『ブラッククローバー』に登場するランギルス・ヴォードは、エリート魔法騎士団「金色の夜明け」の元副団長であり、黒の暴牛に所属するフィンラル・ルーラケイスの異母弟です。強力な攻撃型の空間魔法を操る実力者で、プライドの高さと兄への複雑な感情から、物語の中でも印象的な対立を生み出してきました。
しかし、ランギルスの人物像は単なる傲慢な天才ではありません。エルフ転生事件でラトリの魂に身体を支配された過去、兄フィンラルの声によって自分を取り戻した経緯、そして修業を経てユノと共にゼノンへ挑んだ戦いには、彼の精神的な成長が表れています。2026年時点の原作完結情報も踏まえ、プロフィール、能力、兄弟関係、アニメ登場回、その後の立場まで整理します。
【基本プロフィール】ランギルス・ヴォードとは何者?誕生日や所属、声優を紹介

ランギルス・ヴォードは、田畠裕基による漫画『ブラッククローバー』に登場する魔法騎士です。名門ヴォード家の出身で、物語では金色の夜明けの副団長として登場します。
魔法騎士団の中でも高い実力を持ち、攻撃に特化した空間魔法を得意としています。兄フィンラルとは同じ空間魔法を扱いますが、戦闘における性質は大きく異なります。
ランギルスの基本情報- 名前:ランギルス・ヴォード
- 誕生日:9月27日
- 所属:金色の夜明け(元副団長)
- 魔法属性:空間魔法
- 家族関係:フィンラル・ルーラケイスの異母弟
- 声優:石川界人
- 作品:ブラッククローバー
誕生日と魔法属性、当時の所属についてはテレビアニメ公式サイトのキャラクタープロフィールに記載されています。また、集英社の「ブラッククローバー魔法騎士名鑑」では、フィンラルの異母弟であり、金色の夜明けの元副団長として紹介されています。
声優は石川界人が担当アニメ版でランギルスを演じているのは、声優の石川界人です。
石川界人は2018年9月3日に発表された公式キャスト情報でランギルス役への起用が告知され、翌9月4日放送の第48話から登場しました。
自尊心が強く、他人を見下すような態度を取る一方、内面には劣等感や複雑な感情を抱えるランギルス。その高圧的な言動と、感情が揺らいだ際の繊細さを表現する演技も見どころです。
【能力と強さ】ランギルスの空間魔法はなぜ強い?フィンラルとの違いも解説
ランギルスの最大の特徴は、破壊力に優れた攻撃型の空間魔法です。
一般的な空間魔法が移動や転送などの補助的な用途に使われるのに対し、ランギルスの魔法は空間そのものを削り取るように消滅させます。攻撃を受けた対象だけでなく、その周囲の空間にも影響を及ぼすため、非常に危険な能力です。
空間ごと対象を消し去る攻撃性能テレビアニメ公式プロフィールでは、ランギルスの魔法について、空間ごとその場にあるものを削ったように消し去るほどの威力があると説明されています。
この能力の恐ろしさは、単純な物理攻撃とは異なる点にあります。相手の防御力や通常の耐久力だけでは対処しにくく、攻撃範囲に入った対象にとって大きな脅威となります。
また、ランギルスは金色の夜明けで副団長を務めていた人物です。単に魔法の相性が優れているだけではなく、魔法騎士としての能力や実績も評価されていました。
フィンラルの空間魔法との違い兄フィンラルも空間魔法の使い手ですが、二人の魔法は戦闘における役割が対照的です。
- ランギルス:空間を削り取る攻撃型。敵を直接排除する戦闘能力に優れる。
- フィンラル:空間を移動や転送に利用する補助型。味方の移動や戦場での位置取りを支える。
フィンラルは攻撃を不得意とする一方、移動や補助の能力で黒の暴牛を支えています。集英社の公式キャラクター紹介でも、彼は仲間に重宝される移動・補助役として説明されています。
同じ属性でありながら、ランギルスは攻撃、フィンラルは支援という方向に能力を発展させているのです。
ランギルスの強さを評価するポイントランギルスの実力を評価する際には、次の3点が重要です。
1. 攻撃の危険性
空間そのものを削る攻撃は、通常の防御手段では対応が難しい強力な能力です。
2. 魔法騎士団での地位
金色の夜明けの副団長を任されていたことからも、組織内で高い実力を認められていたことが分かります。
3. 強敵との実戦経験
ユノとの手合わせや、ゼノンとの実戦では、単独の攻撃力だけでなく、状況に応じた判断や仲間との連携も描かれています。
ただし、ランギルスが作中最強というわけではありません。ゼノンとの戦いでは、一度反撃に成功したものの、相手のさらなる力の前に追い詰められています。攻撃性能は極めて高いものの、対戦相手や戦況によって結果が変わる実力者です。
【兄弟の確執と正体】フィンラルとの関係、エルフ転生のラトリ事件の真相
ランギルスを理解するうえで欠かせないのが、兄フィンラルとの関係です。
二人はヴォード家に生まれた異母兄弟ですが、幼少期から対照的な立場に置かれていました。兄弟の確執は、単純な性格の不一致ではなく、家督や才能に対する評価、互いへの劣等感が絡み合ったものです。
兄フィンラルを見下していた理由フィンラルはヴォード家の長男で、本来なら家督を継ぐ立場にありました。しかし、家の期待や重圧に耐えられず、家を出ることになります。
一方のランギルスは、幼い頃から両親に期待されて育ちました。魔法の才能や戦闘能力でも兄を上回る部分が多く、金色の夜明けの副団長にまで昇進します。
ランギルスから見れば、兄は本来の役割を放棄した人物でした。何もかも自分と正反対でありながら、家督を継ぐ立場を手放したフィンラルに対して、強い不満を抱いていたのです。
しかし、この関係にはもう一つの側面があります。フィンラルは戦闘が不得意でも、仲間を支える能力や人を思いやる優しさを持っています。ランギルスはそうした兄の価値を十分に認められず、戦闘能力や家の評価という尺度で兄を見ていました。
王撰騎士団選抜試験で表面化した兄弟対決兄弟の対立が大きく表面化するのが、王撰騎士団選抜試験です。
ランギルスは試合中、兄フィンラルを見下すような態度を取り、激しい憎悪を感じさせる魔力を放ちます。フィンラルを懸命に支えてきたアスタも、ランギルスの言動に怒りを示しました。
テレビアニメ第81話「ある一人の男の生き方」では、この対立が中心的に描かれています。
この段階のランギルスは、単に優秀な弟というだけではありません。兄に対する感情を抑えられず、自分の強さを証明することに固執している人物として描かれています。
ランギルスの正体はエルフのラトリだった?ランギルスの行動を理解するうえで重要なのが、エルフ転生事件です。
物語では、パトリが発動した転生魔法によって、多くの魔法騎士たちの身体にエルフの魂が宿ります。ランギルスもその影響を受けた人物の一人でした。
彼の身体に宿ったエルフの名前はラトリです。集英社の公式魔法騎士名鑑でも、キャラクター名は「ランギルス・ヴォード/ラトリ」と表記されています。
ここで押さえておきたいのは、ランギルス自身が生まれながらにエルフだったわけではないという点です。人間であるランギルスの身体に、エルフのラトリの魂が宿ったという関係です。
その結果、王撰騎士団選抜試験の頃から見られた攻撃性はさらに危険な形で表面化し、エルフとして転生したランギルスは王宮を襲撃します。
兄フィンラルの声がランギルスを救ったエルフ転生事件で最も重要なのは、ランギルスが最終的に自分自身を取り戻したことです。
王宮では、エルフの魂に支配されたランギルスを止めるため、フィンラル、ヤミ、ジャックらが立ち向かいます。
フィンラルは弟を敵として倒すのではなく、救い出そうとします。ランギルスの内側に残る本人の意思に呼びかけ、兄として必死に声を届けようとしたのです。
集英社の公式キャラクター紹介も、ランギルスについて「エルフ族に転生するも兄の懸命な声に救われた」と説明しています。
この出来事は兄弟関係の大きな転換点です。
それまでランギルスは、兄の弱さばかりを見ていました。しかし、危険な状況でも自分を見捨てずに救おうとしたフィンラルの姿は、彼の価値観を変えるきっかけになりました。
【人物関係と時系列】ランギルスの重要エピソードを一覧で整理
ランギルスの物語は、兄への対抗心、エルフ転生による危機、そして修業を通じた成長という流れで整理できます。
アニメと原作の重要な出来事を並べると、人物像の変化がより分かりやすくなります。
| 時期・話数 | 出来事 | 関係者・重要ポイント |
|---|---|---|
| 初登場・アニメ第48話 | 金色の夜明けの副団長として登場 | 声優は石川界人。攻撃型空間魔法の使い手。 |
| アニメ第53話 | フィンラルとの対立が描かれる | 異母兄弟の確執と実力差が明らかになる。 |
| アニメ第81話 | 王撰騎士団選抜試験で対立 | 兄を見下す態度にアスタが怒りを見せる。 |
| アニメ第109話 | エルフ転生したランギルスが王宮を襲撃 | ラトリの魂に支配され、フィンラルたちと対決。 |
| アニメ第154話 | ユノとの手合わせ | 修業を経たランギルスの変化と実力が描かれる。 |
| 原作31巻 | ユノとランギルスがゼノンと共闘 | 二人の連携で一矢報いるが、ゼノンの力に圧倒される。 |
| 2026年 | 原作完結・全38巻 | 集英社の公式情報で最終巻38巻を確認できる。 |
この時系列から分かるのは、ランギルスが最初から最後まで同じ性格の人物ではないということです。
特に第109話と第154話は、彼の人物像を理解するうえで重要です。第109話では兄弟関係の修復につながる出来事が描かれ、第154話では修業後のランギルスが新たな立場を模索する様子が描かれます。
【ユノとゼノンの対決】ランギルスはなぜ再び戦場に戻ったのか
エルフ転生事件の後、ランギルスは以前と同じように副団長として任務を続けるのではなく、自分を見つめ直すための修業の旅へ向かいます。
その後、金色の夜明けがゼノン・ゾグラティス率いるスペード王国の勢力から襲撃を受けた際、ランギルスは再び戦場に立つことになります。
金色の夜明けの危機とランギルスの帰還スペード王国の襲撃によって、金色の夜明けの本拠地は壊滅的な被害を受けます。
ユノが駆けつけたとき、多くの団員が瀕死の状態に陥っていました。ゼノンの圧倒的な魔力に対して、金色の夜明けの団員たちも苦戦を強いられます。
こうした騎士団の危機に立ち上がったのが、修業を続けていたランギルスです。
集英社の公式魔法騎士名鑑にも、彼は修業の旅に出ていたものの、所属騎士団の危機に立ち上がり、ユノと共にゼノンと対峙した人物として紹介されています。
ユノとランギルスの共闘が実現ユノとランギルスの共闘は、原作31巻で描かれています。
ゼノンは漆黒の三極性(ダークトライアド)の一人であり、空間を操る能力を持つ強敵です。ランギルスにとって、同じ空間に関わる能力を持つゼノンとの戦いは、自分の実力を示す重要な局面でもありました。
ユノとランギルスは互いの能力を組み合わせ、ゼノンに反撃します。集英社の31巻公式あらすじでも、二人の共闘によって一矢報いる展開が紹介されています。
しかし、ゼノンはさらに力を得て、二人を圧倒します。この戦いはランギルスが強力な魔法騎士であることを示す一方、上位の敵との間にはまだ大きな実力差があることも明らかにしました。
ユノとの関係は敵対から仲間へランギルスとユノは、同じ金色の夜明けに所属する魔法騎士です。
アニメ第154話では、ユノの急速な昇級をきっかけに、ランギルスが手合わせを申し出る展開が描かれます。かつて副団長だった自分と同等の立場に近づくユノに対し、ランギルスは複雑な感情を抱いていました。
しかし、ユノとの関係は単なる競争相手という枠には収まりません。後のゼノン戦では、同じ騎士団を守る仲間として共に戦います。
自分の優秀さを証明することにこだわっていたランギルスが、騎士団を守るために戦場へ戻ったことは、精神的な成長を象徴する出来事です。
【2026年最新】ランギルスのその後と現在の立場は?
2026年11月時点で、『ブラッククローバー』の原作漫画は完結済みです。集英社の公式情報では、最終巻となる第38巻が2026年8月4日に発売されています。少年ジャンプ+でも作品は完結済みとして掲載されています。
そのため、ランギルスの現在を知るには、過去の副団長時代だけでなく、エルフ転生事件後の修業とスペード王国での戦いまで追う必要があります。
金色の夜明けの元副団長という立場ランギルスは、金色の夜明けの元副団長です。
エルフ転生事件後は自分を見つめ直すための修業の旅に出ており、以前のように副団長として任務をこなす状態から離れています。
ただし、これは金色の夜明けとの関係を完全に断ち切ったことを意味しません。公式プロフィールでも、彼は所属騎士団の危機に立ち上がる人物として説明されています。
フィンラルとの関係はどう変わった?フィンラルとの関係も、初登場時と比べて大きく変化しています。
以前のランギルスは、兄を能力不足の人物として見下していました。しかし、エルフ転生事件でフィンラルが自分を救おうとしたことは、彼の兄に対する認識を変える重要な出来事になりました。
兄弟の間にあった確執が完全になくなったと単純化するよりも、互いの存在や価値を認める方向へ変化したと捉えるのが適切です。
フィンラルが持つ仲間を支える力と、ランギルスが持つ圧倒的な攻撃力は、異なる強さの形を示しています。
2026年の原作完結時点で分かること2026年の最新プロフィールとして押さえておきたいのは、集英社の公式魔法騎士名鑑に掲載されている人物紹介です。
そこでは、ランギルスはフィンラルの異母弟、金色の夜明けの元副団長、エルフ転生から兄に救われた人物、そしてユノと共にゼノンに挑んだ魔法騎士として整理されています。
また、最終巻38巻の公式あらすじはアスタとユノを中心とするルシウスとの最終決戦を扱っています。ランギルスについては、元副団長という立場やゼノン戦での活躍が重要な到達点です。
なお、元副団長という肩書きと、騎士団を離れて修業していた期間は区別して理解する必要があります。現在の役職や新たな団長就任などを、公式プロフィールに記載されていない情報から断定することはできません。
ランギルスはアニメ『ブラッククローバー』の第48話で初登場します。初登場時から金色の夜明けの副団長として紹介され、強力な攻撃型空間魔法を扱う人物として存在感を示しました。
ランギルスの主なアニメ登場回- 第48話「絶望VS希望」:ランギルスが初登場。石川界人が声を担当することも公式発表された。
- 第53話「仮面の奥」:フィンラルとの関係や兄弟間の対立が描かれる。
- 第81話「ある一人の男の生き方」:王撰騎士団選抜試験でランギルスとフィンラルの確執が表面化する。
- 第109話「空間魔道士の兄弟」:ラトリの魂に転生したランギルスが王宮を襲撃し、兄フィンラルと対決する。
- 第154話「副団長ランギルス・ヴォード」:修業後のランギルスとユノの手合わせが描かれる。
特におすすめなのは、第81話、第109話、第154話の3話です。
第81話では兄弟の対立、第109話ではランギルスが救われるまでの経緯、第154話では彼の成長とユノとの関係を確認できます。
ランギルスの人物像を理解するなら、単に初登場回を見るだけではなく、この3つのエピソードを続けて視聴すると、性格の変化が分かりやすくなります。
【ブラッククローバーのランギルス】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ランギルス・ヴォードの誕生日はいつですか?
A1:9月27日です。テレビアニメ公式サイトのキャラクタープロフィールに掲載されています。
Q2:ランギルスとフィンラルは実の兄弟ですか?
A2:二人は異母兄弟です。フィンラルが兄、ランギルスが弟にあたります。
Q3:ランギルスの正体はエルフのラトリですか?
A3:ランギルス自身は人間です。エルフ転生事件でラトリの魂が身体に宿りました。兄フィンラルの懸命な声によって救われています。
Q4:ランギルスの声優は誰ですか?
A4:石川界人です。2018年9月にテレビアニメ公式サイトからキャスト情報が発表されました。
Q5:ランギルスとゼノンは戦いましたか?
A5:戦っています。原作31巻ではユノとランギルスが共闘してゼノンに挑みます。一度は反撃に成功しますが、ゼノンのさらなる力によって圧倒されます。
Q6:ランギルスはアニメ何話で初登場しますか?
A6:第48話「絶望VS希望」です。また、第109話ではラトリの魂に支配された姿、第154話ではユノとの手合わせが描かれます。
Q7:2026年現在、ランギルスは金色の夜明けの副団長ですか?
A7:現在の公式キャラクター紹介では元副団長とされています。修業の旅を経て、金色の夜明けの危機に立ち上がり、ユノと共にゼノンと戦いました。
ランギルス・ヴォードは、金色の夜明けの元副団長として活躍した、強力な攻撃型空間魔法の使い手です。9月27日生まれで、声優は石川界人。フィンラルの異母弟という立場も、人物像を理解するうえで欠かせません。
物語前半では兄への劣等感や強いプライドから対立を繰り返しますが、エルフ転生事件でラトリの魂に支配された際、フィンラルの声によって救われます。この出来事が兄弟関係を変える大きな転換点になりました。
その後は修業の旅を経て、金色の夜明けを守るためにユノと共にゼノンへ挑みます。単独での強さを証明することに固執していた人物が、仲間と共に戦う姿へ変化した点は見逃せません。
【プロの結論】
ランギルスを評価する際は、攻撃力だけでなく、フィンラルとの関係、ラトリの魂から解放された意味、そしてユノとの共闘まで一続きの成長物語として見ることが重要です。
特に、フィンラルとランギルスの兄弟関係は、本作が描く「強さとは何か」というテーマを理解するうえでも興味深い要素です。攻撃力に優れる弟と、仲間を支える兄。二人の異なる能力と価値観が交差することで、ランギルスという人物の魅力がより鮮明になります。
原作は2026年に全38巻で完結しました。ランギルスの過去からその後までを知りたい読者は、アニメ第81話・第109話・第154話と、原作31巻のゼノン戦を併せて確認すると、彼の人物像をより深く理解できます。
主な公式確認資料
- テレビアニメ『ブラッククローバー』公式キャラクタープロフィール・キャスト発表・各話紹介。
- 集英社「ブラッククローバー魔法騎士名鑑」ランギルス・ヴォード/ラトリ。
- 集英社『ブラッククローバー』31巻・38巻の公式書誌情報。
- 少年ジャンプ+『ブラッククローバー』完結情報。