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【プロフィール】七海ひろきとは?宝塚89期生として歩んだ16年間

黒田 宗一郎 黒田 宗一郎 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

元宝塚歌劇団の男役スターとして活躍し、現在は俳優・声優・アーティストとして幅広い分野で存在感を発揮する七海ひろき。2003年に宝塚歌劇団89期生として入団し、宙組から星組へと活躍の場を広げ、2019年3月24日に退団した人物だ。端正なビジュアルと繊細な演技力、独自の表現スタイルで多くのファンを魅了してきた。

宝塚時代の代表作には『燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-』『風と共に去りぬ』『ベルサイユのばら』などがある。退団後も舞台やアニメ、音楽活動に挑戦し、2025年には第十九回声優アワード新人声優賞を受賞。2026年には2ndシングル「AKATSUKI」のリリースやライブツアーなど、活動の幅をさらに広げている。宝塚時代の経歴から退団の理由、2026年11月現在の最新活動までを整理する。

【プロフィール】七海ひろきとは?宝塚89期生として歩んだ16年間

七海ひろき宝塚

七海ひろきは、茨城県水戸市出身の俳優・声優・アーティスト。宝塚歌劇団在籍時は男役スターとして活動し、愛称は「カイ」。公式プロフィールによると、身長は173.5cm、誕生日は1月16日だ。

宝塚で培った凛とした立ち姿や、男女の枠にとらわれない中性的な魅力は、退団後の活動にもつながっている。現在の公式プロフィールでも、俳優・声優・アーティストという複数の肩書きで紹介されている。

2003年、89期生として宝塚歌劇団に入団

七海ひろきが宝塚歌劇団に入団したのは2003年3月。89期生として入団し、同年4月の月組公演『花の宝塚風土記』で初舞台を踏んだ。

89期生には、明日海りお、望海風斗、美弥るりか、夢咲ねねなど、その後の宝塚歌劇団を代表する存在となったスターがいる。七海もその同期の一人としてキャリアをスタートさせた。

初舞台後は宙組に配属。若手男役として舞台経験を重ねながら、芝居を中心に存在感を高めていった。

七海ひろきの宝塚時代の基本プロフィール
  • 名前:七海ひろき
  • 宝塚歌劇団入団:2003年3月
  • 期:89期
  • 初舞台:『花の宝塚風土記』
  • 初期配属:宙組
  • 組替え:2015年4月、星組へ
  • 宝塚での役柄:男役
  • 退団日:2019年3月24日
  • 愛称:カイ

公式プロフィールや宝塚関連の公演記録をたどると、七海のキャリアは新人時代から着実に積み上げられてきたことが分かる。特に宙組時代に培った演技力と、星組での主演経験が、その後の表現者としての基盤になった。

【宙組時代】新人公演初主演から注目を集めた代表作まで

七海ひろきの宝塚キャリアを語るうえで、最初の大きな転機となったのが宙組時代だ。

2003年の入団後、舞台経験を積み重ね、2009年には宙組公演『薔薇に降る雨』の新人公演で初主演を務めた。演じたのはジャスティン役で、本役は当時のトップスター大和悠河だった。

新人公演で主演を務めることは、若手スターにとって大きな節目となる。七海にとっても、これまで培ってきた表現力を広く示す機会となった。

『逆転裁判2』『ヴァレンチノ』などで演技の幅を広げる

宙組時代には、宝塚ならではの華やかな作品だけでなく、個性的な人物を演じる作品にも出演した。

  • 『逆転裁判2』:ローランド・スミス役
  • 『ヴァレンチノ』:ナターシャ・ラムボア役
  • 『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』:オーベルシュタイン役(博多座公演)
  • 『the WILD Meets the WILD』:蓮水ゆうやとのW主演

特に『the WILD Meets the WILD』でのW主演は、七海が主演級の役を担う存在へと成長していたことを示す実績の一つだ。

『風と共に去りぬ』のスカーレットと『ベルサイユのばら』のオスカル

2013年の『風と共に去りぬ』では、朝夏まなととのダブルキャストでスカーレット・オハラを演じた。

男役でありながら女性役を演じるという宝塚ならではの挑戦は、七海の舞台表現の幅を示すものだった。男役として身につけた立ち居振る舞いや舞台上の存在感を、異なる役柄に生かした経験といえる。

さらに2014年の全国ツアー公演『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』では、オスカル役を担当。宝塚を象徴する人気作品で重要な役柄を演じたことも、男役スターとしてのキャリアを語るうえで欠かせない。

こうした宙組時代の経験が、2015年の星組への組替え、その後の主演作へとつながっていく。

【星組時代】『燃ゆる風』で単独初主演!男役スターとしての代表作

2015年4月、七海ひろきは宙組から星組へ組替えとなった。星組では紅ゆずるらと共演し、新しい環境で男役スターとしての存在感を強めていく。

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』で星組の舞台へ

星組での出演作の一つが、2015年のミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』だ。

七海が演じたのは、主人公を追うFBI捜査官カール・ハンラティ。主演の紅ゆずるがフランク・アバグネイルJr.を演じるなか、七海は物語を支える重要な役を担当した。

追う側と追われる側の駆け引きが作品の軸となるなか、七海の落ち着いた雰囲気と芝居の安定感が生きる配役だった。

2017年『燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-』で単独初主演

星組時代の代表作として特に挙げられるのが、2017年1月に宝塚バウホールで上演された『燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-』だ。

宝塚歌劇公式の作品紹介では、七海ひろきが主演として掲載されている。演じたのは、戦国時代に優れた知略で知られた軍師・竹中半兵衛こと竹中重治だ。

作品では、豊臣秀吉の天下取りを支える軍師としての生き方に加え、正室いねとの夫婦愛や、黒田官兵衛との関係も描かれた。

共演者には、いね役の真彩希帆、黒田官兵衛役の天寿光希、木下藤吉郎役の悠真倫らが名を連ねた。

七海にとって、この作品は単独初主演を果たした重要な舞台。知性と静かな情熱を併せ持つ竹中半兵衛という人物像は、七海の持ち味とも重なる役柄だった。

宝塚歌劇公式の作品紹介でも、主演者として七海の名前が明記されており、男役スターとしてのキャリアにおける大きな節目となった。

2019年の退団公演『霧深きエルベのほとり』

星組時代の最後を飾ったのが、2019年の『霧深きエルベのほとり』とショー作品『ESTRELLAS~星たち~』だ。

『霧深きエルベのほとり』は、エルベ河沿いの港町を舞台に、船乗りカールと名家の令嬢マルギットの恋を描いた作品。2019年の星組公演では、紅ゆずるがカール、綺咲愛里がマルギットを演じた。

七海の役はトビアス。ここは間違えやすいポイントだ。七海がカールを演じたという情報が見られることもあるが、2019年公演の公式キャスト表では、カールは紅ゆずる、七海はトビアスとなっている。

同公演の千秋楽が、七海ひろきにとって宝塚歌劇団での最後の舞台となった。

【完全年表】七海ひろきの宝塚経歴と代表作・転換点一覧

七海ひろきの宝塚時代は、宙組での若手時代、星組での主演経験、そして退団という3つの段階に分けて見ると理解しやすい。主要な出来事を時系列で整理した。

時期 所属・作品 役柄・主な実績
2003年3月 宝塚歌劇団入団 89期生として入団
2003年4月 『花の宝塚風土記』 初舞台、宙組に配属
2009年 『薔薇に降る雨』 新人公演初主演、ジャスティン役
2013年 『the WILD Meets the WILD』 蓮水ゆうやとW主演
2013年 『風と共に去りぬ』 スカーレット・オハラ役
2014年 『ベルサイユのばら』 オスカル役
2015年4月 星組へ組替え 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』などに出演
2017年1月 『燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-』 竹中半兵衛役、単独初主演
2019年 『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS』 トビアス役、退団公演
2019年3月24日 宝塚歌劇団退団 16年間の宝塚生活に幕

この年表から分かるのは、七海のキャリアが新人公演での初主演から、複数の重要作品への出演、単独主演へと段階的に発展していることだ。

特に2017年の『燃ゆる風』と2019年の退団公演は、宝塚時代を振り返る際に押さえておきたい2つの大きな節目である。

【退団日と経緯】なぜ七海ひろきは2019年に宝塚を卒業したのか?

退団日は2019年3月24日

七海ひろきの宝塚歌劇団退団日は、2019年3月24日。星組東京宝塚劇場公演『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS~星たち~』の千秋楽をもって、16年間在籍した宝塚歌劇団を卒業した。

2003年の入団から数えると、宙組と星組で経験を積み、男役スターとして歩んできた16年間に区切りをつけたことになる。

退団を決意した理由は「充実した状態で幕を下ろしたい」という思い

退団の経緯については、2019年8月に掲載されたWEBザテレビジョンのインタビューで、七海本人が決断の背景を語っている。

「宝塚の男役・七海ひろきとして一番充実していて一番状態のいい時に退団しようと思っていました。」

加えて、ファンにとっても自分自身にとっても、最も充実した状態で宝塚男役としての幕を下ろしたかったと説明している。

この発言から読み取れるのは、退団を単なる活動の終了ではなく、男役スターとしてのキャリアを自分自身で一区切りつける選択として捉えていたことだ。

退団後についても、同インタビューでは、達成感を感じる一方で、新しい活動を始める「第2章」という意識を持っていたと語っている。

退団は人気の低下やトラブルが原因だったのか?

七海の退団について、特定の人間関係や劇団内部のトラブルを原因とする確かな根拠は、本人の公開インタビューや公式プロフィールからは読み取れない。

本人が説明したのは、男役として充実している時期に退団したいという考えだ。少なくとも、公開された本人の説明を踏まえるなら、外部の憶測よりも、この言葉を退団の背景として理解するのが自然だろう。

また、退団後の活動を見ると、2019年8月にはキングレコードからメジャーデビューを果たしている。退団を境に、表現者として新たなキャリアを築く方向へ進んだことが分かる。

【退団後の現在】俳優・声優として活躍!2025年新人声優賞と2026年最新活動

七海ひろきは宝塚退団後、俳優・声優・歌手という複数の分野に活動を広げた。舞台で培った身体表現や声の使い方を生かし、アニメ、ドラマ、ミュージカル、音楽ライブなどに出演している。

2019年8月にキングレコードからメジャーデビュー

退団後の大きな転換点は、2019年8月21日にミニアルバム『GALAXY』を発売したことだ。

宝塚で男役として培ってきた表現力を、音楽という新しい形で届け始めた。歌手としての活動では、楽曲制作にも関わり、ファンとのつながりを大切にした発信も続けている。

また、2019年11月8日には、出身地である茨城県のいばらき大使に就任した。

声優としての代表作は『戦国妖狐』『薬屋のひとりごと』など

声優としての活動も着実に広がっている。代表的な出演作には次のような作品がある。

  • 『戦国妖狐』:千夜役(主人公)
  • 『烏は主を選ばない』:浜木綿役
  • 『マッシュル-MASHLE-』:アビス・レイザー役
  • 『薬屋のひとりごと』:女華役
  • 『SHAMAN KING』:麻倉葉王役
  • 『ヴィジュアルプリズン』:イヴ・ルイーズ役
  • 『グノーシア』:ラキオ役
  • 『想星のアクエリオン』:サン役

特に『戦国妖狐』の千夜役は、七海が主人公を担当した作品として注目される。男役時代の低音や凛とした声の印象を生かしながら、アニメーションのキャラクターに合わせた表現にも取り組んでいる。

2025年、第十九回声優アワード新人声優賞を受賞

七海の声優活動における大きな成果が、2025年3月15日の第十九回声優アワード新人声優賞受賞だ。

声優アワードの公式受賞者一覧にも七海ひろきの名前が掲載されている。受賞対象期間は2023年10月1日から2024年9月30日までで、『戦国妖狐』の千夜役などの活動が評価された。

この賞は、宝塚出身という経歴だけでなく、声優としての実績を重ねてきたことを示す重要な節目となった。

受賞時の報道では、本人が声優業への挑戦当初に力不足を感じ、悩んだ時期があったことも紹介されている。舞台で確立した表現者としての地位にとどまらず、新しい専門分野で努力を続けてきたことがうかがえる。

2026年最新活動:「AKATSUKI」リリースとライブツアー

2026年の七海ひろきは、音楽・舞台・声優の各分野で活動を続けている。

音楽面では、2026年6月3日に2ndシングル「AKATSUKI」を発売。収録曲「暁の空」はテレビアニメ『天は赤い河のほとり』のオープニングテーマに起用され、七海自身が作詞を担当した。

加えて、2026年6月28日から7月21日にかけて「HIROKI NANAMI LIVE HOUSE TOUR “AKATSUKI”」を開催。茨城、福岡、大阪、宮城、愛知、東京を巡るライブツアーとなった。

2026年10月5日には、同ツアーのライブBlu-ray発売が公式発表された。発売日は2026年11月25日で、7月21日に東京・恵比寿LIQUIDROOMで開催されたツアーファイナル第2部の本編とアンコールを収録する。七海だけを追った特典映像も予定されている。

2026年のアニメ・舞台出演も充実

公式の出演・掲載歴によると、2026年には次のような活動が確認できる。

  • 舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語~再演~:2026年2月の出演。
  • 『魔法の姉妹ルルットリリィ』:うぐいす役。
  • 『Fate/strange Fake』:鮫役。
  • 『また殺されてしまったのですね、探偵様』:フェリセット役。
  • 『天は赤い河のほとり』:ナレーション・氷室役。
  • 音楽劇『39歳』:チョン・チャニョン役。
  • 『薬屋のひとりごと』第3期:女華役。

加えて、2026年11月8日には、海外ドラマ『マリー・アントワネット』第1話最速試写会と七海ひろきトークショーへの登壇が予定されている。宝塚で『ベルサイユのばら』のオスカルを演じた経験を持つ七海が、フランス王妃を題材とした作品について語る企画だ。

同ドラマは2026年12月にチャンネル銀河で日本初放送予定。関連する特別番組『七海ひろきが魅せる!ドラマ「マリー・アントワネット」華麗なる世界』も2027年1月17日の放送が予定されている。

2026年11月5日時点で確認できる最新情報を整理すると、宝塚時代の舞台経験を生かした俳優活動に加え、アニメ出演、音楽制作、ライブ、作品紹介イベントまで、活動領域は多岐にわたっている。

【よくある質問】七海ひろきの宝塚に関するFAQ

Q1:七海ひろきは宝塚の何期生ですか? A1:2003年に宝塚歌劇団へ入団した89期生です。初舞台は『花の宝塚風土記』で、最初は宙組に配属されました。

Q2:七海ひろきは宙組と星組のどちらに所属していましたか? A2:最初は宙組に所属し、2015年4月に星組へ組替えとなりました。両組で活躍した男役スターです。

Q3:七海ひろきの宝塚退団日はいつですか? A3:2019年3月24日です。星組の東京宝塚劇場公演『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS~星たち~』の千秋楽をもって退団しました。

Q4:七海ひろきの宝塚時代の代表作は何ですか? A4:『燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-』『薔薇に降る雨』『風と共に去りぬ』『ベルサイユのばら』などです。特に『燃ゆる風』は単独初主演作として知られています。

Q5:『霧深きエルベのほとり』で七海ひろきが演じた役は? A5:2019年の星組公演ではトビアス役です。カール・シュナイダー役は紅ゆずるが演じました。

Q6:七海ひろきは退団後、声優としても活動していますか? A6:はい。『戦国妖狐』の千夜役、『薬屋のひとりごと』の女華役、『マッシュル-MASHLE-』のアビス・レイザー役などを担当しています。2025年には第十九回声優アワード新人声優賞を受賞しました。

Q7:七海ひろきの2026年の最新活動は何ですか? A7:2ndシングル「AKATSUKI」の発売、同名ライブツアーの開催、アニメや舞台への出演などです。ライブBlu-rayは2026年11月25日発売予定で、11月8日には海外ドラマ『マリー・アントワネット』の試写会イベントへの登壇も予定されています。

七海ひろきは2003年に89期生として宝塚歌劇団へ入団し、宙組で経験を積んだ後、2015年に星組へ組替えとなった。『薔薇に降る雨』の新人公演初主演、『風と共に去りぬ』のスカーレット、『ベルサイユのばら』のオスカル、そして『燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-』の単独初主演など、印象的な舞台を数多く残している。

2019年3月24日の退団は、男役として充実した時期に一区切りをつけたいという本人の思いによるものだった。その後は俳優・声優・アーティストとして新しい道を歩み、2025年の声優アワード新人声優賞受賞によって、声優としても評価を確かなものにした。

2026年も「AKATSUKI」を軸とした音楽活動やライブ、アニメ、舞台などへの出演が続いている。宝塚時代の男役としての魅力を大切にしながら、新しい役柄や表現に挑戦し続ける姿勢こそ、七海ひろきのキャリアを貫く特徴だ。

宝塚時代の作品を振り返るなら、まずは単独初主演作『燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-』と、最後の舞台となった『霧深きエルベのほとり』を見比べたい。男役スターとしての成長と、その後の表現者としての可能性を知るうえで、重要な2作品となっている。

主な事実確認資料: 七海ひろき公式プロフィール・出演歴、宝塚歌劇公式公演情報、タカラヅカ・スカイ・ステージ、WEBザテレビジョンの本人インタビュー、第十九回声優アワード公式受賞者一覧、2026年の公式リリース・イベント発表。

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