山本彩とAKB48の関係を語るうえで、欠かせない楽曲が「365日の紙飛行機」です。
この曲は、2015年9月から放送されたNHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌として知られています。AKB48の楽曲として制作され、2015年12月9日発売の42ndシングル「唇にBe My Baby」に収録されました。
大きな特徴は、AKB48の楽曲でありながら、山本彩が初めてセンターを務めたことです。発表時の報道では、本人もAKB48の曲でセンターに立つことへの喜びを語っていました。
なぜ山本彩がセンターに選ばれたのか山本彩がセンターに起用された背景には、歌唱力とギターを演奏するシンガーとしての個性があります。
当時の山本は、NMB48のキャプテンとしてグループを代表する存在であると同時に、以前からシンガー・ソングライターを目指していました。2015年のインタビューでもギターへの強い関心を語っており、アイドルとしてのパフォーマンスだけではない音楽的な魅力を持っていました。
「365日の紙飛行機」は、激しいダンスパフォーマンスを前面に出すタイプの楽曲とは異なり、歌詞やメロディーを丁寧に届けることが求められる作品です。山本の歌声やアコースティックギターとの親和性が高く、彼女の個性が楽曲の印象を形づくりました。
AKB48の曲なのにNMB48が紅白で歌ったのはなぜ?2015年のNHK紅白歌合戦では、NMB48が「365日の紙飛行機」を披露しました。
この選曲には、山本彩の存在が大きく関係しています。AKB48名義の楽曲でありながら、NMB48のキャプテンである山本がセンターを務めていたため、NMB48のステージで披露することにも自然なつながりがありました。
紅白のリハーサルでは、山本がギターの弾き語りで歌い始める演出も報じられています。朝ドラの出演者との共演もあり、楽曲とドラマを結び付けたステージになりました。
この実績は、山本彩が単にAKB48の選抜メンバーだっただけでなく、グループを代表する歌い手としても認識されるきっかけになりました。
なお、「365日の紙飛行機」はAKB48の42ndシングルに収録された楽曲であり、表題曲「唇にBe My Baby」とは別の収録曲です。この点も混同されやすいポイントです。
【NMB48卒業】2018年11月4日に卒業した理由とその後

山本彩は2018年7月30日、NMB48からの卒業を発表しました。
2010年のグループ発足から中心メンバーとして活動し、キャプテンとして後輩を引っ張ってきた山本にとって、卒業は大きな転換点でした。
卒業コンサートは2018年10月27日、大阪の万博記念公園東の広場で開催されました。「SAYAKA SONIC ~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」と題された公演には約3万人が集まり、NMB48史上最大規模の初の野外コンサートとなりました。
正式な卒業日は2018年11月4日卒業コンサートから約1週間後の2018年11月4日、山本彩はNMB48劇場で卒業公演を行い、グループを卒業しました。
この日の公演ではチームNのメンバーや研究生、選抜メンバーが出演し、卒業セレモニーではNMB48の全メンバーが登場しました。
NMB48の公式ブログにも卒業公演の模様が掲載されており、約8年間にわたるアイドル活動の区切りとなりました。
ソロ活動は卒業後に突然始まったわけではない山本彩のキャリアを理解するうえで重要なのは、ソロアーティストとしての挑戦がNMB48卒業後に始まったわけではないことです。
実際には、2016年10月26日にソロデビューアルバム『Rainbow』をリリースしています。NMB48の活動と並行しながら、自身が目標としていたシンガー・ソングライターとしての道を歩き始めていました。
2017年には2ndアルバム『identity』を発表。アイドルとして歌うだけでなく、自ら楽曲を制作するアーティストとしての活動を広げていきました。
卒業後の2019年にはユニバーサルミュージックへ移籍し、ライブハウスツアー「I'm ready」を24会場27公演で開催。4月17日には移籍第1弾シングル「イチリンソウ」をリリースしました。
この時期から、山本彩の活動の中心はNMB48やAKB48のグループ活動から、楽曲制作とライブを軸とするソロ活動へ移っています。
【2026年最新】山本彩の現在は?ソロ活動と最新アルバム
2022年以降は個人事務所を中心とする活動体制へ山本彩は2022年12月、所属していたShowtitleとのマネジメント契約を終了することを発表しました。
本人の意向を尊重した合意による契約終了で、今後は個人事務所を設立し、Showtitleとは業務提携という形で活動することが案内されました。ファンクラブ「SYC」「SYC MOBILE」は継続することも発表されています。
この変化は、ソロアーティストとして活動の方向性を自ら決めていく体制への移行として捉えられます。
2024年にはアジアツアーやアコースティックライブも開催ソロ活動の広がりは国内のライブにとどまりません。
2024年には「Sayaka Yamamoto Hall Tour 2024 -RGB-」を開催。さらに広州、上海、台北を巡るアジアツアーや、アコースティックツアー「Organic」も行いました。
バンド編成のライブだけでなく、アコースティック形式の公演にも取り組むことで、歌声や演奏を中心に楽しめるステージを展開しています。
2026年7月14日、初の日本武道館公演を実現2026年の山本彩にとって大きな出来事が、7月14日に開催されたソロ初の日本武道館公演です。
同日は山本の誕生日でもあり、ソロアーティストとして初めて日本武道館のステージに立つ記念日になりました。
公演では新曲「ラズベリーサマー」をサプライズ披露。同曲は2026年7月14日21時から配信リリースされ、プロデューサーには江口亮を迎えています。
同日の公式ファンクラブ発表では、秋のオリジナルアルバム発売と全国ライブツアーの開催も告知されました。
2026年10月28日に5thアルバム『Narrative』を発売
5th Album / 全11曲
初回限定盤:CD・Blu-ray・フォトブック
2026年9月28日の公式発表によると、5thアルバム『Narrative』は10月28日に発売されました。
収録内容は全11曲。最新曲「ラズベリーサマー」に加え、「Nocturnal」「ブルースター」「残影」「刹夏」「共鳴」「バタフライエフェクト」などの配信曲、さらに新曲「Sillage」を含む構成です。
初回生産限定盤には、7月14日の日本武道館公演を収録したBlu-rayと、10周年イヤーの活動を追ったドキュメンタリー映像「密着ドキュメンタリー 山本彩 10年目の現在地」が付属しています。武道館公演の写真を収録した全56ページのフォトブックも付属する内容です。
次の活動は2027年の全国ライブツアー2026年7月14日の公式発表では、全国ツアー「SAYAKA YAMAMOTO LIVE TOUR "NARRATIVE"」の開催も決定しました。
公表されている日程は2027年1月14日の埼玉公演から始まり、宮城、広島、大阪、愛知、福岡を経て、2月10日の東京公演まで続く予定です。
また、2026年春には台北、横浜、香港、大阪、東京を巡る「Sayaka Yamamoto Asia Tour 2026」も開催されました。国内のライブに加えて海外公演にも取り組んでおり、活動の舞台は着実に広がっています。
したがって、2026年11月5日現在の山本彩は、NMB48やAKB48の現役メンバーではなく、アルバム発売とライブ活動を軸に活動するソロアーティストです。
【よくある質問】山本彩とAKB48に関するFAQ
Q1:山本彩はAKB48のメンバーだったのですか?
A1:はい。2014年から2016年までAKB48チームKを兼任していました。ただし、本来の所属グループはNMB48であり、AKB48に完全移籍したわけではありません。
Q2:山本彩のAKB48チームK兼任期間はいつまでですか?
A2:2014年2月24日に兼任が発表され、2014年5月7日にAKB48劇場で初ステージを経験。2016年5月26日のチームK公演が最後の劇場出演となりました。
Q3:山本彩のAKB48選抜総選挙の最高順位は何位ですか?
A3:2016年の第8回選抜総選挙で4位です。110,411票を獲得し、自己最高順位を記録しました。
Q4:「365日の紙飛行機」で山本彩はセンターだったのですか?
A4:はい。AKB48の楽曲「365日の紙飛行機」で初めてセンターを務めました。NHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌としても知られています。
Q5:山本彩がNMB48を卒業したのはいつですか?
A5:2018年11月4日です。10月27日に約3万人を集めた卒業コンサートを開催し、その後、NMB48劇場で卒業公演を行いました。
Q6:山本彩は2026年現在、何をしていますか?
A6:シンガー・ソングライターとしてソロ活動を続けています。2026年7月には初の日本武道館公演を開催し、10月28日には5thアルバム『Narrative』を発売しました。
山本彩とAKB48の関係は、NMB48の1期生としての活動、AKB48チームKの兼任、AKB48名義の楽曲でのセンター経験という3つの段階に分けると理解しやすくなります。
特に押さえておきたい重要な事実は次のとおりです。
- 2010年: NMB48の1期生として活動開始。
- 2014年: AKB48チームKとの兼任が決定。
- 2015年: 「365日の紙飛行機」でAKB48楽曲初センター。
- 2016年: 選抜総選挙で自己最高の4位を獲得。同年にソロデビュー。
- 2016年5月: AKB48チームKの兼任を終了。
- 2018年11月: NMB48を卒業。
- 2026年: 初の日本武道館公演と5thアルバム『Narrative』を実現。
山本彩のキャリアで注目すべきなのは、AKB48の兼任経験を経ても、NMB48のキャプテンとしての立場を大切にし、最終的には自分の音楽を追求する道を選んだことです。
「365日の紙飛行機」のセンターという実績だけで彼女を捉えると、その後のシンガー・ソングライターとしての歩みを見落としてしまいます。逆に、現在のソロ活動だけを見ると、NMB48やAKB48で培った経験がどれほど大きかったかが分かりにくくなります。
山本彩はAKB48の元兼任メンバーであり、NMB48を代表する元キャプテン。そして2026年現在は、独自の音楽活動を続けるソロアーティストです。 この3つの側面を押さえることが、山本彩の経歴を正しく理解するためのポイントです。