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【契約終了の経緯】2022年に吉岡里帆と星野源はなぜ降板した?

高杉 葵 高杉 葵 • 更新: • 公開: • 読了約 12 分
目次

どんぎつねの復活を理解するために、2022年の契約終了報道を整理しておきたい。

当時、視聴者がシリーズ終了を意識した大きなきっかけは、2022年2月16日に公開された「さよなら、どんぎつね篇」だった。

「さよなら、どんぎつね篇」が残した意味深な結末

このCMでは、いつものように星野源演じる青年と吉岡里帆演じるどんぎつねが登場する。しかし、突然部屋に雪が降り始め、周囲の景色が一面の雪原に変化。どんぎつねは着物を残して狐の姿に戻り、青年の前から姿を消してしまう。

最後には、どんぎつねの帰りを待ち続ける青年と、それを見ている老夫婦の会話が描かれる。特に「また若ぇもんが化かされとる」「きつねか?」「いんや、マーケティングだ」というやり取りは、CMそのものを広告として笑い飛ばす印象的な演出だった。

この作品について、日清食品は2022年2月の取材時点では、今後のCM展開について回答を控えていた。つまり、CMのタイトルだけでシリーズの完全終了が公式発表されたわけではなかった。

2022年9月、日清食品が契約終了を説明

状況が明確になったのは、2022年9月28日付のJ-CASTニュースの報道だ。

同年9月から放映された「どんぎつねシーズン2 秋祭篇」は、実写ではなくアニメーションを採用。吉岡里帆と星野源の従来の出演形態から、新しいキャストと表現方法へ切り替わった。

この変更について、J-CASTニュースが日清食品ホールディングスの広報部に取材したところ、両者との契約について次の回答があった。

「お二人との契約は終了しています」

これは、2022年9月時点で吉岡里帆と星野源との出演契約が終了していたという明確な説明だ。

同社はアニメーションを採用した理由についても、普段は目に見えないどんぎつねの不思議な魅力を、さまざまな世界観で表現するためと説明している。

したがって、2022年の出来事は、単に吉岡里帆がCMから突然姿を消したという話ではない。契約期間の終了と、ブランド側の表現方法の転換が重なったものだった。

【復活理由を検証】なぜ2026年に吉岡里帆のどんぎつねが戻ったのか

吉岡里帆どんぎつね

2022年に契約が終了したにもかかわらず、2026年に再び吉岡里帆が起用された。この変化について、最も大切なのは「契約終了」と「キャラクターの永久終了」を同じ意味にしないことだ。

理由1:長年親しまれたキャラクターの認知力

2017年から2022年までの実写シリーズは、星野源と吉岡里帆の掛け合いを通して、どん兵衛という商品に独自の物語性を持たせてきた。

吉岡里帆のきつね耳、しっぽ、表情豊かな演技は、商品名だけでは伝えきれないブランドイメージを形成する要素になっていた。

2026年の復活では、この既存の認知度を活用しながら、以前とは異なる大人っぽいビジュアルを採用している。懐かしさと新鮮さを同時に打ち出せることは、長年続いた広告キャラクターならではの強みだ。

理由2:どん兵衛発売50周年という節目

2026年は、日清のどん兵衛が1976年の発売から50周年を迎える年でもある。

日清食品は3月に発売当時の味を再現した「どん兵衛 クラシック」を発売し、夏には本枯節を新たに配合した商品リニューアルを発表した。加えて、9月には新しいおだしを訴求するテレビCMを展開している。

こうした動きから、2026年は商品の歴史を振り返るだけでなく、次の時代に向けてブランドの魅力を再発信する重要な時期だったことが分かる。

吉岡里帆の復帰も、この50周年イヤーにおけるブランド再訴求の流れと重なっている。ただし、日清食品が「50周年だから吉岡里帆を復帰させた」と復活の直接的な理由を明言したわけではない。

理由3:商品の魅力を伝える広告へ

2026年のCMでは、過去のように青年とどんぎつねの掛け合いを中心にするのではなく、鰹節やおだしを映像の主役に据えている。

つまり、吉岡里帆の存在そのものを懐かしませるだけではなく、どん兵衛の味わいを視覚的に印象づける役割が強くなっている。

これは広告戦略としても興味深い変化だ。かつてのシリーズがキャラクター同士の関係性を楽しませる物語だったとすれば、2026年版はキャラクターの魅力を商品の品質訴求に結びつける構成になっている。

【新キャラクターとメイキング】きつねあにきとの関係や撮影の裏側

新キャラクター「きつねあにき」とは?

2026年のどん兵衛関連企画で注目されているのが、新キャラクターのきつねあにきだ。

どん兵衛の発売50周年を記念して誕生した公式キャラクターで、従来のどんぎつねとは異なるキャラクター展開を担っている。

9月11日の「おだしが変わった篇」では、パリ風の街並みを歩くどんぎつねが笑顔で手を振る場面に登場する。きつねあにきは自分に向けられた合図だと思うようなコミカルな演出があるが、日清食品の公式ストーリーでは、実際にどんぎつねが待ち合わせていた相手は女友達と説明されている。

ここは見落としやすいポイントだ。きつねあにきは新CMの演出に登場するものの、どんぎつねの新しい相棒として物語が確定したわけではない。

吉岡里帆のメイキング映像にも注目

2026年3月の復活時には、CM本編だけでなくメイキング動画とインタビュー動画も公開された。

インタビューでは、久しぶりにどんぎつねの耳をつけた感想について、吉岡里帆が次のように語っている。

「自分の一部っていう感覚がありますね、不思議と。『おかえり』っていう感じがしました」

このコメントから伝わるのは、どんぎつねという役が、吉岡にとって単なる過去のCM出演歴ではなく、長く親しんできたキャラクターになっていることだ。

また、復活CMのメイキングでは、打ち合わせに真剣に取り組む様子や、休憩中にカメラに笑顔を向ける姿などが公開された。

9月の「おだしが変わった篇」でもメイキング動画が公開され、パリジェンヌ風の衣装やヘアスタイルの変化、撮影中の表情などを楽しめるようになっている。

CM本編では完成されたキャラクターとして登場する一方、メイキングでは俳優・吉岡里帆として撮影に臨む姿が見られる。この違いも、ファンにとっての見どころだ。

【プロの結論】吉岡里帆のどんぎつね復活から読み取れること

今回の復活を広告・エンターテインメントの両面から見ると、重要なのは、過去の人気をそのまま再現するのではなく、キャラクターの価値を新しい商品訴求に接続している点だ。

2017年のどんぎつねは、青年と狐の不思議な日常を描く存在だった。2022年には実写シリーズの契約が終了し、アニメーションという新しい表現に移行した。そして2026年には、吉岡里帆が再登場し、ブランドの50周年と商品リニューアルを背景に新しい姿を見せている。

この流れは、広告キャラクターが一度の契約終了によって永久に消えるわけではないことを示している。出演契約とキャラクターそのものの展開は、別々に考える必要がある。

また、情報を見分ける際には、次の3点が判断基準になる。

- 契約終了:2022年に吉岡里帆と星野源との契約が終了したことは、日清食品の広報回答で確認できる。
- 復活:2026年3月31日のウェブ公開と4月24日の全国放映によって、吉岡里帆の再出演が確認できる。
- 新シリーズ:9月の本枯節CMや11月の商品パッケージから、復活後もキャラクター展開が続いていることが分かる。

一方、「星野源も2026年に復帰した」「きつねあにきがどんぎつねの後任になった」「2022年の契約終了にはトラブルがあった」といった解釈は、確認された事実とは区別する必要がある。

どんぎつねの魅力は、吉岡里帆の演技だけでなく、長く親しまれたキャラクター、商品の世界観、映像表現が組み合わさって生まれている。2026年の復活は、そのブランド価値を新しい形で活用した事例として見ることができる。

【吉岡里帆のどんぎつねに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:吉岡里帆のどんぎつねは2026年現在も活動している?

A1:活動している。2026年4月に「帰ってきたどんぎつね篇」、9月に「おだしが変わった篇」が全国放映された。11月2日発売の「年に一度のだし比べ」シリーズの商品パッケージにも登場している。

Q2:どんぎつねはいつ復活した?

A2:2026年3月31日にウェブで先行公開され、4月24日からテレビ放映が始まった。約4年ぶりの復活となった。

Q3:吉岡里帆と星野源は2022年に降板したの?

A3:2022年9月、日清食品ホールディングスの広報部がJ-CASTニュースの取材に対し、両者との契約終了を説明している。2026年の復活CMには吉岡里帆が出演しているが、星野源の復帰は確認されていない。

Q4:2026年の新キャラクター、きつねあにきとは?

A4:どん兵衛の発売50周年を記念して誕生した公式キャラクター。9月の「おだしが変わった篇」に登場するが、どんぎつねの待ち合わせ相手は女友達というのが公式ストーリーの説明だ。

Q5:2026年9月のCMで使われている曲は?

A5:布施明の「君は薔薇より美しい」をアレンジした楽曲。歌詞の「変わった」という印象的なフレーズを、衣装やヘアスタイルの変化と商品のだしのリニューアルに重ねている。

Q6:吉岡里帆のどんぎつねのメイキングは見られる?

A6:見られる。2026年3月の「帰ってきたどんぎつね篇」と9月の「おだしが変わった篇」の両方で、日清食品グループ公式チャンネルからメイキング動画が公開されている。

吉岡里帆のどんぎつねは、2017年の登場から多くの視聴者に親しまれ、2022年の契約終了を経て、2026年に約4年ぶりの復活を果たした。

2026年3月31日の「帰ってきたどんぎつね篇」、4月24日の全国放映、9月11日の「おだしが変わった篇」と、復活後も新しい展開が続いている。

さらに11月2日には、吉岡里帆扮するどんぎつねが「年に一度のだし比べ」シリーズの商品パッケージにも登場。CMの一時的な復帰にとどまらず、50周年を迎えたブランドの新たな顔として活躍している。

星野源との共演時代を懐かしむ人にとっても、2026年から初めてどんぎつねを知った人にとっても、今回の復活は見逃せない出来事だ。かつてのかわいらしさに大人の魅力を加えた吉岡里帆のどんぎつねが、今後どのような姿を見せるのか注目したい。

主な情報根拠: 日清食品グループ公式CM・ニュースリリース、J-CASTニュース、CINRA、シネマトゥデイ、グルメWatch、放送ライブラリー。

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高杉 葵

アイドル・グラビア担当。所属事務所の公式発表を一次情報とし、憶測は書きません。

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