元大相撲力士の千代大龍は、2022年11月に現役を引退した後、日本相撲協会には残らず、飲食業という新しい道に進んだ人物です。引退から約2か月後の2023年1月には、東京都港区六本木に焼肉店「みいとらんど」をオープン。現役時代から好きだった焼肉を仕事にするという、異色のセカンドキャリアをスタートさせました。
しかし、2026年11月現在、気になるのは引退後の活動だけではありません。みいとらんどは現在も営業しているのか、閉店したという情報は本当なのか、千代大龍本人は何をしているのでしょうか。日本相撲協会の公式プロフィール、2022年の引退会見、2023年の開業報道、2024年の格闘技イベントへの出場記録、店舗情報をもとに、その後の歩みを整理します。
【2026年最新】千代大龍の現在は?引退後の活動と焼肉店のその後

千代大龍は、現役引退後に焼肉店経営へ転身した元小結です。2023年から六本木で「みいとらんど」を運営し、2024年には格闘技イベントにも出場しました。
一方、2026年11月現在、かつての店舗が営業を続けていることを裏付ける情報は見当たりません。店舗情報サイトには閉店時期が記載されており、引退後の活動を調べるうえで重要な転換点になっています。
2023年に焼肉店を開業、2024年には格闘技イベントへ引退後の最初の大きな転機は、2023年1月16日です。この日、千代大龍こと明月院秀政氏は、東京都港区六本木に紹介・予約制の焼肉店「みいとらんど」をオープンしました。
2023年2月7日には、日刊スポーツやデイリースポーツが店舗を取材。引退からわずか2か月で新しい事業を始めたことが報じられました。
その後、2024年2月18日には格闘技イベント「BreakingDown11」に参戦。元パンクラスライト級1位の金田一孝介選手と無差別級のキックボクシングルールで対戦しました。結果は0対5の判定負けでしたが、元小結の新しい挑戦として注目を集めました。
みいとらんどは2025年8月末閉店との情報気になる焼肉店の現状については、食べログの店舗情報に「2025年8月末閉店」と記載されています。また、Yahoo!マップでも同店は閉店として掲載されています。
ただし、食べログの店舗ページ自体は掲載保留の扱いで、営業状況の確認が取れていない旨も表示されています。そのため、閉店情報は複数の店舗掲載情報から確認できるものの、本人や運営者による公式な閉店発表と同じものとして扱うことはできません。
2026年11月現在、明月院氏が別の飲食店を開業したのか、別の仕事に移ったのかについては、主要報道で確認できる新しい情報が限られています。
したがって、現在について確実に説明できるのは、現役引退後に焼肉店経営を経験し、2024年には格闘技イベントにも挑戦したこと、そして「みいとらんど」は現在の営業店舗として確認できないことです。
【引退理由と経緯】千代大龍はなぜ2022年11月に現役を退いたのか
千代大龍が現役引退を発表したのは、2022年11月20日です。九州場所の開催中、34歳で土俵人生に幕を下ろしました。
引退の背景にあったのは、単純な年齢だけではありません。本人が語ったのは、以前のように体に力が入らず、満足できる相撲が取れなくなったという苦悩でした。
秋場所後から引退を考えていた日刊スポーツやスポニチの報道によると、千代大龍は2022年9月の秋場所終了後、師匠の九重親方(元大関・千代大海)に引退を相談していました。
その際、本人は「もう力が入らない」「情けない相撲が多いので引退させてください」という趣旨の話をしていたと、引退会見で明かしています。
しかし、師匠はまだ稽古を続ければ相撲を取れると考え、いったんは現役続行を促しました。千代大龍も九州場所に出場し、最後まで土俵に立つ選択をしました。
決断を固めたのは碧山戦最終的な引退のきっかけになったのは、2022年11月19日の九州場所7日目に行われた碧山戦です。
この取組で一方的に押し出された千代大龍は、自分の体に力が入らず、相手の圧力に対抗できなかったことを痛感しました。
本人は引退会見で、幕内の土俵には強い力士が集まっており、満足できない相撲を続けることは応援してくれる人たちに申し訳ないという気持ちがあったと説明しています。
7日目終了時点の成績は2勝5敗。翌20日、師匠の九重親方が日本相撲協会に引退届を提出し、引退が決まりました。8日目の対戦相手だった輝は不戦勝となっています。
引退会見で語った本音2022年11月21日の引退会見では、千代大龍は自身の土俵人生を振り返り、次のように語りました。
「悔いも未練も一つもありません。自分の中で100%やったので、すがすがしい気持ちです」
この言葉から伝わるのは、引退が単なる成績不振による消極的な決断ではなかったということです。本人にとっては、現役力士としてやるべきことをやり切ったという納得感がありました。
また、引退後の希望として飲食店経営、とりわけ焼肉店の開業を挙げていました。つまり、引退を決めてから突然将来を考え始めたのではなく、以前から考えていた次の人生へ進むタイミングでもあったのです。
【現役時代の成績】学生横綱から小結、金星3個を獲得した実力
千代大龍の本名は明月院秀政(めいげついん・ひでまさ)です。1988年11月14日生まれ、東京都荒川区出身。九重部屋に所属し、突き押しを中心とした力強い相撲で幕内を約10年間務めました。
日本相撲協会の公式プロフィールでは、最高位は小結。生涯戦歴は69場所で463勝483敗50休と記録されています。幕内在位は58場所で、金星3個、技能賞1回、十両優勝1回という実績を残しました。
日本体育大学時代に学生横綱を獲得千代大龍は足立新田高校から日本体育大学へ進学。大学4年時の2010年には全国学生相撲選手権大会で優勝し、学生横綱のタイトルを獲得しました。
当時から大型力士として注目され、アマチュア相撲で実績を積んでから九重部屋に入門しています。学生横綱という肩書は、プロ入り前から高い競技能力を持っていたことを示す重要な実績です。
2011年5月の技量審査場所で幕下15枚目格付け出しとして初土俵を踏み、2012年1月場所では新十両に昇進。同場所で十両優勝を果たし、同年5月には新入幕を実現しました。
千代大龍の主な経歴・成績一覧出典:日本相撲協会公式プロフィール、スポニチ、相撲記録資料など。
金星3個の内訳は日馬富士と稀勢の里千代大龍の実績の中でも注目したいのが、金星3個です。
金星とは、前頭の力士が横綱に勝ったときに記録される殊勲です。千代大龍は2013年3月場所と7月場所に日馬富士を破り、さらに2018年9月場所には稀勢の里を破っています。
横綱から3つの金星を獲得したことは、千代大龍が単に幕内に長く在籍しただけの力士ではなかったことを示しています。突き押しの圧力と、相手の体勢を崩すタイミングのよい引き技を組み合わせた取り口が持ち味でした。
最高位は小結、幕内優勝はなし一方、最高位は小結で、三役在位は短期間にとどまりました。日本相撲協会の公式プロフィールでは、幕内優勝は0回、十両優勝は1回、技能賞は1回と記録されています。
つまり、横綱・大関を破る実力を持ちながら、番付の頂点まで上り詰めたわけではありません。金星3個という華やかな実績と、最高位小結という記録を併せて見ることで、千代大龍の力士人生をより正確に理解できます。
【引退後の進路】なぜ千代大龍は日本相撲協会に残らなかったのか
千代大龍の引退後を語るうえで欠かせないのが、日本相撲協会に残らなかったという選択です。
相撲界では、現役引退後に親方として協会に残り、後進の育成や部屋の運営に携わる道があります。しかし、親方になるには年寄名跡などの条件があり、すべての力士が選べる進路ではありません。
千代大龍は引退会見で、協会に残らず飲食業に進む意向を明らかにしていました。
現役時代からセカンドキャリアを考えていた2023年2月7日の日刊スポーツのインタビューでは、千代大龍は九重部屋に入門する前から引退後の生活を考えていたと明かしています。
報道によると、将来の選択肢を広げるために教員免許も取得していました。力士として成功しても、引退後に同じ生活水準を維持できるとは限らないという問題意識を持っていたためです。
これは、現役時代からセカンドキャリアを意識していたことを示すエピソードです。相撲界での地位だけに依存せず、別の仕事を自分で築くという考え方が、飲食業への転身につながりました。
焼肉店を引退後の仕事に選んだ理由焼肉店を選んだ理由として本人が挙げたのは、肉が好きだったことです。
2022年11月の引退会見では、まず健康面を考えて減量し、その後に焼肉店を開きたいという希望を語っていました。スポニチの引退会見報道でも、健康を意識した生活への切り替えが話題になっています。
さらに2023年の取材では、現役時代に週5回ほど焼肉を食べていたことも紹介されました。好きな食べ物を単なる趣味で終わらせず、実際の事業につなげたわけです。
引退力士の独立を支援する構想もあった千代大龍が焼肉店を開業した背景には、自分自身の生活だけでなく、引退する力士のセカンドキャリアを支援したいという考えもありました。
2023年2月の日刊スポーツの取材では、引退した力士を店で雇い、肉の扱い方や飲食店経営のノウハウを教え、将来的には地元で独立できるようにしたいという構想を明かしています。
単独の飲食店経営にとどまらず、元力士が新しい仕事を身につける仕組みを作ろうとしていた点は、千代大龍の引退後のキャリアを考えるうえで見逃せません。
【焼肉店みいとらんどの全貌】開業から閉店情報までを検証
千代大龍の引退後の活動を象徴する存在が、六本木の焼肉店「みいとらんど」です。
開業当時は、元幕内力士が飲食業に転身したという話題性だけでなく、料理のコンセプトにも特徴がありました。
2023年1月16日に六本木でオープン店舗の所在地は東京都港区六本木3丁目8番9号、ソシエ六本木の地下1階です。六本木駅から徒歩数分の場所にありました。
2023年2月7日の開業報道によると、店は紹介・予約制で、開業時は1万5,000円のコース料理を提供していました。一般的な焼肉店とは異なる高級志向の営業スタイルだったことが分かります。
開業までの期間が短かったのは、もともと焼肉店だった物件を見つけ、改装を最小限に抑えられたことも理由の一つでした。
フレンチと焼肉を融合させた独自の料理みいとらんどの大きな特徴は、フレンチと焼肉を組み合わせた料理でした。
日刊スポーツによると、料理を担当したのはフランス・パリで12年間修業した経験を持つ料理人の中村聡司氏です。焼肉を中心にしながら、フレンチの技術を取り入れたコースを展開していました。
報道で紹介された料理には、次のようなものがあります。
- ランプ・オン・ザ・トースト: ランプ肉とパルメザンチーズを組み合わせた一品。
- 72: 牛骨、鶏、野菜などを72時間以上煮込んだスープ。
- 肉レープ: クレープ生地や大葉と赤身肉を組み合わせた料理。
焼肉を単純に網で焼いて食べるだけではなく、コース料理として楽しませる設計でした。元力士の飲食店という話題性に、料理人の専門性を組み合わせた業態だったといえます。
みいとらんどは現在も営業している?2026年時点で店舗の営業状況を確認する際に重要なのが、食べログとYahoo!マップの掲載情報です。
店舗情報
焼肉店・東京都港区六本木
- 店名:みいとらんど
- 所在地:東京都港区六本木3-8-9
- 開業日:2023年1月16日
- 掲載情報の閉店時期:2025年8月末
- 2026年の営業状況:営業継続を確認できる情報なし
食べログには2025年8月末閉店との記載があり、Yahoo!マップでも閉店として表示されています。ただし、食べログは掲載保留となっているため、公式な閉店告知まで確認できたわけではありません。
ここで注意したいのは、店舗の閉店と経営者本人の活動終了は別の話だということです。
仮に六本木の店舗が閉店していたとしても、それだけで明月院氏が飲食業から完全に撤退した、あるいは別の事業を始めたと断定することはできません。2026年現在、次の店舗や事業については新しい公表情報が確認できない状態です。
【誤解と事実を整理】千代大龍の2026年現在について分かっていること
千代大龍について調べると、現役引退、焼肉店経営、格闘技イベントへの出場など、異なる時期の情報が検索結果に並びます。それぞれの出来事を時系列で整理すると、現在の状況を誤解しにくくなります。
「焼肉店を開業したから現在も経営している」は正確ではない2023年にみいとらんどを開業したことは、日刊スポーツやデイリースポーツが報じた事実です。
しかし、2025年8月末閉店との店舗掲載情報があるため、2026年も同じ場所で営業していると考えるのは適切ではありません。
また、閉店情報だけを根拠に本人の飲食業からの完全撤退を決めつけることもできません。店舗の状況と本人の職業上の活動は分けて理解する必要があります。
「日本相撲協会を追われた」という話ではない千代大龍は引退時に、日本相撲協会に残らず飲食業へ進む意向を自ら示していました。
師匠との引退相談や本人の会見からも、力士としての限界を感じたことと、引退後に進みたい仕事があったことが読み取れます。協会から追放された、あるいは不祥事で引退したという説明は、当時の報道内容とは一致しません。
BreakingDownへの出場は引退後の活動の一つ2024年2月のBreakingDown11への出場も、引退後の活動を知るうえで重要です。
千代大龍は元パンクラスライト級1位の金田一孝介選手と対戦し、0対5の判定で敗れました。相撲とは異なる競技ルールに挑戦したことは、現役引退後も新しい舞台に挑戦する姿勢を示す出来事でした。
ただし、この出場をもってプロ格闘家への本格転向が確定したわけではありません。少なくとも、確認できる試合記録は2024年2月のBreakingDown11です。
2026年時点での情報整理| 調べたい内容 | 確認できる情報 |
|---|---|
| 本名 | 明月院秀政 |
| 生年月日 | 1988年11月14日 |
| 所属部屋 | 九重部屋(現役時代) |
| 現役引退 | 2022年11月 |
| 最高位 | 小結 |
| 引退後の仕事 | 焼肉店経営に進出 |
| 店舗名 | みいとらんど |
| 店舗の現状 | 2025年8月末閉店との掲載情報あり |
| 格闘技活動 | 2024年2月にBreakingDown11出場 |
| 2026年の新事業 | 公表情報で確認できず |
このように、千代大龍の経歴については公式記録で確認できる部分が多い一方、引退後の現在の職業や生活については公開情報が限られています。特に店舗の営業状況と本人の現在の活動を混同しないことが大切です。
【千代大龍の現在に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:千代大龍の現在は何をしている?
A1:2022年11月の引退後、2023年に六本木で焼肉店「みいとらんど」を開業しました。2024年2月にはBreakingDown11にも出場しています。2026年11月現在、店舗閉店情報が掲載されており、その後の具体的な職業や新事業については公表情報が限られています。
Q2:千代大龍の引退理由は何だった?
A2:思うように体に力が入らず、満足できる相撲が取れなくなったことです。2022年秋場所後から引退を相談しており、九州場所7日目の碧山戦で敗れたことが最終的な決断につながりました。
Q3:千代大龍の本名は?
A3:明月院秀政(めいげついん・ひでまさ)です。東京都荒川区出身で、九重部屋に所属していました。
Q4:焼肉店みいとらんどは現在も営業している?
A4:食べログには2025年8月末閉店との記載があり、Yahoo!マップでも閉店扱いです。2026年現在、営業継続を確認できる情報はありません。
Q5:千代大龍の現役時代の最高位と成績は?
A5:最高位は小結です。日本相撲協会の公式プロフィールでは、生涯戦歴463勝483敗50休、幕内戦歴384勝433敗46休、金星3個、技能賞1回、十両優勝1回と記録されています。
Q6:千代大龍は学生横綱だった?
A6:はい。日本体育大学4年時の2010年に全国学生相撲選手権大会で優勝し、学生横綱になっています。
千代大龍こと明月院秀政氏は、2022年11月に34歳で現役を引退しました。引退理由は、思うように力が出ず、満足できる相撲が取れなくなったことです。
日本相撲協会には残らず、以前から考えていたセカンドキャリアとして飲食業を選択。2023年1月には六本木に焼肉店「みいとらんど」を開業し、フレンチと焼肉を融合させた独自のスタイルで営業しました。
しかし、2025年8月末閉店との店舗情報があり、2026年現在、同店が営業を続けているとは確認できません。2024年にはBreakingDown11に出場するなど、新しい挑戦も経験していますが、その後の具体的な活動は明らかになっていません。
現役時代には学生横綱から小結まで上り詰め、金星3個を獲得した千代大龍。土俵を離れた後も、自ら選んだ道で新しいキャリアを築いてきました。今後注目したいのは、飲食業での再挑戦があるのか、それとも格闘技や別の分野に活動の場を広げるのかという点です。
2026年現在の千代大龍を理解するには、現役時代の輝かしい実績だけでなく、引退後に自分で選択してきた仕事と、その後の変化を時系列で見ることが重要です。