東京水陸両用バスで特に気をつけたいのが、天候と海の状態です。
一般的な観光バスなら、雨が降っていても道路を走行できます。しかし、水陸両用バスは海へ入るため、風や潮位、波の状態なども運航判断に関係します。
雨の日や強風の日は運休する?各社の公式案内で示されている主な運休要因は次のとおりです。
- 強風や突風
- 大雨や雷雨
- 霧などによる視界不良
- 潮位や海面の状態
- 車両の故障・整備
- 道路事情や周辺工事、イベントによる運行変更
スカイダックでは、強風・大雨・雷雨・車両不具合などが発生した場合、運営会社の判断で急遽運休または中止となることがあります。
TOKYO NO KABAも、風・雷・霧・水位などの状況によって運休する場合があると案内しています。
実際、TOKYO NO KABAは2026年6月に車両整備による運休を経験し、スカイダックも天候による運休情報を随時公表しています。
大切なのは、天気予報で雨が降るかどうかだけを判断材料にしないことです。晴れていても強風や潮位の関係で運休する可能性があります。
車内は濡れる?雨具は必要?スカイダックは屋根が付いていますが、窓ガラスがない構造です。そのため、雨や水しぶきが車内に入り込むことがあります。
公式FAQでは、傘の使用を禁止しており、必要な場合はチケットカウンターでレインコートを購入するよう案内しています。
TOKYO NO KABAについても、風雨や水しぶきによって衣服が濡れる可能性があります。
おすすめの準備は次のとおりです。
- 濡れても問題のない服装にする
- 帽子や荷物が飛ばされないように注意する
- 寒い季節は風を通しにくい上着を用意する
- 夏は飲み物と日差し対策を準備する
- 傘に頼らずレインコートを用意する
特に夏場は、車内の温度や直射日光にも注意が必要です。
水陸両用バスの仕組みとは?どうやって海に入る?水陸両用バスは、道路を走る自動車と水上を進む船の機能を1台に組み合わせた特殊車両です。
基本的には、次の2つの仕組みを使い分けます。
陸上では自動車として走行
通常のバスと同じように車輪を使って道路を走ります。観光地の道路や市街地を移動する際はこちらの機能を使います。
水上では船として航行
水に浮かぶ構造の車体を利用し、水上ではプロペラなどの推進装置によって前進します。舵を使って進行方向を調整します。
TOKYO NO KABAの公式車両紹介によると、車両は全長11.9m、幅2.49m、重量13.86t、定員38人。水上での航海速力は6.0ノットです。
また、東京観光公式サイトGO TOKYOによると、両サービスとも入水前に風の強さや潮流の状況を確認しています。
つまり、単純にタイヤが付いたバスを海へ走らせているわけではありません。水上で安全に航行できるように設計された専用車両なのです。
レインボーブリッジの下を通れるのが大きな魅力東京水陸両用バスの魅力は、道路から眺める景色と海上から眺める景色がまったく違うことです。
特にレインボーブリッジの下を通る体験は、陸上観光ではなかなか味わえません。
橋の巨大な構造を真下から見上げると、普段見慣れた東京の景色も違って見えます。
スカイダックとTOKYO NO KABAは、いずれもレインボーブリッジ周辺の水上観光を楽しめますが、ルートや航行時間は同じではありません。
なお、通常の水上バスや東京湾クルーズとは異なり、水陸両用バスは陸上から水上へ乗り換えなしで移動できることが特徴です。
【口コミ・評判を検証】実際に乗る価値はある?

東京水陸両用バスの口コミでは、入水時の迫力や東京湾からの眺望が評価される一方、料金や暑さ、風の強さなどが気になるポイントとして挙がっています。
スカイダック台場の口コミ・評判予約・体験サイトVELTRAでは、スカイダック台場の体験談が掲載されており、掲載時点での評価は4.34/5点(53件)です。
2026年7月の体験談では、東京湾からの景色やレインボーブリッジをくぐる体験について、想像以上に楽しめたという感想が紹介されています。
一方で、車内にエアコンがないことによる暑さや、ツアー終盤の車両洗浄時間が気になったという意見もあります。
このことから、スカイダックは景色を楽しむだけでなく、入水の瞬間を体験したい人に適したアトラクション性の高い観光ツアーといえます。
TOKYO NO KABAの口コミ・評判TOKYO NO KABAについては、Yahoo!マップなどに利用者の口コミが掲載されています。
Yahoo!マップでは、掲載時点で12件の総合評価が3.57。2026年8月の口コミには、2歳児の料金が必要だったものの、ダイナミックな水しぶきも含めて満足できたという感想があります。
一方、過去の口コミには夏場の暑さを指摘する声も見られます。
また、車両の操縦や水上航行に興味を持った利用者からは、普段のバスとは違う乗り物として評価されています。
ただし、口コミサイトごとに評価の算出方法や投稿数、投稿時期が異なるため、スカイダックの評価と単純に比較するのは適切ではありません。
どんな人におすすめ?失敗しない選び方| 利用者の希望 | おすすめ |
|---|---|
| 入水の迫力を楽しみたい | スカイダック台場 |
| 東京湾の景色を長めに楽しみたい | スカイダック台場 |
| 短時間で観光したい | TOKYO NO KABA |
| アクアシティで食事や買い物もしたい | TOKYO NO KABA |
| カバのユニークな車体が好き | TOKYO NO KABA |
| ゴジラの特別企画を楽しみたい | スカイダック台場の対象便 |
一方で、次のような人は注意が必要です。
- 強い風や水しぶきが苦手な人
- 車内にトイレがないと困る人
- 車椅子での乗降に専用設備が必要な人
- ベビーカーや大きな荷物を持ち込む予定の人
- 天候による急な運休で旅行日程を変更できない人
TOKYO NO KABAは乗車時に8段の階段があり、車椅子用リフトもありません。スカイダックも車椅子での乗車には対応していません。
また、両サービスとも車内にトイレはありません。乗車前に済ませておくと安心です。
【東京水陸両用バスに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:東京水陸両用バスは予約なしでも乗れますか?
A1:スカイダックは事前予約がおすすめで、空席があれば当日券を購入できる場合もあります。TOKYO NO KABAは当日でもオンライン予約できますが、事前予約・事前決済が必要です。どちらも満席の場合は乗車できません。
Q2:東京水陸両用バスは雨の日でも運行しますか?
A2:雨だけで必ず運休になるわけではありません。ただし、強風・大雨・雷雨・潮位などの状況によって運休する場合があります。当日の公式運行情報を確認してください。
Q3:東京スカイツリー周辺でも水陸両用バスに乗れますか?
A3:スカイダック東京のとうきょうスカイツリーコースは、2025年7月1日から当面の間運休しています。運航再開が決まった場合は公式サイトで告知される予定です。2026年11月現在は、お台場のスカイダック台場やTOKYO NO KABAを候補にするのがおすすめです。
東京水陸両用バスは、陸上観光と東京湾クルージングを一度に楽しめる、東京ならではの観光体験です。
2026年11月現在、お台場で選びたい代表的なサービスは、スカイダック台場とTOKYO NO KABAの2つです。
最後に、選び方を整理します。
- 迫力と景色を重視するならスカイダック台場。 約50分のコースで、東京湾への入水やレインボーブリッジの下を通る体験が楽しめます。
- 短時間で気軽に楽しむならTOKYO NO KABA。 約35分のコースで、アクアシティお台場を拠点に観光できます。
- 料金を抑えたいならスカイダック。 平日・休日ともに大人料金はTOKYO NO KABAより200円安く設定されています。
- 予約は事前に済ませる。 とくに土日祝日や特別企画の期間は、希望便の空席確認が欠かせません。
2026年はTOKYO NO KABAのKABA4導入や、スカイダック台場のゴジラ特別企画など、新しい動きもあります。
一方、とうきょうスカイツリーコースのように運休が続くコースもあるため、過去の観光記事や古い時刻表だけで判断しないことが大切です。
【プロの結論】初めて東京の水陸両用バスに乗るなら、乗車時間と料金のバランスを重視する人にはスカイダック台場、アクアシティお台場での観光と組み合わせたい人にはTOKYO NO KABAがおすすめです。
どちらを選んでも、道路から海へと景色が切り替わる瞬間は特別な体験になります。予約日、乗り場、天候による運休情報を確認して、東京湾ならではの観光を楽しんでください。
主な確認資料:日の丸自動車興業「SKY BUS TOKYO」公式情報、フジエクスプレス「TOKYO NO KABA」公式情報、東京都観光財団「GO TOKYO」、東京港埠頭株式会社「海上公園なび」、港区観光協会、各体験予約・口コミサービス。