竹部さゆりの現在を調べるうえで避けて通れないのが、2025年8月16日に発生したJTプロ公式戦での発言問題だ。
何があった?2025年8月16日のJT杯2025年8月16日、新潟県新潟市で開催された「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」2回戦第2局で、渡辺明JT杯覇者と山崎隆之九段が対局した。
竹部は、この対局に関連する大盤解説会で聞き手を担当。解説者の中村修九段との掛け合いの中で、対局者の非公開のプライベート情報に言及したことが問題視された。
この発言については、対局者本人への配慮や公開イベントにおける情報管理の観点から、将棋ファンの間で批判が広がった。
日刊スポーツやJ-CASTニュースも、この問題を報道している。
竹部さゆり本人がXで謝罪問題が発生した8月16日、竹部は自身のXを通じて謝罪を発表した。
謝罪文では、対局者、解説者、関係者への迷惑と心配について言及し、自身の発言を反省する姿勢を示した。
特に注目されたのが、今後の活動についての次の発表だ。
「当面一年間対局以外の公務を自粛させていただきます」
加えて、すでに引き受けている仕事についても、調整したうえで辞退する方向で検討すると説明した。
この発表は、単なる謝罪にとどまらず、今後の将棋界での活動にも影響する内容だった。
スポニチは2025年8月17日、日刊スポーツは同月18日に、それぞれ謝罪と公務自粛の発表を報じている。
公務自粛と対局継続は別の話ここで重要なのは、自粛の対象が「対局以外の公務」と明示されていた点だ。
将棋のプロ活動には、次のような異なる仕事がある。
- 公式戦への出場
- 大盤解説会の聞き手
- 将棋イベントへの出演
- 将棋番組や配信への出演
- 指導対局や普及活動
竹部が発表したのは、対局以外の公務を自粛するという内容だった。
実際、日本将棋連盟の2025年9月1日の記録には、女流王位戦予選で飯野愛に勝利した対局結果が掲載されている。
つまり、発表後も公式戦への参加は続いていた。
この違いを理解しないまま「竹部さゆりは2025年から将棋を休んでいた」と説明するのは正確ではない。
【2026年最新情報】竹部さゆりは活動再開した?現在の仕事と対局実績

2026年の竹部さゆりについては、公式対局記録とイベント告知の両方から活動状況を把握できる。
特に重要なのは、2025年8月に発表された1年間の公務自粛と、その後の公の場への出演情報を時系列で整理することだ。
2026年6月には棋聖戦の大盤解説を担当日本将棋連盟の棋聖戦中継ブログによると、2026年6月3日のヒューリック杯第97期棋聖戦関連イベントで、竹部は現地の大盤解説会の通常解説担当者として掲載された。
担当者には鈴木大介九段、小窪碧四段、竹部さゆり女流四段、内山あや女流二段の名前が並んでいる。
これは2025年8月の自粛発表から約9か月半後の情報であり、当初発表された1年間の期間内にあたる。
ただし、当時の出演が自粛の例外だったのか、事前に調整されていた仕事だったのかについて、公式な説明は確認できない。
2026年6月10日には女流順位戦D級で勝利競技面でも活動は続いている。
日本将棋連盟の2026年6月の対局結果には、6月10日の女流順位戦D級で竹部さゆりが石高澄恵に勝利した記録がある。
また、公式プロフィールに掲載された2026年度の成績は5勝5敗、勝率0.5000となっている。
この数字は2026年度の対局成績であり、通算成績とは区別して見る必要がある。
2026年10月には竜王戦関連イベントの聞き手にさらに注目したいのが、2026年10月5日付の日本将棋連盟公式イベント告知だ。
10月25日に駒テラス西参道で開催される第39期竜王戦第1・2局の振り返り大盤解説会について、竹部さゆりが聞き手として掲載された。
解説者は齊藤優希四段。竹部は女流四段としてイベント出演者に名を連ねている。
2025年8月16日の自粛発表から1年余りが経過した時期に、公式のイベント出演情報が再び掲載されたことになる。
2025年から2026年までの活動状況まとめ| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2025年8月16日 | JTプロ公式戦 | 発言について謝罪、公務自粛を発表 |
| 2025年9月1日 | 女流王位戦 | 飯野愛に勝利 |
| 2026年6月3日 | 棋聖戦関連イベント | 大盤解説会の担当者として掲載 |
| 2026年6月10日 | 女流順位戦D級 | 石高澄恵に勝利 |
| 2026年10月5日 | 日本将棋連盟の告知 | 10月25日の竜王戦関連イベント出演者として掲載 |
| 2026年11月時点 | 棋士データベース | 現役女流四段として掲載 |
この経緯から分かるのは、竹部が競技活動を継続し、2026年にはイベント出演についても公式告知が再び出ているということだ。
一方、自粛解除を独立した形で宣言した公式発表については、確認できる資料が見当たらない。
したがって、2026年の活動状況は「現役棋士として対局を継続し、対局以外の仕事についても公式イベントへの出演情報が確認できる」と整理するのが適切だ。
【プロの結論】竹部さゆりの現在を正しく理解する3つのポイント
竹部さゆりの現在について、情報を見極める際には三つの基準が役立つ。
1. 現役かどうかは公式プロフィールと対局記録で判断する
話題になった出来事やSNS上の反応だけでは、棋士としての現役・引退は判断できない。
日本将棋連盟の現役女流棋士一覧に掲載され、公式戦の対局結果も更新されていることが、現役であることを示す根拠になる。
2. 公務自粛と対局休止を混同しない
2025年の発表は、対局以外の公務を対象とするものだった。
そのため、公式戦に出場していることと、公務を自粛していることは両立する。
この区別は、将棋界に限らず、競技者が試合と普及活動を並行して担う分野を理解するうえでも重要だ。
3. 活動再開は実際の出演情報で判断する
2026年10月の日本将棋連盟によるイベント告知は、竹部の公の仕事に関する具体的な情報である。
ただし、出演予定の掲載と自粛解除の正式発表は同じではない。両者を分けて捉えることで、実態を誤解しにくくなる。
竹部さゆりの場合、棋士としての競技実績と、聞き手・解説者としての活動は別々の評価軸で見る必要がある。
竹部さゆりに関するよくある質問(FAQ)
Q1:竹部さゆりは2026年現在も現役ですか?
A1:はい。日本将棋連盟の現役女流棋士一覧に女流四段として掲載されています。2026年度の公式対局成績も確認できます。
Q2:竹部さゆりはなぜ公務を自粛したのですか?
A2:2025年8月16日のJTプロ公式戦に関連する大盤解説で、対局者の非公開のプライベート情報に言及したことが問題視されました。その後、本人がXで謝罪し、対局以外の公務を当面1年間自粛すると発表しました。
Q3:竹部さゆりは将棋の対局も休止していたのですか?
A3:いいえ。自粛の対象は対局以外の公務でした。2025年9月には女流王位戦予選に出場し、飯野愛に勝利しています。
Q4:竹部さゆりは2026年に活動を再開しましたか?
A4:2026年6月の棋聖戦関連イベントや、10月25日の竜王戦関連イベントについて、公式の出演情報が確認できます。特に10月のイベントは、2025年8月の自粛発表から1年を経過した後のものです。ただし、自粛解除を明示する独立した発表とは区別する必要があります。
Q5:竹部さゆりの師匠と代表的な実績は何ですか?
A5:師匠は伊藤果八段です。1996年度の第4期倉敷藤花戦でタイトル挑戦を果たし、2019年1月16日に女流四段へ昇段しています。
竹部さゆりは、2026年11月現在も現役の女流四段として日本将棋連盟の公式データベースに掲載されている。
1996年度の第4期倉敷藤花戦でタイトルに挑戦し、2019年には女流四段へ昇段。長年にわたって公式戦に参加してきた棋士だ。
2025年8月のJTプロ公式戦での発言問題では謝罪し、対局以外の公務を1年間自粛すると発表した。しかし、対局活動そのものは継続していた。
そして2026年には、棋聖戦関連イベントへの出演情報や、10月の竜王戦関連イベントの聞き手としての掲載も確認できる。
竹部さゆりの現在を一言で整理するなら、「現役女流棋士として対局を続け、2026年には対局以外の公の活動についても再び公式情報が確認できる状態」だ。
今後の動向を追う際には、日本将棋連盟の棋士データベース、月別対局結果、公式イベント情報を確認することが、最も確実な判断材料となる。
主な参照資料:日本将棋連盟「棋士データベース」「対局・成績」「イベント情報」、日本将棋連盟棋聖戦中継ブログ、日刊スポーツ、スポニチ、J-CASTニュース。