2026年11月5日現在、競輪界で存在感を放ち続ける松浦悠士は、広島県所属の35歳、98期生としてS級1班で戦っている。2023年のKEIRINグランプリを制した実績を持ち、G1タイトルも通算3回獲得。2026年も高い競走得点と勝率を維持している実力者だ。直近では、首の負傷による欠場を経て、11月5日の四日市競輪場・泗水杯争奪戦(G3)で復帰。初日特別選抜では3着に入った。
2026年10月22日時点の成績集計では、年間6優勝、1着41回、勝率47.1%を記録。11月2日時点の競走得点は115.294点だった。過去の競輪祭、オールスター競輪、日本選手権競輪でのタイトル獲得歴に加え、2023年のグランプリ制覇も松浦を語るうえで欠かせない。現在の実力、プロフィール、近況の変化、そして11月18日開幕の競輪祭に向けた注目点を整理する。
【松浦悠士は現在どんな成績?2026年最新データを解説】

松浦悠士の2026年を評価するうえで、まず押さえたいのが競走得点、勝率、優勝回数の3つだ。現在もS級1班で上位選手として戦っており、年間成績を見ても安定した競争力を保っている。
2026年の競走得点と勝率・優勝回数オッズパークの2026年11月2日時点の選手情報では、松浦の競走得点は115.294点。同サービスの10月22日時点の年間成績では、6優勝、41勝、14回の2着、6回の3着を記録している。
年間成績を項目別に整理すると次のとおりだ。
- 年間優勝回数:6回
- 1着:41回
- 2着:14回
- 3着:6回
- 着外:24回
- 年間勝率:47.1%
- 2連対率:63.2%
- 3連対率:70.1%
注目したいのは、勝率だけでなく2連対率と3連対率も高い水準にあることだ。1着を逃したレースでも上位に残る機会が多く、単発の好調に頼らない安定感が数字に表れている。
なお、これらの年間数値は10月22日時点の集計であり、11月5日の四日市G3は含まれていない。最新の出走結果として、同日の初日特別選抜で3着に入ったことを別途押さえておきたい。
11月5日の四日市G3で復帰戦3着松浦は10月の寛仁親王牌で失格となった後、首の状態にも問題が生じた。本人の10月28日付コラムによると、頸椎ヘルニアの症状で自転車に乗れなくなり、治療を優先して奈良F1を欠場していた。
その後、復帰を目指していた四日市競輪場の泗水杯争奪戦に出場。11月5日のG3初日特別選抜では、寺崎浩平が1着、山田庸平が2着となり、松浦は3着に入った。
負傷による練習中断とG1での失格を経験した直後の復帰戦で、上位選手が集まる特別選抜の3着を確保した点は注目に値する。ただし、1レースの結果だけで完全復調と判断するのは早い。開催を通じた動きや、次のG1での走りが状態を見極める材料になる。
【松浦悠士のプロフィール|広島98期・35歳の実力者】
松浦悠士は1990年11月21日生まれ。広島県を登録地とする競輪選手で、日本競輪学校第98期卒業生だ。2026年11月5日時点では35歳で、同年11月21日に36歳を迎える。
選手としての登録は2010年5月1日。デビュー戦は同年7月13日の熊本競輪場で、デビュー当日に初勝利も記録している。約16年にわたって第一線で戦ってきたベテラン選手だ。
- 氏名:松浦悠士(まつうら・ゆうじ)
- 生年月日:1990年11月21日
- 年齢:35歳(2026年11月5日時点)
- 出身・登録地:広島県
- 期別:98期
- 登録番号:014681
- 級班:S級1班
- 脚質:両
- ホームバンク:広島
- 師匠:脇田良雄(広島・66期)
松浦の公式プロフィールに記載されている脚質は「両」。競輪における両脚質は、先行・捲り・追い込みなど複数の戦法を使い分けられる選手を示す。
松浦の強みは、単純なスピード勝負だけではない。レースの流れを読む判断力、位置取り、ラインの状況に応じた対応力を組み合わせられる点にある。
自分で仕掛けることもできれば、前を走る選手の後ろで状況を見極め、直線で差し切る展開にも対応する。競走相手やライン構成によって役割を変えられることが、長期間にわたって高い競走得点を維持してきた理由の一つだ。
また、師匠は広島の脇田良雄。KEIRIN.JPの選手プロフィールにも師弟関係が掲載されている。広島を拠点とする選手として、地域の競輪ネットワークとのつながりも松浦のキャリアを理解するうえで重要な要素だ。
【松浦悠士の経歴と関係者を年表で整理】
松浦の競輪人生を振り返ると、2010年のデビューから2019年のG1初優勝までに着実に実績を積み重ね、その後はオールスター、日本選手権、グランプリと大舞台で結果を残してきたことが分かる。
主要な大会と人物との関係を整理すると、次のようになる。
| 時期・人物・大会 | 松浦悠士との関係・出来事 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 2010年 | 熊本競輪場でデビュー。7月13日に初勝利、8月11日に広島競輪場で初優勝。 | プロ競輪選手としてのスタート。 |
| 脇田良雄 | 広島66期。松浦の師匠。 | 競技面での指導や広島での競技活動を支える存在。 |
| 2019年・競輪祭 | 第61回朝日新聞社杯競輪祭でG1初優勝。 | トップ選手としての地位を確立する転換点。 |
| 2020年・オールスター競輪 | 第63回大会で優勝。G1タイトル2つ目を獲得。 | 自在性と勝負強さを示した実績。 |
| 2021年・日本選手権競輪 | 第75回大会で優勝。G1タイトル3つ目。 | 競輪界を代表するタイトルホルダーへ。 |
| 2023年・KEIRINグランプリ | 立川競輪場で優勝。清水裕友ら中四国勢との連係もキャリアを語る要素。 | 広島勢初のグランプリ王者となる。 |
| 2024~2026年 | 負傷などを経て級班が変動。2025年7月にS級S班へ復帰し、同年12月27日からS級1班。2026年もS級1班で出走。 | タイトル獲得後の再建と復権への挑戦。 |
この年表で重要なのは、松浦のキャリアが単純な右肩上がりではないことだ。G1を3度制し、グランプリ王者になった後も、負傷や級班の変動を経験している。
それでもS級上位で戦い続け、2026年にも年間6優勝を記録している点は、実績だけでなく競技を継続する能力の高さを示している。
【G1優勝歴3回とKEIRINグランプリ2023制覇の全貌】
松浦悠士を代表する実績として、まず挙げられるのがG1タイトル3回とKEIRINグランプリ2023の優勝だ。
最初のG1タイトルは2019年の競輪祭松浦が初めてG1を制したのは、2019年11月の第61回朝日新聞社杯競輪祭。開催地は小倉競輪場だった。
その翌年、2020年には第63回オールスター競輪で優勝。脇本雄太との勝負を制して、2つ目のG1タイトルを手にした。
さらに2021年5月、第75回日本選手権競輪でも優勝。競輪界でも特に価値の高い大会で結果を残し、G1タイトルを3つに伸ばした。
この3大会は、それぞれ競輪祭、オールスター、日本選手権という異なる大舞台だ。特定の開催だけに強いのではなく、異なる条件や競争相手の中で結果を残してきたことが松浦の実績の特徴である。
2023年12月30日、立川でつかんだGP初制覇2023年のKEIRINグランプリは、12月30日に立川競輪場で開催された。松浦にとってグランプリ出場は5回目。2023年はG1優勝こそなかったものの、賞金ランキングによって出場権を獲得していた。
決勝ではスタートで思うように位置を取れず、深谷知広に入られる場面もあった。松浦は展開を見ながら切り替え、最後の直線で差し切る形で優勝を決めた。
KEIRIN.JPに掲載された優勝者コメントでは、長年の目標だったことを次のように語っている。
「グランプリ優勝ってことはずっと目標にしてました」
この優勝は松浦個人のキャリアだけでなく、広島の競輪史にとっても大きな出来事だった。公式記録では、松浦は広島勢初のKEIRINグランプリ優勝者として紹介されている。
グランプリ優勝とG1優勝は別の実績ここで押さえておきたいのが、KEIRINグランプリとG1の違いだ。
競輪祭やオールスター、日本選手権はG1競走。一方、KEIRINグランプリは年間を通じて選ばれたトップ選手が出場する特別なレースであり、G1とは別のタイトルとして扱われる。
したがって、松浦の実績は「G1優勝3回、KEIRINグランプリ優勝1回」と整理するのが正確だ。
オッズパークの選手情報では、G1が3回、GPが1回、G2が5回、G3が26回というタイトル獲得歴が掲載されている。F1・F2を含む開催優勝の通算回数は75回に達しており、長年の積み重ねが数字に表れている。
【2026年の近況|負傷からの復帰と競輪祭への展望】
2026年の松浦を理解するには、好成績だけでなく、シーズン後半に経験した苦しい局面にも目を向ける必要がある。
オールスター競輪では悔しさを経験2026年のオールスター競輪は、松浦にとって2年ぶりの出場だった。本人の8月31日付コラムでは、ファン投票で選ばれたドリームレースを走れたことへの感謝と、開催結果への悔しさが語られている。
2025年はサマーナイトフェスティバルでの落車の影響によりオールスターを欠場していたため、2026年大会には特別な思いがあった。
しかし、本人の振り返りでは納得できる結果には至らず、帰広後すぐに練習を再開したという。結果に満足せず、課題を修正しようとする姿勢が見えるエピソードだ。
寛仁親王牌での失格と頸椎ヘルニア10月の第35回寛仁親王牌では、二次予選Bで押し上げによる失格となった。
10月28日に公開された本人のレース回顧では、後ろから来る選手を止めなければならないという意識が強く出過ぎたことを反省点として挙げている。判定については「急激後退」と説明を受けたことも明かしていた。
加えて、その後に頸椎ヘルニアの症状が出て、自転車に乗れない状態になった。奈良F1を欠場し、治療を優先。10月末の時点では痛みが残っているものの、改善傾向にあると説明していた。
こうした経緯を踏まえると、11月5日の四日市G3で3着に入ったことは、単なる着順以上の意味を持つ。身体面の回復とレース感覚の確認という両方の意味で、重要な復帰戦になった。
11月18日からの競輪祭が次の大きな勝負松浦が次に挑む大舞台は、2026年11月18日から23日まで小倉競輪場で開催される第68回朝日新聞社杯競輪祭だ。松浦は出場予定選手にも名を連ねている。
競輪祭は松浦にとって特別な大会である。2019年にG1初優勝を飾った舞台であり、タイトル獲得の原点ともいえる開催だからだ。
10月28日の本人コラムでは、四日市記念と競輪祭の両方で決勝に進出することについて、次のように述べていた。
「決勝に乗る事が最低条件かと思っています」
これはグランプリ争いを意識した発言でもある。11月5日の四日市G3で復帰を果たした松浦が、競輪祭でどこまで状態を上げられるかは、年末の大舞台を占う要点になる。
【松浦悠士の実力を数字で分析|勝率だけでは分からない強さ】
松浦の成績を見る際、年間勝率だけで判断するのは適切ではない。競輪では開催グレード、出走メンバー、ライン構成、着順の安定性など、複数の要素を合わせて評価する必要がある。
2026年はF1・G3での勝ち星が目立つ2026年10月22日時点の成績を開催グレード別に見ると、6回の優勝はF1で4回、G3で2回。G2とG1では開催優勝を記録していない。
一方、G1では19走で1着4回、2着3回、3着3回という成績を残していた。G1の開催優勝はなくても、個々のレースでは上位争いに加わっていることが分かる。
つまり、2026年は下位グレードだけで勝ち星を重ねているわけではない。トップ選手が集まるG1でも1着を取る力は維持しているが、シリーズ全体を勝ち抜いてタイトルを獲得するところには、まだ課題が残っている。
競走得点115点台が示す安定感競走得点は、過去の競走結果をもとに算出される選手の評価指標だ。単純な1着回数とは異なり、2着や3着などの成績も評価に関係する。
松浦の競走得点は2026年11月2日時点で115.294点。115点台を維持していることは、安定して上位の着順を確保していることを示す材料になる。
また、2026年の年間勝率47.1%という数字は、10月22日時点での87走を対象としたものだ。11月5日の3着はこの集計には含まれていない。異なる更新日の数字を混同しないことが、正確な成績比較につながる。
今後の評価で見るべき3つのポイント- 負傷からの回復:四日市G3の復帰戦だけでなく、その後の連戦で競走得点や着順が安定するか。
- G1での決勝進出:2026年はG1開催優勝がないため、競輪祭で決勝に進出し、優勝争いに加われるか。
- 自在型としての対応力:自力で仕掛ける展開と、ラインの後ろから差し脚を生かす展開の両方で結果を残せるか。
特に競輪祭では、単純な個人能力だけでなく、誰とラインを組み、どの位置からレースを進めるかも重要になる。松浦が持つ自在性と経験が、どのような形で発揮されるかに注目したい。
【松浦悠士に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:松浦悠士は現在何歳ですか?
A1:1990年11月21日生まれで、2026年11月5日時点では35歳です。2026年11月21日に36歳になります。
Q2:松浦悠士は現在S級何班ですか?
A2:2026年11月時点ではS級1班です。2025年7月1日にはS級S班に復帰しましたが、同年12月27日からS級1班となっています。
Q3:松浦悠士の2026年の勝率と競走得点はいくつですか?
A3:2026年10月22日時点の年間勝率は47.1%です。競走得点は11月2日時点で115.294点でした。11月5日の四日市G3初日特別選抜では3着に入っています。
Q4:松浦悠士のG1優勝歴は何回ですか?
A4:通算3回です。2019年の競輪祭、2020年のオールスター競輪、2021年の日本選手権競輪で優勝しています。
Q5:KEIRINグランプリ2023で松浦悠士は優勝しましたか?
A5:はい。2023年12月30日に立川競輪場で開催されたKEIRINグランプリ2023で優勝しました。広島勢として初のグランプリ王者となった記録的な勝利です。
Q6:松浦悠士の次の注目レースは何ですか?
A6:2026年11月18日から23日まで小倉競輪場で開催される第68回朝日新聞社杯競輪祭です。2019年にG1初優勝を飾った大会であり、2026年のグランプリ争いを考えるうえでも重要な開催です。
松浦悠士は、広島県所属の98期生として、G1優勝3回、KEIRINグランプリ2023優勝という輝かしい実績を持つ競輪選手だ。2019年の競輪祭でG1初制覇を果たし、2020年のオールスター、2021年の日本選手権でも頂点に立った。
2026年はS級1班で戦い、10月22日時点で6優勝、勝率47.1%を記録。11月2日時点の競走得点も115.294点と高い水準を保っている。一方、寛仁親王牌での失格や頸椎ヘルニアによる欠場など、シーズン後半には厳しい局面もあった。
11月5日の四日市G3で3着に入り、実戦復帰を果たしたことは明るい材料だ。次の競輪祭は、かつてG1初タイトルを獲得した思い入れのある舞台でもある。
今後の松浦悠士を評価するなら、過去のタイトル数だけでなく、負傷からの回復、競走得点の推移、G1決勝での勝負強さを総合的に見ることが大切だ。2023年のグランプリ王者が、2026年の競輪祭で再び頂点を狙えるのか。年末に向けた走りから目が離せない。
参照した主な公開記録:KEIRIN.JP公式プロフィール・グランプリ優勝者記録、オッズパーク・WINTICKETの成績データ、本人執筆のnetkeirinコラム、2026年11月5日四日市G3公式レース結果、2026年競輪祭開催情報。