原口氏がもう一つ大きな病気を公表したのが、2023年です。
このとき診断されたのは、悪性リンパ腫の一種である「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)」でした。
2016年の骨形成不全症とは異なり、こちらは血液細胞に関係するがんです。
1. 2023年1月末に悪性リンパ腫と診断日刊スポーツなどの報道によると、原口氏は2022年末ごろから喉の渇きや声の出にくさを感じていました。
2023年1月には喉の痛みが強くなり、医療機関を受診。左側の扁桃腺の腫れなどが見つかり、検査の結果、悪性リンパ腫と診断されました。
報道された主な情報は次のとおりです。
- 診断時期:2023年1月末
- 病名:びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
- 病期:ステージ2
- 治療:薬物療法
- 治療間隔:原口氏の説明では3週間ごと
2023年4月11日には、原口氏は闘病中であることや、治療に伴って髪が抜け、ウィッグを着用していたことを公表しました。
その後、4月22日の音声配信で具体的な病名を明らかにし、25日に各社が報じています。
2. びまん性大細胞型B細胞リンパ腫とは?
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)
Bリンパ球という白血球の一種ががん化して発症する悪性リンパ腫です。進行が比較的速いタイプですが、薬物療法による治療効果が期待できます。
出典:国立がん研究センター がん情報サービス
国立がん研究センターのがん情報サービスによると、この病気は非ホジキンリンパ腫の一種で、Bリンパ球ががん化することによって発症します。
主な特徴は次のとおりです。
- 首や脇の下、足の付け根などのリンパ節が腫れる
- 腫れやしこりに痛みが伴わない場合もある
- 発熱や体重減少、大量の寝汗が現れることがある
- 病気の進行に応じて臓器などに影響する場合がある
治療は、抗がん薬や分子標的薬を組み合わせた薬物療法が中心です。病状によって放射線治療などが検討されることもあります。
3. 2023年6月に「がんが消えた」と回復を報告原口氏の闘病に関する大きな節目となったのが、2023年6月12日の国会での報告です。
この日、衆議院決算行政監視委員会で質問に立った原口氏は、治療の経過について説明しました。
「5カ月たち、ようやくがんが消えた。」
日刊スポーツによると、原口氏は治療によってがんが消えたことを報告し、与野党の議員や全国から寄せられた支援への感謝を述べました。
また、治療の影響で変化した外見についても触れ、髪の毛が再び生えてきていると説明しています。
さらに2023年10月の選挙ドットコムのインタビューでは、原口氏自身が寛解したことについて語っています。
ただし、「がんが消えた」「寛解した」という報告と、今後再発する可能性がないことは同じ意味ではありません。 治療後も医学的な経過観察が重要です。
4. 骨形成不全症と悪性リンパ腫はまったく別の病気検索する人が混同しやすいのが、2016年の難病と2023年のがんです。
両者の違いを整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | 骨形成不全症 | 悪性リンパ腫(DLBCL) |
|---|---|---|
| 病気の分類 | 先天性の骨の疾患 | 血液・リンパ系のがん |
| 主な原因 | コラーゲンなどに関係する遺伝子の異常 | Bリンパ球のがん化 |
| 主な影響 | 骨の脆弱性・骨折・変形 | リンパ節の腫れなど |
| 原口氏の公表 | 2016年12月 | 2023年4月 |
| 治療の方向性 | 骨折予防・薬物療法・外科的治療など | 抗がん薬・分子標的薬など |
| 2023年以降の報告 | 新たな詳細発表は確認できない | 2023年にがん消失・寛解を報告 |
両者に直接的な因果関係があるとする公表情報はありません。
骨形成不全症は骨の強度に関係する病気であり、悪性リンパ腫はリンパ球ががん化する病気です。病気の発生する仕組みも、治療の目的も異なります。
【2025年・2026年最新情報】原口一博氏の病気は現在どうなっている?

2026年現在の健康状態を考えるうえで、見逃せないのが2025年6月の骨折による入院と、その後の本人の発信です。
2025年6月に肋骨を複数本骨折して入院2025年6月16日、原口氏の負傷による入院が明らかになりました。
翌17日までに本人がXで状況を説明し、左脇腹の肋骨7本を骨折したことや、強い痛みで呼吸がしづらく、酸素吸入を受けていることを報告しました。
本人の説明では、疲れて眠っていたところ突然強い衝撃を感じ、ベッドから落ちていたとのことです。
その後、6月25日に自身のYouTubeチャンネルで退院を報告しました。この際には、肋骨を8本折ったと説明しています。
つまり、入院当初の報道では7本、退院時の本人の説明では8本とされていました。
この出来事について注意したいのは、骨形成不全症との関係です。
骨形成不全症には骨折しやすいという特徴がありますが、2025年の骨折が同疾患によって直接引き起こされたとする医学的な発表はありません。
また、骨折した原因について本人はベッドから落ちたと説明しています。病歴だけを根拠に、別の原因を断定することはできません。
2026年11月現在、病状について新しい発表はある?2026年11月6日時点で確認できる本人発信として、10月18日には自身のnoteで朝のライブ配信について記録しています。
政治・経済や国際情勢に関する複数の配信を行ったことが記されており、少なくとも公の場での情報発信を続けていることは確認できます。
一方、2026年の発信から、骨形成不全症の具体的な症状や悪性リンパ腫の寛解継続を医学的に判断することはできません。
現時点で押さえておきたい情報は次の3点です。
1. 骨形成不全症: 2016年の公表以降、現在の症状や治療内容に関する詳しい更新は確認できない。
2. 悪性リンパ腫: 2023年6月にがん消失を報告し、同年10月には寛解について説明した。
3. 2025年の骨折: 6月25日に退院を報告。その後も本人による発信活動が確認できる。
2026年現在、悪性リンパ腫が再発したとする確かな公表情報は確認できません。ただし、再発がないことや骨形成不全症の症状が改善したことまで断定できる情報もありません。
読者が知っておきたいのは、公の活動を続けていることと、病気が完全に治ったことは別の事実だという点です。
【原口一博氏の難病】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:原口一博氏の難病の病名は何ですか?
A1:2016年12月に本人が公表したのは、遺伝性の骨の難病です。当時の報道では、国指定難病274の「骨形成不全症」と伝えられています。
Q2:原口一博氏の骨形成不全症と悪性リンパ腫は同じ病気ですか?
A2:別の病気です。骨形成不全症は骨がもろくなり骨折しやすくなる先天性疾患です。一方、悪性リンパ腫はリンパ球ががん化する血液・リンパ系の病気です。
Q3:原口一博氏の悪性リンパ腫は治ったのですか?
A3:2023年6月に本人が「がんが消えた」と報告し、同年10月のインタビューでも寛解について説明しています。ただし、将来にわたる再発の可能性がなくなったと断定することはできません。
Q4:原口一博氏は2026年現在も骨折しやすい状態なのですか?
A4:骨形成不全症は骨折しやすさを特徴とする病気ですが、2026年現在の本人の骨密度や症状、治療状況は詳しく公表されていません。2025年6月には肋骨を複数本骨折して入院し、同月25日に退院しています。
原口一博氏の病気について、要点を振り返ります。
- 2016年: 遺伝性の骨の難病を公表。報道では骨形成不全症とされた。
- 指定難病274: 骨形成不全症は骨がもろくなり、骨折や骨の変形を起こしやすい疾患。
- 2023年: びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断され、治療を受けた。
- 2023年6月: 本人ががんの消失を報告。同年10月には寛解について説明した。
- 2025年: 肋骨を複数本骨折して入院し、退院を報告。
- 2026年: 公開活動は確認できるものの、現在の詳細な病状について新しい医学的発表は確認できない。
特に重要なのは、2016年の骨形成不全症と2023年の悪性リンパ腫を混同しないことです。
原口氏の闘病歴には、診断まで17年を要した骨の難病、がん治療と寛解の報告、そして再び起きた骨折という複数の出来事があります。
病気を抱えながら政治活動を続けてきた経緯は、難病患者の社会参加や、治療と仕事の両立を考えるうえでも示唆に富んでいます。
2026年現在の健康状態を正しく理解するには、本人が公表した病歴、医学的に確認できる病気の特徴、報道された出来事、そして最新の健康情報をそれぞれ分けて捉えることが大切です。