ウエンツ瑛士のキャリアで最も大きな転換点の一つが、2018年のロンドン留学です。テレビ番組のMCや俳優として安定した仕事を持っていた彼が、なぜ日本での活動をすべて休止して海外へ渡ったのでしょうか。
留学を決めた理由はウエストエンドへの憧れ2018年8月28日、ウエンツ瑛士は日本テレビ系『火曜サプライズ』の生放送で、同年10月からイギリス・ロンドンに留学することを発表しました。9月末で日本での芸能活動を休止し、約1年半にわたって演劇を学ぶ計画でした。
最大の目的は、ミュージカルの本場であるロンドンのウエストエンドの舞台に立つことです。本人によれば、この夢を意識し始めたのは30歳ごろ。発表時点ですでに数年間、日本で仕事を続けながら実現に向けて努力していました。
「僕にはいつかロンドンのウエストエンドで舞台に立ちたいという夢があります」
これは2018年8月28日に公表された本人の留学報告に含まれていた言葉です。単なる語学留学ではなく、俳優としての目標を実現するための演劇留学だったことが分かります。
また、ヤマハ英語教室のインタビューでは、演劇の本場で学びたいという思いに加え、異文化の中でコミュニケーション能力を磨くこと、国際結婚をした両親の思いを知ること、長年働き続けてきた生活から離れてさまざまな経験をすることも、渡英の理由として挙げています。
留学前に抱えていた仕事への葛藤2020年のNumber Webのインタビューでは、ウエンツ瑛士は20代後半から仕事に対するモヤモヤを感じていたと振り返っています。経験を積み、仕事をある程度こなせるようになった一方で、以前ほど仕事を楽しめなくなっていたという趣旨の話をしています。
この背景を考えると、留学は単に海外で英語を習得したいという理由だけではありません。長年の芸能活動で身につけた技術や立場に安住せず、もう一度、自分ができないことに挑戦したいという気持ちがあったと考えられます。
留学の発表時には、所属事務所が当初反対していたことも本人がテレビ番組で明かしています。仕事の調整が必要な決断だったことからも、衝動的な海外移住ではなかったことがうかがえます。
ロンドンでの生活と舞台への挑戦2018年10月に渡英したウエンツ瑛士は、語学学校に通いながら演技を学びました。留学前は英語がほとんど話せず、英会話学校にも毎日通う生活だったと、帰国後のテレビ出演で振り返っています。
特に印象的なのは、2019年11月にロンドンで実現させた英語による二人芝居です。ビザの関係で収入を得る公演にはできなかったため、自費で脚本家を雇い、オリジナル作品を上演する形で舞台に立ちました。
つまり、留学中も学校で勉強するだけではなく、実際に舞台を成立させるところまで行動していたのです。これは、俳優として現場に立つことを目標にしていた彼らしい経験です。
2020年3月に帰国し、同年4月から日本での芸能活動を本格的に再開しました。約1年半の留学は、芸能界からの引退ではなく、自分の表現力を磨くための一時的な活動休止だったのです。
参考:オリコンニュース、日刊スポーツ、Number Web、ヤマハ英語教室、MANTANWEB。
【留学後の活動】俳優・MCとして進化したウエンツ瑛士の現在

2020年の帰国後、ウエンツ瑛士はバラエティー番組への出演を再開するとともに、舞台やドラマ、映画にも活動の幅を広げています。
留学前と同じようにテレビで活躍する一方、舞台への出演を継続している点が特徴です。ロンドンで学んだ演劇や語学の経験を、帰国後の仕事に生かしていることが分かります。
俳優としての主な出演作品ウエンツ瑛士の俳優としての経歴は、子役時代から現在まで長く続いています。テレビドラマ、映画、舞台という異なるジャンルで出演実績があります。
| 分野 | 主な作品 | 時期 |
|---|---|---|
| 舞台 | 美女と野獣 | 1994年 |
| ドラマ | ごくせん | 2002年 |
| ドラマ | のだめカンタービレ in ヨーロッパ | 2008年 |
| ドラマ | 日本沈没-希望のひと- | 2021年 |
| 舞台 | ショウ・マスト・ゴー・オン | 2022年 |
| 映画 | 湯道 | 2023年 |
| 舞台 | 太平洋序曲 | 2023年 |
| 舞台 | アンドレ・デジール 最後の作品 | 2023年 |
| 舞台 | オーランド | 2024年 |
| ドラマ | ギークス~警察署の変人たち~ | 2024年 |
| ドラマ | プライベートバンカー | 2025年 |
特に舞台作品の充実ぶりは注目に値します。2022年の『ショウ・マスト・ゴー・オン』、2023年の『太平洋序曲』や『アンドレ・デジール 最後の作品』、2024年の『オーランド』など、舞台での経験を積み重ねています。
テレビドラマでは『ギークス~警察署の変人たち~』や『プライベートバンカー』などにも出演。映画では『湯道』への出演実績があります。
こうした出演歴を見ると、ウエンツ瑛士はバラエティー番組だけのタレントではなく、舞台・映像の双方で俳優としてのキャリアを継続していることが分かります。
参考:2025年7月掲載の元気の輪インタビュー、新日本フィルハーモニー交響楽団の出演者プロフィール、所属事務所公式情報。
MCとしての実績とテレビでの存在感ウエンツ瑛士は、俳優業と並行して司会・MCの仕事でも実績を積んできました。
代表的なのが、日本テレビ系『火曜サプライズ』です。約12年間MCを務め、ゲストとのトークや街歩き、飲食店での交流などを通じて番組を盛り上げました。2021年3月の番組終了は、長年続いたレギュラーMCとしての一つの区切りとなりました。
彼のMCとしての特徴は、相手の話を受け止めながら、場の雰囲気に合わせて会話を展開できることです。子役時代からバラエティーの現場を経験してきたことに加え、WaTでの音楽活動や俳優としての経験も、ゲストとの接し方に幅を持たせています。
その後も音楽特番やバラエティー番組などで司会・出演を続けています。テレビ局から継続してMCを任されていることは、ウエンツ瑛士のタレントとしての重要な実績です。
【2026年最新】ウエンツ瑛士の現在の出演番組とYouTube活動
2026年現在のウエンツ瑛士は、テレビ出演、音楽番組のMC、YouTubeなど、複数の媒体で活動しています。特に注目したいのが、2026年11月に予定されている大型音楽特番への出演と、YouTubeチャンネルでの発信です。
2026年の主なテレビ出演・出演予定2026年10月26日、読売テレビは『ベストヒット歌謡祭2026』の放送概要を発表しました。ウエンツ瑛士は、宮根誠司とともに総合司会を務めます。
ベストヒット歌謡祭2026
11月11日(水)19:00
大阪城ホールから約3時間の生放送
総合司会: 宮根誠司・ウエンツ瑛士
読売テレビが2026年10月26日に発表。
この番組は、長い歴史を持つ年末の大型音楽特番です。ウエンツ瑛士は2025年に続き、2026年も宮根誠司とタッグを組みます。多数のアーティストが出演する生放送で進行を担うことは、音楽活動の経験を持つ彼にとっても強みを生かせる仕事です。
また、2026年11月6日から13日までのテレビ番組情報には、次のような出演が掲載されています。
- 『チコちゃんに叱られる!』:NHK総合。11月6日放送回にゲスト出演し、11月7日に再放送。
- 『会話が続く!リアル旅英語』:NHK Eテレ。11月7日から13日にかけて複数の放送回に出演。
- 『子犬が家にやってきた!』:NHK総合。11月12日放送回に出演。
- 『楽屋馬なし』:関西テレビ。11月5日放送回に出演し、麒麟・川島明らと競馬についてトーク。
これらの出演情報からも、バラエティー、教養・語学番組、トーク番組など、出演ジャンルが幅広いことが確認できます。なお、番組表に掲載された放送予定は、放送局の編成変更などによって変わる場合があります。
参考:読売テレビ公式発表、NHK番組情報、Gガイド、関西テレビ公式番組情報。
YouTubeチャンネル「ウエンティービー」とは?テレビとは違ったウエンツ瑛士の一面を見られるのが、YouTubeチャンネル「ウエンティービー」です。
2021年4月4日に最初の動画を公開。チャンネルのコンセプトは「やりたいことをやる」で、テレビ番組では見せにくい日常や、飾らない本人の姿を届けることを目指してスタートしました。『火曜サプライズ』を手がけたスタッフも制作に協力しています。
テレビでは進行役やゲストとしての姿が中心ですが、YouTubeでは本人の日常や趣味、友人との交流など、より自由な企画を展開しています。
2026年10月の公開動画を見ると、活動は現在も継続しています。例えば、次のような動画が公開されています。
- 10月3日:平愛梨とのコラボレーション企画。
- 10月16日:韓国発祥の野菜・果物そっくりのパンを紹介する企画。
- 10月23日:両学長との自宅でのトーク企画。
- 10月30日:TGC北九州の前日に下関・小倉を巡ったVlog。
10月30日の動画は、11月5日時点で確認できる最新公開動画として紹介されています。芸能活動の裏側だけでなく、旅行や食事、知人との会話など、日常に近いテーマも扱っているのが特徴です。
加えて、YouTubeチャンネルではメンバーシップも展開しており、限定動画や生配信、イベントなどの企画も用意されています。
「ウエンティービー」は、テレビのウエンツ瑛士と、普段のウエンツ瑛士の両方を知りたい人にとって、活動を追ううえで重要な発信媒体になっています。
参考:MANTANWEBのチャンネル開設報道、ユーチュラの2026年11月5日時点の公開動画情報。
【タレントとしての評判】ウエンツ瑛士が長く活躍できる理由と強み
ウエンツ瑛士の芸能活動を評価する際、注目すべきなのは、子役から現在まで仕事の種類を変えながら芸能界に居場所を築いてきた点です。
単純にテレビ出演の多さだけで評価するよりも、俳優、歌手、MC、YouTubeという異なる活動をどのように組み合わせているかを見ると、彼のタレントとしての特徴が理解しやすくなります。
1. 異なるジャンルを行き来できる対応力ウエンツ瑛士は、子ども向け番組から音楽活動、舞台、ドラマ、映画まで幅広い現場を経験しています。
それぞれの仕事では求められる能力が異なります。MCでは会話のテンポや進行力、俳優では役柄への理解と表現力、音楽活動では歌唱やステージでの対応力が必要です。
こうした複数の経験を持っていることが、出演ジャンルの幅を支える要因になっています。
2. 留学によって自分の仕事を見直した経験2018年の留学は、すでに知名度とレギュラー番組を持っていたタレントが、一度それらを手放して学び直すという選択でした。
海外経験によって、英語力だけでなく、異なる文化や価値観に触れる機会も得ています。帰国後に舞台への出演を継続していることからも、留学が一時的な話題づくりに終わらなかったことが分かります。
3. テレビとデジタルの両方で活動できるテレビでは大型音楽特番のMCを務める一方、YouTubeでは日常的な企画やコラボレーションを発信しています。
テレビは幅広い視聴者に認知される場であり、YouTubeは本人の企画や個性を比較的自由に見せられる場です。両者を使い分けることで、従来のテレビ視聴者だけでなく、動画を中心に情報を得る層にも接点を持てます。
4. ウエンツ瑛士の評判を判断するポイントタレントとしての評価を考える場合、次の3つの観点が参考になります。
- MCとしての実績を重視する人: 『火曜サプライズ』の長期MCや『ベストヒット歌謡祭』の総合司会など、番組を進行する仕事に注目したい人。
- 俳優としての実力を知りたい人: 舞台やドラマなど、実際の出演作品を見て演技の幅を評価したい人。
- 素顔や日常を知りたい人: 「ウエンティービー」の動画を通じて、テレビとは違う自然体の姿を見たい人。
一方、ウエンツ瑛士の活動をバラエティー番組のMCだけで評価すると、舞台や俳優としての実績を見落としやすくなります。逆に、俳優としての活動だけを見ていると、長年培ってきたトーク力や音楽活動の経験を十分に把握できません。
多面的な活動を一つのキャリアとして捉えることが、ウエンツ瑛士の現在を理解するうえで大切です。
【ウエンツ瑛士の現在に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ウエンツ瑛士は2026年現在、何歳ですか?
1985年10月8日生まれで、2026年11月現在41歳です。東京都出身で、父親はドイツ系アメリカ人、母親は日本人です。
Q2:ウエンツ瑛士は現在も芸能活動をしていますか?
はい。2026年11月現在もテレビ、MC、YouTubeなどで活動しています。11月11日放送予定の『ベストヒット歌謡祭2026』では、宮根誠司とともに総合司会を務めます。
Q3:ウエンツ瑛士がロンドンに留学した理由は何ですか?
ロンドンのウエストエンドの舞台に立つという夢を実現するためです。2018年10月から約1年半、演劇と語学を学び、2019年には現地で英語による二人芝居にも挑戦しました。
Q4:WaTはなぜ解散したのですか?
WaTはウエンツ瑛士と小池徹平による音楽デュオで、2016年2月にベストアルバム『卒業BEST』をもって解散しました。2011年以降は個人活動が中心となり、2015年に一度再始動しています。
Q5:ウエンツ瑛士のYouTubeチャンネル名は何ですか?
「ウエンティービー」です。2021年4月に動画配信を開始し、日常の様子や旅行、ゲストとのコラボレーションなど、テレビとは異なる企画を公開しています。2026年10月にも新しい動画が公開されています。
Q6:ウエンツ瑛士は英語を話せますか?
幼少期から英語を日常的に使っていたわけではなく、留学前は英語が苦手だったと本人が語っています。2018年のロンドン留学で語学学校に通い、英語による二人芝居を実現するまでに語学力を身につけました。
ウエンツ瑛士は、4歳でモデルデビューして以来、子役、俳優、歌手、タレント、MCと、さまざまな分野で活動してきました。
『天才てれびくん』で知名度を高め、小池徹平とのWaTで音楽シーンでも成功。その後、2018年にロンドン留学を決断し、約1年半の演劇・語学留学を経て2020年に日本での活動を再開しました。
留学後は『ショウ・マスト・ゴー・オン』『オーランド』などの舞台や、ドラマ、映画に出演。加えて、YouTube「ウエンティービー」を通じて、テレビとは違う日常や人柄も発信しています。
2026年11月現在は、『チコちゃんに叱られる!』や『会話が続く!リアル旅英語』などの番組への出演に加え、『ベストヒット歌謡祭2026』の総合司会も担当。YouTubeでも10月に複数の新作動画を公開しており、活動の幅は広がっています。
ウエンツ瑛士の魅力は、長年の芸能活動で培った親しみやすさだけではありません。安定した仕事を持ちながら海外留学に挑戦し、帰国後も新しい表現の場を開拓してきた姿勢にあります。
今後の活動を見る際には、テレビでのMCとしての顔だけでなく、舞台俳優としての挑戦やYouTubeでの発信にも注目したいところです。子役時代から続くキャリアは、2026年も新たな段階を迎えています。