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【法改正の動向】買う側も逮捕されるようになる?2026年の最新議論

水沢 陽菜 水沢 陽菜 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
目次

大久保公園の立ちんぼ問題をめぐって、2026年に大きな動きがあった。それが、売春防止法の見直しに関する議論だ。

従来の制度では、売春目的で公然と客待ちをする女性側には処罰規定がある一方、買う側の男性については、買春そのものや客を探す行為を直接処罰する規定がないという不均衡が指摘されてきた。

2026年9月17日に法務省の検討会が報告書を取りまとめ

法務省は2026年3月から「売買春に係る規制の在り方検討会」を開催し、路上などでの売買春をめぐる法律の見直しについて議論を進めてきた。

そして2026年9月17日、同検討会が報告書を取りまとめた。

報告書では、現行法で処罰規定がない買う側の勧誘行為などについて、新たな規制を設ける必要性が示された。売る側だけが処罰される現状の不均衡を是正するという考え方だ。

一方、成人同士の合意に基づく売買春そのものを処罰することについては、慎重な検討が必要との意見が多数を占めた。

2026年11月現在、買う側への罰則は成立したのか

ここは誤解しやすいポイントだ。

2026年11月6日時点では、検討会の報告書が取りまとめられた段階であり、それだけで買う側への新たな刑事罰が成立したわけではない。法務省が報告書を踏まえて法改正を検討する段階にある。

現行法では、売春防止法第5条による客待ちや勧誘の処罰規定が売る側に設けられている。買う側については、成人同士の買春行為そのものを直接処罰する規定がない。ただし、未成年者に関する犯罪、脅迫、強要など、別の法律に違反する行為まで免責されるわけではない。

今後の法改正では、買う側の勧誘や物色行為をどこまで規制するのか、支援が必要な女性をどのように保護するのかが焦点になる。

大久保公園の問題は、単に路上に女性がいるかどうかという問題から、売買春をめぐる法律の公平性や被害者支援のあり方を考える問題へと広がっている。

【誤解を検証】大久保公園の立ちんぼに関する3つの疑問

大久保公園立ちんぼ現在

ネット上では、大久保公園の立ちんぼについて「完全に消滅した」「全員がホストの借金を返すために働いていた」「男性客は絶対に逮捕されない」といった理解も見られる。しかし、報道や公的資料を照らし合わせると、実態はもう少し複雑だ。

誤解1:大久保公園から立ちんぼは完全にいなくなった

大久保公園前で客待ちをする女性が大幅に減ったことは、2026年の複数の現地報道から確認できる。しかし、深夜帯に少数の女性が見られたという取材もあり、ホテル街などへの移動も報じられている。

したがって、正確には「大久保公園前で目立たなくなった」であり、「歌舞伎町から完全に消滅した」ではない。

誤解2:立ちんぼの女性は全員ホストの売掛金が原因

2025年の逮捕者112人のうち、ホストクラブやコンセプトカフェなどに使う目的を挙げた女性は48人だった。

一方で、生活困窮を理由とする人もいた。推し活や遊興費、生活費など、事情は一様ではない。売掛金問題は重要な背景だが、全員に当てはめることはできない。

誤解3:買春した男性はどんな場合でも逮捕されない

成人同士の買春そのものについては、現行の売春防止法に直接の刑事罰が設けられていない。しかし、未成年者への買春や強要、その他の犯罪行為には別の処罰規定が適用される。

加えて、2026年9月には買う側の勧誘行為などに対する新たな規制を求める検討会報告書がまとまっており、今後の法改正にも注目が集まっている。

情報を見極める際には、SNSの短い動画や一晩の目撃談だけで判断せず、警視庁の年間統計、法律の条文、複数の現地報道を照らし合わせることが大切だ。

大久保公園の立ちんぼ現在に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年現在、大久保公園に立ちんぼはまだいる?

A1:以前のように多数の女性が公園前に並ぶ光景は大幅に減少している。ただし、2026年1月の日刊SPA!の取材では深夜帯に少数の女性が確認され、8~9月の報道では歌舞伎町のホテル街などへの移動も伝えられている。完全にいなくなったわけではない。

Q2:大久保公園の立ちんぼは2025年に何人逮捕された?

A2:警視庁保安課の公表によると、2025年の年間逮捕者数は延べ112人。2024年の97人から15人増加した。48人がホストクラブやコンセプトカフェなどの遊興目的を挙げていた。

Q3:大久保公園の立ちんぼが減った理由は?

A3:警視庁による集中的な摘発、地域のパトロール、ホテル事業者との連携などが主な要因として挙げられる。また、顔を撮影されてSNSなどで公開されることを避けたいという事情も報道されている。

Q4:売春防止法第5条第3号では何が禁止されている?

A4:売春目的で、公衆の目に触れる方法によって客待ちをしたり、広告などで相手を誘引したりする行為が対象となる。2026年11月現在の法定刑は6か月以下の拘禁刑または2万円以下の罰金だ。

Q5:歌舞伎町のホテル街にも立ちんぼは移動している?

A5:2026年8月から9月にかけての集英社オンラインやFRIDAYデジタルの取材では、ラブホテル街などに場所を移した女性の存在が報じられている。10月15日には警視庁もホテル事業者に対策への協力を要請した。ただし、移動した人数を示す公式統計はない。

2026年11月現在、大久保公園の立ちんぼ問題は、以前のように公園前へ多数の女性が集まる状態から、周辺地域へ分散する状態へと変化している。

特に押さえておきたい事実は、次の4点だ。

- 2024年の客待ち容疑による逮捕者は97人。
- 2025年は112人となり、前年比15人増加した。
- 2026年の現地報道では、大久保公園前の減少とホテル街への分散が確認されている。
- 2026年9月には買う側への規制を検討する報告書がまとまり、10月には警視庁がホテル事業者との連携を強化した。

今回の変化で最も重要なのは、取り締まりによって目立つ場所から人が減ることと、売買春を生み出す背景が解消されることは別問題だという点だ。

ホストクラブの売掛金や推し活に伴う支出、コンセプトカフェの遊興費、生活困窮、若年層の孤立など、複数の事情が重なっている。路上の客待ちだけを取り締まっても、経済的な困難や犯罪被害のリスクが残れば、別の場所や形態で問題が続く可能性がある。

今後注目すべきなのは、警視庁による摘発人数だけではない。歌舞伎町のホテル街での状況、未成年者の保護、女性を生活再建につなぐ支援、そして売春防止法の改正議論がどう進むかだ。

大久保公園の立ちんぼ問題を正しく理解するには、「何人いなくなったのか」だけではなく、「なぜ集まっていたのか」「どこに問題が移ったのか」「再発を防ぐ仕組みができているのか」という3つの視点が欠かせない。

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水沢 陽菜

美容・健康カテゴリを担当。引用元の研究・公的機関の資料を確認したうえで、誰にでも読める形に整えます。

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