角替和枝さんの読み方は、「つのがえ・かずえ」です。本名は柄本和枝(えもと・かずえ)。結婚後の姓は柄本で、芸名として角替和枝を使用していました。
基本プロフィールは次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 芸名 | 角替和枝 |
| 読み方 | つのがえ・かずえ |
| 本名 | 柄本和枝 |
| 生年月日 | 1954年10月21日 |
| 出身地 | 静岡県 |
| 没年月日 | 2018年10月27日 |
| 享年 | 64歳 |
| 配偶者 | 柄本明 |
| 所属劇団 | 劇団東京乾電池 |
| 主な活動 | 舞台・映画・テレビドラマ |
生年月日や出身地、芸能活動の経歴は、富士市文化会館ロゼシアターのインタビュー記事や芸能情報資料にも掲載されています。
静岡県で育ち、演劇の道へ角替さんは静岡県で生まれ、幼少期を富士川町(現在の富士市の一部)で過ごしました。
2011年に富士市文化会館ロゼシアターの情報誌に掲載されたインタビューでは、子どものころに富士川の土手で遊び、川の近くで友人と走り回った思い出を語っています。
高校時代には演劇部に所属。芝居への興味を深め、役者を目指して上京しました。
当時の本人の話からは、幼少期から芸能界で成功することだけを目標にしていたのではなく、芝居そのものを楽しみ、人に表現を届けることに魅力を感じていた様子がうかがえます。
【経歴・年表】つかこうへい事務所から劇団東京乾電池へ

角替和枝さんの俳優人生を語るうえで欠かせないのが、つかこうへいさんとの演劇的な接点と、劇団東京乾電池での活動です。
文春オンラインの人物記事によると、角替さんは駒澤大学在学中につかこうへいさんの戯曲を上演していた「劇団暫」に参加していました。その後、つかこうへい事務所を経て劇団東京乾電池に移っています。
東京乾電池への移籍は、俳優としての活動基盤を築く大きな転機でした。
劇団東京乾電池とはどんな劇団?劇団東京乾電池は、1976年に柄本明さん、ベンガルさん、綾田俊樹さんによって結成された劇団です。
現在も下北沢を拠点に活動しており、チェーホフ、シェイクスピア、別役実、イヨネスコなど国内外の多彩な作品を上演しています。
劇団の公式紹介にも、後から加入したメンバーとして角替さんの名前が記されています。つまり、角替さんは単に有名俳優の妻として劇団に関係していたのではなく、俳優として劇団の活動を担った一員でした。
角替和枝さんの経歴を時系列で整理| 年代 | 出来事・作品 | 内容 |
|---|---|---|
| 1954年 | 静岡県で誕生 | 10月21日生まれ |
| 学生時代 | 演劇活動 | 高校演劇部などを経て上京 |
| 1980年 | 映画『ヒポクラテスたち』 | 本格的な映画出演 |
| 1981年 | 柄本明さんと結婚 | 俳優同士の夫婦となる |
| 1982年 | NHK『ハイカラさん』 | テレビドラマに出演 |
| 1994年 | 映画『居酒屋ゆうれい』 | 映画出演歴の代表例 |
| 2009年 | 『釣りバカ日誌20 ファイナル』 | 映画出演 |
| 2011年 | NHK『おひさま』 | 次男・時生さんとも親子役で共演 |
| 2014年 | NHK『花子とアン』 | 浪子役で出演 |
| 2018年 | 逝去 | 10月27日、64歳 |
| 2019年以降 | 出演映画の公開 | 『Diner ダイナー』などの公開記録がある |
角替さんの演技観を知るうえで興味深いのが、2011年のロゼシアターのインタビューです。
本人は舞台芸術について、次のように話しています。
「作品と観客が出会う。お客さんと私たちがめぐりあう。その瞬間しかない。」
また、役作りでは台本を読み、登場人物の背景や気持ち、大切にしているものを想像すると説明していました。
この言葉から読み取れるのは、役を単に演じるのではなく、その人物が生きてきた時間まで考える姿勢です。
舞台で培った人物理解が、映画やテレビドラマでの自然な演技にもつながっていたと考えられます。
【家族構成】柄本明さんとの結婚と柄本佑さん・柄本時生さん
角替和枝さんの家族は、俳優を中心とした芸能一家として知られています。
夫は俳優の柄本明さん。長男は柄本佑さん、次男は柄本時生さんです。また、佑さんの妻である安藤サクラさんも女優として活躍しています。
柄本明さんとの結婚は1981年角替さんと柄本明さんは、演劇活動を通じて出会いました。
柄本明さんは1976年に劇団東京乾電池を結成。角替さんが劇団に客演したことが、2人の出会いにつながったと文春オンラインは伝えています。
その後、角替さんは東京乾電池に移籍。2人は交際を経て、1981年に結婚しました。
俳優同士であり、同じ演劇の現場を共有する夫婦だったことは、2人の関係を理解するうえで重要な背景です。
子供は3人!2人の息子は俳優として活躍角替さんと柄本明さんの間には、長女、長男、次男の3人の子供がいます。
| 家族 | 人物・関係 |
|---|---|
| 夫 | 柄本明さん・俳優 |
| 長女 | 映画製作関係の仕事に進んだと報道 |
| 長男 | 柄本佑さん・俳優 |
| 次男 | 柄本時生さん・俳優 |
| 長男の妻 | 安藤サクラさん・女優 |
長男の佑さんは1986年生まれ、次男の時生さんは1989年生まれです。2人とも俳優として活動しています。
長女については、一般に広く知られた芸能活動をしているわけではなく、報道では映画製作関係に進んだと紹介されています。
柄本佑さん・柄本時生さんにとってどんな母親だった?角替さんは、2人の息子にとって俳優の母親でした。
特に注目したいのが、2011年のNHK連続テレビ小説『おひさま』です。
この作品では、角替さんと次男の柄本時生さんが親子役で共演しています。現実の母と息子が、ドラマの中でも親子を演じたことになります。
また、2014年公開の映画『0.5ミリ』には、角替さんと柄本明さんが出演しています。同作の主演は安藤サクラさんで、家族関係と作品のキャストが重なる興味深い作品です。
安藤サクラさんとの関係安藤サクラさんは、2012年に柄本佑さんと結婚しました。そのため、角替さんにとって安藤さんは義理の娘に当たります。
2018年の角替さんの死去に際しては、安藤さんがNHK連続テレビ小説『まんぷく』の主演を務めていました。
日刊スポーツの報道によれば、安藤さんが同作への出演を迷っていた際、角替さんは「大厄の年だからこそ大役をやるべき」と背中を押したとされています。
このエピソードは、角替さんが家族の仕事に対しても励ましを送る存在だったことを伝えています。
【出演作品】『花子とアン』など代表的なドラマ・映画を紹介
角替和枝さんの出演作品は、舞台、映画、テレビドラマと多岐にわたります。
主役として物語を引っ張るだけでなく、主人公を取り巻く家族や地域の人々など、物語に生活感を与える役柄を数多く演じてきました。
NHK連続テレビ小説『花子とアン』2014年放送の『花子とアン』は、角替さんの出演作品として検索されることの多いドラマです。
主演は吉高由里子さん。村岡花子の人生を描いたNHK連続テレビ小説で、角替さんは浪子役を演じました。
浪子は宮本家の人物で、蓮子(仲間由紀恵さん)の姑に当たります。
NHKオンデマンドの第110回や第135回の番組情報にも、角替さんの出演が記録されています。蓮子と家族をめぐるエピソードの中で、浪子という人物が物語に関わっています。
NHK連続テレビ小説『おひさま』2011年放送の『おひさま』も、代表的な出演作の一つです。
この作品では次男の柄本時生さんと親子役で共演しました。
実生活でも親子である2人がドラマでも親子を演じたことから、角替さんの家族と出演作品の関係を知るうえで注目される作品です。
映画の代表的な出演作品角替さんは映画でも幅広い役柄を演じています。
| 公開年 | 作品名 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 1980年 | ヒポクラテスたち | 本格的な映画出演の作品 |
| 1994年 | 居酒屋ゆうれい | 映画出演歴の代表例 |
| 1997年 | 虹をつかむ男 | 映画出演 |
| 2009年 | 釣りバカ日誌20 ファイナル | シリーズ最終作への出演 |
| 2014年 | 0.5ミリ | 安藤サクラさん主演作品 |
| 2015年 | くちびるに歌を | 映画出演 |
| 2017年 | あさひなぐ | 映画出演 |
| 2018年 | 犬猿 | 映画出演 |
| 2019年 | Diner ダイナー | 出演作品の公開年 |
| 2021年 | 空蝉の森 | 出演作品の公開年 |
角替さんは映像作品だけでなく、舞台でも活動を続けていました。
2011年のロゼシアターのプロフィールでは、次の舞台が紹介されています。
- 『サクラパパオー』(2002年)
- 『獅童流 森の石松』(2006年)
- 『チャングムの誓い』(2007年)
- 『エレジー 父の夢は舞う』(2011年)
また、東京乾電池の公式記録には『秘密の花園』(2009年)、『寿歌』(2011年)、『牛山ホテル』(2014年)、『ゴドーを待ちながら』(2017年)などの公演が掲載されています。
【死去の経緯】角替和枝さんの死因は原発不明がん
角替和枝さんは、2018年10月27日午前6時27分、原発不明がんのため64歳で亡くなりました。
翌28日、夫の柄本明さんが所属事務所を通じて報道各社に書面を送り、死去を公表しました。
報道によると、角替さんは亡くなるまで闘病生活を続けていました。日刊スポーツは、闘病期間について約1年間と伝えています。
原発不明がんとはどのような病気?原発不明がんとは、十分な検査を行っても、がんが最初に発生した臓器(原発巣)を特定できないがんを指します。
国立がん研究センター希少がんセンターの説明では、原発巣が分からず、転移した病変だけが確認されるケースが該当します。
つまり、特定の臓器の名前を示す病名ではありません。肺がんや胃がんなど、発生した臓器が明らかながんとは異なる分類です。
角替さんについて公表された死因は「原発不明がん」です。どの臓器に最初に発生したのか、どのような症状があったのかといった詳細は、夫の公表文では明らかにされていません。
柄本明さんが発表したコメント2018年10月28日、柄本明さんは妻の死去を伝える書面で、闘病していたことと亡くなった日時を公表しました。
その中で、ファンや関係者への感謝を述べるとともに、次のように記しています。
「今はそっとしておいていただければ幸いです」
葬儀は近親者のみで執り行い、後日、お別れの会を開く予定であることも発表されました。
このコメントからは、長年連れ添った妻を亡くした家族の悲しみと、静かに見送る時間を大切にしたいという思いが伝わります。
角替和枝さんの死去をめぐる時系列| 日付・時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2017年ごろ | 約1年間にわたる闘病生活が始まったと報道 |
| 2018年夏ごろ | 仕事から離れる時期に入る |
| 2018年10月27日 | 午前6時27分、原発不明がんのため逝去 |
| 2018年10月28日 | 柄本明さんが所属事務所を通じて公表 |
| 2018年11月 | 劇団東京乾電池の公演など、関係者の活動にも影響 |
【2026年最新情報とプロの結論】角替和枝さんは現在どうしている?
2026年11月現在、角替和枝さんはすでに亡くなっており、本人の新たな芸能活動はありません。
一方、出演作品や劇団の記録は残っており、過去の仕事を通じて俳優としての歩みを振り返ることができます。
2026年に確認しておきたい3つのポイント1.現在も活動しているという情報はない
角替さんは2018年10月27日に亡くなっています。現在の出演情報や近況として紹介されるものがあれば、過去の出演記録と混同していないか確認する必要があります。
2.死去後に公開された出演作品もある
映画出演一覧には、2019年公開の『Diner ダイナー』や2021年公開の『空蝉の森』も掲載されています。
ただし、映画の公開年と撮影・出演時期は同じとは限りません。死去後の公開作品があることを、本人がその年まで活動していたという意味に捉えるのは正確ではありません。
3.劇団東京乾電池は現在も活動している
劇団東京乾電池は2026年時点でも公式サイトを運営し、舞台公演や演劇活動を続けています。
角替さんが所属した劇団の歴史や公演記録は、俳優としての仕事を知るための重要な資料です。
【プロの結論】角替和枝さんの魅力は作品を支える確かな演技力角替和枝さんの俳優人生を振り返ると、特定の代表作や有名俳優の家族という肩書だけでは、その魅力を十分に説明できません。
注目すべきなのは、演劇の現場で経験を積み、舞台から映画、テレビドラマまで活動の幅を広げたことです。
特に、物語の中心人物を取り巻く家族や身近な人々を演じる際、作品の世界に自然な生活感を加える役割を担っていました。
その仕事を理解するための作品選びには、次の3つの視点があります。
- 演技の幅を知りたい人:『花子とアン』『おひさま』など、NHKドラマを見比べる。
- 映画での存在感を知りたい人:『居酒屋ゆうれい』『釣りバカ日誌20 ファイナル』『0.5ミリ』を確認する。
- 舞台俳優としての歩みを知りたい人:劇団東京乾電池の公演記録や、2011年のロゼシアターのインタビューを読む。
一つの作品だけで評価するのではなく、舞台と映像の両方をたどることで、角替さんの俳優としての個性がより明確になります。
【角替和枝さん】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:角替和枝さんの読み方は何ですか?
A1:つのがえ・かずえです。本名は柄本和枝(えもと・かずえ)で、1954年10月21日に静岡県で生まれました。
Q2:角替和枝さんはいつ亡くなりましたか?死因は何ですか?
A2:2018年10月27日午前6時27分に亡くなりました。享年64歳です。死因は原発不明がんで、翌28日に夫の柄本明さんが公表しました。
Q3:角替和枝さんは柄本佑さん・柄本時生さんの母親ですか?
A3:はい。柄本明さんとの間に生まれた長男が柄本佑さん、次男が柄本時生さんです。長女もおり、子供は3人です。佑さんの妻は女優の安藤サクラさんです。
角替和枝さんは、1954年に静岡県で生まれ、つかこうへい事務所を経て劇団東京乾電池に所属した女優です。
1981年に柄本明さんと結婚し、柄本佑さん、柄本時生さんら3人の子供を育てながら、舞台、映画、テレビドラマで幅広く活動しました。
2014年の『花子とアン』をはじめ、『おひさま』『居酒屋ゆうれい』『釣りバカ日誌20 ファイナル』など、出演作品は多岐にわたります。
2018年10月27日に原発不明がんで64歳で亡くなりましたが、その演技や劇団での活動は現在も作品記録を通じてたどることができます。
2026年に角替さんを知った読者にとっても、彼女の出演作を見ることは、日本の舞台・映像演劇を支えた俳優の仕事を知る機会になります。柄本家の母親という側面だけでなく、一人の俳優として長年積み重ねた仕事こそ、角替和枝さんを語るうえで大切な財産です。