。釣りを教えてくれた人物で、メールアドレスに「サカナクション」という言葉を使用していました。山口一郎が新しいバンドを立ち上げる際、その言葉をバンド名として採用しました。

Q3:サカナクションは山口一郎が考えた名前ではないのですか?

A3:言葉を最初に考えたのは親戚の山口穣です。山口一郎はその言葉をバンド名として採用し、魚とアクションを組み合わせた意味や、変化を恐れないという思想を説明してきました。

Q4:サカナクションの「魚動」と「魚道」は関係がありますか?

A4:2020年のラジオで山口は、親戚が「魚動」という表現を使っていたことや、魚が遡上する際に通る魚道について話しています。ただし、魚道が正式な語源と確定しているわけではありません。

Q5:サカナクションはいつ結成され、いつメジャーデビューしましたか?

A5:2005年に北海道で結成され、2007年にメジャーデビューしました。デビューアルバム『GO TO THE FUTURE』は2007年5月9日に発売されています。

サカナクションの名前の由来を整理すると、そこには親戚との何気ないやり取りから生まれた言葉と、山口一郎がバンド活動を通じて大切にしてきた音楽的な思想の二つが存在する。

最初に「サカナクション」という言葉を考えたのは、山口一郎の親戚である山口穣。釣りを通じて親交のあった二人の間で生まれたメールアドレスが、新しいバンドの名前として受け継がれた。

そして、その名前には「サカナ」と「アクション」という意味があり、魚のように動き、変化を恐れずに新しい表現に挑戦する姿勢が込められている。

2026年4月のオールナイトニッポンでの発言は、この意外な誕生秘話を改めて広く伝える機会になった。さらに5月には名付け親本人の証言も報じられ、名前の由来をめぐるエピソードは一段と具体的になった。

サカナクションという名前を理解する際に押さえておきたいのは、次の3点だ。

- 言葉の発案者: 親戚の山口穣。
- バンド名としての採用者: 山口一郎。
- 名前に込められた意味: 魚とアクション、そして変化を恐れず新しい表現に挑戦する姿勢。

何気ないメールアドレスから始まった言葉が、北海道で結成されたバンドの名前となり、独自の音楽性を象徴する存在へと成長した。サカナクションという名前には、誕生時の人間関係と、音楽を通じて変化し続けるという信念の両方が刻まれている。

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倉持 玲奈

テクノロジー分野を担当。一次情報(公式発表・公式サイト)と発表日を必ず確認し、推測は推測と明記する編集方針に従っています。

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