吉岡里帆のグラビアは、デビュー初期のフレッシュな表情から、女優として経験を重ねた後の洗練されたポートレートまで、時代ごとに異なる魅力を楽しめるコンテンツとして知られている。特に注目したいのが、2018年発売の写真集『so long』、2020年発売の『里帆採取 by Asami Kiyokawa』、2023年発売のWアニバーサリー写真集『日日』だ。撮影者やプロデュース体制、作品のコンセプトがそれぞれ異なり、単純な写真の比較では見えてこない吉岡里帆の表現の変化が記録されている。
また、『週刊プレイボーイ』との関係は2014年の初撮影・初掲載までさかのぼる。2018年には掲載開始からの歩みを振り返る大特集が組まれ、その後もデジタル写真集や新たな撮影企画が展開された。2026年11月現在の公式プロフィールや活動情報も踏まえ、代表作の発売年、撮影陣、作品の特徴、現在の楽しみ方までを整理する。
- 代表作は3作品: 『so long』(2018年)、『里帆採取』(2020年)、『日日』(2023年)。それぞれ撮影者と作品の方向性が異なる。
- 週刊プレイボーイとの関係: 2014年6月に初撮影、同年7月に初掲載。2018年には1501日間の歩みを振り返る特集が組まれた。
- 2026年現在: 女優・俳優として映像作品やCMなどで活動。過去の写真集はデジタル版でも楽しめる。
【人物と活動の原点】吉岡里帆がグラビアで注目された理由

吉岡里帆は1993年1月15日生まれ、京都府出身の俳優。所属事務所フラームの公式プロフィールでは、身長158cmと紹介されている。芸能活動を始めたのは2013年で、NHK連続テレビ小説『あさが来た』などへの出演を通じて知名度を高めていった。
グラビア活動の特徴は、女優としてのキャリア形成と並行して、写真という媒体でも自身の魅力を発信してきたことにある。
2014年6月に『週刊プレイボーイ』で初撮影、7月に初掲載。まだ俳優として広く知られる前の時期から、同誌は継続的に彼女を撮影していた。
2017年にはドラマ『ごめん、愛してる』などに出演し、2018年には連続ドラマ『きみが心に棲みついた』で主演を務めるなど、映像作品での存在感も強まった。
このキャリアの変化は写真集にも反映されている。初期の活動を振り返る『so long』、アーティストとの共同制作によって新たな表現を試みた『里帆採取』、30歳と芸能生活10周年を記念した『日日』。3作品を時系列で見ると、単なるビジュアルの変化ではなく、写真表現そのものの広がりが読み取れる。
【代表作を徹底比較】『so long』『里帆採取』『日日』の発売年・撮影陣・テーマ
吉岡里帆の写真集を比較するとき、まず押さえたいのが3作品の制作体制だ。
同じ人物を撮影した作品でも、フォトグラファーやクリエイティブディレクターが違えば、写真の雰囲気や読者に伝わる印象も変わる。
『so long』
集英社/撮影:蓮井元彦
9日間、総走行距離約2603kmの旅を通じて、役柄を離れた吉岡里帆の姿を収録した記念碑的な写真集。
『里帆採取 by Asami Kiyokawa』
集英社/監修:清川あさみ/撮影:熊谷貫・三瓶康友
ファッション、本質、舞台、水など、複数の切り口から吉岡里帆の魅力を表現した作品。
『日日』
マガジンハウス/撮影:大辻隆広
芸能生活10周年と30歳を記念し、20代最後の一年間や日常の表情を収めたWアニバーサリー写真集。
2018年7月20日発売の『so long』は、芸能活動5周年と25歳を迎えた吉岡里帆の記念碑的な作品だ。
撮影を担当したのは蓮井元彦。映画やドラマの撮影の合間を縫いながら、9日間にわたる長期ロケを敢行した。
注目すべきは、撮影旅行の規模である。オーストラリアを舞台に、総走行距離約2603kmの旅を記録。写真集の紹介では、女優として歩んできた道のりと歳月を旅になぞらえ、役柄を脱ぎ捨てた「今の吉岡里帆」を表現した作品として紹介されている。
また、書誌情報では160ページとされる一方、出版社の作品紹介では144ページの完全撮り下ろしと説明されている。書誌上の総ページ数と撮り下ろし部分の説明を区別しておきたい。
2018年当時の彼女を知るうえで、キャリアの節目と撮影旅行が一体になった作品だ。
『里帆採取』は清川あさみとの共同制作が最大の特徴2020年11月5日に発売された『里帆採取 by Asami Kiyokawa』は、前作から約2年ぶりとなるセカンド写真集だ。
この作品の最大の特徴は、アーティストの清川あさみが全面的にプロデュースしたことにある。
清川は撮影のシチュエーション設定、絵コンテ、衣装監修まで担当。単に写真を撮影するだけではなく、作品全体のクリエイティブディレクションを手がけた。
テーマとして設定されたのは「ファッション」「本質」「舞台」「水」など。異なる角度から吉岡里帆の魅力を引き出す構成になっている。
撮影陣には熊谷貫と三瓶康友という、異なる持ち味を持つ2人のフォトグラファーが参加した。
清川あさみの公式作品紹介でも、外見だけではなく内面の美しさを表現することが制作の方向性として説明されている。
『日日』は30歳と芸能生活10周年を記念した作品2023年1月15日に発売された『日日』は、吉岡里帆が30歳を迎えることと、芸能生活10周年を記念したWアニバーサリー写真集だ。
撮影を担当したのは大辻隆広。通常版はB5判160ページで、マガジンハウスから刊行された。
出版社の紹介によると、作品には島への旅を思わせる写真に加え、29歳の誕生日から20代最後の一年間を追いかけた密着ポートレートも収録されている。
加えて、幼少期から現在までを振り返るバイオグラフィー、ロングインタビュー、マネージャー撮影のオフショットなども掲載された。
『日日』の魅力は、撮影された瞬間の美しさだけではない。30年間の歩みを振り返り、俳優として次の段階へ進む時期の姿を記録している点にある。
【週刊プレイボーイ掲載歴】2014年から2022年までの節目を振り返る
吉岡里帆のグラビア掲載歴を語るうえで欠かせないのが『週刊プレイボーイ』だ。
集英社の公式書籍紹介によると、初撮影は2014年6月、初掲載は同年7月。デビュー間もない時期から同誌との関係が続いていたことが分かる。
その後、2018年の写真集発売を中心に大きな特集が組まれ、2019年には清川あさみとの共同制作によるグラビアも実現した。
年代別の主な掲載・活動履歴- 2014年: 6月に初撮影、7月に初掲載。
- 2016年: 11月14日付の週プレプラス掲載記録。
- 2017年: 7月10日付の週プレプラス掲載記録。
- 2018年: 7月14日発売の週刊プレイボーイNo.31で「吉岡里帆と週刊プレイボーイの1501日間」を特集。8月にも掲載。
- 2019年: 9月14日発売号、12月23日発売号に掲載。12月のグラビアでは清川あさみとのセッションが実現。
- 2020年: 10月5日、11月2日発売号に掲載。
- 2022年: 5月16日、11月21日発売号に掲載。
これらは集英社の公式グラジャパ掲載一覧と週プレNEWSのバックナンバーで確認できる掲載記録だ。なお、週プレプラスの配信日と雑誌本誌の発売日は別の情報として整理する必要がある。
2018年の「1501日間」特集は重要な転換点2018年7月14日発売の『週刊プレイボーイ』No.31では、「吉岡里帆と週刊プレイボーイの1501日間」という大型企画が掲載された。
特集はカラー56ページ、読み物16ページ、ミニブック8ページというボリューム。さらに『吉岡里帆の9日間』と題した特別付録DVDも用意された。
単発のグラビア掲載ではなく、過去のバックナンバーを振り返りながら、撮影を通じて積み重ねてきた時間を特集した点が特徴的だ。
同企画では、岡本武志、矢西誠二、熊谷貫、西田幸樹、三瓶康友、ND CHOWという6人のカメラマンが撮影した写真が紹介された。
その直後の7月20日には『so long』が発売されている。雑誌特集と写真集を連動させることで、過去の掲載歴と現在の姿を一続きの物語として提示した企画だった。
2019年12月には清川あさみとのセッションが実現もう一つの節目が2019年12月のグラビアだ。
清川あさみの公式作品紹介によると、吉岡里帆と清川の出会いは2017年。清川の代表作『美女採集』を通じて接点が生まれ、その後も交流が続いていた。
2019年12月発売の『週刊プレイボーイ』では、2人の初めてのグラビアセッションが実現した。
この企画が翌2020年の『里帆採取』につながっていく。写真集単体で見ると独立した作品だが、制作の背景を追うと、雑誌グラビアから写真集へと発展したプロジェクトだったことが理解できる。
【作品の魅力を深掘り】清川あさみ・熊谷貫・三瓶康友・大辻隆広の役割
吉岡里帆の写真集を比較すると、作品ごとに制作チームが違うことが分かる。
この違いは、写真集の完成度を考えるうえで重要だ。人物の魅力は被写体だけで決まるわけではなく、撮影者の視点、衣装、ロケーション、構成、編集によって印象が変わる。
蓮井元彦が撮影した『so long』の旅の表現『so long』は、旅という明確なコンセプトが作品全体を貫いている。
オーストラリアを約2603km移動した9日間の撮影は、単に異国の風景を背景にした写真集ではない。長い移動の時間を通じて、撮影現場での自然な表情や、役柄から離れた人物像を記録する試みだった。
清川あさみが作り上げた『里帆採取』の世界観『里帆採取』では、清川あさみがクリエイティブディレクションを担当したことが重要だ。
清川は写真に刺繍を施す表現などでも知られるアーティスト。『美女採集』シリーズをはじめ、人物の魅力を独自の芸術的な視点から表現してきた。
今回の作品でも、シチュエーションや衣装の方向性まで統括し、写真を一つのコンセプト作品としてまとめている。
熊谷貫と三瓶康友による2つの撮影視点『里帆採取』には熊谷貫と三瓶康友の2人が撮影者として参加した。
異なるフォトグラファーを起用したことによって、同じ被写体でも一種類の表現に限定されない構成が生まれている。
作品の魅力は、撮影者の名前を知ってから見直すと、さらに理解しやすい。
大辻隆広が撮影した『日日』の日常性『日日』の大辻隆広は、吉岡里帆の20代最後の一年間を追いかけた。
島への旅、朝昼夜の異なる表情、私服でのポートレート、マネージャーによるオフショットなど、写真集には撮影された一瞬だけではなく、時間の経過を感じさせる素材が収録されている。
この構成が『日日』を記念写真集として特徴づけている。
吉岡里帆本人が語った『里帆採取』への期待集英社の発売時の紹介資料には、吉岡里帆本人のコメントも掲載されている。
「最高のチームで、最高の形で撮影ができて、見ごたえのある作品になったと思います。」 — 吉岡里帆/『里帆採取』発売時のコメント、集英社掲載
この言葉からも、本人にとって単なる撮影企画ではなく、スタッフと一緒に作り上げる作品だったことがうかがえる。
【2026年現在】吉岡里帆のグラビア活動と公式情報の確認方法
2026年11月現在、吉岡里帆はグラビアだけに活動を限定せず、映画、テレビドラマ、CM、ラジオなど幅広い分野で活動している。
所属事務所フラームの公式プロフィールには、2026年の出演情報や今後の予定が掲載されている。
2026年に確認できる主な活動| 時期 | 公式情報に掲載された活動 |
|---|---|
| 2026年3月29日 | NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』出演開始 |
| 2026年8月27日 | Indeedの新TVCMシリーズ |
| 2026年9月11日 | 日清のどん兵衛新CM |
| 2026年9月25日 | 映画『シャドウワーク』公開 |
| 2026年12月25日予定 | 映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』公開 |
| 2027年1月予定 | NHKドラマ10『デンジャラス』出演予定 |
これらの活動からも、現在の吉岡里帆は俳優としての仕事を中心にキャリアを広げていることが分かる。
一方、2026年11月5日時点で、所属事務所の公式プロフィールや確認できる出版社の作品情報には、2026年発売の新しい吉岡里帆写真集や新作グラビアの正式発表は掲載されていない。
そのため、過去の写真集を探している読者は、既刊作品と新作情報を分けて確認するのがよい。
デジタル写真集で過去の作品を楽しむ方法現在、過去の代表作を探す際に便利なのが、集英社の公式デジタル書籍・グラジャパのサービスだ。
特に押さえておきたいのが、2023年3月15日に配信された2作品のデジタルカラー版である。
- 『吉岡里帆写真集 so long』
- 『吉岡里帆写真集 里帆採取 by Asami Kiyokawa』
どちらも紙版の発売はそれぞれ2018年、2020年だが、デジタル版は2023年に登場している。
つまり、2023年に両作品が新しく撮影されたわけではない。過去の写真集を電子版として楽しめるようになったということだ。
また、週プレグラジャパでは吉岡里帆の掲載号やデジタル写真集の情報を確認できる。紙版のバックナンバーと電子版の発売日を照合する際にも役立つ。
【どの写真集がおすすめ?】目的別に見る吉岡里帆グラビアの楽しみ方
3作品は方向性が異なるため、どれが最も優れているかという順位付けより、何を知りたいかによって選ぶのが合理的だ。
『so long』がおすすめの人- デビュー初期から2018年までの歩みを知りたい
- 旅をテーマにした写真集が好き
- 蓮井元彦の撮影による写真表現に興味がある
- 25歳当時の吉岡里帆を記録した作品を見たい
2014年から続く週刊プレイボーイとの関係を含めて楽しめるため、グラビア掲載歴を調べている人にも向いている。
『里帆採取』がおすすめの人- 写真とアートの融合に興味がある
- 清川あさみの作品世界が好き
- 複数のフォトグラファーによる表現の違いを見たい
- 衣装やシチュエーションの作り込みを重視する
3作品の中でも、制作チームの個性が最も明確に見える一冊だ。
『日日』がおすすめの人- 30歳を迎えた吉岡里帆の姿を知りたい
- 芸能生活10周年という節目に関心がある
- 写真だけでなくインタビューやプロフィールも読みたい
- 日常の自然な表情や旅の雰囲気が好き
160ページの通常版に加え、スペシャルBOX版も発売された。スペシャルBOXには通常版写真集のほか、パーソナルブックやオリジナルグッズなどが収録された特別仕様だった。
【吉岡里帆のグラビア】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:吉岡里帆の代表的な写真集は何ですか?
『so long』『里帆採取 by Asami Kiyokawa』『日日』の3作品が代表的な写真集として挙げられる。2018年、2020年、2023年と発売年が異なり、それぞれ旅、アート、アニバーサリーという異なるコンセプトを持つ。
Q2:吉岡里帆の写真集『so long』はいつ発売されましたか?
2018年7月20日に集英社から発売された。撮影は蓮井元彦。9日間のオーストラリアロケを敢行し、約2603kmの旅を記録した作品だ。
Q3:『里帆採取』の撮影者は誰ですか?
撮影者は熊谷貫と三瓶康友。清川あさみが全面プロデュースとクリエイティブディレクションを担当した。紙版は2020年11月5日発売。
Q4:『日日』は2020年発売の写真集ですか?
違う。『日日』は2023年1月15日発売。2020年発売の『里帆採取』とは別作品で、撮影者は大辻隆広。芸能生活10周年と30歳を記念した写真集だ。
Q5:吉岡里帆のグラビアは現在も見られますか?
過去の掲載号や写真集は、集英社の公式グラジャパなどでデジタル版の情報を確認できる。『so long』と『里帆採取』には2023年3月15日発売のデジタルカラー版がある。
Q6:2026年に新しい写真集は発売されていますか?
2026年11月5日時点で、所属事務所の公式情報には2026年発売の新しい写真集の発表は確認できない。最新の写真集発売情報については、フラームと出版社の公式発表を確認するのが確実だ。
吉岡里帆のグラビアを理解するうえで重要なのは、単に写真の美しさだけで比較しないことだ。
2018年の『so long』には、2014年から続く週刊プレイボーイとの関係や、旅を通じた成長の記録がある。
2020年の『里帆採取』には、清川あさみの芸術的な視点と、熊谷貫・三瓶康友という2人のフォトグラファーによる異なる表現がある。
2023年の『日日』には、芸能生活10周年と30歳という節目を迎えた吉岡里帆の姿が収められている。
この3作品を順番に見ることで、2018年から2023年までの写真表現の変化だけでなく、女優として歩んできた時間も感じ取れる。
2026年現在は俳優としての活動が続いており、今後の写真集やグラビアについても新たな発表があるか注目される。
【プロの結論】
吉岡里帆の写真集を初めて購入するなら、次の基準で選ぶと失敗しにくい。
- キャリアの原点や旅の記録を重視するなら『so long』
- アート性や撮影チームの個性を重視するなら『里帆採取』
- 人物の現在地や30歳の節目を記録した作品を読みたいなら『日日』
特に、週刊プレイボーイの初掲載から1501日間の特集、そして3冊の写真集へとつながる流れは、吉岡里帆のグラビア活動を理解するうえで見逃せない。
写真集は発売年だけで選ぶのではなく、撮影者、制作コンセプト、収録内容まで比較することで、それぞれの作品が持つ本当の魅力が見えてくる。