新型コロナウイルスに感染して自宅療養している人に食べ物を差し入れるなら、何を選ぶのがよいのでしょうか。相手を元気づけたい気持ちがあっても、発熱や喉の痛み、倦怠感、食欲不振などがあると、普段なら喜ばれる食べ物でも負担になることがあります。大切なのは、栄養価や価格だけでなく、食べやすさ、保存性、少量ずつ口にできるかどうかを考えることです。
2026年11月現在、日本では新型コロナウイルス感染症は5類感染症として扱われていますが、療養中の人への配慮や感染対策は引き続き必要です。この記事では、コロナ療養中におすすめの食べ物・飲み物15選を症状別に紹介。個包装や常温保存できる食品、避けたい差し入れ、食物アレルギーの確認方法、非接触で届ける際の注意点まで詳しく解説します。
【2026年最新】コロナ療養中の差し入れは何が正解?選び方の基本

コロナ療養中の人に食べ物を贈る際、最初に考えたいのは、相手が現在どのような症状を抱えているかです。
新型コロナウイルス感染症では、発熱、喉の痛み、咳、倦怠感、味覚・嗅覚の変化、食欲不振など、さまざまな症状が現れます。症状の組み合わせや程度には個人差があり、昨日まで食べられたものが今日は受け付けないこともあります。
そのため、健康によさそうな食品を一方的に選ぶのではなく、本人が今食べられるものを優先することが差し入れの基本です。
失敗しにくい差し入れの5つの条件- 食べやすい:柔らかく、喉への刺激が少ない。
- 少量で食べられる:一度に完食する必要がなく、残しても負担にならない。
- 保存しやすい:未開封なら常温保存できるなど、保管に困らない。
- 衛生的:個包装で、清潔に取り扱える。
- 相手が選べる:複数の食品を少量ずつ用意し、食べるタイミングを本人に任せられる。
厚生労働省によると、新型コロナウイルス感染症は2023年5月8日から5類感染症に移行し、法律に基づく一律の外出自粛要請はなくなりました。
ただし、発症後5日間は他人に感染させるリスクが高いとされ、発症日を0日目として5日間は外出を控えることが推奨されています。また、5日目になっても症状が続いている場合は、熱が下がり、喉の痛みや痰などの症状が軽快して24時間程度経過するまで外出を控えることが勧められています。
加えて、発症後10日間はウイルスを排出する可能性があるため、不織布マスクの着用や高齢者など重症化リスクの高い人との接触を控える配慮も必要です。差し入れは対面で手渡すより、玄関前への置き配や配送を利用する方法が適しています。
こうした考え方は、厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」に示されています。
【症状別】コロナ療養中におすすめの食べ物・飲み物15選
差し入れ食品は、症状に合わせて選ぶと失敗しにくくなります。ここでは、自宅療養中に取り入れやすい食品を15種類に分けて紹介します。
1. 食欲がないときにおすすめの食べ物発熱や倦怠感が強いときは、食事を準備すること自体が負担になります。食欲がない人には、開封するだけで口にできる食品や、少量でも摂取しやすいものが向いています。
① ゼリー飲料
コロナ療養中の差し入れとして、特に選びやすい食品です。スプーンを使わずに飲めるタイプなら、食器を洗う必要もありません。食欲が落ちているときでも、少しずつ口にしやすい点が魅力です。
味の好みが分かれるため、柑橘系や酸味の強いタイプが苦手でないか確認すると安心です。
② フルーツゼリー
果物の風味と水分を一緒に楽しめる食品です。小さなカップ入りなら、食べ切りやすく冷蔵庫にも保管しやすいでしょう。喉が痛い場合は、酸味の強い果物を使ったものより、桃や洋梨などの穏やかな味の商品が選択肢になります。
③ バナナ
柔らかく、皮をむくだけで食べられる手軽な食品です。調理器具を必要とせず、少量でもエネルギーを補給できます。熟したものは比較的食べやすく、食欲が戻り始めた人にも向いています。
④ プリン
滑らかな食感で、喉への刺激が少ない食品です。小容量のカップ入りなら一度に食べ切れない場合も負担になりません。卵や乳成分を含む商品が多いため、アレルギーの確認は必要です。
⑤ 飲むヨーグルト
固形物を食べるのがつらいときに候補となる食品です。タンパク質やカルシウムを含む商品もあります。ただし、乳製品が苦手な人や、下痢などの消化器症状がある人には向かない場合があります。
2. 喉が痛いときに食べやすい食品喉の痛みが強いときは、硬いものや乾燥した食品を避け、柔らかく水分を含んだものを選びます。
⑥ おかゆ
消化しやすく、柔らかな食事の代表格です。レトルトのおかゆなら温めるだけで食べられ、調理の負担も抑えられます。梅干しや塩昆布などの薬味は、喉の状態や好みに合わせて本人が追加できるようにするとよいでしょう。
⑦ 茶碗蒸し
滑らかな食感で、比較的飲み込みやすい食品です。卵を使ったタンパク質源としても選択肢になります。ただし、冷蔵保存が必要な商品が多いため、持ち運び時の温度管理には注意してください。
⑧ ヨーグルト
柔らかな食感で、食事の量が少ないときの補助食品になります。酸味が刺激になる人もいるため、プレーンタイプや低酸味の商品など、本人が食べやすいものを選びます。
⑨ ポタージュスープ
コーンやかぼちゃ、じゃがいもなどを使ったポタージュは、固形物を噛む負担を減らせます。レトルトパウチや紙パック入りなら保存や取り扱いも簡単です。熱すぎる状態では喉を刺激することがあるため、適温に冷ましてから飲むのがポイントです。
⑩ 桃や洋梨などのフルーツ缶詰
柔らかく加工された果物は、噛む力が弱っているときにも比較的食べやすい食品です。未開封で常温保存できる商品も多く、少量ずつ食べられる点もメリットです。開封後は表示に従って冷蔵保存し、早めに食べ切る必要があります。
3. 発熱時や水分不足が気になるときの飲み物発熱時には、食事だけでなく水分補給も大切です。飲み物は本人が飲みやすいものを中心に選びましょう。
⑪ 水・ミネラルウォーター
クセがなく、日常的な水分補給に使いやすい飲み物です。500mlなどの小さなペットボトルなら、開封後に飲み切れない場合も管理しやすくなります。
⑫ 麦茶
カフェインを含まない飲み物を希望する人に向いています。常温保存可能な未開封のペットボトル商品を選べば、冷蔵庫の空き容量を気にせず渡せます。
⑬ スポーツドリンク
発汗や食事量の低下が気になるときに候補となります。ただし、糖分や電解質の含有量は商品によって異なるため、飲み過ぎには注意が必要です。糖尿病などで食事・飲料の管理をしている人には、事前確認が欠かせません。
⑭ 経口補水液
下痢や嘔吐などで水分と電解質が失われ、脱水が疑われる場合に使われる飲料です。一般的な水分補給用の飲み物とは目的が異なり、健康な人が日常的に大量に飲むためのものではありません。腎臓や心臓の病気などで水分・塩分制限がある場合は、医師の指示を優先してください。
⑮ 栄養補助飲料
食事量が大幅に減っている人にとって、栄養を補う選択肢になります。エネルギーやタンパク質を含む商品がありますが、病状や食事制限によって適した製品は異なります。本人が普段から利用している商品があれば、それを選ぶと安心です。
なお、これらの食品は療養中の水分・栄養補給を助けるものであり、新型コロナウイルスそのものを治療するものではありません。食べられる量を無理に増やすより、水分を確保しながら本人のペースで食事を再開することが大切です。
【比較表】コロナ療養中の差し入れ食品はどれがおすすめ?
食品ごとの特徴を比較すると、相手の症状に合うものを選びやすくなります。特に、保存方法と食べやすさを一緒に確認が必要です。
| 食品・飲料 | おすすめの状況 | 保存・取り扱い | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ゼリー飲料 | 食欲不振、食事量の低下 | 常温保存可能な商品がある | 成分や味の確認 |
| フルーツゼリー | 喉の痛み、軽い食欲不振 | 商品表示に従う | 酸味、果物の種類 |
| バナナ | 軽食、食欲が戻り始めたとき | 常温保存可能 | 熟度、食べ頃 |
| プリン | 喉の痛み、柔らかい食品が欲しいとき | 要冷蔵が基本 | 卵・乳成分 |
| 飲むヨーグルト | 固形物が食べにくいとき | 要冷蔵が基本 | 乳製品への耐性 |
| レトルトおかゆ | 発熱、食欲不振、食事再開時 | 未開封なら常温保存可能な商品がある | 温める手間 |
| 茶碗蒸し | 喉の痛み、柔らかい食事 | 要冷蔵が基本 | 卵アレルギー、温度管理 |
| ポタージュ | 喉の痛み、軽食 | 常温保存可能な商品がある | 温度、乳成分 |
| フルーツ缶詰 | 食欲が戻り始めたとき | 未開封なら常温保存可能 | 開封後の保存 |
| 水 | 日常的な水分補給 | 未開封なら常温保存可能 | 飲みやすい容量を選ぶ |
| 麦茶 | カフェインを避けたいとき | 未開封なら常温保存可能な商品がある | 開封後の保存 |
| スポーツドリンク | 発汗時の水分補給 | 商品表示に従う | 糖分、塩分の量 |
| 経口補水液 | 下痢・嘔吐などによる脱水時 | 商品表示に従う | 必要性と摂取量 |
| 栄養補助飲料 | 食事量が大幅に減ったとき | 商品表示に従う | 持病や食事制限 |
| 柔らかいうどん | 食欲が戻り始めたとき | 冷蔵・冷凍商品が中心 | 塩分、喉への刺激 |
※保存方法は商品によって異なります。購入時にはパッケージの保存温度、消費期限、賞味期限を必ず確認してください。
迷ったときのおすすめ組み合わせ何を選ぶか決められない場合は、次のような組み合わせがおすすめです。
- 食欲がない人:ゼリー飲料+水+小容量のフルーツゼリー。
- 喉が痛い人:プリン+ポタージュ+麦茶。
- 熱が下がり始めた人:レトルトおかゆ+バナナ+水。
- 買い物に行けない人:常温保存できるおかゆ+缶詰+飲料水。
- 食事量が戻ってきた人:栄養補助飲料+柔らかいうどん+果物。
ただし、セットにする食品は本人の好みや症状を確認してから選びましょう。食べられない食品が多い場合は、無理に複数の商品を詰め合わせる必要はありません。
【個包装・常温保存】療養中に喜ばれる差し入れ食品の選び方
療養中の人にとって、食品を受け取った後の保管や片付けも意外な負担になります。そのため、個包装で保存しやすい食品は、差し入れの実用性を高めます。
個包装の食品が便利な理由個包装の商品は、食べたいときに必要な分だけ開封できます。食べ残しを保存する手間が少なく、複数人で暮らしている家庭でも取り分けやすいのが利点です。
おすすめは次のような食品です。
- 小容量のゼリー飲料
- 個包装のフルーツゼリー
- レトルトのおかゆ
- スティックタイプのスープ
- 小容量の紙パック飲料
- 個包装の栄養補助食品
- 食べ切りサイズのフルーツ缶詰
一方、喉が痛い人に硬いせんべいや乾燥したクッキーを贈ると、食べにくい可能性があります。個包装であることだけを理由に選ばず、食感まで考える必要があります。
常温保存できる食品を選ぶメリット常温保存できる食品は、受け取る側の冷蔵庫を圧迫しないことが大きなメリットです。療養中は家族の食材や飲料も冷蔵庫に入っているため、冷蔵品を大量に贈ると保管場所に困ることがあります。
特におすすめなのは、未開封で常温保存できるレトルト食品、飲料、ゼリー飲料、缶詰などです。
ただし、「常温保存可能」と「どこに置いても安全」は同じではありません。直射日光や高温多湿を避け、パッケージに記載された保存条件を守る必要があります。
手作り料理と市販品はどちらがよい?手作りのおかゆやスープは、相手の好みに合わせられるという利点があります。しかし、調理者の衛生管理、容器の清潔さ、持ち運び中の温度管理など、注意すべき点が増えます。
市販品は原材料やアレルギー表示、保存条件を確認しやすく、未開封の状態で渡せる点が便利です。相手との関係性にかかわらず、感染対策と食品衛生を優先するなら、個包装された市販品が無難な選択になります。
【要注意】コロナ療養中の差し入れで避けたい食べ物と衛生面の注意点
差し入れは相手を思いやる行動ですが、症状や体質に合わない食品を選ぶと、かえって負担になることがあります。
1. 喉の痛みがある人には硬い・乾燥した食品を避けるせんべい、ポテトチップス、硬いパン、ナッツ類などは、喉が痛い人には食べにくい場合があります。
また、唐辛子を多く使った料理や、酢・柑橘類など酸味の強い食品も、炎症や口腔内の刺激が気になる人には適さないことがあります。
喉の痛みがある場合は、柔らかく、しっとりした食品を優先しましょう。
2. 発熱や胃腸症状がある人には脂っこい食品を控える揚げ物、脂身の多い肉料理、こってりしたラーメンなどは、食欲が落ちている人には重く感じられる可能性があります。
特に下痢や吐き気がある場合は、油分や刺激の強い食品を避け、少量ずつ食べられる消化のよい食事を候補にします。
ただし、食べられる食品には個人差があるため、特定の食品を一律に禁止する必要はありません。
3. 生ものや傷みやすい手作り食品は慎重に刺身、生卵を使った料理、加熱が不十分な肉料理などは、差し入れ食品としては避けたほうが無難です。
厚生労働省のテイクアウト・デリバリーに関する食中毒予防情報では、生鮮魚介類などの生ものを避けることや、加熱が必要な食品は中心部まで十分に加熱すること、保冷・保温を適切に行うことなどが示されています。
農林水産省も、食中毒菌が増殖しやすい約20~50℃の温度帯に食品を長時間置かないよう注意を呼びかけています。すぐに食べられない場合は、適切に冷蔵保存することが基本です。
4. 食物アレルギーの確認を忘れない食物アレルギーは、本人にとって深刻な健康被害につながる可能性があります。特に市販のお菓子や栄養補助食品、ゼリー、飲料などは、原材料やアレルギー表示を確認してから購入してください。
2026年4月には、消費者庁による食品表示制度の見直しで、カシューナッツが特定原材料に追加されました。また、ピスタチオは特定原材料に準ずるものとして表示が推奨される対象に追加されています。
つまり、2026年の差し入れでは、従来から知られているアレルゲンだけでなく、こうした表示制度の変更にも目を向ける必要があります。
特にナッツ類を含む菓子や加工食品は注意が必要です。重いアレルギーがある人には、原材料が明確でない手作り品や詰め替え食品を渡さないようにしましょう。
5. アルコールや刺激の強い飲み物は避けるアルコール飲料は療養中の差し入れには適しません。喉の刺激になる場合もあり、服薬中の人では薬との相互作用も問題になります。
エナジードリンクやカフェインを多く含む飲料も、本人の体調や好みを確認せずに贈ることはおすすめできません。
基本的には水や麦茶など、本人が飲みやすいものを優先してください。
差し入れ前の食品衛生チェック- 包装に破損や汚れがないか。
- 消費期限・賞味期限に余裕があるか。
- 冷蔵・冷凍品は保冷して持ち運べるか。
- 食品を取り扱う前に手を洗ったか。
- 手作り食品の場合は調理・保存環境が衛生的か。
- 開封後の保存方法が相手に分かるか。
農林水産省が示す食中毒予防の基本は、原因となる菌などを「つけない・ふやさない・やっつける」という3原則です。差し入れでは、清潔な取り扱い、適切な温度管理、十分な加熱を意識しましょう。
【非接触で届ける方法】相手に負担をかけない差し入れのマナー
コロナ療養中の人への差し入れでは、食品選びと同じくらい、受け渡し方法が重要です。
発症直後は体調が悪く、玄関まで出ることすら負担になる場合があります。感染リスクを抑える意味でも、直接会って渡す方法より、非接触で届ける方法を優先しましょう。
玄関前への置き配・宅配を利用する最も簡単なのは、本人に事前連絡をしたうえで玄関前に置いて帰る方法です。
宅配サービスやネットスーパーを利用すれば、差し入れる側が感染者の自宅を訪問する必要もありません。
受け渡しの際には、次の点を意識してください。
- 事前に差し入れを受け取れるか確認する。
- 到着予定時刻を簡潔に伝える。
- 玄関前など指定された場所に置く。
- インターホンやメッセージで到着を知らせる。
- 受け取りを急かさず、返信も求めない。
食品の受け渡しそのものよりも、対面や近距離での会話を避けることが感染対策上のポイントです。厚生労働省も手指衛生や換気などの基本的な感染対策を引き続き有効な対策として挙げています。
差し入れの量は少なめにする大量の食品を贈ると、食べ切れないだけでなく、保存場所にも困る可能性があります。
おすすめは、ゼリー飲料2~3個、飲料水数本、レトルトおかゆ数食分など、数日以内に消費できる範囲から考えることです。もちろん、本人の希望や同居家族の人数によって調整してください。
高価な食品や豪華な詰め合わせより、今すぐ食べられて保存にも困らない品のほうが実用的です。
事前確認に使えるメッセージ例差し入れをする前には、長文の連絡を送るより、短く答えやすいメッセージがおすすめです。
例えば、次のような内容です。
体調はどう?何か食べられそうなものがあれば玄関前に置いておくよ。ゼリーや飲み物、おかゆなど必要なものがあれば教えてね。返信は無理しなくて大丈夫だよ。
このように、相手が希望を伝えられる余地を残しながら、返信を強制しないことが大切です。
差し入れより受診を優先すべき症状食欲がないからといって、必ずしも食品を追加すればよいわけではありません。
呼吸が苦しい、胸に痛みがある、意識や受け答えに異常がある、自力で水分を飲めないなどの場合は、食品の差し入れよりも医療機関への相談を優先してください。緊急性が高い場合は119番への連絡が必要です。
世界保健機関(WHO)も、呼吸困難、胸痛、意識の混乱などを新型コロナウイルス感染症の緊急受診が必要な兆候として挙げています。
【コロナ療養中の差し入れ食べ物】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:コロナ療養中に一番おすすめの差し入れ食べ物は何ですか?
A1:迷った場合は、ゼリー飲料、フルーツゼリー、レトルトおかゆ、常温保存できる飲料水がおすすめです。調理の必要がなく、少量ずつ摂取でき、保存にも困りにくいからです。ただし、本人の症状や食べ物の好みを確認して選びましょう。
Q2:コロナで食欲がない人には何を差し入れればよいですか?
A2:ゼリー飲料、プリン、バナナ、飲むヨーグルトなど、少量でも食べやすい食品が候補です。無理に一食分を食べてもらう必要はありません。水分を十分に摂れることも大切です。
Q3:喉が痛いときに食べやすい食べ物は何ですか?
A3:プリン、ゼリー、おかゆ、ポタージュ、茶碗蒸しなど、柔らかく水分を含む食品が向いています。硬いせんべい、乾燥したパン、辛い料理、酸味の強い食品などは、症状によって刺激になるため避けるのが無難です。
Q4:コロナ療養中の差し入れで常温保存できる食品は何ですか?
A4:未開封のレトルトおかゆ、ゼリー飲料、缶詰、紙パック飲料、常温保存可能なスープなどがあります。ただし、すべての商品が常温保存できるわけではありません。購入時にパッケージの保存条件を確認してください。
Q5:コロナ療養中の人にスポーツドリンクや経口補水液を差し入れてもよいですか?
A5:スポーツドリンクは本人が飲めるものであれば水分補給の選択肢になります。経口補水液は下痢や嘔吐などによる脱水が疑われる場合に使用されるもので、一般的な飲料とは用途が異なります。持病や水分・塩分制限がある人には医師の指示を優先してください。
Q6:コロナ療養中の人に手作り料理を差し入れても大丈夫ですか?
A6:相手が希望していて、衛生管理や温度管理が適切であれば選択肢になります。ただし、手作り料理は原材料や保存条件が分かりにくいことがあります。感染対策や食品衛生を優先するなら、未開封で原材料表示のある市販品が無難です。
Q7:コロナ療養中の差し入れはいつ届けるのがよいですか?
A7:相手の体調や希望を確認してから届けるのが基本です。発症後5日間は感染リスクが高いため、玄関前への置き配や宅配を利用し、対面での受け渡しを避けましょう。本人が受け取れるタイミングを優先してください。
Q8:コロナ療養中の差し入れで避けたほうがよい食べ物は何ですか?
A8:喉が痛い人には硬い食品や辛い食品、食欲がない人には脂っこい料理、衛生面では生ものや温度管理が難しい手作り食品などは避けるのが無難です。また、アレルギーのある食品やアルコール飲料も差し入れには適しません。
コロナ療養中の人に食べ物を差し入れるなら、最も大切なのは、相手の症状と体調に合わせることです。
食欲がないときはゼリー飲料やプリン、喉が痛いときはおかゆやポタージュ、食事量が戻り始めたらバナナや柔らかいうどんなど、無理なく食べられる食品を選びましょう。
また、2026年の差し入れでは、個包装や常温保存できる商品を活用しながら、アレルギー表示や食品の保存条件を確認することも欠かせません。特に2026年4月からカシューナッツの表示制度が変更されている点は、食品を選ぶ際に知っておきたいポイントです。
【プロの結論】差し入れの価値は、食品の豪華さや金額では決まりません。療養中の人が自分のタイミングで食べられ、保存や片付けに困らず、受け取りにも気を遣わないことが、本当に喜ばれる差し入れの条件です。
玄関前への置き配を利用し、少量で保存しやすい食品を選び、返信や完食を求めない。その小さな配慮が、療養中の相手にとって大きな助けになります。
相手の体調が回復するまで、無理をさせず、必要なときに必要なものを届ける。そんな思いやりを大切にした差し入れを心がけましょう。
主な参考資料:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」「テイクアウト・デリバリーにおける食中毒予防」、農林水産省「テイクアウト・出前や宅配食材を楽しむために」、消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」、世界保健機関(WHO)「COVID-19 Home Care Guidance」。