昭和を代表する作曲家・歌手の平尾昌晃さん。2017年7月21日に79歳で亡くなった後、3度の結婚歴や3人の息子の家族関係、さらに著作権料を含む遺産相続問題が大きく報じられました。2026年現在も、平尾家の家族構成や相続問題の行方に関心を持つ人は少なくありません。
平尾昌晃さんの家系図を整理すると、最初の妻との間に長男、2番目の妻で元歌手の小沢深雪さんとの間に次男・平尾亜希矢さんと三男・平尾勇気さんがいます。3番目の妻は長年マネジャーを務めていた女性です。この記事では、それぞれの母親と息子の続柄、結婚・離婚の時期、2017年の死去後に発生した遺産トラブル、2025年の裁判と2026年の最新状況まで整理します。
【家系図の全体像】平尾昌晃の家族構成は妻3人・息子3人

平尾昌晃さんの家族関係を理解するうえで、まず押さえておきたいのが、結婚した3人の女性と、それぞれの子供との関係です。
平尾さんには3人の息子がいますが、3人全員が同じ母親から生まれたわけではありません。長男と次男・三男では母親が異なります。
平尾昌晃の家系図(簡易版)平尾昌晃(1937年生まれ・2017年没)
- 最初の妻(1972年結婚・1976年離婚)
- 長男:名前などの詳細は広く公表されていない
- 2番目の妻:小沢深雪(1978年結婚・1985年離婚)
- 次男:平尾亜希矢(あきや)
- 三男:平尾勇気
- 3番目の妻(2013年再々婚)
- 元マネジャーの女性。平尾さんとの間に子供が生まれたとの公表情報はありません。
このように、平尾家の実子は3人で、長男と次男・三男の母親が異なります。3番目の妻は3人の息子にとって継母にあたります。
なお、最初の妻や長男については、後妻や次男・三男と比べて公開情報が限られています。長男は2018年の遺産問題をめぐる報道にも登場していますが、一般に知られる活動や詳しいプロフィールは多くありません。
【結婚歴を時系列で整理】平尾昌晃の妻3人と再婚相手の正体
平尾昌晃さんの結婚歴は、1972年、1978年、2013年という3つの節目に分けられます。それぞれ結婚に至った背景や家族構成が異なります。
1人目の妻:1972年に結婚した一般女性平尾さんは1972年、最初の妻となる一般女性と結婚しました。この結婚で生まれたのが長男です。
しかし、結婚生活は長く続かず、1976年に離婚したと週刊女性PRIMEなどが報じています。
最初の妻は芸能人ではなく、名前や離婚後の詳しい生活については公表情報が限られています。長男も公の場に頻繁に登場する人物ではなく、家族の中では比較的プライベートが守られてきた存在です。
2人目の妻:元歌手・小沢深雪との結婚1978年、平尾さんは元歌手の小沢深雪さんと再婚しました。
小沢深雪さんは、平尾さんが関係していた音楽スクールとも縁のあった人物です。当時の結婚は芸能界でも話題になり、前の結婚から比較的短い期間での再婚となりました。
2人の間には、次男の平尾亜希矢さんと三男の平尾勇気さんが誕生しています。
しかし、夫婦関係は1985年に終わりを迎えました。小沢さんとの結婚生活は、平尾さんの家庭環境を語るうえで重要な時期です。
離婚後、亜希矢さんと勇気さんは、平尾さんの仕事が多忙だったこともあり、周囲の大人たちの支えを受けながら成長したことが当時の報道で紹介されています。
3人目の妻:長年マネジャーを務めた女性平尾昌晃さんが3度目の結婚をしたのは2013年です。
相手は、約20年間にわたり平尾さんのマネジャーを務めていた女性でした。芸能活動や事務所運営を支えてきた仕事上のパートナーであり、晩年の平尾さんを身近で支えた存在です。
この再々婚が広く知られるようになったのは、2017年に平尾さんが亡くなった後でした。結婚していたことを知らなかった関係者や息子たちがいたことも、当時の週刊誌やスポーツ紙で取り上げられています。
2017年7月の報道では、三男の勇気さんが再々婚相手について「お母さんです」と語り、父親の看病を続けていたことへの感謝を示したことも紹介されました。
ところが、その後は会社経営や著作権料の管理をめぐって、3人の息子と3番目の妻の関係に亀裂が生じていきます。
【息子3人の続柄を比較】長男・平尾亜希矢・平尾勇気の母親は誰?
平尾昌晃さんの家族構成で、特に検索されることが多いのが3人の息子の母親と続柄です。
ここで注意したいのが、平尾亜希矢さんと平尾勇気さんは兄弟であり、同じ小沢深雪さんを母親に持つという点です。一方、長男は最初の妻との間に生まれた子供です。
| 人物・区分 | 母親・続柄 | 公開情報から分かること |
|---|---|---|
| 長男 | 最初の妻の子供 | 一般人として報じられ、名前や現在の詳しい活動は限定的 |
| 平尾亜希矢 | 次男・小沢深雪の子供 | 2018年の遺産問題で取材に応じ、音楽出版管理会社の代表取締役に就任したと報道 |
| 平尾勇気 | 三男・小沢深雪の子供 | 1981年生まれの歌手・タレント。父の遺産問題で記者会見を開いた |
| 2番目の妻 | 小沢深雪 | 1978年に平尾さんと再婚。亜希矢さんと勇気さんの母親 |
| 3番目の妻 | 元マネジャー | 2013年に結婚。3人の息子にとって継母にあたる |
平尾亜希矢さんは、小沢深雪さんとの間に生まれた次男です。
2018年9月の遺産相続問題では、三男の勇気さんとは異なる立場から問題解決を目指していました。
日刊スポーツによると、2018年9月26日の株主総会で、亜希矢さんは平尾さんが残した音楽出版管理会社の代表取締役に就任しました。
当時、亜希矢さんは後妻側と三男の勇気さんの対立について、双方を守りたいという姿勢を示していました。単純に兄弟全員が同じ意見だったわけではなく、遺産問題に対する考え方には温度差があったことが分かります。
三男・平尾勇気は歌手として活動平尾勇気さんは1981年生まれの歌手・タレントです。平尾昌晃さんの三男として知られ、父親の音楽やチャリティー活動とも関わりを持っています。
2018年には、父親の遺産や著作権料の管理をめぐって記者会見を開き、3番目の妻側の会社経営や相続手続きに疑問を呈しました。
ただし、勇気さんの主張と裁判所が認定した事実は分けて考える必要があります。後述する2025年の判決では、息子側の貸付金返済をめぐる主張が認められなかった部分もあります。
なお、過去の一部報道には亜希矢さんを長男と表記したものもありますが、2018年の複数の報道では、最初の妻との間に長男、小沢深雪さんとの間に次男の亜希矢さん、三男の勇気さんという順番で紹介されています。
【遺産相続トラブルの経緯】著作権料と会社経営をめぐる対立
平尾昌晃さんの遺産相続問題は、一般的な不動産や預貯金の分配だけではありませんでした。
争点になったのは、作曲家として生み出した楽曲の著作権料、音楽出版権管理会社、個人事務所の株式や経営権などです。
2017年:平尾昌晃さんが79歳で死去平尾さんは2017年7月21日、肺炎のため79歳で亡くなりました。
1958年に「リトル・ダーリン」で歌手デビューし、ロカビリー歌手として人気を集めた後、作曲家としても大きな実績を残しました。
「瀬戸の花嫁」「よこはま・たそがれ」「霧の摩周湖」など、時代を超えて歌い継がれる楽曲を手がけています。こうした作品が生み出す著作権料も、相続問題を複雑にした要因でした。
2018年:三男・勇気が後妻側の経営に異議2018年9月、勇気さんは3番目の妻が音楽出版権管理会社やマネジメント会社の代表取締役に就任した経緯に疑問を示し、東京地裁に取締役の職務執行停止などを申し立てました。
勇気さん側は、株主総会など必要な手続きが行われていないことや、父親の著作権料が不当に独占されるおそれなどを主張しました。
これに対して妻側は、平尾さんの生前から個人商店のような形で事務所を運営してきたことを説明し、対応を弁護士に任せると話していました。
2018年9月26日:次男・亜希矢が会社経営に参加同年9月26日の株主総会では、亜希矢さんと勇気さん、長男らが取締役に選任される動きがありました。
スポニチなどの報道によると、音楽出版管理会社では妻側の女性が取締役に選ばれず、亜希矢さんが代表取締役に就任しました。一方、個人事務所については株主の確定などが課題として残りました。
その後、2019年2月には妻の代表権停止を求めた仮処分申請が東京地裁で却下されたと報じられています。ただし、これは個別の仮処分についての判断であり、遺産全体の問題が解決したことを意味するものではありません。
2022~2025年:水面下で続いた複数の裁判2018年の騒動が一段落したように見えた後も、遺族間の法的な争いは続いていました。
2022年には、後妻側と息子たちが民事裁判で直接対峙する局面に進んだことがFRIDAYデジタルで報じられています。
さらに2023年には、平尾昌晃音楽事務所が、息子3人と彼らが関係する会社を相手取り、会社が肩代わりした税金や個人への貸付金の返還を求めて提訴しました。
そして2025年には、貸付金返還をめぐる別々の訴訟で東京地裁の判断が相次ぎました。
2025年12月:息子側に約8900万円の支払い命令2026年2月11日付のFRIDAYデジタルによると、2025年9月には後妻側の女性個人が息子3人に求めていた約3400万円の貸付金返還訴訟で、東京地裁が返済義務を認める判決を下しました。
さらに2025年12月には、平尾昌晃音楽事務所が息子たちと関係会社を相手取った貸付金返還訴訟でも、東京地裁が返済を命じました。
2つの訴訟を合わせた元本は約8900万円に上ります。
裁判では、息子側が主張した「遺産分割が終わってから返済する約束だった」という点について、金銭消費貸借契約書に記された返済条件が重視されました。また、平尾さんが生前に会社の税金などを個人資金で立て替えていたという息子側の主張についても、提出された資料の裏付けが不十分と判断されたと報じられています。
ここで大切なのは、この約8900万円の判決は貸付金返還に関するものであり、平尾さんの全遺産の分割方法を最終決定した判決ではないという点です。2026年2月の報道では、一部の裁判が続いていることも当事者側から説明されています。
【著作権料の相続とは?】60億円の遺産説と実際の権利承継
平尾昌晃さんの遺産問題が大きな注目を集めた理由の一つに、著作権料の存在があります。
平尾さんは長年にわたって数多くのヒット曲を作曲してきました。楽曲がテレビ、ラジオ、カラオケ、配信などで利用されれば、著作権使用料が発生する場合があります。
著作権料は通常の現金相続とは異なるJASRACの公式FAQによると、著作権は著作者が亡くなった後も70年間保護される財産権です。著作者が亡くなった場合、JASRACとの著作権契約について承継者を届け出る必要があります。
また、承継手続きが完了して権利を引き継ぐ人が確定するまで、著作物使用料の送金は保留される仕組みです。
つまり、著作権料は単純に会社の代表者が自由に受け取れる収入ではありません。誰が著作権を承継するのか、どのような契約関係になっているのかを整理する必要があります。
60億円という遺産総額は確定した数字なのか2018年の遺産問題では、平尾さんの遺産が総額60億円ともいわれると報じられました。
これは将来にわたって発生する著作権料なども含めた報道上の推計として扱うべき数字です。公的に確定した遺産評価額や、相続人それぞれの取得額として紹介することはできません。
また、次の3つは区別する必要があります。
- 個人の遺産:預貯金、不動産、個人が保有する財産など。
- 著作権・著作権使用料:楽曲の権利と、その利用によって発生する収益。
- 会社の財産:音楽事務所や音楽出版会社が保有する資産、株式、事業上の権利など。
これらは法律上の扱いや承継手続きが異なります。著作権料を誰が受け取るかという問題と、会社の代表取締役を誰が務めるかという問題も、必ずしも同じではありません。
平尾昌晃さんが残したチャリティーへの思い2026年2月のFRIDAYデジタルの記事では、平尾さんが残した手書きの文書に、財産の2割を音楽振興やチャリティーに充て、平尾昌晃賞を新設してほしいという意向が記されていたことも紹介されています。
ただし、こうした文書の存在や記載内容と、法的に有効な遺言としてどのように扱われるかは別の問題です。
平尾さんの音楽活動だけでなく、福祉や音楽振興への思いが、相続問題の中でも重要な論点になっていることが分かります。
【2026年最新】平尾昌晃の家族は現在どうしている?
平尾昌晃さんは2017年に亡くなっていますが、息子たちの活動や父親が残した事業・福祉活動は、その後も続いています。
平尾勇気は父のチャリティー活動を継承三男の平尾勇気さんは、父親が設立した「平尾昌晃ラブ&ハーモニー基金」の活動を引き継いでいます。
勇気さん自身の公式ブログでは、2023年に同基金の理事長に就任したことを報告しています。
さらに2025年4月30日には、平尾昌晃チャリティーコンサートを企画・制作しました。日刊スポーツの報道によると、美樹克彦さん、堀江淳さん、モト冬樹さん、清水アキラさんらが出演し、平尾さんの代表曲を披露しています。
同公演では、父親が続けてきた福祉活動を受け継いでいく考えも語られました。
公的な法人情報でも勇気が代表者として掲載2026年2月26日更新の内閣府NPO法人ポータルサイトでは、平尾昌晃ラブ&ハーモニー基金の代表者氏名として平尾勇気さんが掲載されています。
これは、父親の音楽活動とは別の形で、福祉やチャリティーの理念を引き継いでいることを示す公的な情報です。
次男・亜希矢と長男の現在次男の亜希矢さんは、2018年の遺産問題の際に音楽出版管理会社の代表取締役に就任したことが報じられました。
ただし、2026年現在の具体的な職務や私生活、兄弟間の関係については、継続的な公表情報が限られています。
長男についても、遺産問題の報道で存在が確認されていますが、現在の生活や職業について詳細な情報は広く公表されていません。
3番目の妻についても、報道ではAさんやMさんなどの表記が使われており、プライベートな情報が限定されています。
したがって、2026年時点で確認できる家族の近況としては、勇気さんによる父親の音楽・チャリティー活動の継承が具体的な動きです。一方、遺産をめぐる家族間の問題については、完全に解決したと断定できる状況ではありません。
【平尾昌晃の家系図】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:平尾昌晃の妻は何人いますか?
A1:平尾昌晃さんは生涯で3度結婚しています。最初の妻は一般女性、2番目の妻は元歌手の小沢深雪さん、3番目の妻は約20年間マネジャーを務めた女性です。
Q2:平尾昌晃の子供は何人ですか?
A2:息子が3人います。最初の妻との間に長男、小沢深雪さんとの間に次男の平尾亜希矢さんと三男の平尾勇気さんが生まれました。
Q3:平尾勇気の母親は誰ですか?
A3:母親は平尾昌晃さんの2番目の妻である元歌手の小沢深雪さんです。勇気さんは1981年生まれの三男です。
Q4:平尾亜希矢と平尾勇気は兄弟ですか?
A4:はい。2人は実の兄弟で、亜希矢さんが次男、勇気さんが三男です。母親はいずれも小沢深雪さんです。
Q5:平尾昌晃の遺産相続問題は2026年に解決しましたか?
A5:完全決着したとはいえません。2025年9月と12月に東京地裁で貸付金返還をめぐる判決があり、2026年2月には息子側に元本約8900万円の支払いを命じたと報じられました。ただし、これは遺産全体の分割を最終決定したものではありません。
Q6:平尾昌晃の遺産は本当に60億円あったのですか?
A6:60億円という数字は、著作権料など将来の収益も含めた報道上の推計です。公的に確定した遺産総額ではありません。
平尾昌晃さんの家系図を整理すると、3度の結婚と3人の息子という家族構成が分かります。
最初の妻との間に長男、2番目の妻である小沢深雪さんとの間に次男の平尾亜希矢さんと三男の平尾勇気さんが誕生しました。そして2013年には、長年マネジャーを務めた女性と3度目の結婚をしています。
2017年の死去後には、著作権料や音楽事務所の経営権、会社資産などをめぐって、3人の息子と後妻側の対立が表面化しました。2018年の記者会見から複数の裁判へと発展し、2025年には貸付金返還をめぐる約8900万円の支払い命令が報じられています。
一方、三男の平尾勇気さんは父親が残したチャリティー活動を引き継ぎ、2025年にはコンサートを企画。2026年の公的な法人情報でも基金の代表者として掲載されています。
【プロの結論】 平尾昌晃さんの家族関係を理解する際には、妻3人と息子3人の母親・続柄を整理すること、そして遺産相続と著作権管理会社の経営問題を分けて考えることが大切です。約60億円という報道上の推計や約8900万円の判決だけで、相続全体の結論を判断することはできません。
平尾昌晃さんが残した音楽作品と福祉活動は、現在も息子たちの活動や基金を通じて受け継がれています。家族間の法的問題の行方とともに、昭和歌謡を支えた作曲家の功績がどのような形で次世代に継承されるのかも、今後注目される点です。
主な参照資料
- 茅ヶ崎市観光協会・USENの人物紹介、追悼資料
- 日刊スポーツ、デイリースポーツ、スポニチの2017~2019年の家族・相続報道
- 講談社「FRIDAYデジタル」2026年2月11日付の裁判関連記事
- JASRAC公式FAQの著作権承継に関する説明
- 内閣府NPO法人ポータルサイトの2026年2月26日更新情報